アーティストについて
細野晴臣が坂本龍一と高橋幸宏とともに、コンピュータによるエキゾティックサウンドを標榜して出発した伝説のグループYellow Magic Orchestra は、80年代に最も成功した日本のグループとして、また初期エレクトロニック・ミュージックの最も重要なグループのひとつとして、ジャンルを越えて多くのアーティストに影響を与えてきた。
今では日本のロック/ポップ・ミュージックの開拓者のひとりとして、また日本のエレクトロニック・ミュージックの重鎮として活動を続ける細野晴臣と、作曲家としてアカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求している坂本龍一、そして日本のロック/ポップ・ミュージックのプロデューサーのみならずファッション・デザイナーや文筆家としての活動でも広く知られる高橋幸d宏。93年の再生以来沈黙を続けた彼らは、04年に11年振りにひとつのグループとしてステージに立った。
グループ名はHuman Audio Sponge。あらゆる音楽を吸収し独自のアイディアで変換しながら全く新しいサウンドを響かせる三人の音楽的指向を反映するようなネーミングで、ヨーロッパ最大級のエレクトロニクス・ミュージックのフェスティヴァル" sonar "&" sonar sound tokyo "にも出演し大きな話題に。
今回はHASYMO名義、Human Audio Sponge とYellow Magic Orchestra、ネーミングを越えた新しい三人のサウンドがここにある。