知り難きこと陰のごとく

再び課金無双状態になりましたので、ご報告したいと思います。（読了5,6分）

（筆者前提：探検ドリランドをはじめて1.5ヶ月）

前回の記事では
・匿名性
・優位性
・課金コミュニティ
がお金を落としてしまうきっかけになり得る、と書きました。
諸処批判も含め反応をいただきまして、
確かにこういう射幸性のあるものが規制されないというのはやはり問題と思います。
（コメントいただいた方、ありがとうございます。）


◆2週間ほど課金しなくなった

理由
「持ってるコマが強くなったから」

RPGと感覚は似ていて、
物語や装備品がある程度強くなると、
買う必要がなくなるので、レベル稼ぎなどに走ります。

私もそんな風になったので、
無課金でレベル稼ぎをしたり、他の人のお手伝いをしていました。
もう課金しなくても楽しいなーと。

◆新たな課金へ
迎えたのが
「30分スーパー課金無双タイム」でした。
これをゲーム内の言葉に置き換えると、
「レアキング討伐タイム」になります。

レアキングとはいわゆるRPGでいう”ボス”で

・めちゃくちゃ強い（キングのHPが20万に対して200万）

・普通のキングより戦える時間が短い（通常140分に対して、30分）

・もちろん買ったらレアアイテム＋莫大な賞金

普通のRPGと違ってこのキングには「体力がある限り」何回でも戦えます。
ただし1回戦うごとに体力が減るので、減った分だけ参加できるコマが減ります。
図で示すとこんな感じです。

だから、普通にやったら倒せない。

倒すには2種類の方法があります。
1.体力を回復させる有料アイテムを買う
2.仲間に助けてもらう

私はどっちの方法もやりました。
この2.の部分がネックでして、「助けてもらったからには絶対に倒さないといけない責任感」が生まれます。
（なぜなら助けてくれている人も課金しながら戦っているから）
タイムリミットが迫るまで、ひたすら体力回復させるために課金しました。
（トレインスポッティングを観た後だったので「ああオレ、ジャンキーだ」感がありました）

残り40秒で倒し終わった時は調査とはいえ、やりきった感はあります（笑

この30分で2000円を体力回復のためだけに使いました。

◆結論
課金ユーザー同士のつながりこそ課金無双に導く

先ほども書いたとおり、責任感に訴えかけてくるのが、恐ろしいなと思いました。
「相手も課金しているのに、ここで逃したら叩かれる」怖さが裏側にはあります。
そして倒し終わった後、のコミュニケーションです。

よりユーザー同士の絆が濃くなってやめにくくなりますね。

前回は「マネしようぜ！」の結論だったのですが、
ブログを見ていただいたプログラマーの方と話して、「やっぱこういうのはイヤだなぁ」というのが結論になります。
以下はそのプログラマーの方と話していて出てきたキーワードです。
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・プログラマーやクリエイターは自分で何かしらのアウトプットが出せる
・普通の人ってそんなにアウトプット出せない
・でも人は「承認欲求」があるから認められたい
・課金さえすれば人から「すげー」と言われる（アイテムが超強い、とか超希少とか）
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これって人の弱みにつけ込んでいるよなぁと。
課金しなくても楽しめるTwitterやTumblrみたいなものをWeb屋としては作りたい、という結論で締めたいと思います。
（また課金したときは報告します）
ではでは。