GCC、25周年を迎える 17
ストーリー by headless
記念リリース 部門より
記念リリース 部門より
rm -fr 曰く、
GCC 4.7.0のリリースされた3月22日は、GCCが25周年を迎えた日でもあるという(Linux.comの記事、 GCC 4.7.0 Released、 SourceForge.JP Magazineの記事、 本家/.)。
Richard M. Stallman氏がGNU C Compilerのベータリリースをニュースグループcomp.lang.miscでアナウンスしたのが1987年の3月22日。1999年4月にはEGCSがGCCの公式版として採用され、現在の「GNU Compiler Collection」という名前になっている。
GCCの思い出 (スコア:1)
1990年か1991年にnifty serveでもらったIDがGCCから始まるもので,周囲からは「GCCか,かっこいいな」と言われたのですが当時の私には何のことかわかりませんでした。今はすごくお世話になっています。
Re:GCCの思い出 (スコア:1)
私が gcc と最初に出会ったのは X68K の時、コンパイラのソースコードが見れると思ってすごく興奮しましたが
ドキュメントが英語なのと、make すら知らなかったので(UNIX なんて言葉も知らない学生時代)、
巨大なソースのどこから手をつければ良いのか解らず、あっさりと挫折しました。
時が流れて、仕事で(自社開発された DSP 向けに) gcc の移植というのをやりました。
過去の 1.36 とかのソースと見比べたりしましたが、
(1.36 の時代は、68000 向けに最速コードを吐き出すと言われていた gcc)
これを25年前に作って公開した rms はすごいな、と改めて感じると同時に、
gcc で使われている C言語のテクニックをみてC言語を理解したつもりになっていた事を痛感しました。
Internals Documentation を誰か和訳してくれないかな。とか最近思います。
誕生日 (スコア:1)
私と生まれがたったの一週間しかちがわないのか…
なんか感慨深い。
GPL v3導入の影響 (スコア:1)
ライセンスがGPLv3になった関係で、BSDがGCCから離脱しようと取り組んだり、
今後は商用OS(や極端なコピーレフトに懸念を持つ人達)の脱GCCが進みそうな予感
Re:GPL v3導入の影響 (スコア:3, 興味深い)
NetBSDは6.0からGPLv3のGCC 4.5.3がデフォルトです。
それぞれのBSDでスタンスが違うのでBSD一括りで話をするのは間違っています。
Re:GPL v3導入の影響 (スコア:1)
昔は代わりがなかったけど、Appleが脱GPL戦略の一環として従業員を投入したりしてclangの改善が急速に進んでいるからね。
このリンクのgccの動画面白い (スコア:0)
スクリーンセーバーで出ないかな。
飽きが来ない。
g++が出る頃とか興味深い。
Re: (スコア:0)
リアルタイムで状況を反映してくれるとなお面白い。
最後のほうは星間戦争みたいになってるな。
人物 (スコア:0)
最初に出てくるrmsはストールマンですかね??
すぐにキャプションがなくなっちゃいますが。
しばらく追いつづけたけど、すぐに見失ってしまいました。
できれば、最後までキャプションしてみてほしかった。
動画の内容が (スコア:0)
カビにしかみえん・・・orz
無償のコンパイラ (スコア:0)
日本でGCCはいつ頃から無償で利用できるCコンパイラとして認知されはじめたんでしょうか?
いちばん最初はLSIの試食版かな?
Re:無償のコンパイラ (スコア:2)
Re:無償のコンパイラ (スコア:1)
自分が社会人になった1988年には、自社製 UNIX ミニコンやワークステーションには既に GCC がインストールされてました。
GCC のバイナリーやソースコードは USENET のニュースグループやテープ回覧で手に入れてたようです。
当時は 68020 を使った UNIX WS やミニコンが全盛で国産のマシンもたくさんありました。
システム標準のコンパイラは pcc ですが、各社それなりにコード生成をチューニングしていて性能的には GCC とそれほど変わらなかったように思います。
が、例えば Emacs, TeX, KCL や X11 などの大物をビルドするには GCC があった方が便利なので各社中の人やユーザーなどみんなして移植してました。
できたパッチは fj.sources とかで流したり、本家にマージしてもらったりしてたような。
私自身の GCC ブームは SPARC Station 1 を一台独占して使えるようになってからです。
当時のオブジェクト指向ブームに乗せられた私は C++ が使いたくて仕方なかったのですが、AT&T のコンパイラは買ってもらえなかった。
そこにちょうど GCC 2系列がリリースされて C++ もそれなりに安定して使えるようになった。
しかも、最新のテンプレートや例外も使えるときたもんだ。
まー、新しいバージョンが手に入る度にビルドしてましたよ。
ちなみに、Sun OS のコンパイラで GCC をビルドすると最適化のバグでコンパイラが死にました。stage1 では最適化レベルを落としましょう。
Re: (スコア:0)
DOSエクステンダー(TOWNS OS)上か
X68000 Human68kOS上のものでしたっけ
もち SunOSやVMSやOS−9とかが移植時期は早いんでしょうですけど
Re:無償のコンパイラ (スコア:3, 参考になる)
ちょっと調べたところ [retropc.net]、1989年にgcc 1.36 を移植したのがX68000最初のgccっぽい。
X6800の場合、gccの登場は結構早かったけど、
ライブラリ(glibc)や開発周辺環境(リンカ=hlkなど)の登場が遅く、
gcc登場当初は、商用コンパイラであるXCのライブラリが必須だった。
で、XC Ver.1 の最適化がタコだった(というか最適化は無きに等しかった)ので、
gccは「無償のコンパイラ」というより「最適化がすごいコンパイラ」という認識だったなぁ。
gccなら、XCよりも数倍速いコードを出力してくれました。
あとは、i386系プラットホームだとgcc の知名度向上としては、PC/AT 用の djgpp の登場が大きいんじゃないかな。
うろ覚えだけど、確か1991年頃にCマガジンでdjgccの特集があったと思います。djgpp独自のDOSエクステンダである go32 はPC-98にも移植されたので、98でもgccが使えたし。
Re:無償のコンパイラ (スコア:1)
x68000用のgcc(真理子版)はお世話になったなぁ。
幸い私はXC持ってたんでXCのライブラリとgccとHASとHLKで快適開発環境を構築してました。
あとでALL CのライブラリができたけどXCのライブラリに比べて大きいのが難点でしたね。
拡張機能ですが、CでC++の行コメント"//"が使えたので大変便利でした。
Re:無償のコンパイラ (スコア:2)
OS-9の現行のUltra Cではなく、その前のMicroware Cコンパイラは、ANSI準拠といいながらも、プロトタイプも使えなかったという事情もあって、ポーティングする人たちが表われた。
ただ、そういうコンパイラだったから、プリプロセッサがGCCの長いマクロを展開できなくて、最初にCCCPをポーティングしたとか。
SunOSあたりは最初からターゲットだったんじゃないかな。85年にはSun3が出荷されてるし。