この盤も昨年のどなたかのベストを見るか聞くかして購入を決めた盤です。
原田さんだったかなぁ.. ていうか原田さんのベストはコレか..。
ただそれだけで、特に先入観も期待も何もなかったのですが、何かを感じたんでしょう。
なかなか入荷しませんでしたが、グッと我慢して入荷を待っていました。
ずーっと待っていたおかげで、途中で価格下げがありましたのでだいぶ安価に手に入れられた(おそらく、中古価格以下)のはラッキーでした。
Ethnic Heritage Ensembleで検索したら過去に6枚くらいアルバムをリリースしているようです。
一番古いのは1998年の作品らしいです。
メンツは、現構成員ではKAHIL EL'ZABARだけが同じで、Atu Harold Murray(Vo,Per)、Joseph Bowie(Tb,Per) だそうです。
楽器編成も異なることに注意。
ということで、現在のメンツは以下の通り。
KAHIL EL'ZABAR(Ds,Per)、COREY WILKES(Tp)、ERNEST DAWKINS(Sax)
演奏曲はこんな感じ。5曲目でMiles Davisで有名な曲。6曲目のタイトルが(笑)
1. OOF
2. KARI
3. MAMA'S HOUSE
4. BARUNDI
5. ALL BLUES
6. ORNETTE
演奏ですが、アフリカンな打楽器群と(たぶん)カリンバがかき鳴らされてる上で2管が暴れるような構成と考えれば間違いないと思います。
1曲目はカリンバがpiano然とリズムとベース旋律を受け持っているのが印象的。
2曲目なんか、なんの先入観も無しに聴かされたら中央線系と思います。まず間違いなく。
リズムがかなり強力にしっかり刻まれている分、2管はきっちりしたり暴れたりと自由気まま(というと語弊があるか)に演奏している感じがしますかねぇ。
ライブなので、演者のかけ声なんかも紛れてご機嫌な雰囲気に溢れていまして聴き応え充分な内容であります。
Ethnic Heritage Ensembleなんて冠しているので、3者対等を意識しているのかも知れませんが完全にPercussionが主役として君臨しているのは、12年前の1枚目のメンツを考えれば納得できるところであります。
最後の曲のタイトルから想像できるように、おおざっぱには陽性なフリーミュージックということで全体像を想像いただけると思います。
他のアルバムの楽曲も調べてみたところ、アフリカンなリズムでジャズを演じるのがハイライトのように見えます。
個人的には、2曲目が好き(爆)