コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN 14 「ギアス 狩り」 感想

2008-07-14 16:16:12 | ã‚³ãƒ¼ãƒ‰ã‚®ã‚¢ã‚¹ 反逆のルルーシュ1&2期

 今回はギアスを絶つためにルルーシュがギアス嚮団に乗り込む話。いよいよ話も本筋に入ってきました。果たしてこのギアス嚮団殲滅が上手く行くのか気になるところです。仲間になったジェレミアも良い感じで満足でした。
 今回も色々ありましたが、結局皇帝に最後持って行かれた気が・・・。これ以上の存在感を出せるキャラはそうそういないことでしょう。


 今回初めは過去から。マリアンヌとC.C.が湖の近くで休息をとっているところから始まります。やはりC.C.は過去にマリアンヌと接点があったようです。
 それを見ていたのがV.V.と若き日の皇帝・シャルル。この時はまだ今のような髪型ではなく、普通の長い髪だったようで。まだ若さを感じます。V.V.はまったく変わっていませんが。そこでV.V.はシャルルに皇帝なって見て何か分かったと、皇帝に質問します。それに皇帝は、

「みんな、嘘吐きばかりですよ、兄さん。
 相変わらずです。ブリタニアという国は・・・」

 と嘆きます。皇帝は皇帝で色々苦労があったようです。その後V.V.は、

「シャルル、忘れてないよね、僕等の契約を」
「分かっていますよ。神を殺し、世界の嘘を壊す・・・」

 と、約束について念を押します。2人の約束のその手段についてはまだまだ謎だらけです・・・。

 それから前回の続きに。シャーリーの死に悲しむルルーシュ。その前にロロが現れます。が、ロロは平然と、自分がシャーリーを殺したと口にします・・・。

「危なかったね、兄さん。シャーリーの記憶が戻っていたんだ。
 拳銃を手に、兄さんを追いかけていたから・・・」
「そうか。お前がシャーリーを・・・」
「うん、兄さんの敵は僕が排除しなきゃ」

 平然とそんなことが言えるロロに恐怖を感じました。ロロはきっと無垢なんでしょう。やはりシャーリーを殺したのはロロでした。これはいつナナリーを殺すのか分からなくなってきました・・・。
 そんなロロにルルーシュはあくまでも冷静にロロをいつものように褒め、ギアス嚮団を潰しにいくと話します。それに躊躇するロロでしたが、ルルーシュの、

「当たり前だろ。たった二人の兄弟じゃないか」

 という、いつものまやかしの言葉に、ロロはまたルルーシュを信じ着いていきます。ここはルルーシュが冷静すぎて余計怖かったです。シャーリーの死体から平然と離れていくところも。それだけにルルーシュの怒り具合が普通ではないことが分かったような気がします。

 シャーリーの死の後、葬儀が行われていました。この葬儀でまた悲しみがよみがえってきました・・・。シャーリーの死因は自殺だと発表されたようです。シャーリーの死に母親が泣き崩れていました。夫も亡くし、シャーリーも亡くなると、ルルーシュ以上に辛いのはシャーリーの母親かもしれません・・・。そんな姿に生徒会メンバーも沈痛な表情を浮かべます。もうこれで学園サイドの話は見れそうにないですね。ルルーシュの夢も遠ざかっていきます。
 一方この死をニーナも知ることに。シャーリーに妬みを感じている様子だったニーナですが、やはり一緒にいた仲間だったからなのか、

「だって・・・だって涙が出るなんて思わなかった」
「ニーナ。涙が流せるうちは大丈夫」

 と、ニーナも涙を流します・・・。そんなニーナをカノンが優しく抱きしめます。この2人も何かあったりするのか気になりましたが、ニーナもただの嫌なキャラではないんだなと感じました。

 一方ルルーシュはC.C.と通信。C.C.、部屋散らかしすぎ。ルルーシュ通信前の、

「 え?まさか。
 約束を忘れていないか心配なだけだよ。
 それより、お前こそどうするつもりだ?いつまで」


 というC.C.とマリアンヌらしき人物のやり取りも気になるところ。マリアンヌにはC.C.の気持ちが分かるようで。ここで気になったのは最後の一言。そろそろ出番があるのかもしれません。
 その後はルルーシュとの通信に。そこでルルーシュはC.C.にギアス嚮団を殲滅すると言い、

「これが王の力だというのなら、力あるものはひとりで十分だ。
 ロロはもちろん、
 ギアスという力、罪、存在そのものをこの世界から消してやる!
 シャーリーに対して、それがせめてもの――」

 とギアスの悲劇を繰り返させないためにと、決意を見せます。V.V.を捕らえることに関しては問題もあるようですが、どうにかなりそうです。
 そしてルルーシュは、かって嚮団のトップだったC.C.が、今回の作戦に協力できるかと問います。それにC.C.は、

「最後を看取る覚悟はあるよ」

 と覚悟を見せます。C.C.の強さを感じたシーンです。そしてルルーシュは契約内容についてまた聞こうとしますが、まだC.C.はそれを話す気はないようです。結局話はここで終わりますが、このシーン最後の、

「ふん。わがままな女だ」
「そうとも。私はC.C.なのだから」

 という2人のやり取りがらしくてよかったです。ルルーシュにはまだC.C.がいます。
 その後ジェレミア・ロロから情報を得たルルーシュは、V.V.に通信を繋ぎ、

「V.V.、裁きを下すのは、俺だ!」

 と、ギアス嚮団に宣戦布告します!ルルーシュがいたのは学園ではなく、ギアス嚮団近く。すぐさまルルーシュは黒の騎士団を率いて奇襲を仕掛けます。これにV.V.は動揺を見せますが、すぐに迎え撃つ準備に移ります。こうして黒の騎士団とギアス嚮団が始まりました。

 一方カレンはナナリーと会話。和やかな会話が続きます。そうして話は兄の話に。

「私にもね、お兄ちゃんがいたの。だから」
「嬉しいです。お兄様のお話ができるなんて」

 2人は兄がいた同士。その辺話も合うようです。と、その時邪魔者のスザクが登場。スザクはカレンに話があると言いますが・・・。


 後半始めはディートハルトが各地にいる黒の騎士団のメンバーと連絡を取っているところから。その通信後ディートハルトは咲世子に、

「ゼロのためにも副指令が敵に内通しているようであれば・・・」

 と、扇の監視を命じます。どうやらディートハルトは前の会議から扇の様子がおかしいことを気がかりに思っている様子。
 その一方でヴィレッタが扇を狙って中華連邦に向かっているなど、扇の周りで色々と動きが・・・。これは何だか嫌な予感がします。ここではヴィレッタがジェレミアを呼び捨てしているところが面白かったです。もう上の人だとは思っていないようですね。

 一方教団で戦っている黒の騎士団のメンバーがギアス嚮団の子供のギアスにかかり味方を攻撃してしまうという事態が・・・。まだ意識が操られていないだけましかと思いますが、これは脅威です・・・。
 またこの前のシーンではバドレーが撃ち殺されるシーンが。C.C.を前にして、C.C.に関わったことを悔やみ倒れます。割とあっけない死でした・・・。
 このまま同士討ちが始まってしまうのかと思いましたが、ここでロロ登場。ロロを見て子供達は、

「ロロお兄ちゃん」

 とロロを慕いますが、次の瞬間ロロは・・・

「もう関係はありません。
 僕は兄さんに着いていきさえすれば――」

 と、子供達をヴィンセントで攻撃して殺してしまいます・・・。ロロは本当に恐ろしい存在です。無垢というのは恐ろしいことでもあるようです。
 でもルルーシュはシャーリーを殺された恨みをロロに抱いていました。ルルーシュは

『V.V.を追い詰めた以上、
 あとはロロの機体に仕掛けた爆弾を作動させるだけ・・・。
 シャーリーへの弔いとして、ロロの命を捧げる。
 償わせてやる!』

 ここまでルルーシュが変にいつも通りだった分、後半の怒りを露にする場面が際立って見えました。ルルーシュはここでロロをボロ雑巾として切り捨てる気のようです・・・。
 と、その時1期ラストの方で狂ったジェレミアが乗っていた、あの外観がオレンジの機体・ジークフリートが出現!これに海に道連れにされたC.C.はこれを見て苦い顔をします。でも乗っているのはジェレミアではなく、V.V.。でも何と言うかあれはジェレミアが乗っていたからこそ面白いものがあったような気が。V.V.はルルーシュに、

「少しは、好きだったんだけどね、ルルーシュ。
 君はシャルルに似ているから」

 と言い、ここでルルーシュを始末しようとします。が、ルルーシュを守る存在が2人。

「そこまでだ、V.V.」
「もう降伏して下さい」

 と、ジェレミアとロロ。2人はすっかりルルーシュの味方。この2人の裏切りにV.V.は

「何を言っているんだい?裏切り者たちが」

 と怒り心頭。ここからはV.V.とルルーシュ達の戦いが始まります。戦いの中、ジェレミアはジークフリートに乗ったV.V.に、

「それはわが忠義のためにある機体だ!」

 と、苛立ちを見せます。でもこの機体で忠義とか見せられても・・・どうなんでしょうか。V.V.はそんなルルーシュに忠義を見せるジェレミアを揺さぶろうとしますが、使えるべき主を見出したジェレミアは揺らぎません。

「ジェレミア、君はゼロを恨んでいたよね」
「然り。
 これで皇族への忠義もはたせなくなったと考えたからな。
 されど、使えるべき主がゼロであったなら、
 マリアンヌ様のためにも!」

 今回いちいちジェレミアがカッコよくて困りました。今ギアスで私が一番好きなキャラは多分ジェレミアです。仲間になったのはちょっと唐突な気がしましたが、これはこれでやっぱり良いと思います。
 ジェレミアの口から出たマリアンヌという言葉。これにV.V.は・・・

「お前まで、その名を口にするか!」

 と今までの余裕の笑みがなくなり、その表情にはかってない怒りの表情が・・・。どうやら過去にV.V.はマリアンヌと何かあった様子・・・。V.V.もマリアンヌの死に関わっているような気がします。

 ここで再びカレン・スザクのシーン。ここでスザクはシャーリーが亡くなったことをカレンに話し、

「だから彼女を殺した犯人がいるとすれば」
「はっ・・・」
「そう、ルルーシュだ」

 一体スザクは見当違いことをカレンに言って、何を企んでいるのでしょうか。スザクはちょっと前が見えなさすぎな気がします。ちょっと今回でスザクの好感度がまた下がってきました。でもこれをもしカレンがそのまま鵜呑みにするというのもちょっとどうかと思いますが・・・。
 その後スザクはとにかく犯人はルルーシュだと断言します。これを否定するカレンでしたが、そんなカレンにスザクは・・・

「もういいんだ。
 これ以上悲劇を生みださないためにも、手段に拘ってはいられない。
 だからこのリフレインで」

 と、カレンにリフレインを差し出します。これに怯えるカレン・・・。一体スザクは何を考えているのでしょうか。もう気が狂っているとしか思えません・・・。

 激化するV.V.との戦い。でもルルーシュ達はジークフリートに苦戦を強いられるばかり。と、ここでルルーシュはロロに、何とかジークフリートに取り付けないかと指示。これにロロはいぶかしむものの、ロロはルルーシュの命令に従います。それにルルーシュは、

「ロロ、ここでジークフリートもろとも始末してあげよう。
 ヴィンセントに仕掛けた爆弾で」

 と、またまた邪悪な笑みを浮かべます。これはルルーシュは本気のようです・・・。そうして決行に近づくその作戦。その最中、、

「やってみせる!兄さんのためにも」

 とルルーシュにむくいろうとするロロを見てちょっと切なくなりました。あとここで気になったのはV.V.の言葉。

「君はね、失敗作だったんだよ。
 ギアスを使っている間、自分の心臓もとまってしまうんだって。
 いつ死んでもおかしくない欠陥品さ」

 どうやらロロにも何か欠陥があるようで・・・。これはこの先の展開で何かありそうですね。ロロがいつそうなってしまうのか心配です。まあ今生き延びられるかも分からない状況ですが・・・。
 と、ここでルルーシュ作戦決行の時が。ルルーシュはここで

「よくやってくれた。ロロ。では、ここでお前とは――」

 と、爆破スイッチを押そうとしますが、ここで、

「V.V.といったか?
 この私を脆弱にして、惰弱とあなどったな」

 と、コーネリアが加勢に入り、ジークフリートを攻撃します!コーネリアはジークフリートの弱点を知っているようで。これによってロロは命を取り留めます。この後露骨に悔しがるルルーシュがちょっと面白かったです。すっかりやっていることが悪者・・・。
 この後はルルーシュ達、コーネリアの一斉攻撃で、

「ユフィのかたき、そこで滅せよ」
「ギアスの」
「源!」

 と、見事ジークフリートを撃墜!こうして戦いはルルーシュ達の勝利で終わりました。でもV.V.はまだ生きていました。そこでルルーシュは全部隊に追い討ちをかけるように指示をします。
 一方瀕死状態のV.V.。髪が下りています。こっちの方が似合っている気が。V.V.は倒れつつも、謎の扉の前に近寄ります。と、そこに皇帝の姿が・・・V.V.は皇帝が来てくれたことに、頼りになるのは兄弟だと喜びますが、皇帝は――

「兄さんはまた、嘘をついた」

 と、一言。皇帝がこの後V.V.をどうしたのか気になります。
 その頃黒の騎士団の一人が今回の作戦への不信感を持っていました。これは後々良くない影響がありそうです。今回の作戦は確かにルルーシュの私情という感じもしましたし。

 嚮団の中に侵入していくルルーシュ。が、そこでルルーシュは神根島の時と同じようなトラップにかかり、謎な空間に飛ばされてしまいます。ナイトメアに乗っていたはずが、いつの間にか下ろされ、いつも皇帝がいる神殿に・・・。これに戸惑うルルーシュ。と、そこに・・・

「そしてナイトメアなど無粋なもの。
 アーカーシャの剣・・・このシステムの前にはな」

 と皇帝登場!皇帝を前にして、ルルーシュは怒りを露にします。

「貴様・・・!」
「我が息子、ルルーシュよ。
 時は来た。贖いの時が――」

 が、それは皇帝の前には無意味。今回最後は皇帝の高らかな笑いで終わりに。今回色々ありましたが、最後の最後ですべて皇帝に持っていかれてしまいました・・・。今若本さんの声に敵うものはないようです・・・。


 次回は「C の 世界」皇帝と再び対面したルルーシュがそこで一体何を見ることになるのか気になります。タイトルからして、ようやくマリアンヌ死の真相が明かされそうで楽しみです。Cの世界とは一体何なのでしょうか。

 今回は番組終了後にガンダム00の2期の宣伝がありました。今回は新しい情報はなかったものの、死にゆく仲間達の映像の使い方が上手く、最後のカットまでの演出が素晴らしかったです。これを作った人はセンスが良いなと思いました。思わず泣きそうになったり。この良さを1期でも発揮してほしかったな・・・と思いました。
 2期の情報も徐々に入ってきていますが、マイスター4人の設定画があってびっくりしました。まさかアレルヤとティエリアが生きているとは思わなかったです。個人的には大きくなった刹那に期待したいと思います。10月が益々楽しみになってきました。

 ではまた次回に!



1 ã‚³ãƒ¡ãƒ³ãƒˆ

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Unknown (s)
2015-06-27 21:49:20
ルルーシュはシャーリーの記憶が戻ったのもジェレミアの仕業だと気付いたのかな?
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