坂井泉水を中心とする音楽ユニット。所属レコード会社はビーイング、レーベルはB-Gram RECORDS。
1991年2月10日、シングル「Good-bye My Loneliness」でデビュー。
テレビやマスコミに出ないという活動スタイルを貫きながら、1990年代通算のCDシングル売上枚数で全女性歌手中1位という実績を成し遂げた。
代表作「負けないで」は第66回春の選抜高校野球入場行進曲に選ばれ、教科書にも載った。
1993年6月、ZYYG,REV,ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄として「果てしない夢を」を発売。
1999年8月、ベストアルバム購入者の中から抽選で招待した初の単独ライブをクルーズ船上で行う。
ZARDは厳密にはグループではない。
当初は固定メンバーのグループとしてスタートしたが、間もなく坂井を中心としたプロジェクトに形を変えたと見られている。なお、ほとんど全ての歌詞は彼女の手によるもの。
晩年は前途のように作詞・ボーカル:坂井泉水、作曲:大野愛果というプロジェクト的なユニット状態だという指摘もある。
2003年7月発売のシングル「瞳閉じて」で、オリコン・チャートのシングルTOP10入り34回となり、女性ボーカル部門歴代1位の記録を塗り替えた。
8月発売のTAK MATSUMOTO featuring ZARD名義で発売した「異邦人」のリバイバル・ヒットに続き、11月の「もっと近くで君の横顔見ていたい」でシングルTOP10入りの記録を35回に伸ばした。
2004年1月には3年ぶりのアルバム「止まっていた時計が今動き出した」をリリース。
3月、初のライブツアー「What a beautiful moment Tour」を敢行。全国9ヶ所11公演。
3月の大阪を皮切りに7月の武道館まで全国で11回のライブを実現、従来の殻を破ったその活動はファンを興奮、感動させた。
そのライブ・ツアーのさなかの6月にリリースされた38枚目のシングル「かけがえのないもの」と、11月の39枚目のシングル「今日はゆっくり話そう」もTOP10入りを果たし、TOP10入りは通算37回となった。これは女性ボーカル部門歴代1位、男女総合で3位タイの記録。
また、坂井が森進一に歌詞を提供したシングル「さらば青春の影よ」が11月に発売され、森によって紅白歌合戦で歌われた。
4月に40枚目のシングルで「この愛に泳ぎ疲れても/BOY」以来の両A面シングル「星のかがやきよ/夏を待つセイル(帆)のように」をリリース。初登場2位を獲得し、TOP10入りを38曲にのばした。
6月8日には昨年のライブツアーの模様を収めたDVD「What a beautiful moment」(初の映像作品)発売。オリコン初登場1位。
9月7日に11枚目のオリジナルアルバム「君とのDistance」発売。オリコン初登場3位。
デビュー15周年を記念して特設サイトが開設。
3月8日、41枚目のシングル「悲しいほど貴方が好き/カラッといこう!」発売。オリコン初登場6位。
5月10日、42枚目のシングル「ハートに火をつけて」発売。オリコン初登場10位。シングルTOP10獲得数は40作に。女性ボーカル部門歴代1位、男女総合で2位タイ記録。
10月25日、ベストアルバム「Golden Best 〜15th Anniversary〜」・PVを収録したDVD「ZARD Le Portfolio 1991-2006」・写真集「Le Portfolio」を同時発売。
アルバムは5年8ヶ月ぶりの1位獲得、DVDは初登場1位獲得。
5月26日、ボーカルの坂井泉水が入院中の病院で散歩中に階段から転落、脳挫傷により翌5月27日死去。享年40歳。
死去後、オリコン等のランキングで生前リリースされた作品が軒並み急浮上する現象が起きた。特に前年発売された「Golden Best 〜15th Anniversary〜」はオリコン週間アルバムランキング(2007/6/11付)にて300位圏外から3位に急上昇、翌週(2007/6/18付)には2位を記録、各地で品切れが続出する事態となった。
8月15日、追悼盤CDとしてセレクションアルバム『Soffio di vento 〜Best of IZUMI SAKAI Selection〜』『Brezza di mare 〜dedicated to IZUMI SAKAI〜』、オフィシャルブック『きっと忘れない』を同時発売。
9月、大阪(大阪フェスティバルホール)と東京(日本武道館)で追悼ライブ「What a beautiful memory」開催。
12月12日、43枚目のシングル「グロリアス マインド」発売。2006年4月に坂井泉水が人生で最後にレコーディングした曲である。
1月19日-5月27日、前年に行われた「What a beautiful memory」の追加公演として「What a beautiful memory 2008」ツアーを開催。全国13ヶ所15公演。
1月23日、ファンのリクエストによるベストアルバム『ZARD Request Best 〜beautiful memory〜』が発売。オリコンアルバムチャート初登場1位を獲得し、1位獲得作が11枚目となった。これは女性ヴォーカルグループのものとしてはDREAMS COME TRUEと並び発売の時点で最多となる。
4月9日、44枚目のシングル「翼を広げて/愛は暗闇の中で」発売。オリコンチャート初登場3位を記録しシングルトップ10獲得数が42作になり、発売の時点でB'z、サザンオールスターズ、SMAPと並んで歴代トップとなった。
5月28日、シングルCDコレクション『ZARD PREMIUM BOX 1991-2008 Complete Single Collection』発売。
3回忌ライブ『What a beautiful memory 2009』を、5月15日・16日に堂島リバーフォーラムで、27日に日本武道館で開催。
5月27日、45枚目のシングル「素直に言えなくて」発売。オリコン週間シングルチャートで5位を獲得し、シングルトップ10獲得数が43作になった。ZARDで唯一のノンタイアップシングルである。
2010年『ZARD Screen Harmony 2010』を開催
2011年2月10日、デビュー20周年。これまでに発売されたシングル45作に収録された全ての楽曲と参加シングル作品を収録した全7枚組のベストアルバム『ZARD Single Collection 〜20th ANNIVERSARY〜』、20周年記念写真集『ZARD Portfolio du 20eme anniversaire』(全4集)を同時発売。20周年特設サイトを開設ZARD 20th Anniversary
2011年『What a beautiful memory 〜forever you〜』 を開催
2012年1月1日、オリジナルアルバム全11作と未発表音源及びレア音源を収録したプレミアムディスクを含む、全12枚収録のアルバムコレクション『ZARD ALBUM COLLECTION 〜20th ANNIVERSARY〜』が発売
2012年『ZARD Screen Harmony 2012 〜Last Memories〜』を開催
2013年『ZARD Film of 7th Memorial 〜君に逢いたくなったら〜』を開催
2014年『ZARD Screen Harmony 2014』を開催
2014年12月、神奈川県秦野市市制60周年記念事業の一環として小田急線渋沢駅の列車接近メロディーとして、上り線に『負けないで』、下り線に『揺れる想い』が導入される
2015年『ZARD Screen Harmony 2015』を開催