月を見上げる丘

独断と偏見による私的廃屋。只今微復活中。

(アニメレビュー) とある科学の超電磁砲 第5話 「とある二人の新人研修」

(アニメレビュー) とある科学の超電磁砲 第5話 「とある二人の新人研修」

とある科学の超電磁砲<レールガン> 公式サイト
TOKYO MX *アニメ「とある科学の超電磁砲」
とある魔術の禁書目録 - Wikipedia

とある科学の超電磁砲 第5話 「とある二人の新人研修」
脚本:天河信彦 絵コンテ:神谷智大 演出:神谷智大
作監:中村直人 総作監:田中雄一


~あらすじ~

頻発する車上荒らし対策に、監視カメラの増設をしていた黒子と初春。鳴り出した警報器に付近を探したふたりは、校舎の陰で車の中を物色する不審な学生を発見する。応援を呼ぶ初春の制止も聞かず、車上荒らしを捕まえようと先行した黒子は不意打ちを受け、逃げる犯人を捕まえようとした初春も昏倒させられてしまう。逃げられたのは自分のせいではないとばかりの黒子の態度にカチンときた初春。その上、大事な約束のことまで忘れている黒子に、ついに仲違いしてしまう。風紀委員(ジャッジメント)を目指していたふたりは、過去にとある事件で関わっていて……。




「『己の信念に従い、正しいと感じた行動を取るべし』。ジャッジメントの心得の一つですの」
とある二人の少女の、とある新人研修の日。
そして黒子と初春の初めての出会いと関わった事件。
今話はそんな二人の出会いな物語。

つきつめて言えば今話は
幼い黒子と初春が可愛くて仕方がない、の巻です(苦笑

ということで詳しくは続きをどぞー。

▼「とある科学の超電磁砲」レビューは以下より


アバンタイトルでは黒子と初春の出会いの日。
ジャッジメントに入りもう1年も仕事をしていた黒子。
そんな黒子が訓練所で出会ったのは腕立てを一回も出来ない少女、
『初春飾利』との出会いでした。
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「『己の信念に従い、正しいと感じた行動を取るべし』。ジャッジメントの心得の一つですの」
「"想い"を貫き通す意思があるなら、結果はあとからついてきますわ」

トロくさくて運動音痴な初春は自分を変える為ジャッジメントに入ったのですが、
あまりの駄目っぷりに自信を無くしていた。

そんな初春に黒子はジャッジメントの心得を例に出して励まします。
言葉口調から結構高飛車な印象を受けますが、
頑張っている人物にはそれ相当の評価をしているということなんでしょうね。


――そんな二人の出会いを経て、現代。
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車上荒らしが増えているということで監視カメラの設置をしていた黒子と初春。
そんな二人の耳に警報機の音が聞こえ現場に行ってみると、
そこには白昼堂々と車上嵐をしている人物が。

見た感じ犯人は一人らしく黒子は真っ先に取り締まろうとするのですが、
初春は逆に一人ではないかもしれないと予想し応援を待ったほうがいいと進言。

そんな初春の言葉を半ば無視して一人で取り押さえようとした黒子でしたが…

バンッ!!!

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後部座席に潜んでいたもう一人の犯人にドアごと吹っ飛ばされる黒子。
逃げる二人の犯人をなんとか止めようとした初春でしたが、
初春も犯人にスタンガンで昏倒させられ、結局犯人を逃げしてしまうことに。


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ようやく立ち直った黒子の目に飛び込んできたのは倒れていた初春の姿。
しかしスタンガンで昏倒させられただけで特に怪我は無かった様子。
(というかスタンガン喰らったのにもう復活ですか初春ちゃんw)

そんな初春の姿を見て黒子は「後方支援をしておいたほうがいい」と
冗談交じりに言うのですが、逆に初春も「独断専行な白井さんに言われたくない」と反論。

そうしてお互いがお互いを思うあまりに口喧嘩になってしまい
初春は咄嗟に出た「(これじゃ)約束が守れない」と言うのですが、

黒子「"約束"……?はて――」
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初春「覚えて、ないんですか……?分かりましたっ、白井さんがそういう考えならもう知りません!」
咄嗟に出た初春の約束の言葉。しかし当の黒子は約束というものを覚えていない様子。
そんな黒子の態度にこれまでの鬱憤があったのか絶交紛いの言葉を投げる初春。


「こんにちわー、初春居ますー?」
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そんな黒子と初春の出来事があったあと、支部に遊びに来た佐天は
黒子たちの上司である「固法 美偉(このり みい)」の前で初撃にスカートめくりをする……んですが、
先ほどの黒子との確執があったためか微動だりしない初春。
怒り>>恥ずかしい、という図式が出来上がるほどショッキングなことだったんでしょうね。


そんな静かに怒る初春を心配する佐天。
また初春を怒らせてしまった黒子も、初春と仲直りしないままで気になっていた。
寮でモジモジモヤモヤとどうしようか悩む黒子に、
ルームメイトである美琴が気になるのは「黒子と初春の関係」。

それは黒子と初春が出会ってから遭遇した"一つの事件"...



「どうして私だけ先輩同伴の裏方仕事やパトロールばかりですの……」
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ジャッジメントに入って1年が経った黒子(小学生)。
しかし現実では先輩である固法が付き添ってのパトロールばかり。

そんな仕事ばかりに不満を投げかける黒子でしたが、
ジャッジメントの先輩である固法が言うには
「ポテンシャルは高いけれど周りの人間に頼ることをあまりしない」
というのが黒子への見解。

結局子ども扱いされた黒子。能力は高くとも小学生。
固法は黒子に甘いものでも奢るということで、
まずは銀行でお金を下ろしてからという話になったのですが、
そこで偶然出会ったのは、先のジャッジメントの訓練で一緒になった初春。
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初春「もう中学生だから学園とかを見学にきたんですっ」
黒子「へ、へぇ~(同い年でしたの!2つ3つ年下だとばかり……)」

訓練所で出会った少女は自分と同い年だと知り驚愕する黒子(苦笑
そりゃ見た目も言動も頭がお花畑でも黒子と同じ考えもちますよねw

それはそうと黒子が常盤台中学に入学すると知った初春の
ロリっ子ど真ん中ストライクな少女的笑顔には惚れ、げふんげふん!


そんな萌え萌えな初春を他所に事態は急展開を迎えます。


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いかにも怪しい男を見つけた固法。
自身の能力である「透視系能力者」でバッグの中身などを見てみると、
その男がジャケットの中で握り締めているものは、一丁の拳銃。
※バッグいっぱいの縄については「怪しいモノではない」と判断したようです(笑

明らかに銀行強盗だと分かった固法は静かに職員に知らせて
警備員(アンチスキル)に任せようとする……のですが、
先に犯人に動かれてしまいます。
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身動きが出来なくなりどうしようかと思案した僅かな時間、
颯爽と動いたのは……今だ現場に居合わせたことのない小学生ジャッジメントの黒子。


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足を基点に転ばせ見事犯人の銃を手放すことに成功した黒子。
必死の攻撃ではあったものの初めての実戦で訓練どおりにでき
犯人を取り押さえることに笑顔を浮かべた黒子……でしたが、
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強盗は黒子が倒した一人だけではなく、
しかも人質にとられたのは知り合ったばかりの初春。

犯人はこれ幸いとして初春を人質になんとかしようとするのですが、
黒子たちにとって、そして犯人にとっても運の悪いことに、
局員が警報機のボタンを押して閉じ込めようという判断に出てしまいます。

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閉じ込められ、おまけに警備システムのロボットも出てくる始末。
黒子はそんなロボットが走り出すと同時に走り出し取り押さえようとするのですが、
犯人は何かモノを投げつけロボットを爆破。
黒子は無防備にそれを喰らうところでしたが、
すんでのところで固法に手を引かれ助けられる黒子。
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「手の内が、分からない間は、突入しない。覚えときなさい……」
黒子を身を挺して助けたことでロボットの爆発をもろに受けた固法。
おまけに固法がジャッジメントと分かった犯人は動けない固法をいいことに、
仲間であった犯人を取り押さえた黒子をいたぶりはじめます。
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「これでは――半人前以下ではありませんかっ」
自分のせいで固法は重傷を負い、知り合いになった初春は人質に取られ、
犯人を捕まえようと先走ったおかげでこんな惨事になったことを悔やみ黒子。

それならば今はまだ無事の初春だけでも助けようと動く黒子。
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犯人に捕まっていた初春を瞬時にテレポートさせ外へと避難させた黒子。
犯人にとっても、そして初春にとってもまさに瞬間の出来事。
しかし何が起こったか分からないほど犯人も馬鹿ではなく、
初春を逃がしたのはほかでもない黒子だと理解。

そして初春もようやく自分を助けたのが黒子だと分かり外から黒子へと呼びかけるんですが、
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「私まだ自分を飛ばせませんの。それに……事件をまだ解決してませんからっ」
カッコいいセリフを言いながら主人公宜しく女の子を助ける黒子。
これでまだ小学生(6年生?)だというから驚きですw


しかし犯人も黙っちゃいません。
ただの強盗ではなく、彼も能力者でした。
あのロボットを壊した能力とは『イコールスピード』
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「俺が投げたものはそれが壊れるか能力を解除するまで"前に何があっても進み続ける"」
シャッターが下ろされており犯人もただ一人。
ならば足止めすればあとはアンチスキルを待つだけ、と思っていた黒子でしたが、
予想外の犯人の能力に唖然とする黒子。

犯人は自身の能力を使いあとは金を取り出して逃げるのみ。
そこで考え付いたのは黒子のテレポート能力を利用して
「金を取り出したら人質は助ける」という話を持ちかけます。

黒子は自分の軽率な行動により色んな人に迷惑をかけたことで、
それならば……と考え付きますが、そこは信念を持つ黒子。
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「絶ぇ~~対に、お断りですの!」
「自分の貫いた正義は、決して曲げないと!!」

犯人に誘惑されてもまっすぐな黒子。
今話ばかりの主役な彼女ですがここまで主人公級な子だとは思いませんでしたw

そんな主人公ばりの啖呵を切った黒子にもちろん犯人も黙っちゃいません。
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「一度にひとつしか投げられないとは言ってねぇぞっ!!」
黒子に容赦なく何個もの玉を投げつけ始末しようとする犯人。
一つしか投げられないと思っていた黒子は
足を蹴られたことで思うように動けず絶体絶命か……と思った矢先に、


チュドーーーン!!
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突如黒子へと襲いかかる脅威を一層したのは"一筋の電撃"
犯人はそれに呆気に取られ、逆に黒子はチャンスとばかりに犯人を取り押さえ、
見事犯人を確保することに成功。
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電撃で開いた外には、無事だった初春の姿と。
名も知れぬ"一人の女学生"が去っていく姿。

もちろんこれはまだ『彼女たち』が出会う前の出来事。
出会う前に実は出逢っていた、ある意味お決まりパターンですが、
彼女達の場合お決まりなパターンもありかなと思わせるから不思議ですねw
まぁ電撃姫がここに居合わせるというのは出来すぎですけどw


そうしてアンチスキルも到着し、事件は解決。
無事だった初春は助けてくれた黒子の傷を看ながら"一つの約束"を誓います。
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「私も自分が信じた正義を決して曲げません。何があってもへこたれず、
 きっと、白井さんのようなジャッジメントになりますっ」

黒子が犯人に告げたときのセリフに感銘を受けた初春は、
あの言葉を借りて自分が信じた道を突き進むと約束。

そんな初春の一つの約束を、黒子も"自分の約束"として受け取り、
"一緒に一人前になろうと約束"します。
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たまたま出逢った二人。
たまたま居合わせた幼いジャッジメントな二人。
だからこそ二人で一緒に一人前になろうと約束する黒子と初春。

これがかつて二人で誓った"一つの約束"だったのです。

ちなみに、

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「約束ってあれのことだったんですの……」
初春との出会いなどを美琴に語っていた黒子がここで漸く思い出すという珍事(笑
自分で語っておいて思い出すだなんて何気にドジッ子属性があるのかもしれませんねw

「自分が信じた正義を曲げない」。

その言葉と約束の通り、ヘコんでいた初春は逃がした車上荒しを見つけ、
一人で追いかけようとしますがそんな初春を追いかけて一緒に走る黒子。

"一緒に一人前になる"という約束で誓い合った二人。
美琴や佐天も表現していましたが、
まさにこの二人は青春真っ只中って感じがしましたね。
夕日に向かって走れ!って感じで(苦笑
関係ないですケドねw


~次回予告~

とある科学の超電磁砲 第6話 「こういうことにはみんな積極的なんですよ」

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1 Comments

ゆっぴさん  

意見が合いませんね…

ゆっぴは初春の笑顔より、その画面に映ってる黒子の顔の曲線(へちまみたいな)に蕩れましたw

2009/11/02 (Mon) 23:09 | EDIT | REPLY |   

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  • 2009.11.04 (Wed) 17:29 | ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人
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  • 黒子と初春の出会いを描いたお話。 名コンビ誕生秘話(笑) 2クールだとこういう外伝的エピソードをやる余裕もありますね。 息ピッタリのはずが黒子暴走で車上荒らしを取り逃がし。 初春ちゃん、言うときは言う子なんですね。 黒子を諌めるも黒子聞く耳持たずで仲...
  • 2009.11.03 (Tue) 12:03 | のらりんクロッキー
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