メディア掲載レビューほか
"前2作のセールス合計が1,400万枚を記録したモービー、3年ぶりの新作は、初めてサンプリングを一切使わず、ドラムと女性ヴォーカル参加曲以外は、すべての楽器とヴォーカル、プロダクションを一人で手掛け、新たなステップを踏み出した意欲作だ。中でもニュー・オーダーの曲を極上のチルアウト・バラードにリメイクした(6)や、敬愛するヒーロー、デヴィッド・ボウイに捧げた(7)に顕著なように、本作はある意味、彼の原点でもあるニューウェイヴへのオマージュ・アルバムと捉えることも可能だ。とは言え、昨今のリヴァイヴァルに迎合したサウンドではなく、ニューウェイヴ特有の美的センスや開放感、内省的な痛みの感情にフォーカスしながら、モービーならではのエレクトロ感覚を活かしたシンプルにしてゴージャスなロック・アルバムに仕上げた手腕はさすが。当初はバラード集にすることも考えたという本作は、歌本位の質の高いメロディの名曲が揃った、彼の新たな代表作になりそうな傑作。" (保科好宏) --- 2005年04月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
『PLAY』と『18』で1,400万枚ものセールスをあげた後の通算5作目、3年ぶり。ニュー・オーダーのカヴァー(6)、デヴィッド・ボウイ風な(7)……と、80年代ニューウェイヴの影響も見せつつ、300曲の中から選んだ(!)という結果か、何よりメロディのよさが印象的。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)