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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

デュラララ!! 第23話 「千錯万綜」 感想

2010-06-18 17:37:38 | ãƒ‡ãƒ¥ãƒ©ãƒ©ãƒ©!!(2010冬春)

 今回はいよいよ正臣がある決意をする話…。必死に何かに立ち向かおうとする正臣の姿にドキドキしました。帝人・正臣・杏里を巡る話もいよいよ終わりが近づいてきました。このまま臨也の思惑通りに行ってしまうのが、それともそれを上回る何かが待っているのか…見逃せません。今回は言いたいことをセルティが言ってくれてすっきりしました~。


 今回のナレーション担当は正臣。何か正臣にも変化が起きるんでしょうか。
 夜、天気は雨。暗い空気が続きます。そんな中、サイモンの店に沙樹が電話をします。沙樹は正臣を守るために何か伝えようとしているみたいですが…。何故沙樹がサイモンのところに電話したのかは次回明らかになると思います。

 臨也は波江にまた話をしようとしますが、波江は近くにいなくて…。スルーされる臨也が良い感じでした。これぞ臨也。臨也が波江さんと呼ぶのがちょっとツボでした。
 一方波江は誰かに連絡しているようですが…。帝人に恨みを持っている波江。なんだか嫌な予感がします。
 門田達は法螺田という名前が気になっていました。渡草も心当たりがある様子。門田達と法螺田、どういう繋がりがあるんでしょうか。


 正臣は疑心暗鬼に陥ったまま。誰も信じることができず雨の中、悩んでいました。悩む正臣の姿がこっちまで不安にさせます…。

『どうしょう、どこにいこう…
 俺の行くところなんて、もうどこにも…』

 こういう時、一人でいるのは危険なのかも。早くまた帝人と再会する時がくればいいのですが…。
 そんな中、正臣には法螺田から電話が…。それは自分が黄巾族を乗っ取ったというもの。法螺田がいよいよ動き出しました。また法螺田は誰からか聞いたのか帝人がダラーズのリーダーで、正臣の友人だと知っており、正臣を脅してきます…。これに正臣も愕然…。
 そしてリーダーを外された正臣にも魔の手が…。それから正臣は黄巾族の仲間に電話しますが、誰も出ず…。ますます追い詰められていく正臣…もう後がありません。
 その後正臣は過去を思い悩んだ後、携帯電話を落としたまま、雨の中走り出します――。正臣はどこへ向かっていくのでしょう…。

 帝人の家にはセルティが。帝人はダラーズを消したのが形のないものだと、これでいいとセルティに伝えますが、セルティの目的は違うところにありました。セルティは帝人に杏里・帝人のことを話し、何か決断を迫ります――。


 一方新羅の元には負傷した静雄が…。前回胸を打たれた静雄ですが、やはり生きていました!でも自分でここにこれた時点で更に普通の人間じゃない気が…。しかも普通に冷静に会話しているし…。恐るべし静雄。
 その後新羅は静雄の手当てを。静雄が普通なのがやっぱりなんかシュールでした。治療シーンが結構リアルでびびりました。で、やっぱり静雄は杏里のことを覚えていませんでした。そろそろ覚えてくれてもいいのでは…。
 静雄は自分を撃った奴に復讐する気満々…。そしてキダマサオミの名が出たことで杏里も動揺…。どんどん何かが連鎖していきます。正臣は生き延びることはできるんでしょうか。

 セルティから大体の話を聞いた帝人。ようやく帝人も正臣が黄巾族のリーダーだったと知ることになります。セルティはその後も細かい説明をし、事件の背後に臨也がいると示唆してきます。
 それからセルティは帝人にダラーズを消した事で何も変わらないと話し、帝人を説得しようとします。帝人は二人が何も話してくれなかったのだと思いますが、それにセルティは、


<二人も同じだろう>

<おまえの目に見えているものが、
 現実とは限らない>

<誰にでも秘密はある。
 人に言えない思いがある>


 と答えます。そのことが事態を悪化させてしまったのは確かでした。セルティが言っていることが真実なんでしょうね。
 そしてセルティは今の自分の思いを語り、帝人へ覚悟を決めるように促してきます――。


<普通の人間なんてどこにもいない。
 だから恐れるな。

 杏里ちゃんと紀田君と、
 そしてお前自身の現実と向き合え!

 あの子が好きならお前のすべてを打ち明けろ!

 ダラーズでも黄巾族でも切り裂き魔でもない、
 お前達三人の問題を、解決するんだ!>


 セルティが今までの鬱憤をほとんど晴らしてくれた気がしました。さすが主人公。なんだかすっきりしました。帝人にもそろそろ動いて欲しいですが…。
 そこに新羅からの連絡が…。あれから杏里は飛び出していったようです。通話は新羅が転んで終了。杏里は街に誰も黄巾族の子がいないのを確認し、それで黄巾族がアジトに集まっていると確信し、アジトへ向かいます。帝人・セルティも動き出します――。こうしてようやく話が動き出しました。

 急ぐ正臣の前にサイモンが…。正臣は明るく振舞いますが、空元気のように見えました…。露西亜寿司を褒める辺り、死亡フラグっぽくてヒヤヒヤしました…。
 サイモンもいつになく真面目で、今の正臣の目を見てこれから死ぬ覚悟をした人の目だと言います…。サイモンの過去はやっぱり壮絶そう…。
 サイモンに止められる正臣ですが、それでも正臣は振り切っていってしまいます――。サイモンもなんだか辛そう…。今回地味にサイモンが良い脇役していました。


 後半。相変わらずいい気になっている臨也。一人で盛り上がっているのがまたかわいそうな感じがしてどこか憎めないです…。波江は臨也のことを気にせず何か調べもの。ですが臨也が何か企んでいるのを見て、ぞっとしたようで…。に、しても臨也また盤用意したいんですね。一回燃やしたのに…。

 法螺田は黄巾族の面々を盛り上げて、何かに駆り立てようとします。法螺田も静雄を撃ったことにビビっているようですがもう止まることはできず。池袋を支配に向けてまた事を起こそうとしていました。ここの法螺田がいつも以上に小物っぽかったです。
 ですがそこに正臣が現われて――。正臣は覚悟を決めたかのように、法螺田と対峙します。

 サイモンとセルティ。セルティはサイモンから正臣の場所を聞き出し、黄巾族のアジトに正臣がいると確信します。話が終わった後、サイモンはセルティの端末にこうメッセージを残します。

<助けてやってくれ>

 そのメッセージからはサイモンが本当に正臣のことを心配し、大事に思っているということが伝わってきました…。セルティもその思いを受け取ります。
 そして帝人を連れ、セルティは黄巾族のアジトへ。帝人も一応覚悟を決めたようです。


「どんな嫌な光景でも、受け入れる覚悟はあるな」
「はい」


 黄巾族のアジト。正臣はどういうことか法螺田達に訊ねます。正臣の仲間はどうやら法螺田に闇討ちされたようです。そして残っているのは法螺田達の一派で、泉という人物の名からブルースクウェアの残党だったということも明らかに…。嘲笑う残党が見ていてうんざりしました…。本当に今回の事件、黒いことだらけ…。
 更に絶望すると思われていた正臣ですが、正臣はこれで逆にすっきりしたようで開き直ってしまいます。 


「黄巾族を首になった今の俺は、
 ただのナンパな高校生だ。

 好きな女を助ける事もできなかった、
 ただのヘタレだ。

 そんな過去から目を背けて、
 普通に高校生をやれると思ってた、ただのバカだ。
 だからここにきた…!

 俺はただの紀田正臣だ。
 だから…だからここへきた!!」


 正臣もいよいよ覚悟を決めました…。正臣のモノローグがまた良い感じ。臨也の言葉を思い出す正臣…ですが今の正臣はもう悩んでいませんでした。

「だったら今度は俺が自分の過去を追う番だ」

 そう呟きながら前へ進む正臣…そんな正臣に恐怖した法螺田がここで正臣に攻撃してきます…。正臣の頭にバールが…とても痛そうです。ですが正臣は血が流れても前へ進み出します――。


「俺は殺す覚悟をしてきたんだよ。
 まあ、そのなんだ?
 具体的にいうと、あんたをな

 何度だって言うぜ、
 だから俺はここに来た!
 それは誰にも否定させねえ!!」


 法螺田すっかりビビってしまいます。そこから正臣対残党の戦い。正臣は一人で立ち向かいます。今まで悩んでいたりしていたぶん、際立って見えました。
 立ち向かう中で正臣の心も晴れていきます――。


『何を迷っていたんだろう…
 簡単なことだったのに…
 俺は俺、それだけのことだったのに…

 沙樹、俺はもう怖くない
 追いつくぜ…もう少しで俺の過去に!』


 音楽も良い感じに盛り上がってきました。静雄無双の時並に画・動きに勢いがあって見ていて一人盛り上がっていました。今回の正臣カッコよすぎでした!
 そんな中でぶたれ気絶しかかりますが、それでも正臣は立ち向かおうとします…。その姿がとても強く感じられました。でも正臣は普通の人間…限界がきてしまいました。
 ですがここで罪歌の子が正臣を助け、罪歌を持った杏里が現われます――。これには正臣も動揺。しかもここで帝人もセルティと共に参上!

 ようやく3人が顔を合わせるときが――。

 最後は本当怒涛の展開という感じでワクワクしました。お互いの存在に気付いた三人はただただ動揺…一体三人の関係はどうなるんでしょうか。デュラララ!!、いよいよ次回最終回です。


 次回は「則天去私」ナレーション担当はセルティかと思いきゃ帝人。なんか1話にまた繋がるような感じがしました。最終回のはずですが、まったく最終回っぽい雰囲気がしないのがなんだか異様…。
 あと最終回まできたということで予告・ナレーション担当リスト作ってみました。

 デュラララ!! タイトル&予告・ナレーション担当リスト

 予告では日常風景で帝人・杏里、二人で並んで歩いている姿が何ともいえない感じがしました…。やっぱり原作通りの結末になってしまうのでしょうか。
 帝人・正臣・杏里の来良3人組の関係は一体どうなってしまうのでしょうか。このまま臨也の思惑通りにいってしまうのか、それともそれを覆す何かが起きるのか…どういう結果が待っているのか楽しみです。次回はサイモンに注目です。きっとまた何かしてくれるはず…。
 静雄の暴れっぷりにも期待しています!今回の静雄、生きているとしてもさすがに少しは苦しそうにするだろうと思っていたのですが、まさかあそこまで平気そうだとは…。もう無敵なのでは。

 あと静雄絵うpしました~。よろしければ是非。気合だけは無駄にこもっています。フォトショマジックに自分でびっくり。前うpした臨也の絵と対になっています。描いてみてこの二人は本当に対照的なんだなーと改めて感じました。

 ではまた次回に!