エフェクト作成ツールまとめ
2011.06.06
2013年4月19日に厳選して再度まとめた記事を追加しました。エフェクト作成ツールまとめ2
最近、エフェクトアニメ作りにはまっていて、blog上で素材公開していたせいかエフェクト制作ツールがらみで検索してこられる方もいるようなので、そのあたりをちょっとまとめて記事にしておきます。
※「はじめてのウディタSNS」内で制作手順も合わせて中途半端に書いていたものを、こちらのblogでは制作手順は諦めてソフト紹介だけにしました。
前に同じような記事を書いていますが、より広範囲にしてみます。広く浅くなかんじで。
エフェクト作成ツール
http://piposozai.blog76.fc2.com/blog-entry-24.html
2Dゲーム用のエフェクトアニメの作り方はどういうエフェクトを作るかによっても、色々な作り方があります。
・お絵描きソフトで1コマ1コマ手書きやフィルタ処理で作成。
・動画編集ソフトやアニメーション制作ソフトのエフェクト機能などを使ってムービーを作り、そこから1コマ1コマの画像に出力して作成
・3DCG制作ソフトでムービーを作って1コマ1コマの画像に出力して作成。
・色々なソフトを使ってパーツ画像だけ用意し、ゲームプログラム内で動きを作成。
私の場合は主に下記のソフトを使ってエフェクトアニメを制作しています。
Adobe After Effects 動画編集ソフト
http://www.adobe.com/jp/products/aftereffects.html
Adobe Flash Professional アニメーション制作ソフト(WEBアプリも作れたり色々できる)
http://www.adobe.com/jp/products/flash.html
particle Illusion パーティカル(粒子)エフェクト制作ソフト
http://www.oakcorp.net/illusion/
他にエフェクトで使用するパーツ画像制作などにPhotoshopやらIllustratorやら3DCG制作ソフトやら色々使っています。
もろもろ揃えると20万円以上するのかな?
私の場合は仕事道具でもあり(Aftereffectsはあまり仕事に使う機会ないけど)ますけど、なかなか高価です。
まあ、フリーソフトでも下記のようなソフトで代用できる部分もあります。
NiVE 動画編集
http://nive.jp/NiVE1/
Javie 動画編集
http://sourceforge.jp/projects/javie/
ParaFla! Flash作成
http://parafla.coaworks.jp/
Suzuka Flash作成
http://www.cty-net.ne.jp/~uzgensho/
Detonation パーティクルエフェクト作成
http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se173882.html
パーティクリン パーティクルエフェクト作成
http://www.mochi-ya.net/particlin/index.html
エフェクトエディター パーティクルエフェクト作成
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se487806.html
Athena パーティクルエフェクト作成
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se309247.html
さて、私の環境だとお手軽にエフェクトを作成できるのは「particle Illusion」になります。
particle Illusion パーティカル(粒子)エフェクト制作ソフト
http://www.oakcorp.net/illusion/
このソフトは↑のURLを見てもらうとわかるように、サンプルアニメでゲームに使いたいようなエフェクトが満載。
「particle Illusion」はパーティカル(粒子)エフェクト制作ソフトとなるわけですが、パーティカル=粒子となる1枚の画像に色々な動きを付け、その動きをつけたものを大量に生成したりしてアニメーションを制作できるものです。
単純な爆発のエフェクトなら、一つの煙の画像を作って、それに時間で変化していく色々な動き(色の変化・大きさの変化・動く方向の変化など)を設定して、生成するタイミングをずらしたりしながら、たくさん重ね合わせて表示することによりリアルな爆発アニメに見せることができます。
あんまり知名度が高くないけど、もう10年以上の歴史があるソフトなのです。
その年月で作られた財産がいっぱいで3,000以上?のエフェクトのプリセットデータがメーカーから提供されています。
というわけで、基本はその財産であるプリセットデータからイメージに近いエフェクトを選んで、それを自分の思うように調整していくという作り方が一つの制作スタイルになります。パーティカル画像をオリジナルのものにして動きだけそのまま使ったり、動きを大きく変化させたりと。
もちろん、すべて一から制作することも可能です。
基本はお手軽だけど、設定項目がいっぱいあって深みもあるので、いじるのが楽しいソフトです。
このへん見ていただくと作業手順がわかると思います。
http://www.oakcorp.net/illusion/info01.shtml
http://www.oakcorp.net/illusion/video02.shtml
30日機能制限なしで使える評価版があるので、興味をもたれた方は遊んでみてください。実際に購入するとなると5万円ぐらいしちゃうんですけどね。なかなか高価;
※6月6日現在、海外の本家サイト(wondertouch)が落ちているので、評価版のダウンロードなどが出来なくなっています。親会社のサイト(GenArts)は問題ないので、そのうち復旧するとは思いますが・・・
「particle Illusion」で作ったアニメーションはシーケンス画像(1コマごとの画像)で出力して、ウディタのエフェクトアニメ画像のフォーマットに合うように、バラバラの画像を繋げていきます。
画像を連結させるのに、私は下記の市販ソフトを使用しています。
OPTPiX Pro
http://www.webtech.co.jp/optpixpro/
こちらのフリーソフトでも同じことができますが、αチャンネル付きPNGの透過設定ができないので、黒背景のまま透過なしで出力して使えば、ウディタやRPGツクールVXなどで使用するときに加算モードで表示すれば問題ないです。
Jointogether
http://www.gigafree.net/tool/connect/jointogether.html
あとは面倒だけど、一般的な画像編集ソフトでコピペでくっつけていくとか。
まあ、こうやって作るエフェクトアニメ画像はファイルサイズが大きくなるので、なかなか使いにくいところもありますねぇ。きちんと減色処理してなるべくファイルサイズを小さくしたいところ。
一番いいのは画像パーツをいくつか作って、ゲームプログラム側でパーティクル処理をしたり、アニメーションを作るとかなんですけどね。
もしくはエフェクト制作ツールからそういったモーションデータ(動きや座標など)を出力して、ゲームプログラムに読み込ませるようにできるといいのですが、ゲーム開発会社なんかはハードメーカー提供ソフトや自社ソフトや高価なミドルウェアでそういった制作手法をとっているんじゃないですかねぇ。
おまけ「RPGツクールVX 戦闘アニメ集」
RPGツクールVXは、エディタ内で各画像パーツを組み合わせてアニメーションセットを作ることができるようです。(体験版をちょっとだけしか触ったことしかないので)
2013年3月1日追記
なんか人気記事みたいだったので、最近の記事でちょろっと書いていたものなどを追記しておきます。
Prominence
魔法や爆発などのゲームを演出する2Dエフェクトを作成するソフト。
直感的に使えて、ウディタなどの素材規格(アニメのコマを連結させた画像)に合わせた出力も簡単にできます。
ちょっと物足りないところもありますが、それ以上のお手軽さは大きいです。
αチャンネル付きのPNGでも出力できます。
pee ( Particle Effect Editor)
パーティクルエフェクトを作るためのツール。
吉里吉里2上での再生にも対応。
シェアウェアで 5,000円。
effekseer
開発中のオープンソースの3Dエフェクト編集ツール&ランタイム。
BISHAMON Personal
ゲーム開発会社などでも使われている3Dエフェクトツール。
2012年から個人販売もされるようになった。
体験版が利用可能だが、商用利用する場合にはライセンス購入が必要。
様々なグレードが用意されており、一部記載。
通常モデル 1年使用許諾 9,800円。
通常モデル スタンドアローン 49,800円。
プレミアムモデル 1年使用許諾 12,800円。
プレミアムモデル スタンドアローン 64,800円。
おまけ
ゲームエフェクトデザイナーのブログ
プロのゲームエフェクトデザイナーtomoさんのblog。
エフェクトの作り方の記事などエフェクト作りに役立ち内容が満載です。
ニコニコ動画のエフェクト関連のタグによる検索結果
ゲームエフェクト ‐ ニコニコ動画(原宿)
ゲームエフェクト集 ‐ ニコニコ動画(原宿)
ゲームエフェクトコンテスト2012 結果発表会
こちらの記事でエフェクト制作ツールで作ったエフェクト画像の、整理・加工に役立つソフトウェアも紹介しています。
アルファチャンネル付きPNGを扱うためのソフトウェア
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