陸上自衛隊 偵察用オートバイ
前回の記事のイージス艦見学と関連しますが、陸上自衛隊からも展示車両がいくつかありました。
その1台がこの偵察用オートバイです。こういう機会はあまりないので、じっくり見させていただきました。
Kawasaki KLX250がベース車両ですね。この自衛隊カラー(オリーブドラブ)は意外と好き。
林道においておいたら、うまいこと景色と同化しそう(笑)。
ブラック塗装のリムも精悍さが増す感じ。
イージス艦見学も良かったんだけど、やはりバイク好きの俺はこっちの興味が強くなる(笑)。
オフ車にありがちな角目のライトに、いくら転んでも壊れなさそうなガードが見事にマッチしてる。
フロントフェンダーの先にある桜模様が陸上自衛隊の証し。
この付近(仙台港)だと、多賀城駐屯地あたりからの派遣と予想してみました。
軍用オートバイだけに、おそらくバンパーやガードの類はしっかり設計されているんでしょうね。
このまま出してくれたら面白いと言うか、買っても良いわ(笑)。ありえないけど。
地味だけど、シュラウドの黒文字のKawasakiロゴがさりげなく渋いです。
通常装備だと、この大型リアキャリアに無線装備などが載るのでしょうか。
北海道ツーリングなんかの大荷物だと、このくらい強度がありそうなキャリアが何気に良いんだよね。
「戦う4スト」らしく、汚れた雰囲気の中に歴戦の趣きを感じます。
偵察用と言っても、震災などの災害支援車両にも当然なっている訳で、あの3.11でも活躍したことでしょう。
メーターはデジタルのようでFIの文字が見えます。この手のバイク(サバイバル適性)はキャブ仕様の方が、
出先でのトラブル対策で整備性が良さそうな気もするけど、それは素人発想なのかな。
FIモデルだと現行モデルのイメージしかないけど、カウル類はどうもそれ以前の形にも見える。
個人的結論としては、現行ベースに外装カウル類の一部を旧型から移植したんじゃないかと思います。
テールランプもフェンダー埋め込みで、ウィンカーの幅もこのくらいだと、転倒時のダメージで破損しにくい。
その辺は先進的なデザインと言っても、今現在乗っているCRF250Lのデザインだと、
林道トレッキングにおいての実用では微妙と言わざるを得ない。一般公道での単なる視認性としては抜群だけどね。
そう考えると、TL125やXR250のような配置はよく考えられていたなぁ。
せっかく自衛官の方が隣にいたので、この前後に付くフォグランプっぽい小さいランプは何のため?・・・
と聞いてみたら・・・夜間訓練では、わざとメインのヘッドライトは消灯して、この暗い小さなランプだけで走るそうです。
なんか・・・凄いっ!偵察部隊だからなのか、視界の悪い訓練でのギャップへの対応技術を上げる為なのか、
あるいは両方か!?・・・よく分かりませんが、ちょっと感動した。
調子に乗って、自衛隊員の方に自分撮りネタ用にシャッターを押してもらいました・・・。
大人より子供たちの記念写真を撮っているケースが圧倒的に多かったが・・・こんな機会は滅多に無いので・・・。
正直・・・この日のイベントは面白かった。
松島基地の航空祭は今年も開催が微妙ですが、来年はやるようだし、機会があればそちらも行ってみたいな。