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未LTEの@iRumors24です。次期iPhoneまで、お・あ・ず・け♪...かなぁ。
ICT総研が新たなLTE調査結果を発表しました。
新幹線「全駅」のLTE調査結果。
ICT総研が『新幹線全97駅 スマートフォンLTE通信速度実測調査』を発表しました。東海道・山陽・九州・東北・山形・秋田・上越・長野の全新幹線、全駅でのLTE調査結果になります。尚、調査端末は、docomoはGALAXY S3、au(KDDI)とSoftBankはiPhone 5となっています。LTE受信地点数、全国平均速度ではSoftBankが圧勝!
まずは受信地点数。全国291箇所で調査していますが、【 SB:217 > d:189 > au:103 】(※数字はLTE受信地点数)とSoftBankが勝利。auは他2キャリアに大きく水を開けられている状態です。続いて全国平均速度。【 SB:9.17/4.31 > au:7.02/3.16 > d:6.36/1.13 】(※「キャリア名:下り/上り(Mbps)」表記)と、これまたSoftBankが勝利。尚、地点数ではauを大きく引き離していたdocomoですが、速度ではauに負けという状態となっています。逆にauは3Gの安定感を強く印象付ける結果になったでしょうか。
auの調査端末が『iPhone 5』のみというのが残念。
KDDIは当初800Mhzと1.5GhzでのLTE網整備を進めていましたが、iPhone 5の影響で急遽2Ghzも慌てて整備を急いだという印象です。KDDI自体が公式に発表していないのも悪いのですが、こーゆー調査をする際に、是非Android端末も加えて欲しかったなぁというのが正直な感想です。恐らくですが、iPhoneのみへの注力のレベルが SoftBank > au だと思うので、実はキャリアが抱えるLTEのパフォーマンスとしては、もっと実力があるのでは?と思うんですよね。とはいえ、個人的にはiPhoneで勝って貰わないと困るんですが。
ちなみにKDDIが注力する都心近郊に限ると...???
KDDIが注力しているという都心にスポットを当てて調査結果を見てみましょう。サンプル数は大幅に減ってしまうので、あくまでも参考記録として。東京近郊で新幹線が通る県を対象として、あくまでも主観で都心近郊と呼べる場所を選定しました。それが東京・品川・新横浜・上野・大宮の5駅です。(神奈川、埼玉ではありますが)小田原・熊谷・本庄早稲田は抜いてしまいました。地元の方、すいません...。上記の通り「地点数」「平均速度」で【KDDI(au)が勝利!】という結果になりました(大宮でガックーンと落ちてはいますが)。また「全国では圧勝だったSoftBankが、全国では完敗だったdocomoに下り速度で負ける」という結果も出ています(上り速度と地点数はSoftBankがdocomoには勝利)。
出来れば「同スペックのAndroid端末」による同調査の結果も見てみたいですね。やってくれないかなー。ICT総研さん。