学園祭間近。クラスの出し物でプリン作成を命じられ、歌劇のヒロイン役に抜擢されてと、大忙しなお話。
面白かったー!プリンはともかく、歌劇の配役にニヤニヤ。なんせお相手にジェッツとリキシスがいるんですから。特にリキシスはアティを前にすると……素直さが罪深いよね。うんうん。
ひょんなことから、相手の好意をちょっぴり感じながら、自分の思いには鈍いアティだったけれど、もう明確だよね。ジェッツの行動で悲しみに浸ることになったけれど、温かさを与えてくれる存在がいてくれたのは大きいな。自覚したら意識しちゃってぎくしゃくるだろうけれど、どうなるのか楽しみ。
面白くなってきた。
ダメ男が成長していく姿と、不格好ながらも頑張る彼の姿に、グループの人たちが心動かされていく展開が良いです。才色兼備な人たちであっても、コンプレックスは抱えていて。それに気づきながらも、フォローする気遣いを見せるようになった成道が良い感じだった。いろんなところで友情が見えて、ちょっぴり恋が進んでて。これは続きが楽しみ。
中の下! ランク2.中の中を目指すオレたち (富士見ファンタジア文庫)
デレた深夏がすっごい可愛い。あと、最後の幼児退行のお話しがいろいろ残念でちょっぴり温かくて好きだ。
生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録8 (富士見ファンタジア文庫)
ふたりがちょっとずつバディになっていく感じにニヤリ。でも、ティラナが幼くなったおかげで恋愛感情に発展するのか微妙に思える。
文化祭でのハプニングから生まれた恋が切ないなあ。っていうか、朱海さんがとても不憫……。鈍い子を好きになると大変だ。
まあでも自覚していないだけで、揺れたり嫉妬したりしてるので、いつかは……と思ってたけど、恋の行方よりも友情の行方のほうが気になってきました。鈍い上に間違った方向に考えを巡らす未来にツッコミ満載でしたが、売り言葉に買い言葉が……どうなっちゃうのかしら。
古白がとても子どものようで大人のようで。でも必死な姿には、どうしたってほだされてしまう。努というシモネタ魔人が現れて、嫉妬する羽目になってたけれど、楽しいという思いが見えて良かった。いやだからといって、あんなに権力を行使するのはどうかと思うけどね……
いきなり何てコトするんだと思ったけれど、不破のふらちな振る舞いを、さくっと流してあげる敦賀さん素敵。いや、腸煮えくりかえってると思うけどね。あんなことしちゃうぐらいだし。
独占欲と独占欲が、キョーコの心をぐらぐらにさせてるけど、とりあえずだ。演技いこうぜ演技。飛鷹くんとカナエのカップルがすっごいいい感じなんで負けるな。
美園くんの想いが意外な形で皆に知られちゃって楽しいことに。大熊さんの思いは揺れないんだけど、三人の関係がぎくしゃくして、さてどうなるかと思ったら、さっすが小熊くん。がんばるなー。
着物雑誌のおかげで、ちょっぴり離れることになり、いろんな想いを抱えた大熊さんでしたが、最後にはべったりで可愛いじゃないですか。
ササミサン・ウォッチ・プロジェクトとか、なんとグダグダなと思ってたら、意外や意外にシリアス話が展開されてびっくり。
初めての友達話のすれ違いから、またまた引きこもりそうになったけれど、がんばったよね、ささみさん。力があるからこその不安が距離を作ることもあったけれど、ちゃんと向き合ったときには、ね。
お母さん話は、いろいろ重かった。特に最後が切ない。
修羅の刻を思わせるほどの戦い。森守と互角に戦うトゥバンサノオはともかくとして、ヴェダイが頑張ってた。思いは人の心を支えてくれるなあ。それにしても、ファンより一歩上にいるっぽいクラッサライは、どこまで強いのか。逆転の目があるのか気になるところ。
やっぱ石井が出てこその瑞穂だなー。榎本も頑張ってるけれど、そろそろ三浦が欲しいところ。
DEAR BOYS ACT3(4) (講談社コミックス 月刊少年マガジン)
一気読みするしかなかった。三すくみ状態が崩れてから、いろんな人に死亡フラグが立ちまくっててドキドキが止まらない。ああもう本当に面白かった!ヴィン頑張った!エレンドよくやった!わんこも健気でした。セイズドはこれまでと違う思いを見せて、切ないことになっていたけど、支えられつつ、支えて欲しい。
今度は深き闇との戦いですか。霧の落とし子がアレしたけれど、希望よりも絶望の方が大きいような……どうなるか楽しみ。
天才すぎる。一歩が追いつけたのは、相手が学ぶ気でいたからだろうなあ。でも、積み重ねが、努力が、そして目標だった彼の姿があったからこそ、天才に届くんだな。うん。受け継いだ拳が、どこまでうなるか楽しみです。
朱海さん……(ほろり)。男心が通じないのはとてもかわいい…じゃない可哀想ですが、ニヤニヤする。頑張れ応援するよ。
まあ、恋よりも、いまはミッキーはいろいろ悩むことがあって大変ですからね。今の学校が好きになり、大人の事情があったり。進学のことでいろいろ悩んで、ちょっと不安定な感じになってたけど、相談しちゃえばいいのに……と思いつつ、やっぱり足場みたいなものがないと難しいんだろうなあ。
朱海さんについても無意識のうちに想うものがあるんじゃないかと思ったけれど、一緒に華雅学園に行っちゃったりしたら、いろいろ騒ぎが大きくなりそう。楽しみですね。
丘の家のミッキー 4 行くべきか行かざるべきかの巻 (コバルト文庫)
シリーズと言いつつ、単独で読める戦塵外史の第五弾は、十歳の少女と無骨な傭兵のお話。
お互いの素性も名前も知らない用心棒と雇い主というだけの関係が、ちょっとずつ変わっていく展開がいいです。不器用な男が見せる優しさと、少女もまた男の誇りを知って、視野を広げて……ね。
お役目を果たしたらお別れが待っているけれど、身分高き人に振り回されながら乗り越えた少女の決意と動かされる男の言動に、さらにその後の「解説」で、すこぶるにやにやさせていただきました。こういった形式の語りも面白いな。