コツコツ一直線

　今回でいよいよ唯達が卒業、そして最終回…。唯達はどんなふうに卒業していくんでしょうか。そして梓は唯達を送り出す事ができるんでしょうか…。感涙の最終回でした。

　はじめは紬・律・澪の３人が待ち合わせをしているところから。いよいよ今日が卒業式です…。唯は相変わらずマイペースでしたが、待ち合わせにどうにか間に合いました～。どうやら寝坊したわけではなく、早く起きてギー太をさわっていたんだとか…。とりあえず間に合ってよかったです～。そうして４人は学校へ向かいます！
　提供のドットも最終回らしくカラフル。手描きの最終回が妙に切ない気持ちになりました…。

　急ぐ唯達。どうにか間に合ったようです。でも教室では既にさわ子先生の話が始まっていて…。梓達も卒業式に向けてスタンバイ。でもなんだかんだでいつものけいおんらしいまったりさです。おでこを壁にぶつけてしまった梓がなんか心配…。
　教室についた唯達でしたが、でも唯のタイツに穴が…。でも和と憂のフォローのおかげで助かります。とりあえず安心です。クラスではさわ子先生への色紙も準備。でも最後唯に色紙が渡った事で色々ピンチなことに…。
　在校生が卒業生に花をつけてもらう唯達。唯はモブの子達から花をもらいます。梓も別の３年生に花を渡していましたが、唯達を見かけ、複雑な気持ちに…。風からなんだか卒業式特有の幻想的な雰囲気を感じました。風、他のアニメだった違った意味合いになっていたのかもしれません。

　そうしていよいよ卒業式へ――。でも式の時、色紙をどうするかで迷ってしまいます。とりあえず唯がブレザーの中に隠しもつことで解決します。また唯は講堂がいつもと違う雰囲気で改めて卒業を意識…。結構そういうものなのかもしれません。
　式が始まりますが、どこか挙動不審な唯のことが皆気になってしまいます…。さわ子先生も。確かにおなかが痛そうにみえるかも。でもさわ子先生はその前に唯が何か隠しているのを知っていたので、お菓子を隠しているんじゃないかと思い込んでしまいます。なんだか唯、かわいそう…。　
　澪もそれでさわ子先生にバレかけているのに気付き、伝言で唯にさわ子先生が心配しているからと、注意するように伝えようとするのですが、間違って伝わってしまい、さわ子先生が何かに失敗していることに～。けいおんらしいオチでした～。
　と、ここで卒業生答辞。和の出番です！和は立派に役目を果たします。で、そのまま後半へ――。

　後半。卒業式はどうにか無事に終了！危機を乗り越え４人も安心します～。伝言を間違えたのは律だったようで納得…。
　そして気をとりなおして色紙にメッセージを書くことに。でもさわ子先生が後ろに～。またまたピンチな唯でしたが、どうにかごまかして教室に持って行きます！
　
　教室に集合する生徒達。唯の卒業を和も微笑ましそうに見守っていました。１期１話を見てから見返すと感慨深い気分になれるのかも。和もようやく保護者役を卒業でしょうか。
　卒業証書を渡す際、さわ子先生はかしこまって話をします。さわ子先生は初めての担任としてこの日を迎えられたことを嬉しく感じていました。そしてさわ子先生らしく爽やかにあいさつを。

「卒業しても、みんな元気でね
　じゃあ解散」

　この言葉がなんだか胸に沁みてきました…。本当にもう卒業なんですね…。
　そしてここで色紙の贈呈が！持っていた流れで唯が渡す事になります。唯が優勝旗返還を口ずさんでいて笑。とても唯らしくてよかったです。そして唯はさわ子先生に感謝の言葉を！

「山中先生、お世話になりました！」

「ありがとう、大切にするね」

　そうして色紙はさわ子先生へ――。これでさわ子先生も唯が何を隠していたか理解。そして色紙にさわ子先生も担任でいられてよかったと感激！これこそ卒業式ですねー。でも最後でデスメタ炸裂でなんだか…。まあこれがまたさわ子先生らしいのかも。

　梓は唯達の卒業に放心状態…。憂も家族でお祝いということでこれから準備で忙しい様子。でもお祝いという言葉に梓は複雑な気分に…。唯の卒業を素直に喜べずにいました。
　憂も唯の卒業が寂しいようです…。相変わらず唯思いな憂でした。でもだからこそ憂は梓に唯達をお祝いして欲しいとお願いをします――。そんな憂を見て、梓もお祝いしようと心に決めます！

　教室での唯達。これからも音楽続けてねとクラスメイトに言われたりとさりげに人気者です～。でも面白かったからというのはどうなんでしょう…。まあそれもまた個性や持ち味なはず！
　和と部室前の階段でお別れ、一緒に帰ることを約束し、部室へ向かう唯。なんかしんみりしてて、本当に卒業したんだな…という感じがしました。

　一方教室で一人物思いにふけるさわ子先生…。ここで黒板のメッセージを見て、さわ子先生感涙…。

「消せないじゃない…」

　さわ子先生にもドラマがありました。こうして皆、別れて、また出会うんでしょうね…。今回の話を見て、私も卒業した時のことを改めて思い出しました。どの卒業式も記憶によく残っています。

　部室で５人集合。皆も梓がこれから一人ぼっちになることを心配していました。唯達が卒業したらもう軽音部の部員は梓一人だけです…。元気に振舞う梓が…。強がっているような感じがして、やるせない気持ちになりました…。それでも梓は皆を笑顔で送り出そうと気丈に振舞います。
　そして梓は４人それぞれに手紙を渡します。待ってる梓の仕草がかわいすぎる…。でも卒業証書を見て限界が…。「卒業しないで下さい…」と梓の気持ちがあふれ出します…。そして覚悟していた瞬間が――

「卒業しないでよ……」

　遂に梓が唯達の卒業に涙を流す時がきてしまいました…。涙を流す梓の表情にこの時点からもう涙が止まらなくなって困りました…。さすがは京アニです。個人的に今回一番のベストショットでした…。この時点でもうやられました…。
　どうにか強がる梓。そんな梓を皆も放っておけず。唯は梓に１年生の時の写真や花を渡します。写真がつぎはぎみたいであれですが、何よりも唯の暖かい気持ちがこもっていました…。皆も同じように梓のことを励まします！かっこつけたがるのは皆同じですね～。

　そして唯達は梓のために作った曲を披露することに！いつ作っていたかはわかりませんが、唯達ＧＪです！曲は「天使にふれたよ！」皆で歌っていきます。作詞は４人、作曲は紬です！４人の力を結集した歌になりました。歌詞がこれまでの唯達の歩みを感じる曲で感慨深いものを感じました。そして何よりも梓を大事に思う皆の心が伝わってくるような気がしました。
　特に気になったのはこのフレーズ。

　卒業は終わりじゃない
　これからも仲間だから

　その歌詞からは、明日に踏み出す力、そして希望を感じました。４人の前向きな気持ちが伝わってくる曲でした。
　梓はこの曲を聞きながらまだ涙を流します…。梓の画がもう神すぎる…。そしてその曲中にも卒業していく生徒達が映ります――。これで本当に卒業なんだな…という感じがしました。

　曲が終わり、梓は拍手を。唯達も梓に喜んでもらえて安心しますが、思わぬ落とし穴が…。

「あんまり上手くないですね！」

　この一言にはヒヤリとしました…。いつかの迷言がまた…。これには唯達も動揺してしまいましたが、ちゃんとその後には続きが！

「でも私、もっともっと聞きたいです、
　アンコール！」

　梓はそう笑顔でそう伝えます！梓もここでようやく唯達の卒業を受け入れることができたのかもしれません。これなら後も大丈夫なはず。
　で、ここでさわ子先生と和も入ってきて、ふわふわ時間を弾き出す唯達！というところで、けいおん、本当に「おしまい」です！星が５個なのにニヤリ。思っていた以上に時間があっという間に、さっぱりと過ぎていってしまいました…。それもまたけいおんらしかったと思います。

　今回は最終回ということで、脚本吉田さん・絵コンテ・演出山田監督・作監・堀口さんと主要スタッフが揃った回。最終回に相応しい布陣で、素晴らしい出来栄えでした！ＥＤもいつもと違った印象を受けました。きっと唯達はまたここから未来へ踏み出していくんでしょうね…。

　次回は「企画会議！」ヤツラが帰ってくる！につい笑。余韻が色々ぶち壊しですが、気持ちが楽になった気がしました。今回で本編は終わってしまいましたが、番外編があと２話あります。今回で本当に終わりだったらショックだったので、まだ放送があって本当によかったです！
　予告を見る限り梓の後日談っぽくなりそうですが、ＰＶでも作るんでしょうか？原作の話でまだ消化していない部分もあるので、残りの話で消化してくれればなーと思います。

　最終回ということで、本当は総評とか書きたいんですが、綺麗に終わりすぎた＋まだ終わった感じがしないので番外編が終わるまで持越ししますー。とりあえず今は唯達やスタッフの皆さんにありがとうを！今までお疲れ様でした～。

　ではまた次回に！