最近の噂
風の噂ではございますが……
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2007/12
I don't know why, but Dubai doesn't seem to agree with me. Last time I was there, it was Friday, and everything was closed, I got the gate slammed in my face at the money losing Burj Al Arab Hotel. This time, it was Wednesday, but it was an Islamic holiday "Eid something something", and again, everything was closed. I wanted to go on a desert tour... but tour operators were all closed. Bummer.
I decided to go to the cultural center city called Sharja, about 40 minutes on bus. Bad move. Everything was totally deserted. And once you get there, don't expect to come back. The bus "station" (actually just a park) was horribly crowded, and the people there have absolutely no concept of a cue. Every bus and minibus (which arrives every five to 10 minutes) back to Dubai was a war zone. Literally. Just swarm to the entrance, push everyone else aside, shove yourself in. Oh, and always try to drag in your friend/family who is screaming five rows behind... I've rode more crowded busses in Bangkok, Lima, Manila and elsewhere, but this was the first time I actually got scared. So I stood waiting for situation to improve... which never did. After 2 hours, I finally bit the bullet and dived in, killing off some Arabs (© The Cure) scored victory. Tokyo subway rush hour training really paid off. But I lost my GPS tracker during the effort, I also dropped my phone in the creek.
It's not just the high-rises and gorgeous affluence you see on TV. It's probably a good place if you are super rich. But if you're not (and especially if you're a temp worker from India etc.), the infrastructure is pretty shabby. Sheiks and the rich like to show off with flashy (and in many cases totally pointless) development, but they don't seem to care much for unglamorous boring-but-important improvements. I hope the new metro (now under constructuion) actually works...
I also don't like the Airport there. Always a huge number of transit passengers simply sleeping on the floor everywhere. It always looks like a refugee camp.
But then, the boats across the creek is great, and as any city, there are delightful gems here and there. Maybe I'll give it several more tries.
(2007/12/31, id )
落とした 電話の換え! 708scはもうないといわれたので、安っちいのを買って、USIMカードだけヤフオクで買ったX02HT に差し替える。二万七千円ほどしたが、なかなかいい。毛唐どものブラックベリー好きがいままであまり理解できなかったが、これでかなりわかった。携帯電話だけどメール送受を重視、ワードやエクセルの添付もみられるし、さらにPDAとしてもそこそこだと、ラップトップを無理に持ち歩かなくてもよいくらい。入力も、フルキーボードもどきがあると非常に楽。ケータイだと一行レスばっかだったが、これだとそこそこ普通の文が打ててうれしい。あとはVPN経由で会社のイントラネットに入れれば言うことなしだが……
(2007/12/21, id )
ガーナから ハチミツを買って帰ったんだが、口にいれた瞬間に甘さを感じないくらいのものすごい苦みと酸味。香りもものすごく、野趣あふれるというかなんというか。
(2007/12/31, id )
帰って MacminiのHD換装やCPU交換などをしているうちになにやら壊してしまった模様。またMacminiを買おうかと思ったが、ちょっと目先を変えてMacBookにした。これで14万切るというのはすごい。でも分解しようとしたが、キーボードをはずすのは断念。どうはずすのかよくわからん。
(2007/12/31, id )
いま 出ている『GQ』(2008/02号) はビジネス書特集が載っていて、「識者」や編集部が各種ビジネス書を紹介しているのだが、ほとんどの「識者」どもはろくな本を挙げておらず、編集者選もベストセラーリストを適当にあさっただけなのが見え見えで、目を覆いたいくらいレベルが低い。この雑誌を見ると日本のジェントルマンはブランド漁りしか能のない無教養のかたまりですな。が、その中で p.103 を見たらまったく場違い で変なもの が二つもまとめて出ていて、ワタクシはのけぞってしまいましたことですよ。断末魔とはいえ GQ 良心の最後のかけらというところか。ここだけは立ち読み推奨。 (2007/12/21, id )
ガーナの田舎から 12/5に EMS でゲラを送ったところ、一週間以上かかっている 。田舎からアクラへは一日でついているが、その後大半の時間は、アクラの国際交換局というところにいたことがわかる。金曜は祝日で土日も休みだったので、その間ずっと倉庫で寝ていたようだ。うーむ。 (2007/12/13, id )
久々のガーナ 、あまり変わっていない。アクラの空港すぐ近くにホリデイ・インが三年前から建設中で、毎回「次回はこっちに泊まれるかな」と思っているのだが、一向に仕上がらない。今年頭にガーナ建国50周年記念式典があって、賓客を迎えるのに泊まるホテルがないとかで国の計画の悪さや調整不足を馬鹿にされていたのだが、来年頭にあるアフリカカップでも同じ事態になりそう。いまだにいちばんいいホテル(の一つ)が東急インなみのノボテルですからねえ。
中国援助のスタジアムは次々完成しているが、地元の人々は喜んでいるかと思いきや、かなり批判的。「アフリカカップなんて二週間だけなのに、こんなでかい施設作られて後々使い道がない!」「病院も道路も電気も水道も、金がなくてできないといって三十年も放っておかれているのに、こんなでかいスタジアムを数年で作れる金があるとはあきれた。金がなかったんじゃなくて、やる気がなくて政治家が国民のことなんか考えてなかったことが露骨にわかった」と文句を言う人多数。みんな道理のわかる人はわかるのか。
「でもガーナ沖合に石油が見つかったそうじゃないか」と言うと、「馬鹿だなあ、ガーナの政治家は人気取りのためにはどんなウソだってつくんだから、あんなのを真に受けちゃいけないよ」と笑われる。そうなのかあ。でも、一方でもう各省庁とも、石油で潤ったらあーしようこーしようと皮算用だけは始まっているそうな。やれやれ。 (2007/12/13, id )
世界中で 大人気の教育的子供番組 Lazytown だが、ここで「みんな運動して健康になろう」プロパガンダのヒーロー、スポータカスをやってる兄ちゃんは、単なるスポーツ馬鹿の役者ではなく、実はこの番組の製作者でありこの番組関連の権利を一手に握る会社の社長で、世界有数の大金持ちなんだとか。へぇ~~~。日本で言えば、「できるかな」ののっぽさんが実は大金持ちだったというようなオドロキ。Lazytown そのものは、テレタビースのような唖然とする衝撃はないんだが、単純そうに見えて実はものすごく金をかけて製作しており、通常の子供番組の三倍くらい予算を使っているそうだ。 (2007/12/13, id )
その後 、なんと15位まで行ってしまいました 。信じられん。最高は14位くらいだったみたい。(2007/12/12, id )
エアーズ 『その数学が戦略を決める 』だが、Amazon で 53 位だってぇ ? なんかのまちがいでしょー。ぼくはちょっとつっこみが浅いかなと思ってたんだが、世間的にはそのくらいのほうがよいのかも。(2007/12/02, id )
本日 、Linux 用の ATOK の新バージョンが届いたので、ubuntu7.10 にインストールしたんだが、うーん、エディタやワープロなんかにはうまく字も入るし使い慣れた ATOK ですばらしいが、Synaptic パッケージマネージャの動作がものすごく遅くなっているし、検索窓への入力もできない。何かがぶつかっているようなんだが――切り分けして調べている余裕がない……と思って、ふと2チャンネルを見るとこんな記述があった ので、sudo touch /etc/gtk-2.0/gtk.immodules.32 をダメもとでやったら、トラブルがすべて解消! すばらしい。ありがとう! (2007/12/01, id )
2007/11
もう本当に 流して見てるだけの『24』のシーズン6 だが、もはや荒唐無稽の域すら超えててうんざり。きみたち、そんなナンチャッテでミサイル発射できると思ってんの? アメリカが中東に核ミサイル発射した時点でもうアウトよ。それ見てソ連や中国はもとより、EU が黙ってると思うの? 「途中で落としました」なんて話が通るかぁぁぁっ! 中国は、アルカイダもどきがホイホイ調達できた程度のミサイル発射装置を自力で入手できんのか? ファイードくんと話つければよかっただけの話だろうに。そしてすでに拘束してあったジャックくんを利用するために、そんな人質を長いこと飼っておいたの? あほか。もうこれ以上見るのやめた……と言いつつ見たけど、バウアー父はそんなムチャして孫を奪還しなくても、二、三日してほとぼりがさめて、みんなが家に帰るの待てばずっと楽だったんじゃないの? 中国だってそんな慌てて発射装置なおさなきゃいけない理由はないんだし。まあどうでもいいけど。(2007/11/29, id )
テレビ といえば、先日までいたインドネシアで今流れている国民的ドラマが Soleha というやつで、この将来明らかに太りそうなムスリム少女をめぐって(純朴で優しくて、でも虐げられていて、というような設定)、ジャニ系若者ともう少ししょうゆ顔の男の子が延々と取り合いを演じる話らしく、いつも飯時に流れているのでついつい目に入ってしまうのだけれど、コテコテぶりが半端ではない。すぐに気絶するし入院するし毒盛られるし骨折するし悪いヤツは悪い顔してるし話してるだけで誤解するし、ことばのわからんぼくが見ているだけでも何が起こっているかすぐわかる程度のストーリーなんだが、あらゆることを独白でせりふで説明。「ふっふっふ、そうだ、この首飾りを壊してあいつのせいにすれば、妻はあいつに愛想をつかすだろう」とかなんとか。何かショッキングなことがあると、ジャジャーンと音楽が流れて、スローモーションズームアップ三回反復でオドロキの表情! でもすさまじい人気で、週一どころか一日一時間の割合で毎日放送が続いているんだって。やれやれ。一週間くらいは、ほとんどお笑いで楽しいんだけどねー。(2007/11/29, id )
訳書 のエアーズ『その数学が戦略を決める 』の見本が届いていた。
あと、解説まちがえた! 既訳がないと書いたけど、あった ! すみません。でもこんな変な名前の表記をされたんでは……正しい表記についてはこちらで説明 。(2007/11/27, id )
黒田晶 も以前某所でアンダーワールドを見たが、クリス・カニンガムに喰われてたし、音も汚かったしダメダメで途中で帰ってきたから、今度もそんなのだろうとのこと。ちなみに今度、ダフトパンクに行くそうだが、あれはやはり Around the Worldがかかるとみんなで盆踊り状態で輪になって踊るんだろうか(でもあれはマジに夏の盆踊りでかけるべきだと思う)。踊りは一人で踊るのみに非ず。また一部で勘違いが見られるようだが The Orb と Orbital はまったくちがうので要注意。が、その昔(もう10年前か)NYでオービタルを見たときは、自分たちの曲につなげていきなりボンジョビをかけはじめ、爆笑するフロアを尻目にそこにベリンダ・カーライルを重ねて異様なダンス・リミックスにするという超人DJ技を見せて一同を驚喜させてくれたので大変にリスペクト。Satan もHalcion and on も名曲。 (2007/11/26, id )
さて 『24』のシーズン6をいやいや見始めたが……オメーが大統領かよ。だれか止めろよ。きみでは弊社の室長もつとまらんよ。気前よく殺しすぎて人材枯渇してるから仕方ないけど。あとあの世界では副大統領はキXXイでないとなれないという法則でもあんのか! コンピュータで見ると二倍速でも音が聞こえるから、話がスイスイすすんでいいなあ。(2007/11/26, id )
アンダーワールド ので、つなぎのDJうまいなーと思ってたら、あれも名のある人だったのねー。お見それしやした。なんかかなり大物そろえてたんだなあ。(付記;「ウェザオールを知らないとは何事か!」とみやのさんにお叱りをいただいてしまったことでありますよ)(2007/11/26, id )
物理 学者が椎名リンゴの演奏会にでかけた くらいで、大人げなさの面ででかい顔をされてはかないませんので(でも田崎さんの言うことはよくわかるなあ)、アンダーワールドにでかけてまいりましたですよ。幕張メッセ。2100 スタートで翌朝 600 までというので、まあ前座があるから 11 時くらいにいけばいいかなー、と思ったんだが、だいたい計算通り。着いたらシミアンなんとかいうのがやっていて、かなりいける。あれはアナログシンセっぽかったけど、そんなはずないか。
で、真打ちのアンダーワールドが 1 時頃に登場したんだけど……まあ……こんなもん……かなあ。ステージとミラーボールの真ん中あたりにいたら、ソニックユースやKMFDMのモッシュピットよりひどい、ただの山手線ラッシュ時みたいな状態になって全然踊れなかったので、ミラーボール直下に退避。で、曲は一応一通りこなしたし、まあ踊れたし。でも、でも、でも……はっきり言って、前座の子たちのほうがよかった!
これ何度も観て期待しすぎたのが 敗因かなあ
いや、つーか、アンダーワールドぜんぜんだめ! なんでデジタル機器でいちいち音程がずれるんだよ。なんでリズムがいちいちあわないんだよ。途中でバスドラが入ってくるときに、少しリズムが遅くて、みんな(リズムわかってる人は)そこでもう動きが止まっちゃう。そのあと、じわじわ揃ってくるんだけど。音もきれいさ犠牲にしたボリュームだけ偏重でだめー。演出も、なんか途中で、巨大にょろにょろ(ムーミン谷のやつ)がいっぱい生えてきたんだけど、みんなふにゃチンみたいに、直立するはずが倒れてきてて、とにかくあらゆるものがそういうふにゃチン状態。なにもかもばしっと決まんないんだ。前のほうの客は何でもいちいち喜ぶからアレだが後ろのほうではかなり熱狂控えめ。最後は、頼んでもいないのにアンコールで出てくるし。パリ公演ドタキャンしたそうだけど、このできならそれが正解でしょ。パリの客ならブーイングで石投げるもん (いまちょうどみんな荒れてるし)。
終わったのが3時過ぎ。つなぎのDJの音がほっとする感じ。で、電車ないし帰れないので、ビール買って戻ると次のアクトが始めてて、テクノっぽいのとレゲエをあわせた感じで、DJと生ドラムと生ベースが入ってなかなかよろしい。どっかの新人バンドかな、と思っていたら、始まった次の曲は……Little Fluffy Clouds! えー、なんでこの曲をこいつらが? カバーしてるの? こいつらだれ、と思ってスケジュール表を見たら……
えええええええ、これ、The ORBなのおおおおお?! あの?? 本物?? 本物だああ! なんでオーブ様たちが、アンダーワールドなんかの添え物で? でも、フロアもアンダーワールドだけ目当てにきていたミーハーがいなくなって、ほんとに楽しんで踊ってる人だけが残っているのでスペースもゆったりだし、客の反応も非常にいい感じ。いきなりエミネムやったりして大受け。すげえ。The ORBをこの目で見られるとは思っていなかった。まだ活動が続いているとさえ思ってなかったのに。すばらしい。
そんなわけで、本命はかなり期待はずれだったけれど、前座とオーブに免じて許す! しかしこれもEverything Everything みたいなDVDにするらしいけど……ダメじゃないかなあ。
(2007/11/25, id )
Mac のVMWare でWindows利用 、しばらく使っているうちにやはり遅さにいらだつ。マウスなどのクリックの反応の遅さも不満なので、bootcampに戻す。起動ディスクで見ても出てこないので、どうやって戻していいかわからなかったのだが、Bootcamp設定でWindowsのインストールを選んでXPのディスクをつっこんだら、勝手に元に戻ってくれた。一安心。クワッドコアのMax miniが出たらまた検討しましょう。 (2007/11/24, id )
マカッサル での空港から と、夕食時のうろつき 、空港への戻り と帰国便 をトラッキング。飛行機の中でも受信できているのには驚愕。高度情報もあるので、グーグルアースで見ると本当に「飛べる」。また、グーグルマップは、ジャカルタでも地図はないも同然、マカッサルも未開の地ですな。航空写真も古くて、埋め立てた海岸線では水の上を歩いていることになっている。 (2007/11/23, id )
本日は 、鉱物資源省でのうちあわせ と、夕食時のご飯 をトラッキング。途上国だと、移動はすべて車任せになることが多いので、なかなかいろんな行き場所の地理的位置を把握しづらいんだが、これだときっちりわかってたいへん便利。昨日もそうだが、建物から出てきて拾い始めるまでに結構時間がかかっている。考えてみればそんなに記録点をけちることもないので20秒ごとでやってみたが、まあこんなものかなあ。
あと夕食後、深夜をまわってから滞在中のサリパンパシフィックホテルの中にあるクラブPitstopをのぞいてみたが……ひどい。入っているカバーバンドの凡庸さも笑っちゃうほどだし、客層は、インドネシアの苦労知らずのままお父さんの会社に入って安楽なヤンエグやってますという雰囲気を漂わせたデブたちが、ワインの一気飲みしてグデグデだし、女の子のレベルの低さと年齢の明らかな高さはちょっとすさまじいものがある(ジャカルタでもエビちゃんファッションが流行ってるようで、鬼のような似あわなさ加減)スツールに、明らかにフッカーが声かけるのを待っているファランおっさん四人組が不興げな顔をしてじっと手持ちぶさたにステージを見つめていたけれど、なんかそういうご商売の方はいなさそうで、ぼくがいた30分ほどでまったく何も進展がない模様。それでも全体に漂う下品なセンスの欠如はちょっと耐え難いくらい。バンコクのゴーゴーバーでさえもうちょっとしまりがある。 (2007/11/16, id )
PLN から戻ってくるところをGPSトラッキング 一分間隔だとかなりなめらか。航空写真で見ると、道が完璧になぞれている。バスの中からでも十分に拾えているのは感心。実はソニーのGPSトラッカーも持っていたが、ぶら下げるひもがちぎれてチャンギ空港で落としてしまったのは悔やまれる。比較しようと思ったのに。(2007/11/13, id )
てなわけで 自分探しにジャカルタまできましたよ。GPSトラッキングおもしろーい 。タクシーの中からでも結構拾えているのには感心。思ったより感度高い。でもいまの三分に一度の記録だとちょっと粗いな。もう少し記録間隔をあげてみよう。(2007/11/12, id )
わたくしめの 脳内解析をしてみました。65%ダーウィン、27%大西巨人、6%バルト、2%宮台真司。へえ、結構あってるんじゃないの? やはりワタクシ、ばりばりのダーウィン進化論者なのですねえ。宮台真司は……最近の惨状を嘆かわしく思っている分ってことで。大西巨人だけ読んだことないけど、前世の縁でもあるのでしょう。(2007/11/11, id )
押切もえ って、あのテープで無理矢理はりつけて広げたような目の感じと、角度しだいで妙に加齢感をただよわせることがあってあまり好きではないんだけれど、アエラのコラムで先日親知らずを抜いた話をしていて、それにちなんで一首詠んでそれを書にしたためていたのが写真で出ていて、かなりレベル高い。あれが本当に本人の手になるものであるなら、なかなか大したもんだ。あまりに達者すぎる感じはしなくもないが……(2007/11/11, id )
郵便受けを 見ると、クーリエジャポンの最新刊が届いていたが……ぎゃあああああ、なんじゃあこりゃあああああ! 責任編集って、テメーが何したんじゃい。おれの原稿にヘマがあったらテメーが責任とってくれるのか。みんながハッピーって、オレはハッピーじゃないぞバカヤロー。こういうことやると、そもそもの雑誌としての見識や方向性まで疑われて、しょせんタレント依存の軽薄雑誌としか思われなくなるからマイナスだと思うなあ。ついでにこの時期にこいつを担ぎ出すのは、センスもはやりの嗅覚もないと思われちゃうと思うんだが。本来なら、かれのやっているような/口走っているような寝言がいかに間抜けなものかを(直接的にではなくても)ちゃんと見せるのが、この雑誌の存在意義だと思うんだが。むかつくのでしばらく自分探しの旅に出ます。(2007/11/10, id )
ヤフオクで うっかり落札してしまったので、MacOS X Leopard にアップグレード。それ自体はまあまあかな。ただしbootcamp のドライバが、特にbluetoothのやつがうまく更新されない。しかたなくそれだけドライバをダウングレードして使用。気が向いて、VMware Fusion を導入してウィンドウズをMac OSX 上にのせて動かすことにした。インストールも実に簡単、勝手にbootcampパーティションを見つけて仮想マシンにしてくれるのには感心(だけどXPのアクティベーションを再度やらされたが)。当然ながら速度は結構遅くなるが、使えないほどではない。なかなかおもしろい。(2007/11/9, id )
締め切りに 追われて、逃避にルキヤネンコ『デイウォッチ』『ナイトウォッチ』(バジリコ)をものすごい勢いで読む。いや、こないだ飛行機の中で、これを映画化したやつ(そこそこ評判いいらしい)をちょっとみたんでチェックしておこうと思ったのだ。しかも『戦争の経済学』の版元ではありませんか。が……うーむ。中身がないから、ほとんど三秒ごとにページをめくる感じ。ロシアもラノベかよ。情けない。しかもセカイ系。遥か昔から続く闇と光の戦いが云々って、もう少し目的のある戦いがほしいなあ。あと伏線ってものをもう少し使おうよ。続刊はもう読まないぞ。映画も見るのやめた。ちなみにこの小説の「ヨーロッパやアメリカはもう煮詰まってしまったので新しい可能性はこれからロシアから出るのだ」という認識には驚いた。ロシアってあんまり歴史認識みたいな感覚がないのかなあ。
でも、ロシアもだめだなあ、と思う一方で、ソクーロフに続いて、ペレーヴィンなんていうやたらにおもしろい作家も出てくるからすごい。特に『眠れ 』(群像社)はおすすめ。いままで知らなかったとは不覚。(2007/11/9, id )
求む 求むウェーブレットのグラフ (eps形式)! メキシカンハット とMeyer . ファンシーなものは不要で、リンク先にあるのと同じ単純なものを eps 形式でいただければ幸甚。形式そろえたいのでセットでくださいな、というより両者を左右ならべて(メキシカンハットが左)横長のeps一本にしてくださいな。matlabかなんか持ってる人は一瞬で出るでしょ。まさかとは思うが権利主張禁止、著作人格権とか言い出すやつは応募に及ばず。先着二名様に当該書籍をプレゼント(来年春くらい刊行予定)。あとがきに謝辞が出たりもするかもしれないぞ。(付記:募集締め切り。Thanks!!)(2007/11/5, id )
え? へ? 、小沢やめたの? なんで? 人が飯喰ってたらいつの間に? あいさつうけてないんだけど。困るよ。そういうとこまで安部と張り合わんでも……(2007/11/4, id )
え? へ? 、Bourne Ultimatum ってまだ公開されてなかったの? こないだインドネシアで DVD (店の人は正規版だって言ってた) 買って来ちゃった。(2007/11/4, id )
2007/10
なんだと 、155 位だってぇ ?? これは明らかにだれかがオレを陥れようとして陰謀をめぐらしているにちがいない。許せん。(2007/10/26, id )
あの イースタリーが来日講演するそうな 。関心ある方はどうぞ。(2007/10/25, id )
そうそう 、公演といえば、パリでアンダーワールドがコンサートをドタキャンとかでパリの知り合いが怒っておりました。チケットは 39 ユーロもしたそうな。来日のときはちゃんとやってくれよー。でも新作はあんまりコンサート向きではない感じもした。 (2007/10/25, id )
編集の 安藤さんから連絡があってみてみたら、『戦争の経済学 』が予約の段階でアマゾンの 360 位というとんでもない順位につけている ではないか! なんで?? 韓リフ先生の宣伝効果?(それは失礼ながらない、もとい限定的でしょー)。ワタクシの人徳?(それもないな)。政府/民主党関係者のまとめ買い? おもしろい本なのは確かだけれど、戦争反対とも戦争賛成とも言ってない、戦争よりは経済学に力点のある教科書ですからね。そこんとこは誤解なきよう。(2007/10/25, id )
いやあ、 電子レンジって便利ですねえ。なーんか特に理由もなく使っていなかったけれど、冷蔵庫を買い換えたポイントがたくさんあったのでふと買ってみたら驚き。人生少し無駄にしていたような気分。ま、もともと無駄だらけではありますが。(2007/10/24, id )
708sc で Bluetooth ヘッドセット(モトローラの明らかなパチもん)やファイル転送を使ってみたら結構便利だったので、身辺 Bluetooth化に少し精を出す。アダプタは超ちっこいの で、まずはヘッドセットから。安いのにすばらしいわ 。ケーブルも引っかけないし音楽ききながら給水器まで行けるし、音質だって十分。だがロジテックの Bluetooth キーボード&マウスを入手したら、急に全体の調子が悪化。マウスは途中で突然つながらなくなり、ヘッドセットはブチブチ接続が切れてノイズも増えて、なんだかわからん。さらに BT スタックがウィンドウズ上で動いているため、BIOS 段階でパスワードが必要な弊社の環境では BT キーボードは使えないことが判明。うーん。無駄な支出をしてしまったが、BT ってかなり前からあるのに全然技術として枯れてこない感じで情けない。 (2007/10/24, id )
さらに 身辺からカセットテープを一掃すべく mp3 化を進める。気がつくと家にはカセットテープを再生できる設備がなくなっていたので、いまさらウォークマンを購入 。まずは 10 年前にクラブキングのラジオ番組に出たときの録音があったので、公開しよう。1997/1/31放送分 と1997/2/7放送分 。いきなり吠えるのと、あとダウンロードする人はそれぞれ13MBもあるのでご注意。 (2007/10/24, id )
ほほう。 イギリスで判決、ゴア『不都合な真実』は、学校で見せるときにはその内容が一方的で間違っている部分についてちゃんと説明すべし 、とのこと。シロクマが死んでるという(ナショナルジオグラフィックや谷山浩子が最近便乗している話)はまったくのウソ、海面上昇のCGもあまりに誇張がすぎるし、キリマンジャロは温暖化のせいではない等々。こういうきちんとした判断を司法が下すというだけですばらしい。(2007/10/12, id )
えー 、ドリス・レッシングぅぅ?? 積ん読になってた『シカスタ』でも引っ張り出すかなあ。(2007/10/12, id )
SF だときいていたので、三島由紀夫『美しい星』を読んだが、ぜんぜん SF ではないではないか。遺産で喰ってる無職の金持ちニートじいさんが、自分の存在意義をなんとかこじつけたくて偏執狂になったのを、心優しい一家がそろってフォリー・ア・ドゥしてあげる話ではないか。その妄想ぶりがだんだん暴かれて現実にかえっていく様子の痛ましさと、自分の狂気にしがみつきながらも、反人類のニヒリズムを説く別のキチガイに対して人類を擁護する正気ぶりを発揮せざるを得ないところにこの小説の(ちょっとした)おもしろさがあるのに。解説を書いている奥野健男は、まったく何一つ読めておらず、木星人とか金星人とか額面通りに受け取っているまぬけぶり。なさけない。三島もかわいそうに。(2007/10/12, id )
なんか 以下のやつ、ちがうかもしれない。アナウンスによると 、レコードレーベルから自由になる、ということらしい。ということは解散とかではないのか。活動は続けるんだろうなあ。どうもレーベルというものの位置づけがよくわからない。レーベルに所属するというのはそんなに不自由なものなのか? パリへの往復で、機内ラジオみたいなので、どっかで聞いた訛りのおっさんがしゃべっていると思ったらアラン・マッギーで、もうクリエイションはやめちゃったんだね。かれがレーベルとは云々かんぬん、でもレーベルが儲けすぎというのはあたってなくて売れないアーティストをさんざん養ってるんだから上のほうをピンハネするのは責められるべきではない、と言っていたけれど、売れちゃうとそれがうっとうしいということなのかなあ。
(2007/10/10, id )
NIN が、次のリミックス盤を出したら解散という話をきいたが本当だろうか。でも、そのほうがいいかも。晩節を汚すよりは……特にスマッシングパンプキンズみたいに……
(2007/10/8, id )
ところで 今日は休日だったのか。知らなかった。少し読書。東ゆみこ『クソマルの神話学 』は、着目点はおもしろいんだが結局は最悪の文化相対論に落ちてがっかり。古代人はウンコを必ずしも汚いものと思っていなかったかもしれないが、それを理解しようとすると現代人の枠組みに押し込めるしかないので、結局もう原理的にわかれないんだって。構造分析やフーコーの批判も結局は、「こいつらはわかって結論を出してしまったからダメだ」というもの。わからずにいることが誠実でえらいらしいぜ。やれやれ。そんなフォーティアンみたいなことで悦にいるとは。んなら学者なんかいらねーや。ハイゼンベルグじゃないけど、何から何までわかんないのか、ある程度以上の精度ではわからないというだけなのか、そういう見極めだって重要なんだけどな。でも、そういうご託が始まる前はたいへんに楽しい。泥棒が現場でウンコをする風習はたぶん日本だけじゃないし(たとえばデーブリン『ベルリン・アレキサンダー広場』参照)、もうちと普遍性を持たせられるテーマだと思うんだが。
ロスモ『地理的プロファイリング 』は、GIS 利用の犯罪地理分析の教科書で、専門的ながらなかなかおもしろい。著者は警察出身で地理プロファイリングのソフト開発者だけれど(たとえば連続殺人や連続強盗の現場の分布から、犯人の住所や職場なんかを割り出すのだ)、その着想は日本の新幹線の中で思いついたとか。ふーん。
(2007/10/8, id )
2007/09
マナド 三大Bの一つと呼ばれるブナケン島にでかけてきたが、海と珊瑚礁がとにかくすごい。かなりの遠浅からドカーンと落ちる海底はすさまじい美しさで、魚もいっぱい。シュノーケリングだけでも大感動。スキューバは……ライセンスとってからもう10年になるから、講習受けないと無理か。でも検討してみてもいいくらいの見事さ。
それと新調したデジカメが大活躍。水中で撮れるのはやはりすごいなあ。改めて感心いたしました。
(2007/9/30, id )
いまは 世界的にラマダーン(断食月)。日の出ている間は飲食禁止!ムスリムの多いマッカサルなどでは、飲食店もシャッターをほとんど(完全ではないが)閉め、ガラス張りのミスタードーナツなどでは臨時にカーテンをめぐらして飲食風景が外から見えないようにしている。いつもはビールのある店でも、この間は出ない。これが丸一月も続く。
一見すると謹厳で厳しそうなんだけれど、実際にはそうでもない。スーパーやレストランなんかはラマダーン特別セールとかラマダーンご家族特別パッケージ、なんてのをガンガン宣伝している。腹の減った人たちは日が暮れた途端に(料理なんかしたくないので)レストランに駆け込んで、日頃は喰わないような大ごちそうを家族でガンガン食べている。そのまま街に出てみんなで買い物、露店や屋台も大賑わい。実際にはそれこそフィリピンあたりのクリスマス月間や中国人の旧正月みたいなものらしい。それが証拠に、ラマダーン期間中は電力需要が明らかに上がる。
通常、ラマダーン中は仕事にならないということで出張から外すんだけれど、今回きてみてちょと驚いたことですよ。
(2007/9/30, id )
「エコノミスト」 のすごさはすでにあちこちで書いている けれど、今度のこの記事 は本当に脱帽。自由のためならテロで多数の人が死んでも我慢すべきだ、というのを逃げ口上やごまかしなしにここまではっきり断言する潔さと勇気は、日本のちんころマスコミはもとより、市民派を標榜するヒョーロンカ諸氏だって持っていない。「So be it.」ぼくの立場とはちがうけれど、それでもこの強さには心底敬意を表するしかない。 (2007/9/26, id )
パリ に朝四時に到着。鉄道その他が動く 6 時過ぎまで空港で、ホームレス(空港の荷物用カートに全財産を積んでいる)にまぎれてうろうろ。CDGって 24 時間空港じゃないんだね。朝になってもまともに飯を食うところさえない嫌な気取った空港です(しかもひしゃげるし )。帰りはWGの仲間の宴会を途中退席して出発一時間前に空港についたら、「もう搭乗手続きは締め切った」と言われて目が白黒。エールフランスよ、それはないだろー! 空港付近のホテルも満室だったので打ち上げ会場にとって返したら、欧州勢は当然酒盛りを続けていたのでみんなで徹夜で飲み明かす。同じ目にあっていたあのでかいスーツケースのカップルとかどうしたんだろう。ご愁傷様です。 (2007/9/20, id )
パリに 0泊三日。死ぬかも。あと、いろんな都合でアンダーワールド に行けないのでは、と思っていたが、インドネシアから帰ってその足で成田から幕張に行けば……不可能ではないかも……でも死ぬかも……とりあえずチケットはおさえたが。マリリン・マンソンには行きません。 (2007/9/17, id )
いまや時代は りんちゃんマネーですぅ。
ドイツの ブンデスバンクが、地域通貨についての論文 を発表しているのを発見した。ポイントをまとめると:地域通貨なんて目新しいものではないし、根本になっているゲゼルの発想はそもそも変だし(ケインズがほめた一部は確かによい着想だったけれど、それ以外はグタグタ)、現実経済との結びつきについてまったく考えていない! 地域経済の分断によってかえって効率を下げる! はやっているのは、単に目新しいからで、どのみち大した量でないから少々非効率でもどーでもいい!
ほれご覧、やっぱりそうだろう。論点の相当部分が、5 年も前にぼくが HotWired で書いたもの と同じではないか。我ながらえらいなあ。あとこの論文には出てこないけれど、地域通貨における価格(交換比率)決定ってどうやってんのかね。未だに謎。 (2007/9/10, id )
あの エコノミスト誌が世界最高の中央銀行と絶賛した某中央銀行の委員の人が、日本の景気は想定外の強さを示していて利上げをしてもいいほどと言っていったから信じていたのに……GDPマイナス成長って……でもそれでも10月に金利引き上げるのが漢でございましょう。フォワードるっきんぐで、今はGDPが下がっていてもいずれ(10年後くらい)には上がるだろうから、いまのうちに引き上げるんだよねー。ま、どう言い逃れますことやら。(2007/9/10, id )
やっと バロウズ&ギンズバーグ『麻薬書簡 再現版 』(河出文庫)が出た。あの冒頭の一行からの誤訳も40年ぶりに訂正されたし、よかったよかった。表紙の絵は、ギンズバーグがヤーヘでラリってるときに見た変な存在。編者の解説が長くて、必要以上に分厚い本になるんじゃないかと恐れたけれど、コンパクトにまとまってよかった。
バロウズ入門としては好適だし、バロウズとギンズバーグの素質のちがいを理解するにはとても好都合な一冊だとは思う。バロウズの無用な知ったかぶり、ギンズバーグのオカルト耐性の低さなど、欠点も含めて。 (2007/9/9, id )
身辺整理 の一環として、もう 20 年以上も棚でホコリを被っていたナムジュン・パイク『風呂敷天下』を捨てる前に一度見ることにした。八十年代にちょっともてはやされた「グッドモーニング・ミスター・オーウェル」「バイバイ・キプリング」「風呂敷天下」のビデオ三本組で、三万円もしたんだよ。でもなんか一度も見ずにずーっと放置してあったんだが……覚悟はしていたが、死ぬほど古びている。うわっ、トンプソン・ツインズなんか出てやがんの。殺してくれ。有名人をいい加減に並べりゃいいという安易さ。チープなビデオエフェクトの洪水。浅田彰とかが、そのいい加減さや稚拙さに現代性があるかのような擁護をかつて書いていたけれど、まああなたは立場上そうやって擁護せざるを得なかったんだろうねえ。
世界各地の現代美術館にいくと、ナムジュン・パイクのテレビを固めただけの作品があちこちに置かれているけれどもはや現代性がまったくなくなっていて、もうこのヒトはブラウン管の滅亡とともに墓場行きだと思ったけれど、これを見てその感を新たにした。それと今回感じたのは、やはりかれも、かなりの経済発展をとげてソウルオリンピックをやった頃の韓国の経済が背景になければ出てこれなかったんだろうな、ということ。アートもしょせんは経済のあだ花でしかないのう。
ま、とにかくこれで蒙が啓けた感じなので迷わずゴミ箱送りじゃ。10年前にすませておくべきだったけど、better late than never。今さらほしがる人もいないようだし。 (2007/9/6, id )
先日 の海外出張で、機内映画で唯一おもしろかったのが「Hot Fuzz 」! 「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督の作品で、優秀すぎる刑事が同僚や上司たちにうとまれ、何一つ事件が起こらない平和な村にとばされる……とそこでは事件はないが「事故」がやたらに起こっていて――というコメディなんだが、とにかく小ネタもいいし全体に小気味よく、すばらしいと思っていたら……日本公開されないの??!! ホント? 何考えてんの?? 今からでも遅くないので考えを改めるように! (2007/9/6, id )
訳書 のおまけ文章の都合で日本の戦争について調べていたら、日帝時代の大蔵省のお役人が書いた、日清戦争と日露戦争の収支分析報告書が出てきた。1922年、オックスフォード・プレス刊の英語。中身の詳細さ、きちんとした論理展開、堂々たる明快な英語、とにかくすばらしすぎる。いまの日本のお役所の外国向け文書の多くに見られる、お役所ことばをそのまま英語にして何がいいたいのかさっぱりわからなくなってる(というよりもとから無内容)な代物とは雲泥の差。いや、最近お役所文を英訳させられて頭にきていたところだったので、なおさらそう感じられるのかも(例:以下の文を英訳せよ:「農林中金は日本の農業、林業、漁業を対象にして、農林水産業に関わる政策の支援を目的とした融資などを行う政策金融機関である」)。日本人はダメになってる説に与したくはないが、こういうのを見てしまうとそう言いたい気分もよくわかる。 (2007/9/6, id )
2007/08
しまった 、ビール党大会に行くのを忘れたが……ま、どうでもいっか。その一方で、ラフォーレ原宿で開催中のヤン・シュワンクマイエル展 オープニングに出かける。展覧会カタログに文を書いたので、お呼ばれしたのであった。どうせそんなに人気があるわけはないからあまり閑古鳥が鳴いても寂しかろうと思っていたら、なんだか大人気だとのことで、「シュワンクマイエルなんか何にも知らないとおぼしき子たちがどんどん来て、山ほど本や DVD を買っていくし、サイン会も速攻で満員御礼」とのこと。へえ~~。これまた慶賀のいたり。オープニングは、新しい文学全集にはバラードやディックを入れなくてはならないと声高にしゃべっている冴えないじいさんとか(たぶん態度から見てえらい人なんだろうと思う)、どっちが作品なのかよくわからないすごいメークやヘアスタイルの方たちとか、まあにぎやかで、映画とか芸能関係の人たちがくるとちがうなあ、という感じではあります。その他ペヨトル工房でお世話になった小川さんに再会。シュワンクマイエルご本人も出てきて囲まれていた。もっと我の強そうな人を想像していたら、品のいいおじいさんが出てきたのでちょっと意外。作品展としては、シュルレアリストとしてはそんなにすごいわけではなくて、やはりそれをアニメに移行させたところにこの人のえらさがある感じ。絵よりは三次元の造形のほうが魅力な展覧会。
あと、便乗企画というべきか、ヒティロヴァの『ひなぎく 』再公開とか。おなつかしや。 (2007/8/25, id )
その他 、長年の積ん読処理で、『ゲド戦記』と『新しい太陽の書』を読み終えた。ゲド戦記、説教くさくていやー。衣食足りたやつの長椅子談義の連続。「バランスを失ってしまった」の何のとかうっとうしいったらありゃしねえや。『新しい太陽の書』は、かつて述べた 「そこに書かれたものしかない、読者の想像力の余地が一切ない」というジーン・ウルフの特色をすべて備えているけれど、長いのでそれが目立つ欠点になっていないのがすばらしい。 (2007/8/25, id )
リサ ・ランドール『ワープする宇宙』 がむちゃくちゃ売れているみたい。アマゾンでも丸善でもベストセラーに入っておるではないか。これもすべてワタクシの書評のおかげ ……のわきゃないが、慶賀の至り。しかしあれを読んで理解するのは至難の業だとは思うが、それでも挑戦しようという人がこんなにいるというのはすばらしい。 (2007/8/24, id )
かつて は Linux の鬼門だった動画サウンド系が何の問題もなく動くのに感心。あとプリンタは、なんと我が家のブラザーの MyMio (MFC-620CLN) はLinux に対応している ! すごい。最初、cupswrapper のほうで何度やってもちゃんとしたppdが出てこなくて悩んだが、結局使っているスクリプトが csh を必要としていたことが判明し、cshを入れたら難なく解決(やはり GUI のパッケージマネージャはここらのメッセージがデフォルトで表示されないのが難ですな。しかしなぜあのウィルスとまで罵倒される csh を? おすきな方がいるのは知ってはいるが……)。かつてブラザーは Linux なんか完全無視で TLUG 連中と悪口を言っていたものだが、隔世の感あり。スキャナも Fax も使える。あとはどうしてもwindowsでなきゃダメなものは、今のところエクセルのアドイン系(@risk は業務上必須)と一部スタパTVなど動画系だけのような。 (2007/8/21, id )
たわむれに 、Beryl なども入れて遊んでみるが、やはりこの手のぐにゃぐにゃ系デスクトップは嫌いだ。五分で飽きる。Vista の変なデスクトップはおもしろいかもー、と思ったが、これを経験してもう完全に関心を失った。 (2007/8/21, id )
久々に Linux いじり。ubuntu はよくできているなあ。本屋で『Ubuntu 徹底入門 』をふと見かけて買ったのだけれど、インストールディスクを使っただけで、本の中身はほとんど見るまでもないような完成度。ウィンドウズで使うソフトもかなりかたまってきて、FireFoxとThunderbirdとOpenOfficeとメディアプレーヤーでだいたいの用が足りるので、Linux で代替するのもそんなに困難ではない感じ。あと日本語入力も Anthy はかなり優秀。もう少し使い込まないと断言できないが、CannaやWnn時代からずいぶん遠くにきたなあという感じ。 (2007/8/20, id )
マカッサル からスラウェシ北端のマナド。こちらのほうがリゾート観光開発が進んでいて、その分マカッサルの田舎っぽさはなくなっている。海岸沿いのものすごいショッピングセンター開発には唖然とする。そんなに景気がいいのかなあ。ダイビングの好きな人には有名なところですねん。イスラム主体の他の地域に比べて、キリスト教の教会がやたらに目立つのが特徴。インドネシアでは、マナドは美人の産地として有名なのだが、まあそんなすごい美女がうろうろしているわけではない。よい子は全部ジャカルタのブロックMに売られてしまうのだ、というのは現地の人の弁。 (2007/8/10, id )
ジャカルタ からスラウェシのマカッサルへ。さすがにインドネシアで一番シーフードがうまいという土地だけあって、魚やエビカニ最高。といっても凝った料理があるわけではなく、単にふつうにグリルしてあるだけだが、ジャカルタの後では何でもうまく思える。
またマカッサルのロッテルダム・フォートの前で声をかけられるままに、サマロナ島なるところに出かける(往復2500円ほどと言われた)。船でわずか20分で、なんと珊瑚礁のすっげえ砂浜ビーチ島にやってきた。信じられん。水着も何も持ってこなかったのが心底悔やまれる。 (2007/8/10, id )
息をつく 間もなくジャカルタ。だがその前にインドで書いた、総選挙に関する予測がまるっきりはずれてしまってがっくり。今から直すわけにもいかないし、しょうがない。自民はアレだが民主に期待できることなんて何もないのになあ。でもインドにいるとやっぱり日本の雰囲気を読むのは至難の業ではあった。 (2007/8/2, id )
最終巻 をアジア各地で立ち読みしているんだが(回転の懐に金を落としてたまるものか。どこかでバッタもんが出回ってないかなあ)、好きになれないなあ。前の二巻よりは少しましという程度。最後の長々しい説明合戦は何とかなんなかったのか! それに関連して
ハリポタの経済学的考察 。ハリポタがつまらんのは、魔術の機会費用が低すぎると同時に全体にあまりにいい加減であるせいだ! いやまったく同感。しかも設定がいい加減に変わるし。不死鳥騎士団では「リングにかけろ!」みたいにいちいち呪文を言わないと戦えなかったのが、次の巻では黙ってても呪文が使えることになってるし。死んだはずの校長も平然と復活するし。
それとこの分析で、指輪物語やナルニア国物語の魅力は、主人公たちは魔法の国にいても魔法を使えず、したがって人間(またはそれに類するもの)の制約下にあるところなのだ、というのもうなずける。 (2007/8/2, id )
あらま 、
フリン効果終わった のか! やっぱテレビゲームやっても『24』見ても頭はよくならないのかもしれないぞ、ジョンソン先生。(2007/8/2, id )
言いたくは ないが、ジャカルタって面白いところじゃないなあ。さして見るものもないし、マニラといい勝負。屋台飯は平板でよどんだ味で、タイやインドなら当然のようにある作りたて感や上品さや鮮烈さみたいなもの(温度面でも味付けの面でも)に、店も客もまったく無頓着。まずくしようがないと思っていたできたてのロティ・チャナイですら、小麦粉の固まりっぽさを残せるという芸当には恐れ入った。それに較べてバリ島は……と言いたいところだが、あそこもデンパサールはろくでもないところだから、アジアの新興都市はしょうがないのかな。 (2007/8/2, id )
世界銀行 さまの大好きなバス専用レーンを使ったトランスジャカルタ 。地下鉄掘るほどお金もかかりませんよ、というんだが……使いやすいしきれいだし本数が多いし、お値段安いし(3500Rp) すし詰めにならないように乗車制限するのであまり不快感はないが、やはりバスではこの人数をさばききれん、という感じ。東西に走るルート3は常時満員状態でまともな使用に耐えん。やっぱ地下鉄掘りましょう――といったらそういう計画がちゃんとあるそうな。 (2007/8/2, id )
2007/07
同じくテレビで やっていた、ニール・ゲイマン原作の「Mirrormask」 。お話はそこそこだけれど、夢っぽい感じをCGや各種映像処理でがんばって出している佳品。主演の子は若き日のヘレナ・ボナム・カーターに少し肉をつけた感じで、彼女の書く絵と夢の世界とが結びついていて云々という感じ。ぼーっと見るにはなかなかよかった。劇場公開されなかったのかー。もったいない。確かに大ヒットしそうには思えない映画だからなあ。 (2007/7/23, id )
というわけで インド! 場所はティルプールにコインバトール。まあガイドブックに載るような都市ではなくて、インドの南部の真ん中あたりにある、工業都市。でもティルプール は世界のTシャツ首都やニットウェア首都とすら言われるところで、諸君もたぶん何らかの形でお世話になっていると思われる。町は郊外部にでかい工場がいっぱいあるとともに、中心部もあらゆるところが職住混合もいいところ。また川沿いに染料や漂白工場が密集して(地図参照)、規制はかかってるんだがまだ排水の問題が大きいそうな。コインバトール も工業都市だが比較的道路がしっかりしていて、インド式の狭い道にごっちゃりつまった渋滞のクラクションと排気ガス洪水がかなり穏やか。見るモノはないけれど過ごしやすい。あと町の真ん中に巨大な牢屋がある。たぶんあと五年くらいで町がもっと発展したら、あれを郊外移転して跡地を使って非常によい街づくりができるはず。あと山の水源近くなので、水道水を飲んでも平気なくらい水はきれい。まあ読者の中でここらあたりに行く/行った人は、衣服業界の人でもなければ数人いるかいないかだろうけど。 (2007/7/20, id )
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コインバトール からさらに、インド南部のインド人向け山岳リゾートとして知られるウーティ にまで足をのばす。鉄っちゃんなら、SLが走るアブト式のニルギリス鉄道 といえば知ってるかもしれない。おんぼろバスですさまじいつづら折りの山道を走るのは(それも一番前の席で)心臓が止まりそうなほどのスリル (ちなみにコインバトールからたった27ルピー)。途中に見える紅茶のプランテーションはきれい。だけど町そのものは……うーん、涼しくていいんだけれど、それ以外は汚らしいインドの町そのもので、話にきいていた美しいリゾートという感じはまったくなくてがっかり。目に見える斜面はびっしりリゾートマンション開発されてしまい、かなり醜悪。あと鉄道にのれなかったのは心残りではあるなあ。 (2007/7/20, id )
テレビで 何やらロジャー・ムーア時代の007映画を何本か繰り返しやっているのを何となく見ていて唖然。オクトパシーと、なんだっけ、あのグレース・ジョーンズが出てデュラン・デュランがテーマ曲を歌ったやつと、あとユア・アイズ・オンリーだったかな。ボンド映画ってこんなどうしようもない子供だましのおちゃらけみたいな代物だったっけ? 行きの機内で見た最新作が神々しいくらいかっこよく思えてきた。 (2007/7/20, id )
さらに 進んで赴いたウダマルペットは、風力発電の風車まみれで壮観(悪い意味で。ぼくはあの風車がそんなにきれいとは思わん)。でも補助金がなくなったので、もう新規建設はないんだって。道中、新しい携帯は大活躍。新しいデジカメは……電池切れるのはやーい! (2007/7/20, id )
インド 大使館が引っ越しているではないか! 会社の外出ついでに立ち寄りで査証申請しとくべえと思って、千鳥ヶ淵にでかけて真っ青。移転先も 18 ポイントくらいで新住所を書いた紙がポスターの上に貼ってあるだけ。せめて地図くらいのせてよ~! 電話をかけて、住所表記から見つけ出すのに一苦労。新しいところは麹町だが、ホテルニューオータニの近く。ついでながらインドはそろそろ査証やめようぜ~。やめないにしても、あの前近代的な申請・交付システムはやめよう! いまだと、申請は 9 時から 11 時の間、交付はその日以降の 5 時から 5 時半までという、ずいぶんと制約のある仕組みになってるのだ。せめて交付くらいは 9 時 5 時にしてくれ! (2007/7/13, id )
なんとか申請 した帰り道、ニューオータニの前でまな板を売っていた。二週間だけ売っているのだとか。その他木製食器多数。なかなかよかった。まな板も安くて具合がいいぞ。でも永田町でまな板を買うとはおもわなんだ。 (2007/7/13, id )
前回のインド出張で 使っていたカシオの Exilim ex-500 が壊れた。レンズが飛び出してくるタイプだったので、上に座ったらこわれたのと、それ以前にもホコリや水等がかかってレンズ伸縮のたびにジョリジョリ音がするようになっていた。小さくてそんなに不満はなかったんだけれど……
こんどはオリンパス μ770SW . 少し厚くなったが防水防塵耐ショック。ただし操作性は少し悪く、動画を撮るのにメニューの奥までおりないとダメとか、SD カードが使えず xD カードなる変な高い仕様のカードしか使えないとか充電が電池を取り出さないとできないらしいとか。でも基本性能はよさそう。次回のインド出張でお手並み拝見。 (2007/7/11, id )
初代京ぽん も充電器の接触がやたらに悪くなったのと USB 接続ができなくなったのと、あと会社から「外国で使えるケータイにせよ」との命令が下ったのとで、数年ぶりに買い換え。GSM が使えて、なるべくストレート型で(ケータイをパカパカさせるのは醜悪だと思うし可動部は少ない方がいい)、かさばらないのを重視となると選択肢はほとんどなくてソフトバンクの 708sc にした。山形の用途にはほぼ完璧といっていい代物(あとは QR コードに対応してくれ)。うーむ、知らない間にケータイは進歩してるんだなあと感動。 (2007/7/11, id )
2007 年前半以前はこちら
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