さて盛り上がってまいりました!!!!(わたしが)(一方的に)
2013年度版、という名の2012年年間ランキングを発表するには完全に出遅れたこの時期に!!(やけっぱち)
今回は「チャンピオン読者が選んだチャンピオン以外の漫画」のランキングをお届けいたします。
昨年までは「秋田書店部門(週チャン以外)」「秋田書店以外部門」と分けていたのですが、「週チャン以外の秋田書店作品にはあまり詳しくないので…」という声が多かったため今年は一つの部門にさせていただきました。



[基本ルール]
チャンピオン以外部門
・対象:2012年に単行本が刊行された別チャン・週チャン連載以外のマンガ作品から上位3位まで
秋田書店の他雑誌作品もこの部門に含まれます。チャンピオンブランドでも月刊少年チャンピオン、ヤングチャンピオン、ヤングチャンピオン烈、チャンピオンRED、チャンピオンREDいちごの作品はこちらの部門になります。
・1位=3P、2位=2P、3位=1Pとしてカウントします。
・同ポイントの場合、投票人数が多い作品が上位カウント。

[参加人数]
19名



昨年の結果はこちらからどうぞ。
漫画脳:発表!! チャンピオン読者が選ぶ!このマンガが面白い!2012~ぶちかましじゃい~ 秋田書店編
漫画脳:発表!! チャンピオン読者が選ぶ!このマンガが面白い!2012~ぶちかましじゃい~ 秋田書店以外編

それでは作品数がやたらめったら多いベスト5の発表です!



第5位(3P/1人) 
『青春離婚』HERO(星海社/コミック最前線)
「たまたま同じ苗字だったことで「夫婦」と呼ばれることになった、優しい少年と不器用な少女が過ごす甘酸っぱくて少しせつない高校生活。付き合っているわけでもないのに周りから「夫婦」と認識されているふたりの距離感がたまらなく好きです。」(ぷろんとさん)

『箱入りドロップス』津留崎優(芳文社/まんがタイムきらら)
「高校生になって一人暮らしを始めた春日井陽一の部屋のとなりに引っ越してきたのが、中学までほとんど家を出ることなく育った超箱入り娘で、西森雫で…という男女カップルもの。「けいおん!」からは入った読者には好き嫌いがあるでしょうが、互いの鈍さによりなかなか恋愛に発展しない2人を、脇役である女子2人と男子1人が全面支援体制なのも良いです。」(えぬさん)

『ごきチャ』るい・たまち(芳文社/まんがタイムきららCarat)
「ゴキブリを擬人化美少女化した4コママンガ、というとインパクト勝負の際物だと思われるだろうがさにあらず。「この健気な黒髪美少女を、ただ『ゴキブリである』という一点だけで忌み嫌い、石以て打つのか?」と、読者の差別意識を問う、重大な問題提議をはらんだ社会派なのである。たぶん。あるいは青鬼不在の『泣いた赤鬼』とも。」(暗之云さん)

『天にひびき』やまむらはじめ(少年画報社/ヤングキングアワーズ)
「音楽を題材としながらも、音楽はあくまで添え物にすぎずラブコメだとか他にメインとなる物が多い音楽マンガにおいて、この作品は音楽というもの、演奏というものに対して非常に誠実だと思う。」(デス川さん)

『極黒のブリュンヒルデ』岡本倫(集英社/ヤングジャンプ)
「ざっくりジャンル分けすれば「能力バトルもの」ですが、異彩を放つのは「主人公に特殊能力がない」ところ。秀才ではあるんですが、基本ひとタッチで死者が出るような能力バトルにはあまりに一般人。その彼が司令塔として味方の魔法少女の能力をうまく使って、敵を策に見事にハメるのが実に痛快。」(杉浦印字さん)

『開花のススメ』苺野しずく 原案・山口貴由(秋田書店/チャンピオンREDいちご)
「女の子の覚悟のススメなんだけど、
ちゃんと、色々と練られたストーリーで面白い。
覚悟のススメのように最初から超人じゃなく
一歩一歩ちゃんと歩んで覚悟を、開花をしてってるのがいいよね~」(つのしゃんさん)

『マギ』大高忍(小学館/週刊少年サンデー)
「連載開始時より読んでますが、
 少年漫画らしい熱さやワクワク感がいいですね!
 政治的な話等も含まれていて状況が複雑化しますが、
 未だ勢いが衰えるどころか増々面白くなっていきます。」(中備さん)

『trash.』作画 D.P・原作 山本賢治(秋田書店/ヤングチャンピオン烈)
「バイオレンス・スプラッター・スラッシュ・キュート・クレイジー・ヤクザ・ハードコア・アクション・コミック・オブ・ザ・デッドです。女子高生の組長と女子高生の殺し屋を中心にしっちゃかめっちゃかに殺ったり殺られたりする漫画です。
ダレることがない展開、ポンポン腕や首が飛ぶんで展開の遅さにイライラすることはまずありません。」(もつAさん)

『ガズリング』才谷ウメタロウ(芳文社/週刊漫画TIMES)
「かわいい女の子がゆるーく部活でキャッキャウフフする漫画ではありません。
 ガチスポ根のバドミントン漫画でとにかく熱い!の一言。
 大会編に入ってますます盛り上がってきてます。
 でもユニフォームからチラリと見えるおへそがたまりません(^_^;)」(だんなさん)

『ハナコ@ラバトリー』作画 秋★枝・原作 施川ユウキ(JIVE/コミックラッシュ)
「トイレにしか現れない幽霊、ハナコさんがさまざまなトイレで見つめる人生模様。ウェットであり、時にドライである。シニカルでリリカルでシリアスで、謎がとける最終話には涙ぐんだ。くそー、酢めし疑獄の人なのに、だったのに!いい作品でした。」(原原カカリヤさん)

『Baby princess』作画 深山靖宙 ・原作 公野櫻子・キャラクターデザイン みぶなつき(アスキー・メディアワークス/電撃G's magazine)
「0歳から1歳違いの19人姉妹のもとに帰還した長男のお話。形としてはコミカライズなのですが、単なるコミカライズ以上のものがそこに描かれています。彼女たちをヒロインと捉えることも出来ますが、何よりも家族であり、日常であり、居場所であるのです。
 唯一無二の幸せがこの漫画にはあふれているのです。」(こぱんさん)

『天然格闘少女ちひろちゃん』森尾正博(白泉社/ヤングアニマルあいらんど)
「一言で言うと、往年の80年代のおバカエロコメ少年マンガそのもののノリの作品です。
ルナ先生とかやるっきゃ騎士とかああいうヤツですね。
毎回主人公のちひろちゃんとその他の女性キャラが脱がされてイヤ~ンとただそれだけの作品なのですが、そのひたすらエロだけに徹した姿勢が潔いですよ。」(一作さん)

『まじもじるるも 魔界編』渡辺航(講談社/月刊少年シリウス)
「今年も挙げるよ!!!!やっぱり年間通してドキドキハラハラワクワクキュンキュンさせられっぱなしでした。大好きだよ!売れてよ!!(半泣き)(むしろ全泣き)」(ササナミ)

『昭島スーサイド☆クラブ』菅原キク(秋田書店/チャンピオンRED)

『キン肉マン』ゆでたまご(集英社/週刊プレイボーイWEB)


第4位(3P/2人) 
『暗殺教室』松井優征(集英社/週刊少年ジャンプ)
「バクマン。よ、これが答えだ! みたいな完璧さのある漫画ですね。王道や邪道なんて言葉がいかに空しいものかという気がします。度肝を抜かれました。」(こぱんさん)


第3位(6P/2人)
『狼の口~ヴォルフゥムント~』久慈光久(エンターブレイン/Fellows!)
「読み応えのある歴史モノ。一進一退を繰り返し、泥まみれで反乱をおこす盟約者団の様子がたまらない。リョナラー的にもオイシイ。」(コンピー鈴木さん)


第2位(7P/3人) 
『ばくおん!!』おりもとみまな(秋田書店/ヤングチャンピオン烈)
「女子高生+バイクのバカ(ほめ言葉)マンガ。とにかく楽しく、そしてバイク乗りならニヤリとする小ネタも多く、読むとバイクに乗りたくなります。」(ぷろんとさん)
「バイク漫画。
教習所で転んで電柱に叩きつけられたり
海にダイブしたり
バイクのロマンを集約したような素晴らしい作品」(つのしゃんさん)
「けいおん!的かつ エロ漫画的な絵柄で 謎薀蓄とともに やけにツーリングに行きたくさせてくれる漫画、自分バイク持ってないけど」(どどどさん)



第1位(8P/4人) 
『ハイスコアガール』押切蓮介(スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)
「押切先生は元々大好きな作家さんですが…『ピコピコ少年』でも描かれたリアルタイム世代にはたまらない90年代ゲーセンを舞台にラブコメという新境地で心がわしづかみにされました。
自分はあまりにも直撃世代すぎて元ネタがわからない世代の人がどういう風に楽しんでいるのかピンとこないレベルです(笑)。ここまでヒットするとは…!」(ササナミ)
「たぶん作者の押切先生は僕と同年代なので、僕の青春時代とのリンク具合が凄い  今から思えば僕の青春時代はハイスコアガールから女の子を引いたような感じだったなって全然ダメじゃん!  何も起こらずにゲームやっているだけじゃん!対戦台の向こうにいたのは美少女じゃなくて  近所のヤンキー高校のクソみたいな奴ばっかりだったじゃん!  まあそんな気にさせてくれる作品です。特に1976~1981年生まれくらいの人には脳天直撃セガサターンです。  」(あわわさん)
「極端な話、ダメ男がモテるラブコメと言ったらありがちな気がするけど、それをここまで巧く(というか俺好みに)描けるというにはやっぱすごいわけで。」(デス川さん)
「格ゲーブームの草創期を知ってる者から見ると色々と涙ちょちょ切れすぎです。
というか日高さん可愛いよ日高さん。
最終回までに大野さんのちゃんとしたセリフはあるんでしょうか……?」(一作さん)


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というわけで!「チャンピオン以外部門」1位は押切蓮介先生の『ハイスコアガール』となりました!
殆ど選出作品が被らない中でしたが4人が選出。
チャンピオン読者に押切先生ファンが多い&直撃世代が多いという印象です。
そういえば、別チャンに押切先生が来るという話はどうなったのでしょうか…。
ぜひチャンピオンブランドの誌面で押切先生の連載作が読みたいところです。
2位には秋田書店から貫禄の(?)ランクイン『ばくおん!!』。
秋田書店ファンのみならず注目のこの作品、1巻品切れ騒動が巻き起こったのが記憶に新しいです。
3位は2人の選者が第1位に選んだ『狼の口~ヴォルフゥムント~』。
実は『ハイスコアガール』、『ばくおん!!』共に第1位に選んだ選者は1人だったので、2人以上の人が第1位として挙げた作品はこれだけでした。


続きまして、第6位以下の作品の発表です。
作品数が多いためタイトルのみのご紹介ですがご了承くださいませ…。


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第6位(2P/1人) 
『ジョジョリオン』
『死人の声をきくがよい』
『日々ロック』
『アキタランド・ゴシック』
『エグゾスカル零』
『ひまスペ兎!』
『超級!機動武闘伝Gガンダム新宿・東方不敗!』
『超能力者斉木楠雄のΨ難』
『焔の眼』
『神様がくれた背番号』
『サッカーの憂鬱』
『紫色クオリア』
『ビューティフルピープル・パーフェクトワールド』

第7位(1P/1人) 
『血界戦線』
『ノブナガン』
『GE』
『金魚草の池』
『テラフォーマーズ』
『ふわふわ科学』
『猫神やおよろず』
『デジモンクロスウォーズ』
『エリア51』
『フダンシフル!』
『ゆりめくる日々』
『男子高校生の日常』
『CRIMEZONE-クリム・ゾン-』
『崖っぷち天使マジカルハンナちゃん』
『ママゴト』
『サディスティックフルロマンス』

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このような顔ぶれでした。


因みに、今回の「チャンピオン以外部門」で挙がった全48作品の連載雑誌と出版社をカウントしたところ、このような結果になりました。


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第1位 チャンピオンRED(4作品)
第2位 ヤングジャンプ(3作品)
第3位 チャンピオンREDいちご、ヤングチャンピオン烈、コミックビーム、週刊少年ジャンプ、コミック@バンチ、まんがタイムきららMAX(2作品)


第1位 集英社(10作品)
第2位 秋田書店(8作品)
第3位 芳文社(5作品)
第4位 エンターブレイン、スクウェア・エニックス(3作品)


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雑誌別で見ると、やはり?「チャンピオンRED」が一番多く、続いてヤングジャンプが3作品という結果に。
ヤングジャンプは…強引にチャンピオンと結びつけるならば「木曜日繋がり」といったところでしょうか。
チャンピオンREDいちご、ヤングチャンピオン烈といった雑誌からも2作品ずつ選ばれておりやはり秋田書店が強いのか…と思ったら、出版社別では集英社が最多の10作品。秋田書店は8作品でした。
芳文社が多めというのも面白いですね。



また、ブログでご参加の皆様の記事はこちらにまとまっていますので、是非足をお運びください。
こちらで紹介しきれなかった熱い思いが詰まっています!

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