ポケモンが地下牢を探検??
先日、小学4年生の甥っ子(弟)にDSのポケモンのゲームをプレゼントしました。
『ポケモン不思議のダンジョン』てやつで、新作のようです。
2種類あって、「時の探検隊」と「闇の探検隊」。どっちにするかですごく悩んでいたようですが、なんとか一個選んでもらいました。(後から調べたら、なんとこの2つ、ゲーム内容はほぼ同じで、登場するキャラクターと道具がちょっと違うだけらしいです。(^_^;))
さて、このゲームのタイトルにある”ダンジョン”。
僕らは、この言葉をはじめて知ったのは、たぶんドラクエだったと思います。あー、まだ復活の呪文とかあった頃ですな。
で、その「ダンジョン」、辞書でなんて書いてあるでしょうか?
ざっと調べたところ、国語辞典でも英和辞典でも、おおむね、”地下牢、土牢”。
ポケモンが地下牢を探検??
これじゃあ、なんだかビミョーに意味がわかりません。
(もっとも、中世のお城の地下牢は探検できるほどすごいことになってたのかもしれませんけど・・・。)
辞書によっては、”迷宮”という記述もありましたが、要はゲーム的には”迷路”ですよね。
そう考えてみると、辞書でひいただけではピンとこない言葉って案外たくさんあるような気がします。
コンピュータ関連で、昔よくそう言われたのが「アプリケーションソフト」。IBMのマニュアルの翻訳が起源だと言われていますが、”適用業務ソフトウエア”ですね。ん?”適用業務”てなんだ?て。
昔、「ひやむぎ」を国語辞典で調べたら”太いそうめん”、逆に「そうめん」は”細いひやむぎ”。あれれ。。。
そして、僕らが生業としている「マーケティング」もピンとこない系だと思います。
大辞林によると、
”消費者の求めている商品・サービスを調査し、供給する商品や販売活動の方法などを決定することで、生産者から消費者への流通を円滑化する活動。”
コトラーによると、
” 「マーケティングとは、製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセス」”
いやぁ、どっちにしても直感的にはわかりにくいかも。
僕は、”売り手と買い手が適切に出会い、よりよく売り買いできる環境をつくること”と捉えて(読み替えて)います。
まあこれでもやや長いし抽象的かもしれませんが、自分としては一番しっくりくる理解であります。
ということで、わからない言葉があったら先ず辞書で調べてみよう、は基本ですが、そこに書かれていることを知るだけでなく、本来その言葉が表していることを理解するのはもう一歩先のことだったりすることも少なくないな、などと考えました。