ちょっとだけ

 まネタなんだろうけど⇒日本が特定アジアと分かり合えない最大の理由は宗教観である。|おはら汁(緊急避難場所)

1.日本は聖徳太子の時代に、すでに独立国家として中国と対等に渡り合おうとしていた。
2.足利義満という 『負のサプライズ的人物』 や、アメリカ軍による占領はあったが、それを除けば日本は有史以来 『独立国家』 の立場を守り通している。(足利義満のヤバさは各自ググれ)
3.日本には数えたらキリがないほどのオリジナル文化が残っているが、朝鮮半島にはそれがない。何故なら中国と一体化しようとするあまり、『中国にない物は下等な物』 とみなし、自らの手で全て破壊し尽してしまったからだ。
4.日本は宗教にしても文化にしても、大陸や半島から伝わったものを鵜呑みにしたことは一度もない。必ず日本人の感覚にフィットする形に作り変え、結果として原形とは全くの別物にしてしまった。

  1. 聖徳太子は実在人物であることはかなり疑わしい。このあたりの日本史は根本的に疑わしい。また、白村江戦後は日本は唐のGHQ下にあった可能性もある。
  2. 遣隋・遣唐船とかいうのは朝貢(ただし国号・年号の関係でべたな朝貢ではない面もある)。ってか日本も朝貢国であった(倭国の印章は朝貢の証)が、東夷すぎて中華世界に入らない。これは突厥などと似た扱い。独立というよりも、という感じ。ただ、中国的には日本人は徐福配下の末裔のように思われている。つまり東洋鬼(ちなみに、東洋とは日本のこと)。あと、「中世倭人伝」の時代も現代日本人はよく検討すべき。
  3. こういうフレームワークでは議論にならない、というかしないのがエチケット。あと、朝鮮半島史の不幸な状態については日本人はもっと同情的に考慮すべき。特に元配下の時代。ちなみにハングルの形成も元に関係している。
  4. これはそういう面もあるが日本人の幻想という面も大きい。古代の神道は実際には道教と同じ。室町時代の日本の浄土教・末法思想も中国とシンクロ。後醍醐天皇のタントリスムもあの時代の道教。あと、キリシタンのやっかいな問題がある。

 
4の補足。
こういう⇒Kenjya_27

ザビエルが日本に福音を語り始めて数十年経って、日本各地には登録されただけでも数十万のキリシタン、約70万人がおこりました。それ以外のキリシタンを含めるならば、約300万人程度いたとも言われています。東大の姉崎正次教授の見つも見積もりです。当時の日本の人口が約1,400万人ですから、これは総人口の約21%にあたります。
 
続く迫害時代に約100万人が殉教し、100万人が隠れキリシタンとなり、100万人が海外に逃れたと言われます。マカオやスペインなどへです。北海道に逃れた人もおりました。リチャード・ヘンリー・ドラモンドの「日本の基督教史」では、「1600年頃、日本で一番大きな、また全国に最も広まっていた宗教は、基督教であった」と紹介されているそうです。

 日本近代文化についての補足。というか、「六諭衍義」がどのように江戸に伝搬したのかということを現代日本人は知らなすぎ。