Mac な HTML エディタ 〜 Shareware & Product 編 〜
2006年 04月 18日
よくよく見てみると、こちらでピックアップした物はすべて英語版ですね。それだけ、海外のソフトウェアの開発が強いってことでしょうか。
BBEdit
唯一取り上げた製品版(残りの 3 つはシェアウェア)で、海外では定番のエディタです。非常に強力で何でもできそうな感じです。値段も強力で、テキストエデェタなのに、199 ドルとびっくり価格です。でも、裏技があって(というほど裏技ではないですが)、BBEdit の機能制限版として無料で配布している TextWrangler をダウンロードするとクロスアップグレード版が買えて、それだと 99 ドルになります。といっても、それでも日本円にして 1 万円以上のエディタです!
HTML ということで見てみると、「Markup」メニューから選択する方式と、Tag Marker を使った方式があります。
「Markup」メニューから選択すると、挿入するタグのパネルが表示され、パネルでいろんな属性を入力し、それに応じたタグが入力される、というものです。
Tag Marker は、タグを挿入したい場所にカーソルを置き、コマンド+M キーを押すと、そこに入力できるタグや属性が一覧表示され、選択すると挿入される、というものです。
手入力という意味では、すらすらとはいかないですね。あくまで別パネルでの操作になってしまいます。
何でもかんでもテキストエデェタ中心で使っていく人にはいいのかもしれません。
HyperEdit
このエディタで特徴的なのは、コードビューとブラウザビューを同じウインドウでやっているところです。つまり、入力したコードがリアルタイムでブラウザで更新されていく感じです。しかも、ブラウザに切り替えるのではなく、同じウインドウ内で。ちなみに、ブラウザビューは別ウインドウにすることもできます。
あと、JavaScript と PHP もリアルタイムでレンダリングされるようですね。JavaScript のほうは、今 AJAX がはやっていることを考えると、デバッグも簡単になるのでかなり便利そうですね。
HTML の入力は、esc キーによるワードコンプリート機能がありますが、HTML 専用ではないようです。スニペット(コードを部品化したもの)があるので、それを自分で用意して使うという方法しかなさそうです。
HTML やスクリプトの Validation に力が入っているという印象です。
お値段は 19.95 ドル、日本円にして 2,500 円弱です。
skEdit
このエディタは、なんといってもコードヒントが特徴です。コードを入力していくと、入力できるタグや属性が自動で表示されます。もちろん、入力が進むにつれて絞り込まれていきます。手入力さくさくエディタです。ちなみに、HTML、ColdFusion、MovableType タグ、CSS でこの機能が使えます。MovableType のタグが入っているところがニクイですね。カスタマイズも可能です。
(私が知る限り、コードヒント機能があるのは、これと Dreamweaver しかありません。)
あと、あるフォルダを「サイト」として管理できます。サイトとして開けば、サイト内でのリンクなんかが非常に楽になります。サイトとして開くと、リンクタグのコードヒントで、相対パス付きでファイル名が表示されるのも特筆ものです。
このエディタにも内蔵のブラウザビューがあります。別ウインドウですが。
そういえば、このシェアウェアにはローカライズ版が存在するのでした。つまり、日本語版として使えます。(英語版の方がわかりやすいことも往々にしてありますが...)
お値段 24.95 ドル、日本円にして 3,000 円弱です。
TextMate
HTML エディタというより、プログラムエディタです。対応言語として HTML が入っているという感じです。対応している言語を例としてあげると、ActionScript、C、C++、CSS、HTML、Java、JavaScript、Objective-C、Perl、Python、Ruby、SQL、XML などなど。
ワードコンプリートがかなり強力で、キーワードを入力し Tab キーを押すと候補が表示され、選択すると入力されます。例えば、「doctype」と入力して Tab キーを押すと、HTML 4.01 や XHTML 1.0 などの宣言が一覧表示されます。属性なんかの入力も特徴的で、自動入力したタグの中に、入力可能な属性があると、そこに Tab キーで移動でき、複数ある場合は入力しては Tab、入力しては Tab、というリズムで入力できます。最後の入力項目の入力が終わって Tab キーを押すと、そのタグの閉じタグの後ろにカーソルが移動するのも気が利いています。
この機能はかなり詳細にカスタマイズできますが、正規表現の深い知識が必要そうです。ま、プログラマのためのエディタであれば、それくらいは...というところでしょうか。
非常に強力なエディタなのですが、このエディタには一つだけ重大な問題があります。それは、テキストとして日本語が入力できないことです(爆)。日本語というよりは、完全 1 バイト仕様で、2 バイト言語には未対応ということです。作者も承知していますが、かなり長期での改善項目でしかないようです。
お値段は 39 ユーロ、日本円で 5,600 円強です。この値段も微妙なところ。英語しか使わないなら、その価値はあると思いますが...
まとめ
ということで、Shareware & Product 編のおすすめは
skEdit
です。TextMate もかなり気に入ったのですが、日本語が入力できないのにあの値段では、日本人にはちとつらかったです。それを抜きで考えても、skEdit のさくさく感はずば抜けていています。Dreamweaver をも大きく上回っています。これは購入するつもりです(まだ試用中)。
BBEdit
唯一取り上げた製品版(残りの 3 つはシェアウェア)で、海外では定番のエディタです。非常に強力で何でもできそうな感じです。値段も強力で、テキストエデェタなのに、199 ドルとびっくり価格です。でも、裏技があって(というほど裏技ではないですが)、BBEdit の機能制限版として無料で配布している TextWrangler をダウンロードするとクロスアップグレード版が買えて、それだと 99 ドルになります。といっても、それでも日本円にして 1 万円以上のエディタです!
HTML ということで見てみると、「Markup」メニューから選択する方式と、Tag Marker を使った方式があります。
「Markup」メニューから選択すると、挿入するタグのパネルが表示され、パネルでいろんな属性を入力し、それに応じたタグが入力される、というものです。
Tag Marker は、タグを挿入したい場所にカーソルを置き、コマンド+M キーを押すと、そこに入力できるタグや属性が一覧表示され、選択すると挿入される、というものです。
手入力という意味では、すらすらとはいかないですね。あくまで別パネルでの操作になってしまいます。
何でもかんでもテキストエデェタ中心で使っていく人にはいいのかもしれません。
HyperEdit
このエディタで特徴的なのは、コードビューとブラウザビューを同じウインドウでやっているところです。つまり、入力したコードがリアルタイムでブラウザで更新されていく感じです。しかも、ブラウザに切り替えるのではなく、同じウインドウ内で。ちなみに、ブラウザビューは別ウインドウにすることもできます。
あと、JavaScript と PHP もリアルタイムでレンダリングされるようですね。JavaScript のほうは、今 AJAX がはやっていることを考えると、デバッグも簡単になるのでかなり便利そうですね。
HTML の入力は、esc キーによるワードコンプリート機能がありますが、HTML 専用ではないようです。スニペット(コードを部品化したもの)があるので、それを自分で用意して使うという方法しかなさそうです。
HTML やスクリプトの Validation に力が入っているという印象です。
お値段は 19.95 ドル、日本円にして 2,500 円弱です。
skEdit
このエディタは、なんといってもコードヒントが特徴です。コードを入力していくと、入力できるタグや属性が自動で表示されます。もちろん、入力が進むにつれて絞り込まれていきます。手入力さくさくエディタです。ちなみに、HTML、ColdFusion、MovableType タグ、CSS でこの機能が使えます。MovableType のタグが入っているところがニクイですね。カスタマイズも可能です。
(私が知る限り、コードヒント機能があるのは、これと Dreamweaver しかありません。)
あと、あるフォルダを「サイト」として管理できます。サイトとして開けば、サイト内でのリンクなんかが非常に楽になります。サイトとして開くと、リンクタグのコードヒントで、相対パス付きでファイル名が表示されるのも特筆ものです。
このエディタにも内蔵のブラウザビューがあります。別ウインドウですが。
そういえば、このシェアウェアにはローカライズ版が存在するのでした。つまり、日本語版として使えます。(英語版の方がわかりやすいことも往々にしてありますが...)
お値段 24.95 ドル、日本円にして 3,000 円弱です。
TextMate
HTML エディタというより、プログラムエディタです。対応言語として HTML が入っているという感じです。対応している言語を例としてあげると、ActionScript、C、C++、CSS、HTML、Java、JavaScript、Objective-C、Perl、Python、Ruby、SQL、XML などなど。
ワードコンプリートがかなり強力で、キーワードを入力し Tab キーを押すと候補が表示され、選択すると入力されます。例えば、「doctype」と入力して Tab キーを押すと、HTML 4.01 や XHTML 1.0 などの宣言が一覧表示されます。属性なんかの入力も特徴的で、自動入力したタグの中に、入力可能な属性があると、そこに Tab キーで移動でき、複数ある場合は入力しては Tab、入力しては Tab、というリズムで入力できます。最後の入力項目の入力が終わって Tab キーを押すと、そのタグの閉じタグの後ろにカーソルが移動するのも気が利いています。
この機能はかなり詳細にカスタマイズできますが、正規表現の深い知識が必要そうです。ま、プログラマのためのエディタであれば、それくらいは...というところでしょうか。
非常に強力なエディタなのですが、このエディタには一つだけ重大な問題があります。それは、テキストとして日本語が入力できないことです(爆)。日本語というよりは、完全 1 バイト仕様で、2 バイト言語には未対応ということです。作者も承知していますが、かなり長期での改善項目でしかないようです。
お値段は 39 ユーロ、日本円で 5,600 円強です。この値段も微妙なところ。英語しか使わないなら、その価値はあると思いますが...
まとめ
ということで、Shareware & Product 編のおすすめは
skEdit
です。TextMate もかなり気に入ったのですが、日本語が入力できないのにあの値段では、日本人にはちとつらかったです。それを抜きで考えても、skEdit のさくさく感はずば抜けていています。Dreamweaver をも大きく上回っています。これは購入するつもりです(まだ試用中)。
by bluemagic883
| 2006-04-18 17:16
| Mac