日本中央競馬会(JRA)は12月10日、第60回有馬記念(27日、G1、中山、芝2500メートル)のファン投票最終結果を発表した。1位はこれが引退レースとなるゴールドシップの12万981票だった。
2位は春のグランプリ宝塚記念を制したラブリーデイの11万3412票、3位には今年の菊花賞馬で演歌歌手・北島三郎さんの持ち馬キタサンブラックが9万3925票で入った。
競馬界の1年を締めくくる暮れの総決算だが、近年は競走馬の適正に合わせた路線が確立されたこともあり、ファン投票で選出されても出走回避する馬が増えた。今年もトップ10のうち半数以上が回避予定。
こうした状況にファンからは、「最近は香港行ったりもあるからなぁ…」「昔はマイルあたりが適正距離の馬もグランプリ使ってきたけど、時代が変わったんだろうな」「ファン投票で上位の馬があまり出てこないのが最近の有馬」などの声が聞かれた。
有馬がラストランになるゴールドシップには、「期待すると走らなくて、期待しないと来る不思議な馬。今回は引退レースだし、懲りずに期待するかな」「来ても来なくても不思議じゃない」「取りあえず今年の有馬は『白いやつが最後に何やらかすか』見るレースだ」「ゴールドシップが最後に何かやらかすかもしれない!が見所のひとつだね」など、勝ち負けに関係なく目が離せない存在という意見が多い。
なお、今年の有馬記念は2014年に引き続け、枠順を公開抽選で決定する。
《岩藤健》
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