誰にでも、いつも常に厳しかったじぃじ。
当時、婚約したばかりだった主人を紹介した時、両手を広げて迎えいれてくれたこと。
本当に嬉しくて言葉では伝えきれない程の感謝の気持ちでいっぱいです。
「chococoは苦労してきた分、今の幸せを噛みしめることのできる人間になってくれて、じぃじは本当にお前を誇りに思うよ。」
そう言ってくれたじぃじの言葉が心に響いて、少しだけ残っていた私の固かった心を優しく包み込み、ゆっくり溶かしてくれました。
外国人の主人と、戦争をくぐり抜けてきた日本男児のじぃじが、お互いの国の歴史や文化を笑いながらお喋りしている姿を見るのが私は本当に大好きでした。
これから、もっともっと祖父孝行して一緒にたくさん大笑いしたい。そう思っていたのに、もう、それもできません。
ちょうど、一年前の三月下旬。
みんなで餅つきをした後の家族写真に写るじぃじは家族の誰よりもbig smileでしたね。
「今年もそろそろ餅つきをして去年のように写真を撮ろうね。」
そう約束したのを覚えていますか?
今後撮る家族写真にじぃじの姿はないけれど、じぃじの笑顔は私の、家族一人一人の心に居続けます。
どんな時でも凜と立ち、前を見据えて歩いていく。
そう決めている私ですが、時々、下を向きたくなる時もあります。
でも、「お前を誇らしく思う。」そう言ってくれたじぃじの言葉を思い出し、歩き続ける勇気にかえていきたいと思っています。
もう、会えないのは淋し過ぎるけれど、これからは安らかに眠って、私を、そして家族全員を見守って下さい。
chococo
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by chococo_165
| 2008-03-27 14:32
| ひとりごと