DxOMarkにNikon 1 V3 のスコアが掲載

DxOMark に、Nikon 1 V3 のセンサースコアのデータが追加されています。

Nikon 1 V3 sensor review: Ahead by design?  

 

    V3         V2         V1        AW1     RX100M2 
Overall Score
(RAWによる
センサーの総合点)
52 50 54 51 67
Color Depth
(色の再現域と分離)
20.8 20.2 21.3 20.2 22.5
Dynamic Range
(ダイナミックレンジ)
10.7 10.8 11 10.9 12.4
Low-Light ISO
(DxOの基準で許容できる
最高のISO感度)
384 403 346 428 483

  • V3のスコア52は良好な性能で、高画素化で必ずしも性能が低下しないことを再び証明している。色再現のスコア20.8bits、ダイナミックレンジの10.7Evs、高感度のISO384はいずれもセンサーサイズや画素数を考えれば良好だ。しかし、これはCOOLPIX P7800やより大きな4/3センサー、APS-Cセンサーと比べると低い値だ。
  • 旧型のV2、V1と比較すると、V3でニコンは同程度の色とダイナミックレンジが維持され、その上、高感度性能も保たれている。実際、画素数の増加と多くの像面位相差AFのピクセルは、高感度性能にほどんと影響していない。
  • 同じ1インチセンサーのソニーRX100M2のスコアは67で、V3は残念ながら遅れを取っているが、これはセンサーが別の製造元で、設計方針が異なる(高速AFがNikon 1 の最も魅力的な特徴だ)ためと推測される。
  • V3のセンサーは、まだソニー製の1インチセンサーの性能に及ばない。悪くはないが、ライバルの中で最先端にいるわけではない。しかし、ライバル達は、Nikon 1 V3 の驚異的な連写速度や目を見張るようなAF性能には敵わない。

 

Nikon 1 V3 の新しい18MPセンサーは、V2の14MPセンサーから若干スコアが向上していますが、大まかに言えばDxOのテスト結果は、これまでと同程度と見てよさそうです。

ソニーの1インチセンサーとはスコアにかなり差がありますが、Aptinaのセンサーは記事の結論にもあるように、読み出し速度や像面位相差AFのパフォーマンスに力を入れているセンサーなので、DxOのテスト項目だけで評価されると厳しいかもしれませんね。