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ティアーズ・トゥ・ティアラ   第20話   感想

2009å¹´08月18æ—¥ 09時56分44秒 | ãƒ†ã‚£ã‚¢ãƒ¼ã‚ºãƒ»ãƒˆã‚¥ãƒ»ãƒ†ã‚£ã‚¢ãƒ©
ⅩⅩ   ルキフェル    



物語は過去へ・・・
アロウンが誕生した時に遡る。

   「何故だ。何故、我々に新たな精霊が生まれるのだ。」

天上の世界ではありえないはずの13番目の白の精霊が誕生した。
白の精霊の一人メルリヌスことミルディンは
誕生した精霊にルキフェルと名を付けて育てる事にする。

ルキフェルは何処をどう見てもアロウンですね。
明けの明星『ルキフェル』がアロウンの本当の名前。
現在と比べると感情の起伏に乏しい感じですね。
しかし、精霊って生まれたときからあんなにデカイというか・・・見た目は大人なんですね。


   「父上。俺は白の精霊にはなれないそうだな。」

ルキフェルは白の精霊となり、地上に完全なる世界を作ることを望んでいたが、
13は不吉な数字である為に白の精霊にはなれない。
それにルキフェルはどうすれば完全なる世界が作れるのかを考えていなかった。

   「我々は常に完全である事を求めてきた。
   だが、完全を求めるという事はそうでないものを認めないという事でもある。」


それが白の精霊を歪め、変えてしまった原因。ルキフェルにはそれがまだ分からなかった。
ミルディンはもうすぐ精霊が一人減るのでルキフェルは白の精霊になれると言う。

ルキフェルはもうすぐ白の精霊になれると喜んでいますが、
一人減るという精霊が誰なのか考えていないようですね。

白の精霊は完全なる世界を目指し、完全では無いものを排除しているようですが、
果たして完全なる者が世界に存在しているのか。
完全を求める白の精霊こそ完全ではない存在ではと考えますが・・・どうでしょう?
13番目が誕生した理由も分からないのでは、完全な存在とは言えないのではないかと・・・



白の精霊は人間の絶滅を決定していた。
そこでミルディンは、地上に収容施設を作り、
人間を死ぬまで閉じ込めておくと言う案を出し、それは実行された。

しかし、ミルディンはオガムと共に何かを行おうとしていた。

人間の絶滅・・・・
それを決定して、実行するとは・・・・
自分達の思い通りにならない世界はいらないということですか。
白の精霊は神ではないようですが、神のようなことをしていますね。

ミルディンはオガムと何をしようとしているのか。
今回の話ではよく分かりませんが、アヴァロンの名前が出てきましたね。


   「本当に愚かな方だ。ミルディン様は貴方が気付いてくれるのをずっと待っているというのに。」

オガムはルキフェルを愚かだと言った。
天上において自らの聡明さを表に出すのは危険な事だから。

う~ん。
つまり、優秀であることを知られるのは天上では不利益になると。
自分達を神の次に偉いと思っている精霊たちは、
自分達よりも優秀な存在を疎ましく思い、排除しようとする・・・とか?
他人を見下す事で自分の地位や存在を安定させようってのは嫌ですね。


地上は氷河期。

   「許せオガム。私はこれを見過ごす事は出来ない。」

ミルディンは収容施設で多くの人に守られ、生き残った少女を見つけた。
しかし、このままでは少女は朝を迎えることなく死んでしまう。

   「力なき者。病める者は滅び去るべきなのです。」

それが神の摂理だとルキフェルは言う。
しかし、ミルディンは神の摂理を否定する。

   「息子よ。これほど言葉を尽くしても分かってくれないのか。」

   「私には分かりません。分かりたくもありません!
   私に分かるのは、そのような事を口にし続ければ、
   貴方が確実に破滅する事だけです!!」


ルキフェルはミルディンを守る為に、それを理解しようとしない。
ミルディンが生きている限り、ルキフェルはミルディンと分かり合えない。

   「なんと寂しくて、悲しい巡りあわせだろうな。私とお前は。」

守りたいから、これ以上ミルディンに笑い者になって欲しくないからという息子心が、
天上の考えに反するミルディンの考えから目を逸らす。
だから、ミルディンはルキフェルの為に、少女の為に自分を殺す事にした。


ミルディンは真実の名を使い、ルキフェルの動きを封じた。
そして、これから自分がすることから目を逸らさないで欲しいと頼んだ。

ミルディンは禁忌を犯し、少女に火を与えた。
少女に燃えると言う意味を教えた。

ミルディンは自身が消滅すると分かりながらも、初源の歌を使う。

   「人の子よ。
   暖かく、すべての命が燃え出ずる季節。それが春だ。
   私はお前達に課せられた戒めを解き、すべての可能性を与えよう。
   お前達は自由だ。
   これからはぬくもりを体で感じ、生きる喜びを言葉にして欲しい。
   私は自らの願いを叶える為に、すべての始まりを導く為に逝こう。

   さらばだ。息子よ。」


   「父上~~!!!!!」

こうして、ミルディンは死に、ルキフェル(アロウン)の戦いが始まる訳ですね。

残されたルキフェルは少女をどうするのか・・・・
しかし、ミルディンが命と引き換えに守った少女の存在を白の精霊は認めないだろうなと、思います。

過去編のようですが、この話をタリエシンが聞いているんですね。


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コメント日が  古い順  |   新しい順
少女について (Unknown)
2009-08-18 18:11:28
あの少女ってプリムラですよね?
返信する
少女について (星色トカゲ)
2009-08-19 14:56:28
まだ断定は出来ませんが、
おそらくそうではないかと思います。
返信する
Unknown (デーク東郷)
2009-08-20 23:14:23
初めて書きこませていただきます。
>自らの聡明さを表に出すのは危険な事
というのは、簡単に言ってしまえば

・自分は頭がいい
・頭の良い自分より聡明なものはいない
・誰よりも聡明である自分が正しいと思ったこ
とは正しくなくてはならない。

とまぁかなり乱暴で下手な言い回しかもしれませんが、ヒットラーや宗教原理主義の主張そのもの(実際白の精霊はウァトス原理主義)になってしまう、という意味であって、

>優秀であることを知られるのは天上では不利益になる

というような意味合いではないと思います。
揚げ足取りのようで申し訳ありません。
返信する
Unknown (Unknown)
2009-08-21 23:05:05
ミルディンが愚かで有るといった直後にオガムがそれを言ったルキフェルこそ愚かと言ってるんで
天上では不利益になるであってるんじゃないですかね?
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