WEB+DB PRESS Vol.51の連載で、サーバRFPを設定してそれに基づいて購入していると書きましたが、来年度(2010年度)ぐらいのRFPになりそうな主流となるサーバを考えてみました。

まず、共通していること、前提など

  • CPUのコア数はHTなどによる論理コア含む計算
  • ネットワークインターフェイスは1Gbpsを2つ以上。RX/TX MultiQueueをサポートしていること
  • SSDはIntel X25-M 160GBもしくは同等製品

サーバは主に4タイプあります。

■Utility Server

小規模DB、Q4MやGearmanなどのJobQueue/Workerサーバ、memcachedやSquid/Varnishなどのキャッシュサーバに利用するサーバ。目的に応じてHDDをSSDに換装して利用できることが必要となります。

  • CPU 8コア以上 * 1
  • Memory 16GB
  • HDD SAS 15krpm 146GB
  • SSDに換装可能

■Application Server

アプリケーションサーバやリバースプロキシーに使う。おそらく最もCPU(ユーザ)の負荷が高い。性能の高く、コア数が多いCPUでぶん回して全体のサーバ台数は減らしたい。

  • CPU 8コア以上 * 2
  • Memory 16GB
  • HDD SAS 15krpm 300GB

■High Memory DB

中負荷〜高負荷DBとして利用。SSDについて入れ替えではなく追加としてしているのはデータベースのデータ部分をSSD、バイナリログをHDDとそれぞれの特性に応じて使い分けるためになります。メモリについては後述します。

  • CPU 6コア以上 * 2
  • Memory 48〜64GB
  • HDD SAS 15krpm 146GB
  • SSDを追加可能

■Large Data DB

メモリにすべてのデータが乗り切らないデータ蓄積型、大規模なDB用。

  • CPU 6コア以上 * 2
  • Memory 48〜64GB
  • HDD SAS 15krpm 300GB * 6本以上
  • RAID5

48〜64GBとしたメモリに関して、64GBを積むためには1本8GBのものを買わないとならなく、4GBと比べると3倍程度するのが悩みどころ。メモリの値段は上がってきている中で8GBの値下がりするのか注目。また、今年の後半(前半?)には、Westmere-EPが出て、6コア/12スレッドになるので、また少し状況が変る可能性がありますね。こちらも注目

このブログ記事について

このページは、Masahiro Naganoが2010年1月27日 11:26に書いたブログ記事です。

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