コツコツ一直線

　２話目は唯のギターを手に入れるために皆で頑張る話。そのために頑張ってバイトする４人の姿がよかったです～。見ている時は思わずあるある！といってしまいそうになりました。ファッションも含め、２話目も日常の何気なさを程よい感じにまったり、しっかり描いていて楽しんで見れました。

　今回の話は唯のギターを買うために皆で頑張る話。他の３人も唯のギターを買うために協力することに。そのために４人で「交通量調査」というバイトをすることになります。
　で、なんだかんだあった末に紬のある助けのおかげで唯は念願のギターを手にいれることに！最後の方でギターを手に入れて喜ぶ唯の姿にはこちらもとても和んでしまいました。

　話の始まりは部室で唯のギターをどうするかという話から。ギターは本当ピンキリですねー。学生で買う場合は本当大変そうです。唯は部費でどうにかならないかと律に聞きますが「落ちません♪」の一言…。軽音楽部も色々苦しいのでしょうか。音楽室に１つぐらいありそうな気もしますが。でも結構部活動に入ると準備するものですごいお金かかりますよね。私も過去にそんな経験が。両親には感謝しないといけません…。
　また軽音楽部はすっかりお茶会化。今回も作中に出てきたおいしそうなケーキについ目がいってしまいました。普通のアニメのケーキとは何か一味違います…。こういうところにもこだわる京アニが好きです。

　そんな前半には唯のギターの下見に行くシーンが。皆の私服や４人のウィンドウショッピングなど、女の子ならではのあの華やかさ、ワイワイさがしっかり描かれていて感心するばかりでした。服のセンスも参考にしたいです。４人が楽しそうにショッピングをする様子にはとても癒されました～。
　ギターショップも楽器やら何から細かく再現されていて驚きが…。ここの背景だけでどれぐらいかかったのかと気になってしまいます。楽器の数もやっぱりすごいですね。あと気になっていた時々出てくることになる楽器屋の店員さんの声は前野さんでした。前野さんの声は結構好きなのでちょっと嬉しかったです。

　楽器を下見しに行った４人ですが、唯が気に入ったギターは２５万もする高いもので…。予算を５万と考えていた唯は落ち込んでしまいます…。そんな唯の姿を見て、他の３人は唯のギターを買うために頑張ることに。皆でギターを買うためにバイトをすることになります。ここはアニメオリジナルのシーンです。

　そこで見つけたバイトが交通量調査。外でパイプイスにかけ、数時間延々とそこに通過する車をカウンターで測定していくという仕事です。合う人には合う仕事ですが、律みたいに体を動かす派の人には少しキツい仕事だったりします。私もこの仕事、過去にやったことがあるんですが、やっぱり時間の流れがとても遅く感じるので少しツラかったです。時計を見るたびに３～５分しか経っていないという恐怖…。バイト代のありがたさを身にしみて感じました。でも倉庫での作業よりは好きな仕事ではありました。倉庫での作業はもう…（以下略）。

　で、４人もはりきってチャレンジするのですが、唯・律は本当にツラそうで…。でも眠りかける唯の気持ちはとてもよく分かりました。澪・紬はそつなくこなしていました。とりあえず唯・律の組み合わせは危険です。ただ今回ローテーションを組み、交代しながらできたのはラッキーだったと思います。普通は分かれてそれぞれ違うポイントで時間いっぱい（場所の交代はあるにしろ）やる場合が多いので。

　あと最後の「職業病」には思わず笑いが！これ、バイトしているとよくあります～。無意識で手が勝手に動くというか…。スタッフさんにもバイト経験者がいるんだろうなと感じました。あと何か外で自分が関わったものを見ると思い出すこともあります。今回の放送を見てどれだけの人があるある！と言いかけたのか気になるところです。
　途中のお昼休憩も紬の持ってきたお弁当を食べつつ、４人で公園でリラックスして寝転んでいたりと、とても和みました。まるでピクニックです。そんなふうに和めるバイトがあったらいいのにな…と思ったり。

　２日間のバイトが終わった４人は無事初バイトも終わり、給料を受け取ることに。１日8000円はよく頑張った方だと思います。澪・律・紬はそんな自分達のバイト代を躊躇うことなく笑みを浮かべつつ、唯に差し出します。最初それを受け取った唯でしたが、この３日間の日々の皆の頑張りを思い出した唯は、

「やっぱりこれいいよ」
「えっ」
「バイト代はやっぱり自分のために使って」
「唯ちゃん…」
「私、自分で買えるギターを買う」
「唯…」
「私、１日でも早く練習してみんなで演奏したいもん！
　また楽器屋さんに付き合ってもらってもいい？」
「うん…！」
「みんなありがとう～。じゃ、かえるね！」

『みんなのためにも早く上手くならなきゃ…！』

　と言い、３人にそれぞれバイト代を返すことにします。ここは唯もできた良い子なんだな…と感じました。唯もちゃんと大事なことを色々分かっている子なのかもしれません。最後恥ずかしい人になっている唯には微笑ましい気持ちになりました。
　夕方、皆が解散するシーンはあの雰囲気がとてもよかったです…。バイト後の空ほど見て清々しい気持ちになれるものはありません。どこか名残惜しそうな気持ちがするのも良い感じ。

　そうしてその後また楽器屋に予算内で買えるギターを選びにきた一行ですが、唯はまたあの２５万のギターが気になってしまい…。この気持ちもよく分かる気がしました。
　そこで動いたのが紬。律に値下げ交渉のことを教えてもらった紬は店員にこう交渉することに。

「あのーギターの値段まけてもらえないでしょうか？」
「あ…あなたは社長の娘さん！！」

　ここで店員は紬が社長の娘だと気づき、泣く泣くそれに応じることに…。そうして遂に唯は念願のギターを手に入れます！
　次の日のギターお披露目シーンも色々おもしろかったです。アンプにはそんな罠が…。こうして軽音楽部は更にそれっぽい方向へ進んできたところで次回に続きます。

　武道館ライブまであと　１０６５日　？！

　はどこまで本気なのか気になるところ。これまでの京アニを見ているとありえそうな気もしますね…。
　

　あとはキャラごとに今回感じたことを。唯によるメンバーの紹介時、皆が楽器を演奏するカットが出てきて良かったです。

・唯
　今回も最初からおいしいお菓子を楽しみに部活を待ち遠しく思っていたり、新品のギターのフィルムを剥がされてもお菓子で許してしまったりと、何だか見ていてまったりと癒されます。今回も独特のボケが光っていましたが、それだけではなくちゃんとしているところはしているんだなと感心するところもありました。
　ギターを手に入れて鏡の前で構えてみたり、サインの練習をしようとしたり、ギターと添い寝したりと浮かれ、うっとりしているところもかわいかったです～。この気持ちはとてもよく分かります。今後チャルメラ以上の曲を覚えることに期待。
　原作を読んであの唯の性格には妹さんが深く影響しているのではないかと思ってしまいました。妹さんはしっかりものすぎです…。

・澪
　２話では何故唯のイメージと澪が何故ベースを始めたのか明らかに。澪は確かにかっこいい女性というイメージが…。憧れます。今回も皆の良いお姉さんという感じでよかったです。
　またベースを始めた理由は「ギターは恥ずかしいから」澪は恥ずかしがりあのようです。で、ギターには人の視線が集まるから嫌なんだそうで…。それを想像しただけで気絶しかけてしまう澪。澪は確かに繊細なのかもしれません…。こういうギャップも澪の良いところなのかも。
　今回バイトをする時に、色々これはムリ～と葛藤するシーンがありましたが、その気持ちはとても分かる！と共感していました。また澪が好きになってきました！

・律
　律がドラムを始めた理由も明らかに。でもカッコいいから、ギターはちまちましているからなど、とても律の場合は分かりやすい理由でした。律らしいですね。楽器選びにも性格は出るのかもしれません…。今回もバイトなど、皆を上手く引っ張っていったりと、部長っぽい感じがしました。

・紬
　今回も紬のお嬢さんらしいところがクローズアップ。ティーセットも紬が持ってきたものでした。今回もおいしそうなケーキを持ってきたりと、とてもおっとりしていました。
　また唯のギター購入時には２５万のギターを５万に値切ってみせたりと大活躍！お嬢様の力はとても偉大でした。原作を読んでいて、店員さんがどこで社長のお嬢様だと分かったのかなーと思ったのですが、お父さんも同じ眉毛なんですね。納得です。唯も良い友達を持ったのかも…。
　唯を気にかける描写など、アニメは原作より紬が皆と仲良くなる過程が描かれていて好印象です。

　今回はこうして振り返ってみると、４人の友情が深まってくる過程がじっくりまったり見れてよかったです。変にベタベタしていないのが好印象でした。良い意味で高校生らしい感じがしていて良かったです。画も皆生き生きとしていて今回も良い感じでした。日常を書くのが京アニはやっぱり上手いです。
　問題はこれから軽音楽部がどう発展していくかということになりそうですが…まあマイペースで頑張っていって欲しいと思います。

　次回は「特訓！」学生にとっての恐怖の中間テストにまつわる話。唯がとても苦戦しそうな予感がします…。皆のテストの結果が気になるところ。テストは本当怖いですね…。試験前、勉強以外のことに集中できるのは…何故なんでしょうね。最後のショートケーキがとてもおいしそうです。

　そういえば１話の放送が終わった後、原作購入しました～４コママンガはやや苦手で不安でしたが、すぐ読んでしまいました。面白かったです。それだけに今後の軽音楽部の活動が気になったりも。今後の澪のあのシーンが楽しみです。
　地元でそこそこ平積みされているところに行ったので、その時はたくさんあったのですが、その２日後には１巻はなくなっていて、２巻もだいぶ売れていました。皆考えることは同じなんだな…と思ったり。そのまた２日後には大量に再入荷されていて、その人気ぶりを改めて感じました。ＯＰ・ＥＤ発売も楽しみです。

　ではまた次回に！