戸井田先生は何を見て「堕胎が激増した」と言ってるのかな?

衆議院議員の戸井田とおる(自民党)はご自身のブログで、

男女共同参画基本法が出来てから、成立に合せたかのように十代の堕胎率と離婚率がうなぎ登りに上昇している。これでは離婚堕胎促進法ではないか
女性差別撤廃条約選択議定書Ⅱ - 丸坊主日記
http://blog.goo.ne.jp/toidahimeji/e/541df588ad60e6531d44ac925a9e9e74

と、吠えてらっしゃいますけども、「うなぎ登りに上昇」ってのは、
どこから出てきた話なんでしょうか。
男女共同参画基本法の施行は平成12年。
中絶件数でいえば、厚生労働省のサイトにある統計資料を見ますと、
http://www-bm.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/03/kekka4.html
http://www-bm.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/07/kekka5.html
平成10年→13年の結果こそ微増していますが、その後は年々減少しているようにしか見えません。


離婚のほうは、「十代」でくくった統計資料がパっと見つからなかったのですが、全体の離婚率でいえば、昭和40年に底を打ったあと、一貫して上昇しているため、男女共同参画基本法との関連はよくわかりませんなー。戸井田先生には是非根拠となる資料を提示して頂きたいところ。