ライブ8〜ホワイトバンドにいちゃもんつける奴はいないの?

 
あぁライブエイト、ダイジェストやってたらしいけど観なかった。忘れてた。なんだかライブ8がらみでこんなのも流行ってるらしいね。
『ほっとけない世界のまずしさ』
http://www.hottokenai.jp/

このイヴェントとこのキャンペーンに「けっ!」っと言い出す奴は出てきてないのか? 一応オアシスのノエルとかブラーのデーモンがライブ8を批判したみたいだけど、ガキがわめいてるみたいな印象だしなぁ(下にリンクあり)。
ライヴ・エイド (通常版) [DVD]
ちなみに20年前のライブ・エイドにいちゃもんをつけていたのは、ジョン・ライドンとモリッシーと渋谷陽一。なんだ、心に茨を持つ半ば職業的といっていい罵倒芸人たちばかりじゃん(笑)!

ジョン・ライドンがいった悪口のソースが出てこなかったけどこんな感じ。

「あんな事やったって、途中で金持っていく奴らがいるわけで、俺は参加したくないね。
とにかく、今のあの曲ひどいぜ。イギリスのトップミュージシャンが集まってあれだもんな。 あんなのがヒットするんなら、俺は全世界で認められるべきだろう。全く、どうしようもないレコードじゃねーか」

これは2チャンネルで拾ったものの引用なのであれだけど、ほぼそんなことを言っていたと記憶している。

モリッシーはボブ・ゲルドフとラジオなどを通して悪口を言い合ってたみたいだけど、『モリッシー発言集』(ISBN:479660412X)から引用するとこんな。

「この意味はエチオピアの人たちを救おうということだろ、だけど彼らを救おうって言い出したのは誰なんだい? ウィガンかどっかの13歳の女の子だ。サッチャーや王族みたいな連中なら、そんな問題は十秒で解決できる。だけど、バンド・エイドは巧妙にそう言うのを避けている――なんてこった。ほとんど失業者にむけられているじゃないか」
 
「バンド・エイドを議論してはいけないらしい」
『モリッシー発言集』(ISBN:479660412X)より

とのこと。とりあえず不満は表明しただけという、モリッシーのデフォルト。最近こういうのネットでも多いよね。不満とか気持ち悪いとか、漠然とした感想を表明するだけの人。もしくはひねくれた意見を表明せずにいられない人。名付けてモリッシー・メソッド! 常態化して、そのうち「また言ってるや」という反応に変わっていく。

もうひとり渋谷陽一は確か「俺の好きなロックはそんな薄っぺらくない!」的なことを言ってたっけ。この当時、渋谷陽一は激しくライブ・エイドと『ウィ・アー・ザ・ワールド』に反発してて、議論は1990年くらいにまた再燃するなど、かなり引っ張ってたはず。その辺の主張は『ロックはどうして時代から逃れられないのか』(ISBN:494759943X)に収録されているとの事。で、今回のライブ8には何かいってんのかな? それは知りたいなあ。
 

あと、一応自分の意見。えーと僕はチャリティーコンサートは悪くないと思うけど、正義の傘の下でモノを言う人は信用しません。くらいな感じ。一応エチケット・ペーパー。ホワイト・バンドにも興味ない。
 

以下はLive8に対するネガティブな情報へのリンクです。

≫ライブ8の深層(一)政治に利用されるロックスター (悪の教典 楽天市場店 )
≫BBC2:ドキュメンタリーLIVE AID(THE BRADY BLOG)
ボブ・ゲルドフがちょいとずるした話。

≫デーモン・アルバーン、ライヴ・8を批判(Barks)
≫オアシスのノエル、<ライヴ・8>に出ない理由(Barks)
「ボノと(クリス・)マーティンはそのためにいるんだろ」ってのは笑った。

≫LIVE8なんかクソじゃ(days)

≫アフリカの貧困というパラドックス(極東ブログ)

【追記】やっとみつけたブログでのホワイトバンド批判(必見)。
http://tanshin.cocolog-nifty.com/tanshin/2005/08/post_e9d7.html
ここの後半。そして補足がコチラの後ろの方。
http://tanshin.cocolog-nifty.com/tanshin/2005/08/post_ed0f.html