コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 6 「太平洋 奇襲 作戦」 感想

2008-05-12 17:55:08 | ã‚³ãƒ¼ãƒ‰ã‚®ã‚¢ã‚¹ 反逆のルルーシュ1&2期

 今回はナナリーがブリタニアの新総督になると知ったルルーシュが、ナナリーを助けるために動く話。カレンの活躍が見ていて気持ちよかったです。ただラストは何とも言えない気持ちに…。今後ルルーシュがどうなるのか気になります。


 始めは前回スザクにはめられ、危機に陥っていったルルーシュがこの状況をどう切り抜けたかというところから。スザクは、

『本当に記憶が戻っていないのなら、ナナリーのことは分からないはず。
 さあ、ルルーシュ。答えを出してもらおう』

 とすっかり外道な感じ。ルルーシュもナナリーを前にして、

『駄目だ。ナナリーに嘘はつけない…』

 と迷います。ルルーシュもナナリーには嘘をつけないようで。本当にルルーシュはナナリーのことを大事にしていたことが分かります。
 迷うルルーシュ。と、そのスザクの後ろにロロの姿が!するとロロはギアスを作動させ、スザクの時間を止めてしまいます!ここは「その手があったか!」と思わず納得。ロロのギアスは対象の目を見なくても作動するんですね。これは便利かも。ただ効果が

「時間制限を忘れないで」

 
と、止められるのはわずかな時間。でもルルーシュはこれを良しとして、ナナリーへ急いで伝えるべきことを伝えようとします。

「分かっている。
 聞いてくれ、ナナリー」
「お兄様。やっぱり…」
「今は他人のふりをしなきゃならない。
 必要なんだ。俺に話をあわせてほしい。
 必ず迎えにいく。必ず……」

 ロロのギアスはそろそろタイムアップ…最後にルルーシュは自分のナナリーへの想いを伝えます。

「だから、それまで。それまで…!
 愛してる!ナナリー!!」

 ここでタイムアップ。スザクの時間も動き出します。それからルルーシュはスザクの前でナナリーを他人扱い。これを見てスザクも

『ルルーシュ。やはり記憶は戻っていないのか…』

 と、とりあえず納得します。こうしてルルーシュはナナリーに嘘をつくことなく、ルルーシュは上手くこの危機を乗り越えました。

 それからはブリタニアサイドの様子。新総督のナナリーが戦艦でトウキョウへと向かいます。戦艦の艦長アプソンはいかにも小物の貴族といった感じが。ギルフォードはゼロを侮るなと自分もついていこうとしますが、手柄最優先のアプソンはそれを聞き入れません。
 そんな中ロイドがそこに現れます。ロイドもランスロットを届けるため、スザクの元へ向かっているようです。セシル共々変わっていないようで。
 別の部屋にいるナナリーはルルーシュとのやり取りを思い出し、

『スザクさんは、嘘をついているのかしら。
 でもお兄様だって…・ふたりの間に何が――』

 と、心配します。2人にこれからナナリーがどう影響を及ぼすことになるかも気になるところ。

 一方中華連邦では神楽耶と天子が和やかに会話していました。2人はどうやら仲良しのようです。天子は神楽耶に、

「外の状況はどうなっているのですか?
 私はこの城から出たことがないから」

 と話します。天子はその地位のせいで辛い境遇に置かれているようですね。シンクーが慕うのも分かるような気がします。神楽耶はそんな天子に

「実は、今日はおいとまをつげに参りましたの」
「そんな!せっかくはじめてお友達ができたのに…」

 と別れを告げます。泣く天子を見ているとちょっとやるせない気持ちになってきます。神楽耶は天子に、

「申し訳ありません。
 でも、夫が待っておりますので」

 と言い、ゼロの元へと向かうことに。いよいよ神楽耶も黒の騎士団と合流するのでしょうか。

 あれからルルーシュはC.C.と会話。C.C.はルルーシュにナナリーと戦えるのかと問いますが、ルルーシュはナナリーと戦う気はない様子。

「新しい総督はナナリー。戦えるのか?妹と」
「戦う?ナナリーと?それはなんの冗談だ」

 ルルーシュはナナリーをまた政治の道具に使われてるわけにはいかないと、改めてナナリーを救い出すと心に決めます。

「そうさせないために俺は行動をおこした。
 その為の黒の騎士団だ。
 ナナリーの為のゼロなんだ!」
「それがお前の生きる理由であることは知っている。
 しかし…」

「俺はナナリーが幸せに過ごせる世界を作る!
 そのためににもブリタニアを破壊する!!」

 ここのルルーシュのセリフはルル―シュの決意が込められた良いセリフだとは思うんですが、ちょっとナナリーのことを考えていない気もしてどこか危うい感じがしました。
 その後はV.V.は今どこにいるのかという話に。これに対してC.C.は、

「V.V.は、おまえの父、ブリタニア皇帝シャルルの、最初の同志」
「同志?」
「かつて、二人は誓った」

 と答えます。そしてそれに答えるかのようにその後には神殿にいるその2人のシーンが。2人の組み合わせは何だか強烈です。

「神を殺す」
「それが僕らの契約。
 ねえ、シャルル。
 どうしてナナリーには教えなかったの?
 ゼロの正体と、ギアスのこと」
「その必要はないでしょう」
「君はまだ幼いね、シャルル」
「そうですかね、兄さん」

 兄さんという言葉にはちょっと驚きました。この外見で兄さん…V.V.はかなり長生きしているのかもしれません…。ナナリーに事実を教えないのは何か思惑がありそうな気がします。なんにしろ「神を殺す」という目的をどういう形で達成させる気なのか気になるシーンでした。謎が深まるばかりです…。

 この後は中華連邦の大使館でのシンクー、スザク達ナイトオブラウンズのやり取り。シンクーはここには黒の騎士団はいないと言い張ります。と、この会話中で3人は

「まさか、ナナリーを…」
「やられたな」
「おかえし、する?」

 とゼロの思惑に気付きます―。
 その頃既にゼロはナナリーの乗る戦艦へ攻撃を仕掛けようとしているところ。ゼロは、

「作戦目的は、新総督を捕虜とすることにある。
 いかなることがあろうと絶対に傷をつけるな!
 いいな、絶対にだ!!」

 と指示、それに黒の騎士団の面々は頷き、作戦開始に!藤堂、カレン達は外で機体に乗り込みナイトメアの相手、ゼロは機内へ侵入し、ナナリーを救出しようとします。始めの方は作戦は順調に進んでいきます。
 しかしギルフォード・ナイトオブラウンズが来たことで次第に離脱者が増えていき、次第に黒の騎士団は追い詰められていくことになりますー。とりあえず今回千葉さんが戦死しないでよかったです…。仙波が戦死したのは残念でしたけど…。四聖剣が徐々にいなくなってきているのが不安に感じます。次は朝比奈がヤバい予感が…。
 あとその戦闘の最中、自らの地位が危ぶまれると先走ったアプソンが暴走し、攻撃がエンジンに当たってしまい、戦艦が沈みゆく運命に…。更に状況は悪化していきます。

 そしてゼロも危機に陥っていくことに。ナナリーの元へたどり着いたゼロ。しかしゼロを前にしてナナリーは…、

「そこにいるのは、ゼロなのですね。
 私も殺すのですか。
 クロヴィス兄様や、ユフィ姉様のように。

 でも、少しだけ待っていただけませんか。
 あなたは、間違っていると思うのです」

 とゼロへ話しかけます。しかもこの時のナナリーの心境がまたなんともいえない感じが。

『今、私の前にゼロがいる。
 お兄様。私に勇気を下さいー』

 話はルルーシュにとって良からぬ方向に進もうとしています。それでも始めはゼロも、

「ナナリー総督、君は利用されているだけなんだよ」

 と、反論しますが、ナナリーの意思は固いものでした。

「違います。私は、自ら望んだのです」

 それからナナリーはこれから自分の成そうとしていることをゼロに語ります。それはユーフェミアの意思を継ぎ、もう一度行政特区日本を復活させるというもの。ナナリーはゼロに、

「ゼロ、あなたもそこに参加してもらえませんか?」

 と呼びかけますが、ゼロはただナナリーの言葉に動揺するばかり。まさかのナナリーの反抗にルルーシュはかける言葉が思いつきません。

 一方外では戦いが激化。カレンも仲間が離脱するまで戦わなくてはとランスロットと戦います。でも攻撃を受けきれず、海へ落下していきます―。沈むカレンの気持ちも沈むばかり。

「ああ、落ちちゃう…。
 ごめんね、紅蓮…お母さん…お兄ちゃん……」

 と、そんな中、

「ベストポジションじゃな~い」

 
とラクシャータの声が!海上には黒の騎士団の船が。戦闘で離脱した面々もいました。ここで驚いたのはミニスカの神楽耶でしょうか。神楽耶がこんな格好をするとは…。ラクシャータは

「お待たせ~。黒の騎士団特性の飛翔滑走翼。
 教本の予習はちゃんとやってた?」
「は、はい。大丈夫です」
「じゃ、本番いってみようか」

 と、何かを紅蓮に取り付けます。そして

「舞い上がりな。飛翔滑走翼!」

 の一言でカレンの乗る紅蓮は再浮上!また戦艦へ向かって飛んでいきます!そんなカレンを見てC.C.も、

「カレン、頼む」

 と祈ります。行く先には藤堂も。

「紅月くん、ゼロを…」
「助けてみせます!」

 この2人のやり取りも好きです。そしてカレンはその勢いで

「敵がどれだけいようと!」

 
と突撃!ギルフォードを前にしても、

「この紅蓮が通用しなかったらおしまいね」
「やるしかないから、撃ってみましょうか」
「そりゃ、そうですね!」

 と打って出てギルフォードを圧倒し、ギルフォードの機体を仕留めます!これにはカレンも、

「やれる!この紅蓮可翔式なら!」

 と手ごたえを感じます。そして強敵のナイトオブラウンズを目の前にしても強気!ここのラウンズの、

「油断するな。相手はあのジェレミア卿に勝ったこともあるパイロットだ」
「あのオレンジにかよ!」

 という会話が面白かったです。ブリタニアでもオレンジ扱い~!そして3対1で戦いが始まります。でもカレンは怯むことなく攻撃。そして結果見事に3機を足止めすることに成功します。ロイド、かなり悔しそう。これにはジノも、

「おいおい、ラウンズなみの腕前か」

「本気だしときゃよかった」

 とコメント。カレンの強さを改めて実感した戦闘でした。まさかラウンズ相手にここまで互角だとは…。ここの音楽もまた熱い感じで素晴らしかったです。でもここ一連のシーンでグレンラガンを思い出してしまったのは私だけでしょうか…。

 沈んでいく戦艦。その中にはまだゼロとナナリーが。この事態にルルーシュも気付いていましたが、ルルーシュは、

『どうすればいい。ゼロの正体を明かすわけには…。
 しかし強引に連れていけば、ナナリーの意志をねじまげることに…』

 と、ナナリーの意思を尊重するあまり身動きがとれず。本当にルルーシュはナナリーにはとことん甘いようですね。でもルルーシュのこういうところは良いと思います。
 と、その時ランスロットがその場に現れます!これにゼロは、

「逃げるぞ、俺と!!」

 と、ナナリーへ駆け寄っていきます。でもナナリーは――

「スザクさ~ん!!」

 とゼロではなく、スザクのことを呼びます…!これにルルーシュは愕然。スザクを心の中で否定します。

『違う!そいつは俺を皇帝に売り払った…』

 ルルーシュのここら辺のセリフは見ていて何だかもなしく感じました…。そうしてナナリーはランスロットの手に乗り脱出していきます。ゼロももう爆発の影響で近寄ることが出来ず…。ここのゼロを見据えるランスロットが上目目線気味で何だか苛立ってしまいました。そしてランスロットに乗るスザクは、

『ゼロ、今は…』

 と、決着はおあずけと言った感じで、ナナリーを連れてその場から離脱していきます。でも今回の勝者は間違いなくスザクですね…。ルル―シュがここでナナリーに正体を告げていれば結果は変わったのかもしれませんけど。とにかくルルーシュにとっては大きな痛手になったことでしょう。
 それから戦艦から落ちていくゼロは、カレンの乗る紅蓮に助けられます。でもルルーシュは…

「ナナリ―――!!」

 とただ悲しそうに叫びます…。そして次にはこれにハッと反応するナナリーのカットが。ナナリーにもこの声は届いたのでしょうか。
 今までギアスを見ていて、たまにルルーシュが黒の騎士団でしていることがちょっと独りよがり的に見えていた時があったので、いつかルルーシュがこの壁に当たる時が来るのではないかと思っていました。でもこんなにストレートにくるとは思いませんでしたね…。
 ナナリーに今まで自分の否定してきたことを否定されてしまったルルーシュ。ルルーシュはこれからどうなっていくのでしょうか。またまた気になるところで次回に持越しです。相変わらず引きが上手いですね。


 次回は「棄てられた 仮面」ナナリーがゼロの正体を知らないとはいえ、拒否られたルルーシュ。次回はルルーシュが戦う意義を見失い途方に暮れる話のようです。ルルーシュがどう立ち直るかが、みものになってきそうですね。次回も楽しみです。



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はじめまして! (M)
2008-05-12 23:05:56
グラハム語録でここにたどり着いてから
楽しく読ませてもらってます。
私はコードギアスは2期から見たもので
さっぱりわけがわからず
こちらで若干お勉強させていただきました!
(結局1期見たのですが・・)
毎回詳しく書いてくださるので読みやすいです!

今回はヘタレなルルーシュ満開で
来週もまだ挫折のさなか、という感じですが
頑張ってほしいですね~・・・
個人的にナナリーも声で気づけよ(耳いいんだから)
て思うんですが・・
返信する
コメントありがとうございます! (管理人:ソウキ)
2008-05-14 22:25:06
Mさんコメントありがとうございました!
こちらこそはじめまして~。

グラハム語録でたどり着いたという事でありがとうございます。
記事、色々とアレでスイマセンでした。
ギアスは確かに2期から見ると何がどうなっているのかちょっと分かりませんよね。
制作側もフォローはしようとはしているらしいですが…。
ちょっぴりでもそのお役に立てたら幸いです。

今回はルルーシュご愁傷様と言った内容で見ていてやるせない気持ちになりましたよね…。
いつかこの話はやると思っていましたが。
来週ルルーシュがここからどう這い上がってくるのか気になるところです。
ここで立ち直ることができたら、またルルーシュは強くなれると思うんですけどねー。
期待していたいと思います。

私もナナリーとルルーシュが再会したシーンは、ナナリーが盲目ということもあって、
見ている時は「ナナリー気づけよ!」と思ってしまいましたが、
あれはやっぱり普段のルルーシュの口調が違う+状況のせいで分からなかったんですかねー。
私もちょっと謎に思いました。いつか気付いてくれればいいんですが…。

では、これからもよろしくお願いします!
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