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いまテレビをつけながら仕事をしてたら、「ドン・キホーテ」(ディスカウントショップね)の紹介をしていて、前身が杉並区の「泥棒市場」だと言っていた。え、それって西荻の、あそこじゃん。子供の頃、「なんかごちゃごちゃしてる雑貨屋だなぁ」と思ってた。自分の中では、「吉祥寺のロジャースの西荻版みたいな感じの店」という位置づけだった。
それにしても、「泥棒市場」というネーミングが子供心に狂ってると思ってた。子供なので、本当に泥棒が仕入れていると思っていた記憶がある。なんて説明すればいいんだろう。日本の泥棒じゃなくて、「アラブの盗賊」みたいのが海外にいて、なんか横流ししてるんだろうな、という感じ。そりゃあ安く売れるってもんだろう、と。
まあなにが言いたいかというと、今日の日本の文化の一部(その善し悪しは問わないでおく)はやっぱり西荻発なんだな、ということ。いや、やっぱり善し悪しを問うておくと、俺が当時から区長だったら、泥棒に市場はやらせなかったんじゃなかな……わからないけど。


そういえば、玉ノ湯のそばにいまでもある駄菓子屋は、子供の頃「ジジババ」と呼んでいた。たぶんそれは正式名称じゃないだろうけど。