サトシアキラの湾岸爆走日記（自転車でね♪）改

　原作は、人気１８禁恋愛アドベンチャーゲームのＤ．Ｃ．（ダ・カーポ）。２００３年７月から１２月まで放送されたアニメ版の続編、２年後のお話なんだそうな。
　冒頭は、主人公・朝倉純一の義妹・朝倉音夢（ねむ）の手紙から始まる。確か前作のラストでは、音夢が眠りから覚め、幼馴染の芳乃さくらが姿を消したところで終わったと思ったんだけど…　今回、なぜか音夢の姿は見えず。どうもその湿っぽさから、嫌な予感がしてならない。
　舞台は、初夏の初音島。田舎町の落ち着いた画がいいですね。最近の作品は、都会よりも田舎町を舞台にしたものが多々ある模様（おねがいシリーズとか、新番組のかみちゅ！とか）。もう都会物異は飽きたのか？田舎を舞台にする事によって、登場人物たちを純真に設定できる事は強みだろうね。　さて、その他は明るい学園生活が描かれる。…って、彼らは高校生を何回やる気なんだろう？前作は明らかに高校生だったけど、今回も高校生？付属校から本校に進学したって事らしいんだが、じゃ前作の時は中学生だったのか？祖父倫の関係から「高校」と出せないのは分かるんだが…ま、無粋な突っ込みは無しナシ。
　一通りの新キャラお披露目を終えて、登場するは我らがほっちゃんキャラの白河ことり。前作では、音夢がいたからか純一への気持ちを微妙に抑えていたようだが…今作では彼女が、音夢に代わって世話焼きキャラを演じているようだ。
　……そういえば、純一の髪の色って、ブラウン系じゃなかったかな？脱色してたのか、お前はっ。
　二人は、初夏の初音島で楽しそうに遊ぶ…うらやましい。掛け値なしで本当にうらやましい。ちょっとの湿り気も無かった、自分の無残な高校生活が惨めだ…。
　そして来ましたよ、逆立ちしてもテレ東には真似の出来ない描写が！！
　　と思ったんだけど、ブラは解禁になったんだっけか。おぱんちゅも穿いているところじゃなくて、単体ならＯＫなんだな。舞‐ＨＩＭＥではちょっとしたショックを受けたもんだが。ギリギリ地上波ＯＫレベルのサービスシーン。
　突然の雨にぬれた二人は、どこかの軒先で雨宿り。ことりのスケスケになったぶらを見るうちに、純一のヴァイオレンス・バーはカチカチに…。それを見たことりは、自分の中に「おんな」の感情が湧きあがるのを感じていた。
（朝倉くん…あんなにしちゃって…痛く、ないのかな…）
　雨に冷えたはずのことりの身体も、だんだんと熱を帯びてくる。
（朝倉くんのあんな所がこんなになっちゃったのは、私のせいだもんね…ここは私が…）
　やおら純一の前にひざまずくことり。彼女の美しい指先がゆっくりとファスナーを下ろし始める…

あ、そんな描写はありませんでしたね。
　もとい、二人はいい雰囲気に。
　朝倉家にまでことりを連れてきた純一は、ことりに風呂をすすめる。
　いやー、ここまでベタな、清々しいまでの王道展開を見せられると、下手な突っ込みなど意味はありませんね。
　ぱんつに気を取られながら、ことりにバスタオルを渡し終えた純一は、来訪者のチャイムに、渋々玄関に赴くが…そこに現れたのは、冒頭からちょくちょく姿を現していた、黒衣の人物だった…
　
　さて、第１話にして、これでもかというような王道展開の連続に、あっけなくノックアウトされてしまった俺。ストレートな萌えものは久しぶりとあって、期待と身体の一部は膨らむばかり。
　音夢の存在は気にかかるが、とりあえずことりが異様に可愛かったので視聴継続。結構楽しみ。　

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↑前作も作りは丁寧だった。開始当初は明るかったが、後半からは次第にシリアスに。音夢とさくらが、表面上は仲が良くても、互いにどす黒さを隠していたとは…。