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2024年12月

楽韓さん、本日の動向 - 「欧州危機」は今年の注目キーワードなんだよなー

カテゴリ:管理人の独言 コメント:(15)
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 欧州危機についてよくまとまっている動画があったのでチェック。



 前もちょっと語りましたが、ドイツがじわっとEU離脱に向かっているんですよね。
 EUに足を引っ張られているからこんなんなってんだって認識が出てきつつあるのが不気味。これまでさんざん、EUの通貨下落でおいしい思いをしてきたくせにね。
 あとパリオリンピックの下駄がなくなったフランスもだいぶやばい。

ーーーーー

 カドカワ祭ニューイヤー・後半戦(対象タイトル一覧)からいくつか。
 「極振り拒否して手探りスタート! 特化しないヒーラー、仲間と別れて旅に出る」は1巻73円、2、3巻が半額。7巻まで30%オフ。
 「完全回避ヒーラーの軌跡」は1、2巻が69円、5巻まで半額。
 どちらもけっこう読めるストーリーでそれなりの画力。




 講談社のフレッシュ作品セールが明日まで。
 いろいろ77円タイトルありますが「平和の国の島崎へ」(2巻まで)、「満州アヘンスクワッド」(3巻まで)、「だれでも抱けるキミが好き」(1巻のみ)なんかが面白いです。





 それと前に勧めた「明日の敵と今日の握手を」の1巻がブラウザ試し読みできます。半額でもある。
 とりあえずお試しに。楽韓Webの読者は大好きなはず。



 月替わりセールで気になったのが「ヤマケイ登山学校 登山ボディ」。「一生登れる体を手に入れる」のコピーが気になるので買ってみよう。60%オフ。
 ヤマケイはけっこう信頼している。

ヤマケイ登山学校 登山ボディ
芳須 勲
山と溪谷社
2019-12-02


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●楽韓Web投資部 投資短信
 あれ、年初以来初めてかな?
 なんも動きないんですよね。アメリカがじわ落ち。日本はボックス。
 様子眺めで終わってます。
 あ、モデルナが下落しているのでちょっと買い増す予定。ガンワクチンが出るまでキープ予定。

 今日のKindle日替りセールからのピックアップこちら。

韓国識者「もはや韓国は類似内戦状態。大統領が没落したところでこの状態は変わらない」……ですよねー

カテゴリ:韓国社会 コメント:(81)
「韓国は類似内戦状態、大統領没落しても解決しないだろう」(中央日報)
韓国の民主主義が岐路に立った時に意見を求められる碩学に高麗(コリョ)大学の崔章集(チェ・ジャンジプ)名誉教授がいる。長く韓国の民主主義を批判的に探求してきた。「民主主義の民主化」「民主化以降の民主主義」「民衆から市民へ」などは彼の著書名であり当代の民主主義を理解する観点だ。 (中略)

「それなら韓国はどんな民主主義なのか」と尋ねたところ「民主主義にはなったが政治が消滅したと言おうか、見えない民主主義だがとても本当に危険千万な民主主義」と答えた。「政治のない民主主義」だ。民主主義に向けては政治が必要だが政治がないという意味だ。彼が「危険千万だ」という表現を使った理由であろう。懸案から尋ねた。 (中略)

――民主党の権力乱用も問題だ。
「与野党間の協議主義の伝統が完全に崩壊した。過去の少数与党多数野党の国会が多様な形態の対話と妥協を通じて大きな改革をやり遂げることができたとすれば、いまの少数与党多数野党は立法府と政権の全面対立を通じて何も成し遂げることはできない国会を生み出した。均衡のない無限牽制だけがある一種の『不毛の興奮状態』になった。拒否権を乱発した尹大統領も問題だが、政権をまひ状態に追い込もうとする民主党も良くやったものではない」 (中略)

――87体制の限界という主張も多い。
「87年体制は政治学者が『協約による民主化』と呼ぶものの産物だ。与野党が共存するようにした政治体制でうまく作動した時期があった。連立政権が支配的で政党内部も新進改革勢力から穏健中道、合理的保守まで多様な派閥があった。大統領も多様な世論に開放的な秘書室を運営した。陣営政治、青瓦台政府、ファンダム政治を経て87体制が悪化したものであり当初から問題だったのではない。もちろん悪化した87年体制を改善する道は87年体制に戻るものではないだろう。新しい政府の形態や権力構造を作ることが対案になりえる。必要ならば憲法改正もできるはずだ。問題は現在の両党寡占構造に衛星政党を付け加えた政党政治では何もできないという事実だ。政界改編なくしては改憲も政治形態の変化も期待できない。後に戻ることも、前に進むこともできない進退両難に置かれたのがいまの韓国政治だ」 (中略)

――混乱が長引きそうだ。
「大統領職の罷免であれ反憲法的犯罪行為に対する処罰であれ、いまの大統領は没落が決定された状況だ。これを締めくくるのは難しくないだろう。尹錫悦が消えるからと共存の政治や平和の市民社会がくるわけではない。いまと同じでは事実上の無政府状態や類似内戦のような状況から簡単に抜け出すことはできないだろう。
(引用ここまで)


 「成熟した韓国の民主主義」ってアレについてちょっと書いてみましょうかね、といったエントリ。
 まず、「成熟した民主主義」なんて言っているのはアレな日本人の一部、そして韓国人のごくごく一部でしかない。
 韓国人からの視点では──

・「あんな事態になってしまって恥ずかしい」
・「そもそも戒厳令が発令されて、それが原因で弾劾になっているとか先進国ではあり得ない」 ・「戒厳令もおかしい、弾劾を連発していることもおかしい」

 ──って話になっています。
 「これが民主主義だ!」みたいな言いかたもされていないことはないですが。
 ごく少数。
 あとどう考えても「恥ずかしさを糊塗するためにすごいと言い張っている」部分がありますよね。

 まあ、与党・国民の力にせよ、野党・共に民主党にせよ強烈な支持者であればまた別ですが。


 冒頭記事では「韓国はもはや類似内戦状態」っていってますが、まあ理解できますね。  与党支持者は裁判所に乱入していますし。



 野党支持者はあの乱暴な弾劾29連発を支持している。
 そしてデモをやって自分たちの意見を掲げ続けないとやっていけない。

 ただ、疑似内戦状態であろうとも、どっちの鉄板支持層はついていく……ってとこなんだろうなぁ。
 で、中道派が「どっちもひどいけど、とりあえずいまはこっち」って移ろっている、ってところか。
 結果として現在は「野党よりは与党のがマシかな……」くらいになっている。

 大統領選挙が実施されるまでこうして移ろっていって、当日まで分からないって状況が続くと思います。
 野党もあのままやってればなんの問題もなく大統領の座が手に入っていただろうに、イ・ジェミョンが悪手を打ち続けてた結果、支持率伯仲するようになったっていうね。

 正直、韓国の現状は「成熟した民主主義」っていうよりは「国民が最前線に出て人の壁を作らないと守れない民主主義」ですよ。
 常に対峙していないと民主主義とか自由を保てない。
 民主主義って根本的には有権者が投票行動で意思を示すだけでいいはずなんですけどね?

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韓国で28歳の若者が「月給400万ウォンと待遇の悪くないバス運転手に就職」とのニュース。これが「絶望的なニュース」である意味とは?

カテゴリ:韓国社会 コメント:(85)
タグ: 韓国社会
除隊・大学中退、市内バス運転手に…韓国28歳青年の転身「待遇よし。悔いはない」(KOREA WAVE)
ソ・ギウォンさんは20代前半で兵役を終えた後、大学を中退した。高額な学費を払ってまで大学に通う価値を感じられなかったという。その後、アルバイトを転々としていたソ・ギウォンさんに転機が訪れたのは、父親の「バス運転手をやってみたらどうか」という助言だった。

当初、バス運転手に対して否定的なイメージを持っていたソ・ギウォンさんだったが、調べてみると、それが古い偏見であることに気づいた。「今では親切な運転手も多く、給料も悪くない」。ソ・ギウォンさんは、すぐに大型免許とバス運転従事者資格証を取得した。その後、エバーランド動物園のシャトルバス運転手として1年間の経験を積み、2年前に市内バス運転手として就職した。

ソ・ギウォンさんが語るバス運転手の魅力の一つは「労働の負荷に比べて給与が高い」ことだ。初任給は税後約270万~275万ウォン(約28万8900円~29万4250円)から始まり、6カ月後には300万~310万ウォン(約32万1000円~33万1700円)に、2年目以降には400万ウォン以上(約42万8000円以上)になるという。さらに、祝日に勤務した場合には特勤手当がつき、月給は430万~450万ウォン(約46万10円~48万1500円)に達することもあるそうだ。ただし、給与の上昇幅は2年目以降、年5万~6万ウォン程度(約5350円~6420円程度)に留まると補足している。

ソ・ギウォンさんの決断に対して、一部の大人たちは「若い時にはもっと挑戦するべきだ」「年齢を重ねてからでも遅くない」と反対したという。しかしソ・ギウォンさん自身は「一度も後悔したことはない」と断言する。父親の助言が道しるべとなり、自分の適性と趣味に合った職業に就くことができたことに感謝しているという。
(引用ここまで)


 韓国の絶望的な側面が描かれているニュースですね。
 具体的な中身としては──

「兵役を終えた後に大学を中退して28歳の若者」
「アルバイトを転々としていた」
「父に言われてバス運転手に就職した」
「2年目以降の給料は400万ウォン以上になるので待遇は悪くない」
「周囲は『もっと挑戦してから』と言うが自分は満足している」

 ──ってもの。
 ……いや、絶望的ですね。

 なにが絶望的かって?
 この「若者のバス運転手への就職」そのものがニュースになることですよ。


 俗に「犬が人間を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛めばニュースになる」なんていいますね。
 つまり、この「若者のバス運転手への就職」は「人が犬を噛んだ」くらいにニュースバリューがあるってことなのです。

 かつてとある大学を首席卒業した若者が「文学部首席卒業者の店」なるラップトーストの店をはじめたことがあるのですが「大学の恥」とまで言われてました。

韓国の大学を文系首席で卒業 → トースト屋「文学部主席卒業者の店」開業で「大学の恥」となってしまう韓国社会(楽韓Web過去エントリ)

 それとほぼ同じ構造になっているってことでしょう。
 ちなみにラップトーストのお店ははじめてから1年で店を畳んだそうですけどね。これが10年前のニュース。

 つまり、10年経っても「大学にまで行ってラップトーストの店(バス運転手)をやるなんてとんでもない」って価値観はなにも変わっていないってことです。
 ブルーカラーになってはいけない、との価値観は絶対的なんですよ。
 ね、絶望的でしょ?

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楽韓さん、本日の動向 - 中国経済、成長5%の目標に対して5%達成……スゴイナー

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 中国が去年の経済成長率5%を達成したそうですよ。「5%前後」の目標に対してきっちり5%達成。めでたいわぁ(棒)。

中国 去年の実質GDP 前年比+5.0% 政府目標は“達成”(NHK)

 NHKにすら“達成”って書かれてしまうっていうね。
 罰金収入が地方自治体の大きな財源になっているってのは草すら生えない不毛な大地。今後1000年草も生えない砂の惑星くらいに不毛。
 イギリスのバークレイズは「突然かつ大幅に改善した」とか書いてますね。

 あと、「ホントにこんな成長しているかぁ?」って疑念を表明したエコノミストが「処分」されています。 

「成長率水増し」指摘のエコノミスト処分(日経新聞)

 「度を超した発言を慎むように」だそうですよ。

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 Kindleセール情報。
 講談社の完結作品セールが今日まで。いろいろ88円なのでとっかかりとしてよいかもしれないですね。
 「アンメット」、「僕は君たちを支配する」、「乾と巽―ザバイカル戦記―」が3巻まで、「目黒さんは初めてじゃない」が1巻、「イジらないで、長瀞さん」が2巻まで88円です。


僕は君たちを支配する(1)
千田大輔
講談社
2022-06-20





 KADOKAWAのカドカワ祭ニューイヤー・後半戦では「ヘテロゲニア・リンギスティコ」が1巻64円、5巻まで半額。
 好き嫌い分かれる絵柄とお話なのでこうして1巻が安いのはおすすめしやすい。
 「ススキかわいい」でも全然OK。



 あとセール終わったはずなんですけど、「いらない保険」とか「中村元の全国水族館ガイド 125」がまだ200円のままだなぁ……。
 買い忘れがあったらどうぞー。




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韓国メディア「アメリカからKF-21への技術移転が拒絶された4大技術を国産化した。今度はIRSTだ!」……どうも伊レオナルド社のオリジナルっぽくない?

「米国が技術を与えなかったがあきらめない」…KF-21 核心装備 国産化七転び八起きのストーリー(毎日経済・朝鮮語)
KF-21の開発過程で重要な成果として、国内での独自開発に成功した航空電子装備が欠かせない。 航空電子装備には戦闘機の頭脳に当たる任務コンピューター、目の役割をする能動型電子走査式位相配列(AESA)レーダー、赤外線探索追跡装備(IRST)が含まれる。

毎日経済が13日に訪問したハンファシステム研究所(盆唐所在ソヒョン事業場)は航空電子装備開発の核心拠点だ。 京畿道龍仁で開発中のAESAレーダーを除いて、残りの航空電子装備の大部分がここで開発される。 IRSTは戦闘機に欠かせない航空電子装備で、赤外線を探索して追跡する装備だ。 (中略)IRSTはKF21量産の第2段階であるブロック2(空対地作戦可能)から正式運用される。

IRSTは、米国が技術移転を拒否した後、イタリアの防衛産業業者であるレオナルドと技術協力契約を締結して開発された。 だが、契約締結以後にも技術をどの程度移転するか「駆け引き」が続いた。 電子光学体系1チームのイ·ジェイク首席研究員は「契約書に技術開発を『支援する』と出ているが、両側の解釈が違った」とし「質問をすればきっぱりと話さずに防御的な態度を見せる時が多かった」と話した。 彼は「夕食の席を用意して執拗に聞いて聞いた内容は直ちに研究室に戻り適用してデータを得たりもした」と話した。

航空電子装備は実物を開発することも難しいが、KF21戦闘機と連動させるシステム作業、すなわち体系統合の際にさらに高難度の技術を必要とする。 (中略)

IRSTの国産化はまだ「半分の成功」と言える。 赤外線センサーのドーム(Dome)は、レオナルドが直接製作してKF21に搭載した。 ハンファシステムはIRST信号処理部の国産化に成功した。 半分にも満たない国産化だったが、研究人材には貴重な経験として残った。
(引用ここまで)


 KF-21は「アメリカに技術移転を拒絶された」ところから開発がはじまったともいえます。
 技術移転を拒絶……というか、そもそもアメリカ側にAESAレーダー、IRST、EO TGP、RFジャマー(電磁波妨害装備)といった装備の技術移転をするつもりは端からなかったのですが。

アメリカは韓国とF-35の高額契約をしたのに技術移転を拒絶した! → 嘘でした(楽韓Web過去エントリ)

 当時、韓国側は「F-35を買うのでKF-X開発時に技術移転な」と一方的に決めつけて韓国政府にそのように報告をし、開発開始をもぎとったのですよ。
 で、あとになって当然のように「そんな話はしていない」ってアメリカから言われて「またアメリカに後頭部を殴られた!」って大騒ぎになったものです。

韓国次期戦闘機事業KF-Xがアメリカからの技術移転拒否で暗礁に乗り上げる……既定路線ですよね?(楽韓Web過去エントリ)

 そもそもステルス技術の移転も要望していたのですね。
 んで、「ステルス技術を移転させないなら、F-35の購入を再考しなければならない」とか言い出して、ロッキードマーチンから苦笑されて終わったなんてこともありました。


 普通に考えれば戦闘機製造でライバルになるかもしれない相手に技術移転なんかするわけないって話ではありますが。
 AESAレーダーは国産化したと言い張っていますが、イスラエル企業からの協力があったのではないかとされています。
 ま、そのあたりの詳細を明かさない契約である可能性もあるのでなんとも。

 AESAレーダー関連の記事を見ても「国産化したのだ!」って言っているすぐ下に「欧州企業の協力で……」みたいなことが書いてあったりして、なんとも煮え切らない。
 あと性能も想定の半分ほどであった、とされています。

 で、今度は航空機用の赤外線センサーであるIRSTについても「半分の国産」であったとの記事。
 韓国で「半分の成功」って書かれている場合は、ほぼ失敗したって意味です。
 ロシアから1段ロケットを購入したナロロケットの1号機での失敗や、ヌリロケットの初回打ち上げで衛星の軌道投入を失敗したときも「半分は成功した」なんて言いかたをしています。
 要するに「失敗を糊塗」するための言い訳なんですね。

 そのパターンからすると、IRSTについてはイタリアのレオナルドがほとんどを製造して、ハンファは文字を入れただけとかかもしれません。
 ま、「軍事機密なので詳細は明かせない」ってことにしておけばいいんじゃないでしょうかね?

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