大人の靴
スニーカーほど、大人と子供の対象が曖昧なアイテムはありません。
日本の有名なシューズブランド、ナイキ、アディダス、コンバース、プーマ、全て子供から大人まで履いています。
ブランドでお洒落が決まる訳ではありませんが、やはりお洒落を気にする身としては子供とブランドが被るのは避けたいところ。
そこで、大人でも自信を持って履けるスニーカー、ご紹介します。
一万円以上に拘る必要
大人のスニーカーを選ぶうえで「一万円以上」に拘ったのには二つ理由があります。
一つ目は、靴の品質。
「安かろう悪かろう」ではありませんが、商品というものの多くは、安いものには安い理由が、高いものには高い理由があります。
スニーカーの場合は、デザインと機能性
スニーカーの多くは、四桁後半の値段で販売されています。
しかし、ローテクスニーカーの場合はデザインを重視した結果、機能性を。
ハイテクスニーカーの場合は機能性を重視した結果、デザインを犠牲にしています。
もちろん全てがそうではありません。例えば、コンバースのジャックパーセルはロープライスでありながら、ローテクスニーカーの伝統的なデザインを踏襲し、且つ、優れたカップインソール(中敷き)を内蔵することでデザインと機能性を両立しています。
もう一つは、お洒落に無頓着な人との差別化。
日本で売られている「定番のスニーカー」の多くは数千円で販売されています。コンバースのオールスター、アディダスのスタンスミス、ナイキのエアフォース、全て一万円でお釣りがきます。
もちろん商品の価格でお洒落かどうか決まるなんてことはあり得ません。
しかし、お洒落をしたくてスニーカーを買ったのに、何も気にしていない中高生と被ってしまうのは悲しいものです。
そういったお洒落を気にしていない層と差別化を図るためにも、値段というのは一定の価値を持っているのです。
それでは、具体的なスニーカーの紹介です。
スピングルムーブ
まるでイタリア発のスマートなスニーカーに見えるスピングルムーブ、実は広島発の純国産スニーカー。
デザインは見ての通りベーシックなローテクスニーカーですが、クッション性がよく履き心地の良いヴァルカナイズド製法(ソールとアッパーを高熱で接着する製法)を採用するなど機能性にも拘った一品。
正にローテクスニーカーとハイテクスニーカーの良いとこだけを取ったスニーカーと言えます。
また、レザー素材のため履くほど足に馴染み、風合いの変化を楽しむことも出来ます。
とても履きやすくて、使った直後から同じメーカーで次も買おうと決めました。
足が包み込まれるような感覚で、歩き疲れもありません。
シンプルな中にもオシャレを求めたい方にはオススメです。(Amzonレビューより)
マカロニアン
マカロニアンは、2003年にスタートしたルーマニア発のスニーカーブランド。
スニーカーを製造する多くのブランドは「靴メーカー」であるため、ブーツや革靴も製造しているのが普通ですが、マカロニアンは開業から10年たった今でもスニーカーに拘り続けています。
こちらもスピングルムーブと同じくヴァルカナイズド製法を採用し、見た目だけでなく機能性にも拘ったスニーカーです。
まだ若いブランドですが、近年、人気メンズアパレルブランドの「メンズビギ」や「セッティングクラックス」などとのコラボをきっかけに日本国内での人気が高まり、頻繁に雑誌で特集が組まれている注目のスニーカーです。
あまぞんで買って半年になりますが、いまだ壊れていません。丈夫です。
履き心地もやわらかくて良いです
ぜひ 買ってみては?
(Amazonレビューより)
ニューバランス
ニューバランスは1906年発の老舗スポーツブランド。「お洒落」と言われる多くのスニーカーがアパレル発である現在、ニューバランスがスポーツブランドであることは靴選びの念頭に置くべきポイントです。
マカロニアンやスピングルムーブはどちらかと言うと、「機能性もあるローテクスニーカー」ですが、ニューバランスは「デザイン性のあるハイテクスニーカー」と言えます。
「デザイン性」と「機能性」、「機能性」に重きを置く人にはニューバランスや後述のオニツカタイガーがオススメです。
と言いたいところですが、ニューバランスは「お洒落なスニーカー」の確固たる地位を確立しています。
「私はお洒落です!」と主張しているようなアイテムになっているのです。
気負いたくない人は避けた方が無難かもしれません。
見た目も履き心地もとても良かったです。
new balanceはサイコーですね(^^)(Amazonレビューより)
オニツカタイガー
誰もが知っているスポーツブランド、「アシックス」の前身ブランド、オニツカタイガー。
日本の老舗スポーツブランドだけあって、40代以上の人からすれば「体育館シューズ」の印象が強いスニーカーですが、
近年のレトロスニーカーブームに伴い、昭和チックなオニツカタイガーのデザインは再び注目され始めています。
ニューバランスとオニツカタイガーの靴はランニングシューズと比べても遜色ない機能性を持っているので、よく歩く人や靴が原因で疲れやすい人にオススメのスニーカーです。
他の方も書かれてますが、オニツカはワンザイズアップが丁度いいですね。
革の質も履き心地も最高ですし、なにより格好いいです!
今度はグリーンラインを狙ってます(笑)。
(Amazonレビューより)
パトリック
フランス発の老舗スポーツブランド、パトリック。
スニーカーでありながらキレイめファッションに抜群に合うシャープなデザイン、それでいてフィット感も抜群、文句なしのお洒落なスニーカーです。
ただ、唯一の問題は、細身デザインであるがゆえに、幅広の足を持った日本人には馴染まない場合が多いこと。
収縮性のあるスムースレザーのため履き続ければ馴染みますし、ワンサイズ上げて履けば問題ありませんが、本当の意味で「機能性」を重視するならば避けた方が無難かもしれません。
もちろん、抜群にフィットする人も多いですが、試着必須の一品と言えるでしょう。
もうパトリックのスニーカーを愛用して20年になります。
いつもは26.5センチでしたが、今回は27センチでした。
今回も期待通りの履き心地で、色の感じもとても気に入りました。(Amazonレビューより)
コンバース ワンスター
オールスターでおなじみのコンバースからも大人スニーカーは販売されています。
こちらのワンスターは、「オールスター」や「ジャックパーセル」と並ぶロングセラーシリーズです。
前者二つと比べると高価にも関わらず定番としてあり続ける理由は、その完成されたデザインと履き心地。
余分なものを削ぎ落としたスマートなシルエットにワンポイントの星マーク、「長時間履いても疲れない」ことを念頭に置かれた優れたクッション。
カッコ良いけど、疲れない。そんなシンプルな二つのポイントを高水準で実現したのが人気の所以なのです。
ところが、それも数十年前の話。
先ほど紹介したマカロニアンやスピングルムーブを始め、今ではカッコ良いのに疲れないスニーカーは数多く存在します。
もちろん「定番」としての人気の高さは色あせないものがありますが、「お洒落なスニーカー」としては若い世代に押され気味なのは否定できません。
しかし、
『定番』を『カッコ良く』履きこなす
それも大人の魅力だと思いませんか?
このタイプでターコイズを購入しました。
ワンスターは最高にカッコいいです。デニムとの相性抜群です。
(Amazonレビューより)
ジャーマントレーナー
1960年以降、ドイツ軍の正式トレーニングシューズとして採用されていたのがジャーマントレーナー。
ゆえに、クッション性、グリップ力、耐久性は他のスニーカーと比べても群を抜いています。
その機能性とシンプルな外観からファッション業界にも根強いファンが多く、ハイブランドのマルタンマルジェラやディオールオムがデザインベースにした事でも知られるシューズです。
とは言え、一般的にはニューバランスやコンバースに比べると圧倒的に知名度は低く、
「お洒落なスニーカー」であることは間違いありませんが、ブランド力も気にする人は避けた方が良いかもしれません。
まとめ
以上、私が自信を持ってオススメする大人のお洒落スニーカーでした。
また、スペースの都合上それぞれの商品の最もベーシックなカラーしか紹介していませんが、最低でも三色、マカロニアンとニューバランスに限っては数えきれないほどのカラーバリエーションが存在します。
気になった人は探してみてください。
また、私が最もオススメするのは、二番目に紹介したマカロニアンのレザースニーカー。
甲が低く、幅広に作られているマカロニアンは日本人の足によく馴染み、且つ、シンプルなそのデザインはデニムやチノパン、カーゴパンツとどんなパンツとも相性抜群です。
形、カラー共に豊富に生産されています。