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自民党に再生の可能性はあるか

 総選挙翌日、先週月曜日配信の「JMM」で、編集長の村上龍さんは「わたしは、自民党は崩壊するしか道がないような気がします」と書かれていた。小泉路線の総括をせぬまま、意見の分裂を抱えて大敗したので、責任の所在が不明であり、対立の解消方法がなく、立て直しようがない、という見立てだった。
 私、山崎元は、物心ついた時から反自民党だった。いかなる選挙でも自民党所属ないし自民党推薦の候補者に投票したことはない。北海道に住んでいた、小学生の頃には社会党の候補者(横路節雄氏)に何となく好感を持って、近所のオバサンに投票を進めていたし、中学生の頃には、団地の向かいの家のオバサンが、確か知事選の時に、「北海道にたくさんお金を持ってきてくれるのは自民党の方なのだから、自民党(の候補者)に投票しなければ損だ」と言うのを聞いて、こいつは人間以下の下等動物だ、と心から怒った感覚をまだ覚えている。
 それから、ざっと40年が経ち、あの憎いまでに強かった自民党はすっかり弱った。「首脳」という言葉があるくらいだから、党首が「脳」なら、運だけは強かった小泉さんの後に、頭の弱い安倍さん、気の弱い福田さん、頭も性格も悪い麻生さんと続いた自民党は、殆ど脳死の判定が出てもおかしくないし、今回の総選挙の結果はそれに近い。

 自民党が、次に政権の肩代わりを出来る勢力として再生することはあるのだろうか?

 その前に、もう一つ考えなければならない。自民党が再生する必要はあるのだろうか?

 政権交代にいたるまでの民主党の多くの政治家が主張してきたのは「政権交代可能な、二大政党(制)が日本には必要なのです」ということであった。確かに、政策に関して、実質的に政権を担える二党がないと、国民は選択権を行使することができない。
 そして、かつて小沢一郎氏がこれを目指し、そのために、得票率以上の議席勢力差が付くように「レバレッジ」をかけるべく作った仕組みが、今回も威力を発揮した小選挙区制だ。だが、この制度で、与党に対抗しうる野党がない場合はどうなるのかというと、甚だ心許ない感じは否めない。
 そこで、現時点で、民主党に対抗して政権を担うことが出来るかも知れない勢力は自民党だから、「自民党が、現実的に望ましい政治を行う勢力として復活するなら」、彼らが党勢を復活することは、いいことかも知れないと思う。かなりの厳しい条件付きだが、私としては、生まれてはじめて、自民党の勢力が(ある程度)増えても「いいかも知れない」という可能性について考える。

 しかし、自民党への期待も同情も、村上龍さんが仰るように、自民党が「崩壊するしか道がない」のなら、意味がない。

 たとえば、誰が党首で、どんな路線を取るなら、自民党が政権交代可能な野党として生き残ることができるだろうか。幸か不幸か、自民党の諸氏は、限度はあるとしても、目的(生き残り)のためには、目指す理念で妥協の出来る人たちだ。

 相対的な比較でだが、総選挙の期間中、舛添要一さんは人気があったようで、一部に、総裁候補として期待する向きもあるという。しかし、報道によると、彼は、森元首相、青木自民党参議院会長と会った後で、次の総裁選には立候補しないことを表明した。
 これは、常識的には賢明な判断だろうと思うが、今後も舛添氏にチャンスがあるとは考えにくい。彼には末期のダメな自民党政権のイメージが付きすぎている。選挙後の大物二人との会談も、まるで、妖怪「ネズミ男」(舛添氏)が、「ぬりかべ」(森氏)や「子泣き爺」(青木氏)と相談しているかのごとくで、古色蒼然たる墓場の話し合いだ(小池百合子さんも入っていれば、「猫娘」も一緒だったのに・・)。
 他方、このように、自分を頼る集団が最も困っているときに回りの様子を見てリーダーを断るような男には(たぶん女にも)、二度とチャンスは回ってこないのも世の常だ。この点に関しては、かつての「社会党のプリンス」、横路孝弘氏(我がふるさとが彼の選挙区だ。中学校時代に同じ先生に勉強を教わったことがある)が分かりやすい反面教師だ。
 中川秀直氏や小池百合子氏のような人が、小泉路線を再び掲げて、自民党を代表するのは、政策の選択肢としては一つの可能性だが、ご両人とも薄氷を踏む当選だったし、時期も手段も中途半端だった「麻生降ろし」の印象が良くない。
 塩崎恭久氏は小選挙区で勝ったが、報道から推測する限り、党内での人望があまりにもないようだ。尚、全くの余談だが、かつて資産公開データで見た塩崎氏の株式ポートフォリオは、銘柄の分散がよくできていて、なかなか本格的な老後の備えだった。福井前日銀総裁と同様国の経済政策よりもファイナンシャル・プランナーの仕事が似合う。
 谷垣禎一はまだ総裁をやっていないが、既に古い感じがするし、加藤の乱の際の涙の印象がどうにも冴えない。もちろん、加藤紘一氏は、一度茹でてから長らく放って置いたカニのように、どう見ても古いし、毒ではないのかも知れないが、臭い。「YKK」は政治的には「消費期限切れ」だ。
 安倍氏の再チャレンジは勘弁して欲しいし、福田さんも「あなただけは、ちがう」。上から目線とひねくれ癖がついに直らなかった麻生さんは、早く政治家など辞めて、大好きなバーのオーナーにでもなった方がいい(土地柄が下品になると困るから、できれば銀座と神楽坂には出店しないで欲しい)。

 小選挙区当選の衆議院議員で一人だけ良さそうなのは、河野太郎氏だろうか。彼のブログを時々読むことがあるが、政策に熱心で、読み応えがある。参議院議員を放り出した竹中平蔵氏に「ふざねんじゃねぇ!」と怒ったアツさもいい。wikiによると、「小さな政府と大きな年金」が持論とのことで、税方式の公的年金を主張しているところも好ましい。この際、彼のようなフレッシュな人物が自民党のトップになって、民主党の官僚機構に対する改革具合をチェックしてくれるなら、自民党は、「健全野党」として大いに存在意義を発揮するだろうし、民主党にもたつきがあれば、自民党の党勢が回復することがあるかも知れない。
 しかし、考えてみるに、河野太郎氏は、この際、民主党の方がいいのかも知れない。プロ野球のトレードのように民主党には危険で不要な○○○○さんとでも交換しようか!

 やっぱり、村上龍さんの言うように、自民党は崩壊するしか道がないのかも知れない。

 仮に自民党が崩壊した場合、国民の選択肢はどうなるのだろうか。今や、経済は、所得の再分配を効率よく行いながら、自由を尊重する(民主党はまだまだ不十分だが)経済運営以外にあり得ないので、程度の問題(たとえば所得税の累進税率の)以外で、対立軸が出来ないかも知れない。
 そうなると、護憲(≒武力をあまり持たず)か、改憲(≒武力を強化する)か、くらいを対立軸として、次の政界再編成があるのかも知れない。
 当面は、自民党の存在感が縮小し、同党の復活が見えないことは悪いことではないと思うが、日本の政治としては、これで将来も安心できるというものではなさそうだ。

(自民党は再生できるのか?、また、自民党は再生する必要があるのか? 結局私にはよく分からないので、読者の皆さんのご意見をお待ちしています)
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コメント
 
 
 
新しい名の政党が勃興してもいい (佐藤健)
2009-09-07 08:04:54
再生できるかどうかわかりませんが、必ずしも再生する必要は無いと思います。
国民の選択肢としては、自民党の一部の人間が党を飛び出して新しい集団を作ってもいいですし、民主党が分裂してその一派が従来の自民支持層を得るのもいいかも知れません。民主党もにわかに大所帯になり、また色々な考えの方がいるので、そう遠くない将来に割れる事態に追い込まれる可能性もあると思います。
今回の選挙で再選された自民の議員の中には、指導的立場で比較的高齢の方がまだまだ存在します。その人達の勢力が無くなるまで生まれ変わるのは難しいのではないでしょうか。
 
 
 
Unknown (takahashi)
2009-09-07 09:21:37
民主党が郵政選挙で大敗北を喫したのはわずか4年前の出来事。
自民党の場合もあまり心配する必要はないように思います。
今回だって3割くらいの得票はあったわけです。4年後、与党民主への批判票が流れれば、再度逆転は十分あり得るでしょう。
 
 
 
Unknown (トク メイクン)
2009-09-07 10:05:43
自民党は極右政党として、神の国日本のための確かな野党となり生き延びるであろう。
 
 
 
自民党は多分空中分解 (RealWave)
2009-09-07 10:16:21
自民党は取りあえず、空中分解の道を歩んでいくでしょう。二大政党が政権交代を繰り返すイギリスでは、サッチャー政権は18年続きましたし、その後の労働党政権も10年以上継続しています。今の自民党がそんなに長いこと野党でいることに耐えられるとはとても思えません。政権を持つことで利権を地方に誘導し、選挙マシンを維持するという代謝システムが破壊されては、死ぬしかありません。

自分のブログでも書きましたが、利権構造と離れてしまうと、自民党は田母神的、SAPIO的論理に支えられた、極端な保守右翼の道を選ぶ可能性がかなり高いのではないかと思われます。これは護憲で凝り固まった、社民党、共産党のミラー政党のようなもので、社民党、共産党がそうであるように、議席数1ケタへまっしぐらの道でもあります。

自民党が生き返るとすると、かつての労働党のブレアや今の保守党のキャメロンのような、若くて、聡明で、リーダシップとカリスマ性を備えた、党首が現れることですが、現状ではその可能性は極めて小さいでしょう。名前があがってくる総裁候補は、誰もそのような人物像に当てはまりません。

多分、民主党は10年は政権を担当することになるでしょう。少々へまや、国民を失望させることがあっても(そのような事態は確実に起きるでしょうが)、自民党がそうだったように、相手が弱いうちは政権は維持できます。自民党の本当の苦悩は、まだ始まったばかりです。
 
 
 
Unknown (通行人)
2009-09-07 10:30:30
再生してくれないと、次回の選挙以後、投票先が左翼崩れと、まんま左翼と、宗教団体(それと、一応弱小保守政党)しかなくなっちゃうんですが。

自民党の再生を心配するどころの騒ぎではありません。自民党の再生はWILLではなくMUSTやSHOULDなのではないかなと。
 
 
 
自民党批判、最高でした。 (Chihiro)
2009-09-07 10:33:15
ウィットの効いた自民党批判…最高でした!ここまで書けるのがblogの良さですね。出版社を通したら、ここまでダイレクトに書けませんよね。笑

今度は民主党のお話も読みたいです~
 
 
 
人材と政策 (朝風夕波)
2009-09-07 11:40:35
日本の「戦後」という稀にみる特殊社会を作ったのは、GHQマッカーサー革命と日本の安定(小格差)社会の勤勉さが基盤にあったのだとつくづく思う。最大産業、農業の土地解放は、日本人の勤勉さや教育熱に火をつけ経済復興、工業化の原動力になった。国家の「滅亡」と財閥解体によって裸一貫になった経済人は、提供された農地や人材を活用して工業化に邁進し、高度成長を演出した。この期のエコノミストとしては下村治理論が代表されるのだろうか。Japan as No.1!
しかし、これらを支えた諸条件は瓦解し、同時に、その指導集団の堕落が白日に明らかになった。経団連・連合は個々の経営不振の責任を回避し、派遣法「改正」などでお茶を濁した。小泉改革はあまりにもワシントン/ハーバード信仰。官は三者仲良しクラブの実務能吏として、情報非開示、生き残りを図るばかりだった。優秀な人材が聞いて呆れる。民の声を挙げるべき言論界も、相変わらず御身大切、視野狭窄、浅耕の面々。自立的な、本物の主張を持った言論人は少ない。憲法が保障した「言論の自由」もかなり上滑りしている感じがする。
民主党の勝利は、小沢一郎の選挙上手や、小選挙区制も大きいが、基本は、この「指導集団」システムの堕落を明らかにし、これに戦いを挑む姿勢をかなりはっきりと示し、有権者がそれに共感した(逆に言えば不満が募っていた)ことにあると思う。民主党の、あるあらぬうわさも含めた経験不足に不安を抱きつつも、自民党よりはまし、却って新鮮、今は、善戦を期待しつつ見守っているといえるのではないだろうか。
従って、自民党の再生は、仲良しクラブの復活としてはあってはならない。もし、復活があるとすれば、「人材豊富」な自民党が、新しい「政策で」勝負できるかどうかだけだ。「」は勿論、麻生さんの選挙演説のように中身がなければ、次回は「滅亡」かもしれない。
 
 
 
自民の経済対策 (いんべ)
2009-09-07 13:09:13
こんにちは。

自民側の主張としては、
個人に配るより、業界を支援した方がGDPの乗数効果があって
景気対策には有利、という意見があるのですが、
これは、どう考えたらいいでしょうか。
この点をすっきりさせたいです。
 
 
 
乗数効果 (RealWave)
2009-09-07 13:56:19
いんべさん、

乗数効果という意味では、古典的な公共事業は乗数効果が極めて疑わしいものです。むしろ、社会福祉のように「もらったお金はすぐ使います」という人にお金を配った方が、経済効果は大きいと思われます(http://realwave.blog70.fc2.com/blog-entry-152.html参照)。

ただ、雇用を増大させるために、企業が解雇をやりにくくするという、民主党の政策(マニュフェストから)より、賃金を下げた方が失業率は低くなります(これは賃金も物の値段という経済学の考えからは当然です)。

ですから、雇用の責任を企業に負担させるより、セーフティーネットを充実させる方が、景気回復には役立つでしょう。企業の勝手気ままを無制限に許すのは問題ですが、このあたり民主党がどのような政策を実際に、行っていくかお手並みが問われますね。
 
 
 
ありがとうございました (いんべ)
2009-09-07 14:08:45
RealWaveさん、分かりやすい説明と参照サイト
ありがとうございました。

公共工事をする側が乗数効果を連呼するのを見て
ふと疑問に思ったもので。
 
 
 
呪い (夏油)
2009-09-07 14:31:44



下等生物なんて思っていたから、山崎元氏の長男は、知的障害者という下等生物として産まれた。自民党の呪いは恐ろしい。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-07 16:04:02


あなた人間として最低です。


まぁ、気違いは置いといて


自民党が生き残る云々ではなく、有権者が政党を育てるという感覚が必要になるのでは。

自民党を育てたいと思えば、党員になるなり、個人献金するなり・・・。

私は今回は民主党を応援しましたが、勝ち過ぎましたね。

小さな政府志向の「みんなの党」を応援してゆこうと思ってます。

自民党の若手を呼び込んで8年後くらいにはいい政党に育つかも。

民主党には8年はやらせてもいいかな・・・8年後には今の執行部はそろそろ引退でしょうし。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-07 16:09:49
政党を育てられるくらい立派な方なら、ご自身が立候補されたほうが良かったのではないでしょうか。かなり嫌味が入ってますが、こういう上から目線の発言には、これが正直な感想ですね。
 
 
 
本当に山崎さん? (Unknown)
2009-09-07 16:10:48
これまでの山崎さんの意見らしくない、主観的で論拠のはっきりしない記事だと感じました。

てっきりフィッシングサイトか、クラッキングで別人が書いた記事かと疑ったくらいです。

まあ、本人が書かれたのであればそれはそれで意見として尊重しますが。
 
 
 
山崎さん (xtc4241)
2009-09-07 16:45:19
こんにちは(いま7日pm4:40頃です)

村上さん、山崎さんに同感です。
恐縮ですが、そう書いた僕のブログ全文を転載します。

(転載はじめ)

自民党の再生はあるのか?
ちょっと、むずかしいのではないでしょうか。
あのマニフェストとネガティブキャンペーン。
駅で配っていたんだけど、「えっ!」という感じだった。
薄かった(涙)
そのヴィジアル的にも、枚数的にも、内容的にも。
民主党のを見ていたから、これ本気かよと思ってしまった。
でも、これがいまの自民党を表しているんだよね。
誰かがAだろうというと別の党員がBもあるじゃないかと
かみつく。まともな論争がないままつぶれてしまう。
あるのは自分にとっての利益のみである。
残るのはAでもBでもないABを足して3か4くらいで割った、政策にならない政策である。

そして、まともに政策論争できないから、あるのは民主党へのネガティブキャンペーン。
これがまたひどいものだった。
2流の右翼でも、もっとましなこというだろうと思える。
完全に貧すれば鈍す状態だった。

そして結果が出たわけだけど、比例というトリックを使っても119。
その119人のうち40%が世襲。
そして、比例で復活したのは派閥の長老連中ですからね。
新しい保守というよりも、古い自民党そのものでしょう。
この人たちに新しい形の保守政党に生まれ変わるキャパシティはないと断じてしまおう。

それよりは、
官僚主導から政治主導へ、中央主権から地域主権へ、など政治を本来の形にもっていったあと、
民主党のなかで、理念的対立が起こる可能性のほうが、
はるかに高いと思いますね。

その対立軸は、
①集団的自衛権をはじめとする憲法9条の問題。
②原発推進か、脱原発か、などのエネルギー問題。
③外国人の参政権や移民政策などの人権問題。
などではないか、と思います。

いずれにしても、今までに比べて、より高次元?の論争があり、
それによって袂を分かつことはありうる話だと思います。
それは決して小沢チルドレンを引き連れてどうしたこうしたという
感情論ではなく、理念的な対立としてありうることだろうと思います。

(転載おわり)
以上です。
 
 
 
河野太郎氏のブログで (いんべ)
2009-09-07 17:47:43
渡辺喜美氏から
「ダースベイダーがたくさん残って大変だねと同情される」
だったそうで。

「なんか野党のほうが、へんな上からの邪魔が入らなくて動きやすいかもしれない。」
とあるので、健全な野党として
河野氏に頑張ってもらいたい。
 
 
 
大政翼賛会化する民主党? (本橋牛乳)
2009-09-07 19:15:08
ぼくも自民党は再生しなくていいとは思うのです。再生を担える人物も見当たらないし、ほんとにダースベイダーばかりだし。

でも、それは気になることもあるのです。小沢が大連立を画策したことがありましたが、結果だけを見れば、民主党そのものが大連立なのではないか、ということなのです。
それはそれで問題です。

たぶん、小泉路線を継承する政治家が集まって、新しい自民党を立ち上げて、民主党の中のそっちに行きたい人と組む、というのがいいのかもしれません。
いっそ、みんなの党が自民党を吸収するとか、そんなところでしょうか。
もちろん、小泉路線に批判的なぼくとしては、それはそれで、ずっと野党でいてほしいとは思いますが。
 
 
 
Unknown (平ちゃん)
2009-09-07 19:27:13
>私、山崎元は、物心ついた時から反自民党だった。いかなる選挙でも自民党所属ないし自民党推薦の候補者に投票したことはない。北海道に住んでいた、小学生の頃には社会党の候補者(横路節雄氏)に何となく好感を持って、近所のオバサンに投票を進めていたし、中学生の頃には、団地の向かいの家のオバサンが、確か知事選の時に、「北海道にたくさんお金を持ってきてくれるのは自民党の方なのだから、自民党(の候補者)に投票しなければ損だ」と言うのを聞いて、こいつは人間以下の下等動物だ、と心から怒った感覚をまだ覚えている。

これまで読者に対してニュートラルの立場にあるように装って?様々な評論をしておいて、選挙が終わって自民の復権が当面ないのを見定めておいてから、これはちょっと酷いのでは?、、、w

、、、それはともかく、山崎さんが子供の頃って、その当時の自民党は今ほど酷くはなくない、、、というより、客観的に見て「驚異の経済発展」をそれなりに指導をし、世界的に見ても当時の自民党ってかなり優れた政党と言われるべき存在だったんではないでしょうかねえ、、、そうした自民に対して当時の山崎さんが反自民的な立場であって、さらに自民の知事を評価している人に対して極めて冷淡な評価をしていることについては、今から見て、果たして肯定的な思い出と語られるべきものなのかどうか、、、
 
 
 
私も自民は嫌いですが・・・。 (通りすがり)
2009-09-07 19:40:09
 前回も今回もマスコミが煽った結果というのが私の見方です。
 山崎さんにはこの視点でも切り込んでほしいと思います。
 マスコミが竹中路線を批判するようになったのはテレビの自由化(ネット経由のケーブルテレビ)を恐れての事だと私は見ております。
 郵政民営化の問題は彼らにとって防波堤でありカムフラージュとしても利用できるから都合が良かったのでしょう。
 
 
 
勘違い (ny)
2009-09-07 20:10:56
自分も含めて皆勘違いしていましたが、別に二大政党は自民党でなくても良いんですよね。当たり前の話ですが目からウロコでした。

経済成長(ムダな規制や税金を無くすという意味で)を強めに打ち出した政党が対立軸になるといった感じでしょうかね。
自民党は過去の歴史から、ある程度の強みはあるんでしょうが、老害から抜け出せない事を考えれば、ミドル層があつまったみんなの党あたりは悪くないかなと思います。
民主党はやはり経済成長面が不安です。
 
 
 
まともに働け! (空海望)
2009-09-07 20:19:51
子供のころ見た自民党の区議は謹厳実直、働き者で人の批判はしてなかった(東京下町でのこと)
現在地元の市議には自民党を名乗る者はいない?姿が見えない?勿論国会議員などの姿は見たことがない。
ところがあるパーティーで見た自民党国会議員、飲んで食って名刺を配って帰って行った。そんな似通った光景に2回出会っている。

子供のころ見た自民党の区議に似た姿…
実は地元の共産党市議にしか見られない。反対意見にも耳を傾け、自説を説明する。駄々っ子のように異論を唱える相手にも怒り出すこともせず説得を続ける。
まさに子供のころ見た下町の区議の姿だ。他の会派の市議は姿を見れない。どこかで調査、勉強してるのかもしれないが 市議会の合間の休憩に控室を訪ねるとへぼ将棋を始めて、目の前で聞いて欲しいと云うのに聞こえぬふり?の他の野党市議。
ちょっとしか見ることのできない私の目から察し、かつての自民党はそれなりに信頼を得る要素があった。いまの自民党は不信?を得る要素?が多すぎる
いまはむしろ共産党の動向を見て仕事をさせたほうがましではないか 少なくとも身近な行政範囲ではまともな考え方、行動は共産党市議にしか見えない。もっと時間と労力を使って、各議員に接すればよいのかもしれないが海外視察などに接することは不可能だから。
 
 
 
1度崩壊したほうが・・・ (五十路のおばさん)
2009-09-07 20:20:36
 山崎さん、いつもブログの更新を楽しみにしています。
自民党は崩壊したほうがいいと思います。森元総理や青木さんとかがおおっぴらに動いてる状況をみると救いようがありません。ここまで追いやった主犯であることが全くわかっていないのですから。そして、彼らと会談とやらの舛添さんも胡散臭いというか、時代遅れというか。
 私は、山崎さんと違い自民党員の父親の背をみて育ったせいか、やたら怒鳴りあう社会党代議士のほうに嫌悪をもっていました。その後、紳士的でわかりやすく質問をされていた横路孝弘氏をみて少し感動したものでした。
 自民党の劣化は、世襲化によるものではないでしょうか。郷里の高校の同窓で官僚から志を持って代議士になろうとしても、保守ではありながら公認されず(世襲には勝てず)数年浪人したあげく民主党へ。つまり、人が育っていないのでしょうね。
 結果的には、ごく少数の意気軒昂な若手が(石原伸晃ではありませんぞ!)民主党の若干権力闘争に不得手な輩と手を結んで新生自民党をつくるのでは・・・と。嗚呼
 
 
 
Unknown (橙式部)
2009-09-07 20:37:48
道民は左よりですよね

開発局予算 500億というドーピングを打ってもらいながら

明らかに自民党政権の恩恵を受けていながら

なぜか左より

しかもどっちに政権移っても問題ないように
保険をかけつつ

心情的には左より
 
 
 
再生は難しいような気がします (ぷれでた)
2009-09-07 20:41:08
>妖怪「ネズミ男」(舛添氏)が、「ぬりかべ」(森氏)や「子泣き爺」(青木氏)と相談している

とても受けました。ホントに妖怪って感じです。

>(小池百合子さんも入っていれば、「猫娘」も一緒だったのに・・)。

小池さんは猫娘というより吸血鬼系ではないでしょうか。

>自民党は再生できるのか?、また、自民党は再生する必要があるのか?

元々、自民党って経済を豊かにして皆で豊かになろうって感じの政党なんじゃないでしょうか。
しかし、コイズミ&タケナカコンビがそのイメージは破壊してしまいました。
皆が喜びそうな新たな方向性でも打ち出さない限り難しいんじゃないでしょうか。
この10年位で自民党=新自由主義っていう悪いイメージが付いてしまったような気がします。
 
 
 
自民Bチームとしての民主、民主Bチームとしての自民 (きむ)
2009-09-07 20:48:36
自民、民主の政策の違いがほとんど程度問題でしかない(少なくとも世論の受けとめ方はそうでしょう)という現状において、民主党は自民党の分家、実力差のないBチームでしかないように思います。今度の選挙でも、単に与党が入れ替わって自民党が民主党のBチームになるだけで、また民主党が失敗すれば、黙っていても(ヘマをしなければ)自民政権が復活すると思います。ただし、与党慣れしたベテラン自民議員が野党になった自分達の立場をわきまえられるかという問題はありますが。
また政界再編なるものがあるとしても、政策・理念ではなく、人間関係なり感情なりでしかあり得ないような。(あっても郵政選挙の時のような「政策」の違い程度と思います。)


それはそうと、自民の再建の方向は、①ドロドロにまみれた利権政党になる。②演説がうまい等、雰囲気だけは良さそうと思わせるポピュリズム政党になる。の、どちらかになってほしいです。
 
 
 
北海道出身者って (_)
2009-09-07 22:24:18
ガキの頃に北教組に洗脳されてるだけあって、社会党→民主党の影響力から解脱できないんだよね。
 
 
 
Unknown (りん)
2009-09-07 23:55:16
自民党支持ではありませんが、自分の選挙区に石破茂さんが立っていたら入れたかもしれません。
田母神問題に関する明快な批判の姿勢に感銘を受けたので。
保守にしろ革新にしろ、筋の通った話をする人はいいなあと…我ながらただのミーハーって気もしますが。

ちなみに、ルックス的にはこの方をおいて妖怪大劇場の主役はいませんけれども(笑)
 
 
 
博打的離合集散か、見通しのない継続か=どちらも地獄 (虎と狸)
2009-09-08 00:15:18
記事を読んでおおかた予想した通りであっても、自民党支持者(?)の方々のコメントの見苦しさは恥ずかしくなりますね。社会人が書いているとは思いたくない。


それはさておくとして。
自民党は今度の参議院選で、現有議席くらいは確保しなければ今の規模での党の存続は難しいのではないか。仮に中選挙区制(といっても一頃より小選挙区の色合いが濃いですが)でも負けるとなると、自民党にまだ義理を感じている組織も支えなくなるのではないかと思う。
また、民主党の与党体制が確立してくると経済界も自民を推しにくくなる。
そしてなにより、次の選挙からは公明党は支えてくれなくなる。これは選挙戦術上、大変大きな痛手だ。自民党に取って公明票は殆ど命綱に等しい状態にある。
残るのは議員個人の組織ということだが、それもいたみが激しく、再建は容易ではないだろう。頼みの綱は地方議員だが、国政の変革が地方にまで行き渡り始めたら本格的に「詰んだ」状態になりかねない。

ですから巷言われているように、このまま4年も「日干し」にされたら、安倍晋三氏並みの岩盤支持層がない限りは生き残れなくなる可能性が高い。

この絶望的な状況の中、思想軸に新味を求めて少数野党が生まれるのか(例えば、安倍氏と平沼氏、あるいは渡辺喜美氏と塩崎氏など感覚の近い者同志の離合集散)、「反民主」の一点で自民党が規模を縮小しつつ継続するのかはよくわからないが、どちらにしても民主党に拮抗しうるほどの勢力を、民主の失点以外で短期間に作り出せるかというと、殆ど無理という結論が出てしまう。

案外、小選挙区制でも「1カ二分の一」の状態で安定してしまうのかもしれない。

主題とは直接関係ないですが、小選挙区制だからといって必ずしも「二大政党」以外にも有力な政党が存在する事もままある。マスコミの話を予備知識なく聞いていると、英米などの小選挙区制では「労働党と保守党」「民主党と共和党」以外には存在しないかのように感じられるが、イギリスには有力な第三政党である「自由民主党」が存在し、カナダにもかなり大きな支持基盤を持った地域政党などがある。二大政党しかない、という状況は、歴史的に独特の経緯のあるアメリカや、それに準じる豪州など案外例は少ない。
二大政党制を論じる場合、この点には気をつけておくべきかもしれない。
 
 
 
自民党は民主党で生き返る (研究員)
2009-09-08 00:36:38
自民党の(悪い)印象を整理しますと、
1、政界ドロドロ劇。例えば、いつも新聞で「~だわね」と台詞をしめくくられる参院幹部氏などはとても国民のために政治をしているとは思えない。
2、業界との癒着。医師会、郵便局、建設業界その他。
3、政治信条の融通無碍さ。そもそも党名が、自由で民主だし、社会党と連立したかと思えば、公明党とも連立。
4、ばら撒き。連立のせいもあるが、地域振興券や定額給付金など。
こうした自民党的なところは復活してほしくない。しかし、こうした自民党的なところが、最近、民主党に目立つようになってきた気がする。権力の2重構造への懸念(少しドロドロ)、局地的とはいえ医師会の選挙におけるバックアップや看護団体元幹部の擁立、社民や国民新との連立、増税なしの歳出拡大、ヒールキャラの参院幹部氏・・・これって自民党的ではないだろうか。民主党最後の砦ともいえるのが、官僚依存の脱却ぐらいで(これは安倍政権なども言っていた)、これが頓挫すると大変痛い。
自民党が再生するとすれば、上にあげたような自民党的なものをすっぱり切ったときだと思う。
 
 
 
立場は前からハッキリしていますよん (山崎元)
2009-09-08 00:36:55
平ちゃん 様

>これまで読者に対してニュートラルの立場にあるように装って?様々な評論をしておいて、選挙が終わって自民の復権が当面ないのを見定めておいてから、これはちょっと酷いのでは?、、、w


皆様のご感想に、ひとつひとつ返事は出来ないのですが、当ブログによくお越し下さる<平ちゃん>様なので、一言返します。

「評論」を私のどこでの発言(文章)として仰っているかに多少は依存しますが、仮にこのブログの過去の拙文であるとすれば(JMM、ダイヤモンド・オンラインもほぼ同様です)、私が意見的にも心情的に反自民党であり、少なくとも政権交代歓迎であったことは、いかに何でも、余程鈍い方でない限り、読者には分かって貰っていると思っていました。

勿論「ニュートラル」を前提に意見を言わなければならない場はありますが、そうであっても、意見の内容から、私の「反自民」は分かったのではないでしょうかねぇ。

自民党の復権云々に絡めて酷いと言われるに至っては、なんともはや・・・・。

まあ、これ以上言うのは、やめておきましょう。私としては、伝わらないことを嘆くよりは、伝える努力をするべきなのでしょう。
 
 
 
崩壊ではなく、創造的な分裂を期待 (sat)
2009-09-08 01:06:30
自民党は崩壊というよりも、改革路線(「錆びた鎖を断ち切り、官から民へ」)と中道路線(「改めるべきところは改め、守るべきところは守る」)で発展的に分裂したほうが、議員それぞれの活動がしやすくなるのでは。。。

現状では、皆さん仰るように、自民党と民主党は、名前も中身も似ており、いかに票を取れるかという融通無碍な政策で、改革だか保守なのだかよくわからない中道路線が台頭しています。
融通無碍ということは、基本的立場がはっきりせず、矛盾点も多いわけで、首相も含め各政治家の発言も全く歯切れが悪くなってしまっています。

例えば、最近、改めて郵政解散の頃の、与謝野氏(当時の政調会長)の「国政報告」を読んでみましたが、とても歯切れがよいです。
http://www.yosano.gr.jp/policy/index.html

現在は、自民党議員も相当活動しにくいのではないでしょうか。
おそらく、民主党議員も官僚なり国民なりに政策を説明すると、歯切れが悪くなってこざるを得ないのでは。(すでに迷走の兆候が、、、)

小泉政権時の対立軸を総括して、改革を進めるのか、中道のどちらかというと保守寄りでやるのか、その辺で対立軸を明確にしないと、求心力も得られないのではないでしょうか。

自民党は、うまく分かれれば、それぞれが求心力を持って、大きな勢力になる可能性もあると思います。

私も自民党に投票したことの無い者ですが、うまく割れてくれれば支持できる政党が出来るかもしれないと密かに期待しています。
 
 
 
訂正とその他 (虎と狸)
2009-09-08 01:11:22
酔っぱらっているせいか、あまりに誤字や文法的におかしなところが目立つので、訂正箇所をあげておきます。・・・字面的に見苦しいのは私の方だったか。
■訂正箇所
 大変大きな痛手→「大変な痛手」
 感覚の近い者同志→「感覚の近い者同士」
 「1カ二分の一」の状態→「1+1/2」弱くらいの状態
 必ずしも「二大政党」以外にも有力な政党が・・→必ずしも「二大政党」以外にも有力な政党が存在しない訳ではない。

 
ついでといっては大変失礼ですが。。。

>研究員さんへ
たしかに民主党は、その幅広さからかつての自民党を想起させますね。大昔には自民党にも宇都宮徳馬氏みたいな人もいましたから。しかし、政策やその手法については、少なくとも理念的には「自民っぽくない」と思います。これをどう評価するか、あるいは実行に移せるかで民主党の位置づけも変わってくるのでしょう。


>山崎さんへ
横路氏についてのエピソードが、一部の人に理屈抜きの嫌悪感を持たせたり、あるいは「裏切り行為」と感じられているのかもしれませんね。そういえばあの人も、一部では「ヒール役」のようです。
 
 
 
二大政党? (ET)
2009-09-08 03:57:20
自民党は公明党と組んだ時点で終わり
 民社党は自由党と組んだ時点で終わり
 
 
 
山崎さんのブログ (由紀子)
2009-09-08 04:19:06
もっとまめな更新をお願いします。
就寝前の楽しみですので
 
 
 
山崎さんのブログ (ass)
2009-09-08 08:49:39
相当まめに更新されてますよ。
 
 
 
自民党の復権近し (麿)
2009-09-08 10:26:06
みなさんのコメントも含め、大変興味深く拝見しました。
現状の「空気」では、自民党に浮かぶ瀬がないように思いますが、これからは民主党が「与党」です。
マスコミ諸氏はさかんに新しい権力団体=民主党を攻撃するようになるでしょう。ルサンチマンこそ彼らの本性です。
攻撃する材料には事欠きません。現実は常に難しく、とれるオプションは限られています。民主党になったから楽園が実現するわけではないのですから。
大衆は「結局民主党も同じか」と洗脳され、自民、もしくは自民党的な保守勢力にうつつを抜かすようになる。
オセロ盤のようにひっくり返る小選挙区制の影響で、次回はまた政権交代。それが「世直し」だとマスコミに吹き込まれているから、そんな事態を憂う人はごく一握りです。本当に世直しをしようとすれば、それは漸進的な手段のうちにしかないはずなのに。
こうして日本は混乱のうちに国力を衰えさせていき、再びファッショの台頭を許すようになる。
問題は次の選挙がいつかというところですが、経済危機の第二波と近隣諸国のパワーバランスの崩壊による国際情勢の逼迫、そのあたりが重なれば、社会党的なるものを身のうちに抱える民主党はもたない。
3年以内にまた大きな変革があると見ますが、さてどうでしょうか。。。
 
 
 
あの時に滅んでおけば良かったのに (かくせいⅢ)
2009-09-08 11:10:35
民主党の基本的思考は、反企業だから、日本から企業を追い出す政策をやる。

等しく貧しい国になって始めて物事の本質が分かるのだろう。

この国が溶けて無くなるように、どの政党もいらない。自民も溶けてなくなればいい。

中国の支配下で、みすぼらしい乞食となってさ迷えば、丁度お似合いの姿かもしれない。その時に、バカな選択をしたとは思わず、あのバカ首相めがとののしっているだろう。やはり、1億総意で対米戦争に邁進した国民だけのことはある。あの時に、滅んでおけば良かったんだよw
 
 
 
Re: 立場は前からハッキリしていますよん (YAMANO09)
2009-09-08 12:44:58
山崎様

> 余程鈍い方でない限り、読者には分かって貰っていると思っていました。

多くの方々は分かっていたと思いますよ^^;
ただ、山崎さんの、そこはかとなく漂う多様性を受け入れる雰囲気が、分からない方をも招きこんでいる側面もあろうかと。そこはお気になさる必要は無いと思います。政治家ではないので(笑)

>勿論「ニュートラル」を前提に意見を言わなければならない場はありますが

いちファンとしては、「ニュートラル」前提の場は限定的であって欲しいです。

ご存じの通りジャーナリズム(ここは山崎さんのストレス解消ブログですが 汗)の要諦のひとつは見解・意見の多様性でしょうし、山崎さんのご意見はご自身がお考えになられている以上に影響力も強いような気がするので、なおさらです。

大変おこがましながら、誰も反応していないため、反応させていただきました。
 
 
 
再生策 (年上女房っていいですよ)
2009-09-08 20:36:02
選挙日のテレ東で(確か)猪瀬副知事が『前回の総選挙で実質上政権交代していた』という趣旨の発言をされていました。

それを思い出して、お題の自民党というのは小泉以前以後のどちらを指しておられるのか、また、どちらなら再生できるのか、について考えないといけないなあと思ったものの興味がないのか思考が進みませんでした。

それよりもどうしたら民主党が無駄な歳出を減らしつつ、ゼネコンなど自民癒着団体を味方につけて自民党を再生できないようにするかに興味があります。

例えば無駄な公共事業に10億円かかり、自民癒着企業が1億円儲かるならば、工事差し止めて2億円(理屈的には9億円でもいい)癒着企業に払う方が合理的です。

要は、無駄な公共事業の規模を小さくして癒着企業を過去と同程度儲けさせることはできないのでしょうか。

企業としては利益が出ればいいので民主党には(少々悪どくても)合理的に考えてもらえれば民主党も癒着団体も国民もいいと思うのですが。
 
 
 
はじめまして。 (ウンドイス)
2009-09-08 22:08:17
いつも楽しくブログを拝見させて頂いてます。

私は静岡7区に住んでいる、建設業に身を置くものです。
ちなみに忘年会に自民党議員が顔を出したり、選挙翌日に敗戦候補が詫びに来るような会社です。


そんな会社ですが、かなりの人が、自民党には投票していませんでした。


結果はご存知のように馬面君の圧勝だったわけですが、彼が約4年間の浪人生活で見せたド根性に共感した人が多いようです。

私は民主党に投票しましたが、確かに彼の姿には感動すら覚えるものがありました。

彼の政治家としての資質を疑問に思っていてもです。


さて、自民党は今後、世間の共感を勝ち得ることが出来るのでしょうか。


今までのスタイルを継続していくのでしょうか。


中途半端に大物議員が当選したことが、今後彼らの足を引っ張っていくような気がします。
 
 
 
投資家として (バッファロー66)
2009-09-09 00:58:41
投資家の本分とは何でしょう。
私は「身銭を切って世の趨勢を冷静に眺める視点」だと思っています。
理想論かも知れませんが、右も左も無いフラットな姿勢と、欲望をコントロールする客観的な眼を具備するのが「正しい投資家」かと存じます。
しかるにこの度の貴方のエントリーは、私の思う「投資家の本分」から隔たりを感じます。

>運だけは強かった小泉さんの後に、頭の弱い安倍さん、気の弱い福田さん、頭も性格も悪い麻生さん

この浅い定義は何でしょうか。
「新聞の報道を疑わない受身な評価」そのものです。
正直言って失望致しました。
「超簡単 お金の運用術」「2011年まで待ちなさい!」など、貴方の著書を愛読してまいりましたが、少し見方を変える必要があるかもしれません。
「たかがブログの、たった一度のエントリー」と思うかも知れませんが、こっちは金がかかっているので本気です。
ナメたらいけませんよ。
 
 
 
Unknown (自民党の賞味期限は切れた)
2009-09-09 03:02:00
>自民党は再生できるのか?

クズのような人材ばかりなので再生できません
。ポスト麻生を嘱望される人材が見当たらず、某知事ごときが総裁候補に名乗り出たり、今回の総裁選で有力候補が不在というのが全てを物語っています。少数のましな人材は将来の政界再編を見据えて行動すればいいでしょう。

>自民党は再生する必要があるのか?

自民の本質は戦後復興のための政官財による開発独裁もどきだと思います。90年代前半にその使命は終わっていたのですが、非自民政権が脆弱だったため息を吹き返し、さらには小泉氏が擬似政権交代を行い、今日まで行き残っていた訳です。幸いなことに小泉氏の後継者たちが凡庸だったのに対し、民主党には小沢氏がいたのでついに大敗を喫してくれました。今後は旧社会党と似たような道をたどるのかと。
 
 
 
麻生 (長男)
2009-09-09 03:50:11


池田信夫は、麻生を『霞ヶ関ではいい方、ごく標準』と評価していたな。


 
 
 
Unknown (田代)
2009-09-09 04:10:08
参議院というややこしい存在や、今後削減が焦点になるであろう比例代表という問題はあるが、制度上も、またここ10年の現実も、あらゆる点で予想以上のスピードで二大政治勢力による競争という方向に一貫して進んでいるのは明らかであって、その片一方が自民党というブランドであるのも間違いない(わざわざ衣替えするメリットなし)。野党で予算を二度組まれれば自民党はバラバラになるとかいうのもおよそ根拠のないことで、むしろ細川政権が長持ちして3、4年野党時代が続いていれば、自民党はあの時に再生していたでしょう。冷戦以降の政治運営はかなりの程度失敗の連続であって、下野も当然、遅すぎたと考えますし、今度は少し時間をかけて自省が必要でしょう。山崎さんが適切にも言われるように、野党であっても党再生という旗印で妥協は可能でしょうから、これから相当に激しい議論が行われるでしょうが、その帰趨を見守りたいと思います。

今回は自民党的なるもの(というこれも定義しようがないもの)が全て拒否された感じですが、麿さんの言われるような、与野党逆転による風向きの変化というのも気になるところで、半年後にはまったく違った議論が展開されているかもしれません。

しかしなんだか今回のエントリは週刊誌あたりの自民党解党とかいった床屋談義レベルの漫談に掉さして旧体制の面々をからかっているだけで面白くもなんともないし、河野太郎のようなおよそ可能性のない人物の名前をあげて党再生に多少は期待しているそぶりをみせながら本音はこのまま永久野党でいてくれという(これまた起こりえぬ願望だが)、気分的反自民の人の政治的ルサンチマンの典型であって、それなら初めからそう書けばいいんじゃないでしょうか。
 
 
 
Unknown (24)
2009-09-09 07:44:42
立場を表明して意見を語るのはイイコトだと思います。
ニュートラルを偽装して意見を語るのは、マスコミでも何でも一番たちが悪いですし、害悪にしかならない。
 
 
 
民主党政権に望むこと (夜泣石)
2009-09-09 09:44:04
私は多くの皆さんと違い、日本土着の風土と化したような自民党の強さを警戒しています。
以下、私のブログから転載させていただきます。
--------------------------------------

多くの識者が、自民党が再生することに疑問を提起している。自民党はこのまま崩壊すると言い切る人も多い。しかし私は、それは予測というより願望に近いのではないかと思う。自民党は確かに代議士の数では惨敗だったが、得票数ではそれなりの数字が上がっている。これほどの逆風で、しかもあれほど自殺行為を繰り返し、なにより実際の政権運営で日本をここまで酷くしておいて、それなのに未だこれだけの票数を取ること自体が本来はあり得ないはずなのだ。

そもそも今度の選挙では主義主張より何より、ただ麻生太郎の顔をもう見たくないといった生理的嫌悪感から民主党に入れた人も多かったと思う。もし自民党が選挙の直前にでも新しい顔にすげ替えていたら、たとえそれが誰であったとしても、こんな大敗にはならなかった気がする。

なぜ自民党はそんなに強いのか。それは地方を見ればよく判る。地方の首長、そして地方議会は圧倒的に自民党ないしはそのシンパなのだ。田舎選挙では主義主張など関係ない。それどころか能力や人間性すらも関係ない。利害と地縁血縁の強固な結びつきだけで決まる。だから票数の予測など、今までは極めて正確だった。彼らはこの総選挙の敗戦はちょっとやり方を間違ったくらいにしか思っていない。そして自分たちの権益を盗み取ろうとする民主党に恨みをかき立てている。

日本中の有識者の眉をひそめさせた、例のどぎついピンクのチラシなど、未だにバイブルのように抱え、堂々と公式の席で述べる政治家も地方にはいる。そしてそれを受け入れる土壌がある。長期に政権を握る間に、しっかりと築き上げられたピラミッドの底辺はそれほど強固なのだ。対する民主党には労働組合などの支援組織があるが、それは主に都会でのことだ。日本の多くの地方の住民の間に、民主党はほとんど浸透していない。もし民主党が早期に、スキャンダルとか内紛などで揺れたら、いっぺんに揺り戻しが起こるだろう。

欲と人間関係で結びついた地域集団は、いずれは政権与党に尻尾を振るようになる。民主党はそれまで、任期一杯の最低4年は政権を維持して欲しい。さらにじっくり地方に浸透し、こんな風土を風化させていくには、もう4年が必要だろう。一方、保守政党が旧弊を脱して新しく生まれ変わるにもそれくらいの期間が必要だ。できればみんなの党あたりがしっかり成長して、民主党に対抗できるようになって欲しい。そうでなければ真の二大政党制の実現などあり得ないのだ。

では民主党が8年の政権を維持するにはどうしたらよいか。まず、今まで自民党がやってきたように、政権維持という至上目的のためには主義主張を曲げてでも結束して欲しい。何だかとても卑怯なことのようだが、今はそれが日本のために必要なのだ。どうせ民主党は政権運営では素人集団だ。今の各自の主義主張など、素人のたわごとかも知れないのだ。しばらくは勉強のつもりで、皆の意見を聞いて折り合ってやっていくべきだろう。そうした8年の修練を経た後、たぶん不満を募らせるであろう党内右派は、ここまで協力したからと円満に党を出て新生保守政党に加わればよい。

また早期に理想を実現しようなどとあせることなく、堅実な国家運営に徹して欲しい。特に外交では、対米対等とか東アジア共同体などは将来の夢の範囲にしておくべきだ。日本には今これだけ米軍が常駐しているのだから、実質属国状態であることは紛れもない事実だ。しかしそのことに多くの日本人は未だあまり不都合を感じていないのだ。こんな大変な時期にわざわざ手を出すことはない。下手に逆らえばどんな裏工作をされ、足を引っ張られるか判ったものでもない。またこの点から、社民党との連立は止めた方がよいかも知れない。

経済政策は何をすればよいのか誰も判らない。各国とも右往左往しているだけのようだ。専門家などというのも、誰も現状を予測できなかったし、今言っていることもばらばらだ。といっても何もしないわけにはいかないから、周りを見ながら試行錯誤していくしかない。ともかく訳もわからず世界のリード役を務めるなどと言うのは止めて欲しい。温室効果ガス削減など、もはや科学的な話でなく、政治経済的な駆け引きの道具になってしまっているのだから。

それではどうやって国民の人気を得ていくことができるだろうか。短期的には約束したばらまきを一部実行することだろう。しかしそれよりなにより、内政の無駄の排除と不明瞭な金の解明、特にその原因となっている官僚支配からの脱却に邁進して欲しい。もともと政治家と官僚の癒着がその要因の一つなのだから、人が変っただけでも効果は出てくるだろう。もちろん官僚を敵に回すわけにはいかないから性急にはできないが、一つ二つ成果が出ただけでも国民はきっと納得する。これが今の日本の最大の病根であるというのは、ほとんどの国民の共通認識なのだから。
 
 
 
人物批評のエッセイ (平成生まれ)
2009-09-09 13:08:45
時々、タイトルによって読ませていただいております。JMMでも山崎さんの回答だけは、ほぼすべて目を通しています。で、本題とはずれまして恐縮ですが、今回も面白かったのが人物批評。WBCの星野氏、酒井典子、押尾学、そして今回の自民党の面々…。政治家をマンガのキャラクターになぞらえるくだりなど、思わず笑ってしまいました。私は消しゴム作家・ナンシー関のエッセイが好きだったのですが、山崎さん、経済評論もいいですが、その手のエッセイも書いていただけませんか?
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-09 14:01:12
衆議院に予算の優越権があるのは、国として集めた予算を全体主義的に一部に配分するのではなく、色々な地域の利害関係を持った議員が駆け引きする事で、適切に配分するためであり、衆議院が地方(東京都も含む地方自治体という意味)選出議員の院だからであると思います。

だから、地方選出議員(東京都も含む。為念)が地方の有権者のクレクレという声を聞いて行動する事はまったく間違っていないどころか、そういう人たちの集まりで競争環境を維持する事が大事なんだと思います。

なんか、今の日本って「俺(が独裁できる)なら全体の配分を上手にやってやる」と所詮自分の都合が混じった主観的配分の癖に、俺だけが全てを見越しているみたいな態度を取る奴が多すぎて、怪しいことこの上ない状況になりつつあると思う。
 
 
 
同意 (なっつ)
2009-09-09 14:24:50
>夜泣石さん

おっしゃっていることに同意します。
わたしも思っていたのですが、今回の民主党の勝利は、国民が
マニフェストに信任をしたわけではなく、あくまで自民党にNOと
言ったというわけですから、マニフェストをなにがなんでも実行す
るというような姿勢は逆に自らの首を絞めることになるのではない
かと思っています。

ではどうするのか。一番、求められているのは官僚政治を変える
ことです。民主党がやるべきことはこれだけでよいくらいです。二
つ目にはセイフティネットを完備すること。そんな感じじゃないので
しょうか。

>山崎さま

ブログをいつも楽しく読ませていただいています。ありがとうござ
いますm(__)m

しかし、ごめんなさい。わたしも山崎さんが反自民党とは思っていま
せんでした(^^;)(笑)。ですが、わたしの場合はうれしく今回のブログ
を読みました。なぜなら、わたしも政治を知って以降、反自民だからです。もちろん、選挙権を得てから自民党に投票したことはただの
1度もありません。

どなたかが、「自民党も日本に貢献していた時代だったのじゃない
の?」とおっしゃっていましたがとんでもない。1885年には、少子化
は既に問題になっていたにもかかわらず、党利党略におわれる自
民党はなにもしてきませんでした。汚職事件も多く起きましたが、
抜本的改革をなにもしてこなかったのが自民党なのです。

政権交代にずいぶん時間がかかってしまいました。そのため、日本
はひどい状況になってしまいましたが、これでなんとか将来に希望
がもてそうです。

最後に山崎さま。非常に楽しい方なのですね。ダイヤモンドオンライ
ンで読むのとは一味違って、特に今回のブログは面白かったです。
 
 
 
人物批評は難しい (山崎 元)
2009-09-09 14:33:51
平成生まれ様

人物批評を書くのは、二つの意味で難しいと思っています。

一つには、人物批評の文章そのものの難しさです。取り上げる人物を、面白くでも、厳しくでも、読み手を納得させるレベルで描くのは簡単ではありません。また、文章にして発表する場合は、書き手の立ち位置や人物像も関係してくるので、エッセイとしても難しい分野になるのではないでしょうか。

悪い方の例を挙げるのは心が痛むのですが、たとえば「東京人」9月号の久世光彦、向田邦子特集に載っている、ある脚本家(一流の方です)が書いた久世・向田両人を紹介するエッセイは、書き手の登場具合がうるさくて読むに堪えません。さりとて、書き手の生の経験や感覚を書かないのも説得力を欠く場合があるので、この文章を読んだ私の感想は、人物紹介の文章は難しくて恐ろしい、ということでした。

自分が書いたものを読み返すとしても、例えばこのブログで森永卓郎氏を取り上げた文章は、かなり身近な、書くべき材料の豊富な人を書いていますが、上手く書けているという感じはしません。

人物批評を書くことを躊躇させるもう一つの、そしてたぶん最も大きな要因は、世間がかつてよりも人物批評に対して寛容でなくなったことです。

今回のエントリーもそうですが、私は、時々ブログを、世間的なストライク・ゾーンのチェックに使います。ブログは、読みたい人が読めばいいのだし、タダなのだから、大目に見てよ、という甘えのある調査なのですが、読者の反応は、いつも「思ったよりも不寛容だなあ」です。

ちなみに、私の考えるストライクゾーンは、公的な文章としては、「頭の悪い安倍さん」は根拠を示す材料で且つ意味のあるものを添えないとボールでしょう。これは、分かって書いています。舛添さんの「ネズミ男」、森さんの「ぬりかべ」といった喩えは、ストライクでもいいじゃないかと思っていますが、反応を見ると、ボールなのかも知れませんね。こちらは、妖怪物語の混乱の端緒が、脇役の筈のぬりかべを主役にして番組を作り、視聴率が低下してしまったことにあると思っているので(途中、郵便ポストに向かって吠えるオオカミ男が人気になりましたが)、別の比喩を探さねばならず、残念ですが、仕方がありません。

また、近年は、政治家を含めて、有名人もいろいろな言われ方をする事に対して「有名税」と諦めずに、商品価値が損なわれる事に対して、対抗措置を取るようになっているので、人物評を面白くやろうとすると、この面でも難しいと思います。

現在、いわゆる毒舌的な人物評を許されているのは、ある種のお笑い芸人とか、それを売り物にしている商業的なオカマさん、あるいは極度の肥満といった、なにがしかマイノリティー性を持った人たちだけのように思います。

私は、誰かを別の何かに瞬間的に喩える言葉のゲームが大好きなのですが、それは、今のところ、私的な会話の中だけにしておく方がよさそうです。機会があれば、遠慮無しの人物評を肴に、ご一緒にビールでも飲んでみたいものですね。





 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-09 15:08:46
その前に、官僚政治なるものが本当に存在していたのか、調べてみることが大事だと思うな。おじさんは。

韓非子に三人市場という話があってね。ま、人間なんんてそんなもんなんだよ。
 
 
 
不寛容について (平成生まれ)
2009-09-09 15:50:09
確かに、読者の反応は「不寛容」な傾向にあると思います。村上龍氏も、確か「非寛容」という言葉を使って今の日本社会を表現していたように記憶しています。それは、特にネットの世界で顕著ではないでしょうか。『ウェブはバカと暇人のもの』という本を最近、興味深く読みましたが、やはり匿名性がそうさせるのでしょうか。「タダなのだから大目に見てよ」と仰いますが、むしろ、わざわざお金を払って閲覧するサイトでないからこそ、その場で簡単にケチをつける、つまり「不寛容」な意見も書けてしまう、ということではないでしょうか。…そんなことより、ビールの肴に遠慮無しの人物評とは最高ですね!
 
 
 
Unknown (anton)
2009-09-09 18:49:04
しかし山崎さんの記事は、毒てんこ盛りのはずなのに悪意をそれほど感じさせませんね。やっぱりユーモアのセンスですかね。逆に、麻生さんは悪意しかありませんでしたが。
 
 
 
もう一言 (五十路のおばさん)
2009-09-09 20:18:46
 こんばんわ。
 わたしも山崎さんのユーモアのセンスは良質だと思います。政治家としてのセンスは別として田中真紀子さんの人物評もおもしろいですね。
 私は自分が何も実践しないでああだこうだとのたまう評論家なるものが好きではありません。でも山崎さんは経験に裏打ちされた実力をお持ちですし、慧眼のするどさをユーモアにかえる余裕もおありです。人は何かをやろうとする時、冷静さを越えた情熱が必要ですよね。少年期の感受性とか。だから、山崎さんの自民党に対する嫌悪感を腹を立てて批判するものでもないでしょうね。
 ところで、民主党はどこまで無駄をなくせるのでしょうね。私の職場も、消費者庁の新設により3年越しの基金から必要でもないPCを設置しろとの通知が。1台で十分なのに予算があるから4台置けと。こういうことの積み重ねがあちこちであるのでしょうね。「ふるさと創生基金」もしかり。「自分のおさいふから出す」感覚を身につけるべきです。タイムリーですけど、千葉県職員!恥じを知りなさい。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-09 20:23:28
物心ついた頃から・・って、それじゃ世の中のことをまだほとんど知らないうちから、ということでただの感情的なもの。

おばさんの言ったことが大人の判断ですね。

きれいごとだけじゃないのです、世の中は。

証券会社ほどそのことを如実に現していますよ。

あれほど汚い仕事もない、と私は思っています。

騙して投資させないと儲からない仕事。

日本もそうだけどアメリカをみればわかります。

山崎さんはまだ大人になりきれていない!?

小泉改革を総括しないままにきてしまったことは本当に問題ですね。

小泉郵政民営化に反対して刺客を送られた人たちが結局勝利した。俺たちもあの時反対すればよかったと自分の不甲斐なさに涙している自民党議員は多そう。

あの時、本当は反対だった自民党議員はとても多かったはず。しかし、世論のフィーバー、マスコミのフィーバーがすごかった。国民に嫌われたくない、守旧派という烙印を押されたくない、選挙に落ちたくない、ばかりに、心ならずも賛成してしまった・・・

そのツケが今回まわってきた。

私は亀井氏や平沼氏のように、もう少し時間をかけて検討すべきだと言った政治家を支持していたが、あの風には抵抗できなかった。

しかし今回は郵政見直し論者に風が吹いた。

その点ではよかったと思うけれど、民主党の観念論、机上論には背中がゾクゾクするほど寒さを感じる。
選挙に勝つために、国民受けのいい言葉を発してきた。

民主党が魅力的で支持したわけではなく、自民党の郵政問題の曖昧さ、西川温存して鳩山邦夫を切ったことなどなどが自民の敗因だと思う。

しかしながら、郵政民営化をとなえた自民党にあれほど燃えたのに、今度は、見直しをとなえる民主党に燃えるとは、同じ国民とは思えない豹変ぶりに、悲しみさえ覚えます。

小泉竹中路線が結局、自民党を潰してしまったわけで、自業自得でしょうかね。
 
 
 
Unknown (牛人間)
2009-09-09 21:15:21
私はとくに根拠もなく、山崎さんは徹底した合理主義者(「黒くても白くてもネズミを捕るのが良い猫だ」)だと思っていましたので、今回のコメントは意外でした。ただ、自身の政治的スタンスを明確にされた点については全面的に支持しますし、評論家としても信用できます。これからもブログを楽しみにしています。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-09 22:19:26
なんか鳩山恐慌が始まりそうな悪寒。

「自民党憎し」「自民党ざまーみろ」というスタンスの人は、えてして「別に民主党を応援したわけではないのよね」と逃げを打つけど、結局、白だろうが黒だろうがネズミを採る猫が良い猫だった事を痛感させられるのだと思う。

自分の周囲の話でいくと、年齢の高い人ほど「自民党ざまぁ。民主のお手並み拝見」というスタンスだけど、それって残りの人生が短いから真剣に考えていないだけなんじゃないかと思えてしまう。

左翼とカルトしか投票する先が無い選挙なんて、俺は投票したくないぞ。
 
 
 
人物批評 (麿)
2009-09-09 23:22:23
コメントが面白くて、つい書き込んでしまいます。しつこくて申し訳ありません。

人物批評について。
今回の山崎さんの文章についていえば、立ち位置をかなりはっきりさせた文脈から、考え方に賛同する方はこの記事の人物批評に溜飲を下げたことでしょう。考え方に反対の人は、その「ユーモアあふれる批評」を諧謔というよりは中傷と感じるでしょう。当り前のことですが、今回のたくさんの方のコメントも、まあそういうことです。
これを「ネットだから」「匿名だから」不寛容であるというのは、少々思考停止のきらいがあるように思います。

ちなみに、毒舌を許されている人々は、そもそも森羅万象から一歩引いた立ち位置を保っているように思います。その異邦人のような立ち位置から出るユーモアだからこそ、立場を超えた共感が生まれるのでしょう。
ただ、「一歩引く」ためには、山崎さんのおっしゃるマイノリティ性が非常に役立っているのかもしれませんが。
 
 
 
国民の選択肢 (夜泣石)
2009-09-10 10:23:05
山崎さんの論評の最後に、
「今や、経済は、所得の再分配を効率よく行いながら、自由を尊重する経済運営以外にあり得ない」
とありますが、所得の再分配の究極の姿は、国民全員に一律生活費を支給する国家だと思われます。
それについて考えたことがあるので、よろしければ
http://mksn.seesaa.net/article/126805709.html
をご笑覧下さい。
また「護憲(≒武力をあまり持たず)か、改憲(≒武力を強化する)か」とありますが、
私は改憲(≒武力をあまり持たず)もありえる、いやそうならなければいけないと考えて、上記ブログでも触れておきました。
 
 
 
僕も反自民とは知りませんでした (横浜男)
2009-09-10 15:08:02
なんか繰り返しですみません。長く山崎さんのコメントの愛読者でしたが、鈍い読者ですみませんでした(笑)でも少年時代のおばさんへの心の中での悪態にはかなり受けました。山崎さんには珍しいと感じました。 

僕も民主党に入れた者ですが、村上龍さんがNYの新聞に寄稿したように、日本人は大人になる過程の憂鬱を味わっているという見方が正しいように感じます。希望的観測も入れてですが、ここ数年痛い目に会ってようやく日本人も政治家や国に甘える姿勢が正されたのではないかと。次回選挙では自民がなるのか民主がそれとも第3党なのかわかりませんが、国民のレベルが上がっていれば、どの党が勝ってもそれなりの政治ができるのではないかと思います。
 
 
 
パンチのきいた比喩 (arisutoterusu)
2009-09-10 16:05:10
 舛添氏あたりや阿倍氏、福田氏、麻生氏あたりの比喩など、機知に富んだ文章はとても面白かったです。
 
 
 
正直に話してほしい。 (アンチツジモト)
2009-09-11 11:00:41
通りすがりさんの言うとおりです。日本の最大の既得権層は、マスコミ、特に民放テレビ局だと、山崎さんも知っているでしょう。別に山崎さんを嫌うわけじゃないですが、東大の経済なら、官僚がいかに薄給で過酷な生活をしているか、知っているはずです。局員、コメンテーター、左巻き医者などリベラルぶって、実は一番富裕層だと、多くが気づきだしました。テレビに出してもらっている以上、いえませんよね。通りすがりさんの言うとおり、電波の自由化と新規参入、新聞の特殊指定廃止などの論陣をはれば、反自民と言っても信用しますが・・。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2009-09-11 12:45:48
アンチツジモトさま

いらっしゃいませ。

「信用」というのはバカのすることなので、好きなように「理解」してくれれば、私は十分です。

ただ、あなたの仰る「電波の自由化と新規参入、新聞の特殊指定廃止」はもっともで、私も全面的に賛成します。

日本のテレビは、電波独占・記者クラブ・日本語といった何重もの保護(非関税障壁的な)に守られて、少なくともジャーナリズムではない奇妙な何者かになっていますね(画面で新聞記事をニュースとして紹介するくらいですから、一次情報を提供するレベルのジャーナリズムではない)。

たかだかテレビマン程度の収入を羨むのはどうかと思いますが、この点は放って置いても、「保護」が徐々にほころびてくる今後は、ビジネスとして相当に厳しい状況になるのではないかと予想します。

新聞に関しても状況はほぼ同じです。もともと全国紙の数は多すぎます。押し紙による部数水増しをベースにした広告費に対する返還訴訟でも起これば、1,2社はただちに潰れてもおかしくありませんね。そうならなくても、広告費の減少で経営が立ちゆかなくなる時期は遠くないと思います。

ところで、民主党は記者クラブを廃止してオープンに情報を出すといっているので、この方針を貫いた場合(貫かなかったら嘘つきですし、当然やるべきですが)、マスメディアから相当の嫌がらせが出てくることが予想されます。この際に、情報の提供者の相当部分は「官」になるのではないかと想像します。

政権発足後「しばらく」は友好的でしょうが、その後、民主党のスキャンダル報道を盛り上げようとするタイミングが出てくると思います。1ヶ月か、3ヶ月か、西洋かぶれのおバカどもがよく言う「100日」か分かりませんが、その頃からの、民主党対既存既得権メディアの攻防はちょっとした見物になる可能性があると思います。
 
 
 
特権的マスコミ寡占体制 (RealWave)
2009-09-11 15:53:53
山崎さん、アンチツジモトさん、

確かに、日本のマスコミの特権的な寡占体制は、政権交代と一緒に解体すべきものです。

テレビマンの給与が特権階級的なものかどうかは別にして、フジテレビは社員の平均年収が1,500万円と日本一の高給会社、他のキーTV局もそれに続くとなると、TV電波が免許制で独占された、今時まれな規制業種だということがわかります。

TV電波が寡占のため、TV電波を割り当てる仕切り権限を持っている電通は、諸外国からみて法外なTV CM料を取っています。外資系企業は日本のTVCMのあまりの高さに呆れて、日本の宣伝担当が何か誤魔化していないかと疑るほどなのです。

この電通に高い金で広告を頼んでいると、記者クラブからの社員の不祥事は、すぐ連絡がきて、よほど目立つことをしない限り、報道されることをかなり防ぐことができます。そうでもなければ、自動車や家電のような何万人の社員がいる会社は、四六時中社員の万引きやら痴漢の報道で悩まされるはずです。

このような寡占、独占体制はインターネットで風前のともし火になっています。アメリカではすでに、TV、新聞が大リストラの状態ですが、この点に関しては、日本の得意の非関税障壁や規制の効果は小さく、早晩日本も同様のことが起きるでしょう(すでに起きつつあります)。

ここの民主党が記者クラブを解散すれば、相当強烈な追い打ちになるでしょう。山崎さんの懸念されるように、既存メディアからは嫌がらせも予想されますが、これには民主党議員に「身を慎むように」としか言いようはないでしょう。それでも菅氏が社保庁から年金未納をリークされたように(しかもねつ造)、色々な攻撃は予想されます。たとえリークでは本当に悪いことをしたら、やっぱり悪いのですが(親しい女性を官舎に住まわせて財務省にばらされた、某先生のように)、どこからリークがあったかは、注意する必要はありそうですね。

 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-11 21:53:03
しばらく前、東京新聞が検察の意に染まない記事を書いてしばらく出入り禁止を食らったようですが、中堅どころのメディアの場合、案外今の体制をそれほどありがたく思っていないのかもしれません.

そうなると、マスコミと言っても対応がバラバラになる可能性はあります。中堅どころの地方紙なんかが野心を持って業態を拡大していく可能性もゼロではない。それこそ真っ先に潰れそうな○経や時○などの国際部門を買い取るところも出てくるかもしれませんね。この変になってくると妄想ですが。

案外その辺も、長期的には「見所」なのかもしれません。
 
 
 
リークはいいのか? (山崎元)
2009-09-12 03:20:30
Realwaveさま

私が常々不思議に思っているのは、たとえばノリピーがいついつ覚醒剤をやっていたといった、取り調べ担当者及び関係者でなければ分からないような話が、メディアで報道されていることです。

NHKのニュースでも、「警視庁への取材によると」という枕詞の後に、被疑者がどう供述したという話が報道されています。

裁判の過程でこうした話が出てくるのは仕方がないと思いますが、罪が確定していない段階で、被疑者とはいえ、個人のプライバシーに関わり、生活にも影響するような話を、メディアに流す人物が警視庁にいていいのでしょうか?

ノリピーのケースで言えば、被疑者であるノリピーの動静も多少は重要ですが、それよりも、警視庁なら警視庁の誰が取調中の被疑者のプライバシーをペラペラとメディアに話しているか、という事の方が余程重大なニュース・バリューがある「事件」なのではないでしょうか。

公務員の場合、業務中には肖像権がないので、本当なら、情報を漏らした役人を顔写真入りの実名で報道できるはずです。

骨のあるジャーナリストは、多分もうどこにも存在しないのではないでしょうか。
 
 
 
ネット嫌いのマスコミ (RealWave)
2009-09-12 07:46:24
山崎さん、

記者クラブシステムの中で、警察、役所と記者が仲間内で透明性の低い広報と取材活動を行っている実態は、「押尾学、酒井法子両容疑者の(悪しき)「胆力」のちがい」へ「夜討ち朝駆け記者クラブ」というタイトルでコメントしました。

このような閉鎖的なシステムは、その中にいるジャーナリストは独自取材が必要なく、かつ飽きっぽい視聴者、読者に間断なく情報提供ができるという大きなメリットがあります。つまり怠けているわけですが、警察側から見れば、これほど情報操作に楽な方法はありません。

酒井、押尾事件のようなものだけなら、被疑者の人権以外(これだって非常に重要ですが)大きな弊害はありませんが、もっと政治性の強い事件でこれをやられると、きわめて危険な事態が起きることも考えられます。

健全なマスコミは政権交代よりもっと民主主義のために大切です。ネットの力でマスコミを覚醒させていく努力も必要だと思います。そういえば既存マスコミは皆根とが嫌いですよね。
 
 
 
有難うございました。 (アンチツジモト)
2009-09-12 08:40:54
山崎さま、コメントを寄せてくださった皆様、貴重なご意見、情報を有難うございました。マスメディアは公の批判だけで、国民の目をくらまし、自らの既得権に関しては一切、自戒することのない体質なので、(同級生でさえ、こちらがややメディアに批判的とわかると、まず情報を話しません。他業界ではないことです。)ネット上で、こういった意見を出し合うことは有意義だと思います。ちなみに自分は批判される公から偶然、批判されない既得権層に転進(メディアの被害を受けたわけでもないし、現在メディアに関与しているわけでもありませんが・・・。)して日本のどうしようもない欺瞞、矛盾も少しはわかります。正論をふりかざすつもりはありませんが、メディアの構造が変わらない限り、日本は没落の道を歩むのでは。
ただフジテレビが特権でないとおっしゃりながら、年収3分の1の官僚を国民が叩くのは納得いきませんが。
 
 
 
ソフトバンクのBBTV (通りすがり)
2009-09-12 10:32:57
私はソフトバンクのBBTVには期待しておりました。
2004年当事で100億円分のBBTVのチューナーが存在していたのですが、いろいろありまして結局2005年の10月に丸々特別損失として計上する事になります。
何事も無く順調に拡大していれば日本は今とは全く違う状況になっていた事でしょう。
この事実に関してマスコミはパーフェクトに隠蔽してきましたが、民主党政権になったので闇に葬られた事実に光が当たる事を期待しています。
 
 
 
Unknown (たかひろ)
2009-09-12 21:17:46
自民党の次の総裁は誰になるのでしょう、山崎さんが名前をあげておられました河野太郎さんはいい方だと思いますが、お父さんが以前に自民党が野党になった時に総裁になっておられます、負けたときの総裁も世襲なの、といったことになりいよいよ世襲党の印象が強くなります。河野太郎さんは政権奪回選挙の時まで温存しておいてもらいたいと思っています。
私は民主党支持ですが、それは永久ではなく民主党に驕りが出て自民党が良くなれば、いつでも変わる程度の弱い支持です、今回民主党に投票した多くの有権者はその弱い支持層のように感じますから、自民党が政権に返り咲くことは早ければ四年後、八年後にはかなり高い可能性になると見ています。河野太郎さんはその時に総裁におなりになれば良いのです。
今の選挙の仕組みでは、党派が小さくなればなるほど当選の可能性は低くなりますから、自民党の分裂はないと思います。幾つかに分かれるよりも一つでいた方がまだしも当選の可能性が残る、ということは政治家はみんな分かっているはずです。
民主党が生活重視であれば自民党は成長重視、これは国民に対する選択肢の提供としては適切なものであり、変える必要はありません。自民党の再生の鍵は、右翼的、権力的な思考法から脱却することだと私は考えています。日本はここに住んでいる人たちみんなのものなのに、自民党のもののように錯覚して、自分たちが決めた事が嫌なら日本から出ていけばいい、と平気で言うような体質が万年与党として自民党にはありました。以前に自民党系の知事で、日の丸、君が代が嫌な者は日本国籍を返上すればいい、と言った人がいましたが、自民党の場合に末端の地方議員のなかに、平気でこのような言い方を有権者に対してする人たちがいます。市が森を切り払って道路を作ろうとする、自然を守ろうと言って反対する住民がいると、自民党の市議が出てきて、市の決めたことに不満があれば他の町へ行けばよい、と言うことがありました。
地方議員を含めて万年余党の傲慢さを反省して、住民の声に耳を傾けるようになることと、あとは北朝鮮と戦争をやれとか、在日外国人を追い出せなどと叫んでいる右翼勢力と絶縁することも再生には欠かせない条件だと思います。先の選挙でも、目先の票欲しさか、幸福実現党にラブコールを送っていた自民党の候補者がいましたが、幸福実現党やネット右翼のような人たちに接近すれば、多数の有権者の不信感を買うことになります。手っ取り早い中傷の方法と思って、ネット右翼の言い草に便乗して、民主党は北朝鮮と日教組の政党だなどと言い出せば、ミニ政党に転落です。極右とは縁を切った健全な保守、これはヨーロッパでは既に実現していますが、自民党の再生には欠かすことのできない条件であると思っています。
負けたあと、右へ寄るか、中道へ寄るか、それが自民党再生の鍵になってくると考えます。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-15 01:35:46
昔の年寄りは現実を若者に伝えようとしていた。

最近の年寄りは自分が働いていた時代に現実に妥協した事を悔いているようだ。それゆえ、現実の象徴でもある自民党を否定するのだと思う。ただ、現実を否定して良くなる保証なんて何にもない。

僕はまだ向こう20年以上働くわけで、現実というものを今猛烈に痛感しているところだ。そういう時に、先行きが数年しかないような人たちが、現実を否定するのを見るのはとても辛いことだ。

この人たちは、自分の若い頃の理想を今頃引っ張り出してきて、本来理想に走らねばならない若いものの理想を奪い、現実を否定することで自己満足に浸っているのではないか。自分の子供、孫の生活よりも、自分が若い頃に追い求めた理想の方が大事だと考えているのではないか。そういう疑念を否定できなくなっている今日この頃である。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-09-15 02:17:26
まだ時期総理大臣も決まっていないというのに、絶望的な雰囲気になってきているのは何故なんだろう。
 
 
 
とてもすっきりしました。 (よさぼうず)
2009-09-15 06:50:46
題意(自民党は再生すべきか)はさておいて、とてもすっきりしました。同世代なのでゲゲゲの鬼太郎よろしくユーモアの大変グッド。私は中学の頃共産党宣言を読んでいたので社会党というより共産党を支持していましたし、周囲の大人に対して反自民を叫んでいました。今回は小選挙区は民主、比例はみんなの党でした。小選挙区でみんなの党の候補者が個人としておかしい方だったので。
題意に戻ります。自民党は敗れたとはいえ、100議席を超える大政党であり、歳費という多額の国税を使う特別公務員の集団です。無駄に使わないためにも、是非とも結党以来の過去を経済情勢、海外情勢等を勘案しながら自己の反省を徹底的にして、そして国民の付託に応えられるよう、立ち直って欲しい。しかしこの反省や今後の方針決定過程で個々の議員がこのままではだめだと思うなら、みんなの党や民主党への転籍または自ら新しい政党を作る等の動きがあってほしいと思う。マスコミのばかげた報道に負けずに、議員自身のブログ等を通じて我々国民も、各々の議員を暖かく見ていかねばならないと思う。彼ら議員に多額の国税が使われていることを国民はお忘れなく。
山崎さんと一点違うのは、NHK含めたマスコミの高給に対しての感覚だけです。各社で異なりますが30代後半で30百万円前後を軽く貰う連中は私は高給取りだと思います。(3年前の源泉をみての感想)
 
 
 
自民党はつらいよ (ぎんえもん)
2009-09-19 22:46:52
自民党のつらいところは、支持層である兼業農家や自営業、土建業者の高齢化が激しいところです。
これから数が減っていくところに、小選挙区になって徐々に1票の格差が減って行くのでますます厳しくなって行くでしょう。
自民党も一生懸命自由を尊重しながら所得を再分配しましたが、それは公共工事を通じて主に地価を上げることで、貿易黒字を国内の競争力のない農業、零細自営業者に再分配するというものでした。
従って、持家政策についてこれる人には恩恵がありましたが、資産を持たない人には再分配が回って来ませんでした。
最近は、公明党がそういう支持層を吸い上げてきましたが、地価が下がりとどめの小泉改革で資産が下落した各層の離反を招く結果になったのです。
ということで再生するには、支持層を若者に入れ替える必要がありますが、現在のフリーター、ニート層が自民党を支持するようになるともなかなか考えられません。
商店街がイオンなどの大規模店に駆逐され、兼業農家が今後の民主党の大規模農家の育成政策によって減っていくことを考えると、もうちょっと前に戦略を立てないといけなかったのかもしれません。
 
 
 
バランス感覚、検・警察のリークについて (きむ)
2009-09-21 01:05:02
山崎さんが推していた河野太郎氏ですが、総裁選での彼の発言は少しバランス感覚を欠いているという印象を受けます。それまでは私も河野氏に対するイメージは良く、親子2代での野党総裁というドラマ性も含め、総裁になってほしいと思っていましたが、彼の自民党重鎮批判はやや行き過ぎ(正直すぎる)感が否めません。「所詮」、野党の党首なのでバカ正直なのもいいのかもしれませんが。
ただ、やはり他候補(西村氏)の推薦人の集め方(集まり方)を批判するのはちょっと失礼でしょう。仮にウラには河野潰しの意図があったとしても(実際あるんでしょうが)です。「悪い事を悪いと言って何の問題がある」というコドモの正義をふりかざしているようで・・・。「大人のバランス」って必要です。


さて検・警察リークについてですが、被疑者の身柄を押さえている以上、被疑者の言動がわかるのは主に捜査関係者です。事件があったら被疑者の言葉(罪状の認否、動機など)を早く聞きたい、そして事件をできるだけ早く「片付けて」しまいたいと思うのが一般人の気持ちでしょう。事件の概要がわかってしまえば、当事者にならなかった一般人にとっては事件を「終わらせる」ことができますから。それは事件が大きければ大きいほどです。

酒井事件程度ならただのワイドショー的興味で済みますが、オウム事件や近年の秋葉原事件など、凶悪な(被害の大きい)、しかもその目的がよくわからないような事件、また自分の近所で起きた事件などは、事件の把握をしないととても不安です。

当然、被疑者の人権や捜査当局が無意識に情報操作をする危険は注意すべきですが。(情報操作を故意にやったら検察が不当に裁判を有利に進めるだけでなく、やり方によっては思想統制すらできそう。)
その配慮とどう折り合いを付けるかは検・警察のバランス感覚次第でしょう。ただ、いまの検・警察にそのバランス感覚があるかどうか疑問もありますが。
 
 
 
ゲゲゲといえば (Hayato)
2009-09-21 21:41:54
鬼太郎といったんもめんと砂かけババアがいませんね。

民主党も自民党も、若手で明確な支持母体をもたない人たちは、政策がとても似ていますよね。

そういう意味では大連立をするか、自民党若手がみんなの党に移って民主党と連立するか、そういうのがいいと思います。
 
 
 
Unknown (mint)
2009-09-29 15:54:35
>中学校時代に同じ先生に勉強を教わったことがある

これは、同じ苗字の先生ということでしょうか?
 
 
 
ウケました!自民党は・・・。 (30代のママ)
2009-10-16 03:34:04
山崎さんは小学校の頃から自分の価値観をきちんと持っていたのですね。大人から見たら可愛くない子供かもしれませんが、ガキンチョなのに一筋縄ではなびかないところがカッコイイですね。

加藤氏は個人的には好きですが、”一度茹でてから長らく放って置いたカニ”には笑えました。

自民党は保守色を強めれば存在感は増すのではないでしょうか。ネット世代の若者が右傾化してますしね。ただし攻撃対象の北朝鮮などが優等生になってしまったり崩壊してしまったら、やり場がなくなるかもしれません。頼りのアメリカもベトナム戦争と同様、いつかはテロとの戦いから撤退するでしょうし。
 
 
 
Unknown (はじめまして)
2009-11-24 05:18:48
最新のJMMを読みましたが、
小沢氏がかつての自民党でさえも不可能だった独裁権力を持とうとしていることに対し、「民主主義だろうが独裁だろうがネズミを捕る猫が良い猫」的な発言をするのには驚きました。

少なくとも山崎さんの子供時代は自民党の高度成長モデルは上手く機能していたはずですよね。(ここまでとは思っていなかった)反自民感情と整合性のある山崎氏の価値観が上手く想像できません。
「とにかく自民が憎い、理屈はそれに合わせて後付けする」というものが現時点で唯一思いつくモデルですが、これが私の想像力の貧弱さによるものであることを祈ります。

今後の評論も楽しみにしております。が、反自民がロジックではなく感情からのものだった場合は、その点明記されておくことをお願いしたいですね。
 
 
 
保守派の共和党が誕生します (歌人)
2010-02-21 12:55:52
山崎さんは、正しいでしょうね。安部がやめる少し前麻生と谷垣の三人で六本木の飲み屋で密談していたもの大事な時期に何をしているんだと思った事がある。とにかく、今の自民党には、話が上手な人がいないですよね。民主党も同じ事ですけど…
民主党の若手もキャバクラで、昨日テレビに出たけど見てくれたって、ネーチャンを口説いているし、世も末です。
いっそ、アメリカになるか中国になるか、日本である必要を感じないように、自民党には、何も感じない。誰か、日本共和党を一緒に作りませんか?首相は、私がします。
 
 
 
Unknown (西方珍奇)
2010-02-21 18:29:33
民主党の若手もキャバクラで、昨日テレビに出たけど見てくれたって、ネーチャンを口説いているし、世も末です

まあそんなもんだと思いますけど。
うらやましいんですか。
口説くのが馬鹿ならそんなんでなびく奴はもっと馬鹿だと思うんで。たぶん東京のひとだったらこゆるぎもしないんじゃないでしょうか。
埼玉のNってひとは口説くどころか
飲み屋の姉ちゃんぶん殴ってませんでしたっけ。
刑事事件になったとかならなかったとか。
きっちり落ちましたけど。
 
 
 
Unknown (西方珍奇)
2010-02-21 18:30:05
Nさんは自民です。
 
 
 
replica handbags (knockoff handbags)
2011-11-21 18:46:41
Nice hosting! It’s my first time to read like this article.
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マオ (knockoff handbags)
2012-02-06 23:17:53

仕事に関係する場と相手以外で、誰と付き合って、何をしていても、「関係ないでしょう、それは」という感覚が常識になるべきだと、アタマでは思うのですが、世の中がそうなっていない、ということから考えると、倫理というものは、少なくとも、事柄にだけ付属するのではなくて、個々の人間に属するものなのだと思えます。hnteef
 
 
 
Amy (Luxury Designer handbags)
2012-02-21 15:28:18
それは便利です。私はそれが好きです。私はそれから多くの情報を得ることができます。
 
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