まだあまり知る人は多くはないであろう本作のアーティストnotuv。
今アルバムのコンセプトは「水」、多くの方が取り上げたことのある”よくあるコンセプト”の一つだと思われる。大概は安直に録音された”流れる水の音”、”雫の落ちる音”などを楽曲に組み込んだりするものだが、よく聴いて欲しい。
トラック3 tumblingdown以外その様な直球な音色は使用されていない。更に良く聴いて欲しい。
各トラックに散りばめられた「水を彷彿させるシンセサイズされた音色」「リバーブにより再現されたしっとりした質感や水滴の広がり」「絶妙な強弱から生まれる躍動感溢れるリズム」そんな音達に気付かれると思います。
「コンセプトを周到した素晴らしい作品」なんて”きな臭い”表現はしたくは無いですが、こういったビートミュージックにおいて、音のパーツに対し繊細かつ力強く生命力を感じさせる表現をおこなえるアーティストは、極々少数の限られたアーティストではないでしょうか?
「難しいこと抜きにして”カッコイイ”から聴いたほうが良いよ。」とオススメしたくなる作品です。
text : Pakchee (Hz-records)
- [BK-K 027]
- Mar 22, 2012
notuv
oO0o8o
Track list
- intro
- runnninng in the rain
- tumbling down
- nervus
- humoresque (notuv remix)
- shower
- a damp day
- relation
- outro
- Genre
- electronica/brokenbeats/experimental/etc
- Artist
- notuv
- Artwork
- Singer
- Song
- Thanks