コツコツ一直線

　今回は唯達の受験話がメインになるかと思いきゃ、メインは梓達後輩組の話。梓達も梓達で頑張っていました！今回は冬ならではの描写もあり、最初から最後まで見入ってしまいました。冬を描かせたら、京アニ無敵かも。

　季節は早いもので冬。はじめは梓達がバレンタインの話をしているところから。手作りチョコを先輩にあげようと計画していました。梓は去年もチョコを作っていたようですが、紬のベルギーチョコのおいしさに渡すのを忘れてしまったようです。ここの紬の笑顔はもう本当天使のよう…。で、今年こそ梓は唯達にチョコを渡すことができるんでしょうか…？

　勉強する唯・律。勉強するみんながいつもに増してかわいいんですがー。唯のマフラーにニヤリ。律は鉛筆で乗り切ろうとしますが、試験では９の選択肢が…。これは無理ですね。
　梓は一人チョコのことを悩んでいましたが、唯達におされ、ギターの練習をすることに。ですが梓のギターに釣られてしまいます～。そして休憩。勉強からの逃避のようにも見えますが、軽音部らしいノリかも。澪も楽器が弾きたくてなんだかんだでうずうずしているようで。
　また今日紬が用意しているおやつはクッキーだけ。どうやら受験でそこまで手が回らないみたいです。そしてバレンタインチョコを用意するのも難しいようで…。今年はチョコなさそうということで、梓はそれでやる気に。内緒で計画を進めることにします。意気込む梓に対してのクラスメイトの反応が微笑ましかったです…。

　そうして受験当日。本命は先のようですが、思わず早！といいたくなりました。顔の赤さがまたたまらない…。皆落ち着かないようです。特に唯は一夜漬けしたせいで、いっぱいいっぱいのようで…。唯は唯でしたー。
　その頃憂は唯の合格祈願、梓達はチョコの買出しを。早速色々間違っています…。チョコは塊でなければダメなのでは…。マフラー去年と一緒なんですねー。ですがそこに憂がやってきたことで、助かります。こういう時、本当に頼りになる憂でしたー。

　そうして平沢家でチョコ作り。ですがそこに唯が帰って来てしまい…。でもいつものことのようで、後で食べさせてーと言い、あっさりどっかに行ってしまいます。助かりました。
　で、粉砂糖がないということで、梓と憂が買い物に行く事に。憂は既に100回おまいりしているとか…どれだけお姉さん想いなんだーとつっこみたくなりました。そんな憂を見て、梓もお参りすることに。水場の椿の花が良い効果出していましたー。京アニはこういう風景の演出も上手く感心するばかりです。

　後半。チョコをどう渡すか迷う梓・純。色々な想像が…。けいおんらしいコミカルなシーンですね。
　と、そこに唯達が登校してきます。ですが先客がいて、渡すに渡せず、そのまま昼休みへ。おどおどする梓ですが、純・憂に押され唯達の教室へ！と、ここでいちごさんの出番～！相変わらずクールなようで。やっぱりいちごさんの出番があると違います。MAKOさんボイスがまたたまりません…！

　唯達はさわ子先生に職員室まで呼ばれていました。受験はここまでなんだかんだで順調にきているようです。第一志望の学校の受験はあさって…。そこで出た言葉「卒業」。梓はそれで唯達の卒業をまた深く意識してしまいます…。
　その後話が終わり、唯達が寄ってきたことでチョコを渡すチャンスが。純はここで澪達にチョコを渡しますが、梓は黙り込んでしまい、去ってしまいます…。これには唯達も戸惑い気味に。でもさわ子先生はそんな梓の気持ちを察していたようです。これも青春ですね！

　思わず逃げてしまった梓…。やはり唯達が卒業してしまうのが寂しいようです…。

「卒業しちゃうんだなって、
　みんないなくなるんだなって…」

　もうここから泣きそうになってしまったり…。卒業式が恐ろしいです…。でもそんな寂しがる梓を憂・純が「よしよし」と励まします――。二人共いい友達ですね…。２期では結構後輩３人の掘り下げができていたので、じんわりきました…。積み重ね恐るべし。

　放課後。純はジャズ研へ。憂も帰りに。よくよく見ると憂のマフラー変わっているかも。

「梓！ちゃんと渡しなよ、チョコレート！」「うん！」
「そうだよ、梓ちゃん！」「うん」
「ファイトー！」「おっー！」
　
　そうして二人に励まされ、梓は部室へ！ですがドアの前に唯が…。梓の気配を感じたとか。部室では既に４人が待っていました。そして梓のチョコを出す流れに…。ニヤニヤです～。こうして無事チョコレートケーキを食べてもらうことができましたー。とてもおいしそうでした。

　チョコレートケーキを食べた後、唯からは飴のおかえしが早くも。トンちゃんも元気そう。皆でしんみり時を過ごします…。雪も降ってきました……。皆で窓際から雪を見る５人。
なんか音楽が切なくて涙が…。何故こんなに切ないんでしょう…。
　こうして楽しいひと時が過ぎていきます。梓はその時をかけがえのないものに感じていました――

「なんかいいですね、
　みんなでこうしているのいいですね」

　梓の笑みがまた…。そしてそんな梓の言葉に唯もこう答えます。

「あったかはあったかだよ、あずにゃん」
「はい…！」

　その後みんなであったか、あったか～。なんか和みます。さわ子先生も微笑ましそうに見守っていました。軽音部は皆仲良しですね。

　夕方。これまで曇りだった空が晴れましたー。梓、1000円を奮発してお参り！これまでの時を取り戻そうとします。憂が100回だからですねー。願うのはもちろん唯達の受験のこと！

「みんな揃って第一志望に合格しますように！」

　そしてもう一つの梓の願い。

「卒業まで笑ってみんなで過ごせますように！」

　その願いからは、梓の前向きな気持ちが伝わってきました。梓にとって大きな気持ちの切り替えになったんじゃないかなと思います。唯の飴をなめる梓。そうして笑顔で、神社を出て行きます――。梓もまた前を向いて歩き始めました。

　合格発表の日。澪、怯え気味。で、意を決して皆で一斉に見ることに！

「せーの！」

　梓・憂には授業中に携帯に知らせが。結果皆見事合格でした！絵文字がまた上手いですねー。梓は嬉しさのあまりニヤニヤが堪えきれないようですー。

「やったー、やったー！」

　思わず梓、よかったね…と言いたくなってしまったり。こうして無事みんな合格！したと分かったところで今回はおしまい！すっきりした流れでした～。

　今回の脚本は花田さん。花田さん、今回もいい仕事をありがとうございましたー。これまでの話の積み重ねが上手く今回に繋がってきた感じがしました。
　作画監督は堀口さんかと思っていましたが、西屋さんでした。西屋さんのけいおんも良い感じかも。で、いつも以上に作画の人数も多くスタッフの気合も感じました。クライマックスにかけて京アニも力入れているのかもな…と思ったり。今回は冬ならではの描写はじめ、すべての面が素晴らしかったです！

　次回は「放課後！」唯達の卒業の時がいよいよ近づいてきました…。卒業を前にして唯達は今、何を思うのでしょうか？ここまでの展開がじわじわきているだけに、どういうふうに卒業が描かれるのか楽しみです。あと唯達を見送る梓のことも…。今からその光景を想像するだけで泣けてきます…。
　とりあえず後は卒業を残すだけになりました…。噂だと24話で本編終了で、あとは番外編になるんじゃないかという話もありますが、そこもどうなるか気になるところです。

　ではまた次回に！