Photo by the_amanda PhotoShareをRailsから、EventMachineベースの自作フレームワークに全面書き換えをしているのですが、大体作り終わりベンチマークを取っていると、概ね1msで処理しているのに、時々、数百ms掛かることがありました。 初めはGCとか疑ったんですが、GC.disable実行しても状況変わらず。絞り込みをしていると、どうもEventMachineで詰まって居るっぽい。 EC2上で動かしていたので、手元のマシンで試したり、LinuxじゃなくてFreeBSDで試しても同じように詰まる。同じEventMachineを使っているThinを使って、ベンチマーク取ってみても、100回に1回ぐらい、やたらレスポンスが遅い時間があるのを確認できました。 ApacheBenchやhttperfは、平均値は取れるけど、個別のレスポンスタイムを出力する方法が見つからなかったので、JMeterに初挑戦。HTTPだけじゃなくて、いろいろなプロトコルに対応しているのがいいね。 色々試してみると、HTTPに限らずTCPソケットサーバを作ると発生するらしく、こんなコードでも、1000回に1,2回、接続した後1000ms近く待たされることがあることが分かりました。 MLとか探しても、同じような現象の話が出てきていない・・・。探し方が悪いのか、じつは誰もあまりまじめに使ってないのか・・・・。 ここら辺まで原因がつかめたところで、takiuchi先生にご相談。 結局カーネルまで追って、変にselectを呼び出して居ることが判明。takiuchi先生さすが! 自分もカーネルとか追うように色々準備しておかないと駄目だなと反省。 このコードを元に検索してみると、迷ったりしていることは分かったけど、このパッチを当てると、接続が詰まる状況が改善。 ここ以外にも、微妙なコードが見られるので、引き続きコードを追ってみよう。 年末の忙しい時期なのに、手伝ってくれてありがとうございました!>takiuchi先生
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Webでの非同期処理を考えてみる [長い記事だけどコメント求む!]
Photo by harry harris いまPhotoShareのサーバの実装を大きく変えようとして悩んでいます。 (参考: Life is beautiful: マルチスレッド・プログラミングの落とし穴、その2) Rails 2.2でThread safeになるとか、NeverBlockで12倍速くなるっていう話もあるんだけど、負荷が上がればレスポンスが悪くなるのは、どうしようもない。マシンを増やせば解決できる部分もあるけど、マシンを増やせばコストは上がる。 Life is beautifulで書かれていますが、確かに全部の処理を同期的に行う必要はないんですよね。 PhotoShareでも、既にいくつかのページは非同期にerbを生成して、それをRailsとerubisで読み込んで実行しています。 しかし、Railsだけではこういった非同期の処理やviewの一部を事前に生成するという処理ができないので、この処理は別途プラグインを作って実現しています。 高速化の為にはキャッシュを使おう Railsで高速化を考えていくと、特にキャッシュが重要になります。たとえばブログエンジンで、RSS Feedを生成するアクションがあったとします。
PhotoShareで新しいiPhoneにデータを移行する方法
Photo by Miss Indi Pop PhotoShareは誰でも簡単に使えることに力点を置いているので、ユーザ登録なしで利用できる、というのを特徴にしています。 しかし、新しいiPhoneを買った場合など、PhotoShareで新しいiPhoneにデータを移行したい場合、通常のサービスであれば、アカウントを入力するのですが、PhotoShareではアカウントがありません。 そこで、PhotoShareでは、登録したメールアドレスによってデータの移行ができる様になっています。 旧iPhone: メールアドレスを登録する (メールアドレスの登録は、トップメニューの「設定」から行えます。 ) 旧iPhone: PhotoShareを削除する 新iPhone: PhotoShareをインストールする 新iPhone: 旧iPhoneと同じメールアドレスを登録する iPod touchからiPhoneに移行する場合は、「旧iPhone」を「iPod touch」に読み替えてください。 これで旧iPhoneから情報が削除されたので、旧iPhoneにPhotoShareをインストールすると、また新しいアカウントとして使うことができます。 PhotoShareでは端末IDを元にしているので、修理などで端末が交換された場合にも、アップした写真などが見えなくなってしまうことがあります。その場合にも、メールアドレスを登録することで前の情報が新しいiPhoneにも引き継がれます。 データの移行には、メールアドレスの登録が必須になりますので、なるべく登録するようにしてもらえると助かります。 旧iPhoneでは、データ移行後、アプリを一度削除すれば、すべての情報は削除されますので、譲渡などを行ってもPhotoShareの情報が渡ることはありません。
BigCanvas PhotoShareリリース!
中島さんと立ち上げた、Big Canvasのファーストプロダクト、Big Canvas PhotoShare (www.bcphotoshare.com)をリリースしました。AppStoreでのダウンロードは、こちらから。 このアプリケーションは、何よりも手軽に写真を使ったコミュニケーションが出来ることを目指したアプリです。 煩雑なユーザ登録などせずに、写真をサーバへアップロードし、友人や家族と共有できます。誰かを指定して写メするのと違い、自分の日常を流していくTwitterのようなユルいコミュニケーションを目指してます。 すでに取った写真をアップロードしたい場合には、右下の四角のアイコンを、その場で写真を撮りたい場合はその隣の、カメラのアイコンをクリックします。写真をアップロードするときには、「非公開」「家族と共有」「友人と共有」「全員に公開」を選んでください。 「友達と共有」とした写真を友達に見せたい場合は、メインメニューを下にずらし、「友人」や「家族」を選択し、「招待する」をクリックします。これで、メールの作成画面に移りますので、そのメールを友達に送りましょう。 招待された人が、iPhoneを持っていない場合は、Webでも写真を見ることができます。 iPhoneのアプリの日本語化はされていますが、まだWeb側の方は英語版のみになっています。Webの日本語版は近日中にリリースします。 また、この週末は過負荷により、サーバとの通信が重い可能性があります。チューニングやサーバ強化は順次行っていきますので、ゆっくり楽しんでください。