家二郎を食べました

食欲の秋、芸術の秋ということで、念願のミラーレス一眼を購入したので家二郎試食会に参加してきました。多分 6 回目の開催です。
以下写真。


麺茹で。最初期はスーパーでよく売られているマルちゃんの山岸一雄ブランドの中華麺を使用していたのですが、現在ではオーションと小野式製麺機が導入され、二郎と同じ自家製麺が可能になりました。市販の麺でもそれなりに美味しいのですが、自家製麺した麺は極めて最高で、一度食べるともうこれ以外食べられなくなります。


豚です。二郎のようなラーメンはスープの味が濃いので、豚も塩辛かったり角煮みたいに味が濃かったりするとバランスが良くありません。しかしこの豚はちょうどいい塩梅で、しかも箸でつまむとほぐれてしまうほどに柔らかい。二郎のようなラーメンと一緒に食べる豚としては極めて優れていると言えます。


スープ。豚の背脂を砕いてずっと煮出し続けるとこのように白っぽい、よく乳化していると言われるようなスープができます。


カエシ。丼にこのカエシとスープとうま味調味料とを入れるのを麺上げまでにやります。


麺上げ後の写真。左の丼がゆで前 250g で右の丼が 300g くらいです。300g は二郎では標準的な量だと思いますが、麺の加水率や茹で時間によっても出来上がりの量は異なってくるようなので、茹で前の量だけでは多い少ないというのは一概には言えません。






あとは豚とヤサイとニンニクを入れれば完成です。豚は大きめのが 1 枚とサイコロ状に近い肉が数個入っています。二郎全般に言えることですが、「ニンニク入れますか?」に「普通で」などと返答すると普通とは何なのかと店主に詰められることがあるので注意が必要です。



完成した二郎。いくら二郎が世間で豚の餌と言われようと、食べ物である以上は見た目は重要です。見た目が悪いと食欲もダメになります。そういう思想が反映された美しい盛り付けであることがわかります。

味については月並みなことしか言えないのですが、最高でした。最高としか書きようがないので他の視点から述べます。
ラーメンという料理に関しては特に言えることだと思うけれど、具それぞれが美味しいだけではダメで、全体の調和が取れている必要があります。二郎インスパイアとかに行くと特にそういうことを思う機会が多いですが、この家二郎はその点で完成度が高いです。
例えば、麺とスープも一緒に食べて良く合っていて、いつまでもこのスープで麺を食べ続けたくなります。またヤサイは三田本店のように柔らか過ぎず、かと言って桜台のように硬くもなく、スープに浸して食べると理想的な状態です。そして、豚は塩気が控えめだから、味が濃い二郎のようなラーメンと一緒でもおいしい。好みもあるとは思いますが、そういう感じで極めてバランスが良くて、毎日でも食べたくなる家二郎です。
ここまでバランスの良いラーメンが出てくる店は二郎でもそれほどないと思うので、ぜひ開業して欲しいというのが僕の願いです。

他の写真はここにあります。写真についてはどうすればうまく撮れるかとか全然良くわからないので随時学習して行きたいです。