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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

空を見上げる少女の瞳に映る世界 第3話 「立ち向かうこと」 感想

2009-01-28 22:38:39 | ç©ºã‚’見上げる少女の瞳に映る世界(ムント)

 今回はカズヤ・スズメが川の向こうへ進んでいく姿に心打たれたユメミが時空の壁を越えようとする話。今回はユメミとスズメの過去話に注目です。ここはクオリティが高くて良い感じでした~。
 でもあの先生・生徒達のノリにはいまいちついていけませんでした…。この世界の人達は適応早すぎです。


 前半はカズヤ・スズメが川の向こう岸へと進んでいく姿が。あれから2人はひたすら前へ進んでいきます――。見ていて何だか不思議な気分になったり。途中2人の描写があまりなかったことはちょっと残念でした。あと平およぎをするシーンも。何というかもう2人だけの世界という感じがします。
 そんな風に歩く中、2人を追って先生方達も河原に到着。最初は2人が自殺しようとしていると決め付けていた先生方ですが、2人が必死に河原を進む姿を見て川の向こう側にいこうとしているのに気付き、先生方は急いで川の向こうに。こうして先生方も2人を見守ることになりますが、先生達も何だか言っていることがおかしいような…。やっぱりカズヤとスズメは河原で待ち合わせをすべきだったと思います!
 また学校から2人が出て行く姿を目撃した多くの生徒も何故か2人を応援するために河原に集まってきます!生徒ががんばれ~と応援する姿も何か色々おかしいです。この世界の人達はみんな適応能力高すぎ…。そんな感じに多くの人が2人を力いっぱい応援していました。

 ユメミ・イチコもそんな2人を応援します。そんな中、ユメミは過去のスズメとのエピソードをイチコに話します。それは幼い頃、遠足の日に寝込んでしまったユメミの元にスズメがかなりの距離を歩いてお見舞いに来てくれたという話。ここは新規カットなのか画のクオリティも高くてよかったです。その話を振り返ってユメミはもしかしたら自分の方がスズメに支えられていたのかもと、スズメのことを思い、信じます。

 途中スズメが川に流されそうになるという危機もありましたが、そうして2人は無事に川の向こう側へ――。向こう側に辿り付いた2人はとても満足そうでした。皆喜びすぎ。先生方が言っていた、

「君達がなにか大きなことをしようとしているのは分かったし、
 それをするなと言っているわけじゃないんだ。
 ただ君達は学生だろう。
 だったら学生らしい方法でそれをしなさい。
 勉強とか、部活とかな…
 こんなにたくさんの人に心配をかけるのはだな…」

 は正論すぎだと思いました。これを違う方向へ向ければ誰にも迷惑はかけなかったのかもしれません。とりあえずカズヤに付き合ったスズメはよく頑張ったと思います。これでカズヤも過去をひとつ乗り越えられたことでしょう。多分…。イチコがいうにはここから2人の未来が始まるようで、この先どうなるか気になるところ。

 またその一方で魔導国に残された柱はすべて崩壊してしまい、魔導国もこっちの世界へ落下してきてしまいます――。そうして落下してきた浮島。その島を今ならこの世界の人達みんな見ることが可能に。みんなその島を見て驚くばかり…。ここは何だか壮大な感じがしました。
 でもユメミはみんなが浮島を見ていることを嬉しく思っている様子。小さい頃、ユメミも島が見えることで苦労していたようです。幼い頃の3人のやり取りには泣かされました…。イチコもまたユメミが見ていた浮島が見れたことに喜んでいました。ユメミは良い友達に恵まれていたんですね~。

 後半はいよいよユメミが決心し、時空の壁を越えることを決意します。ユメミが時空の壁を越えようとするシーンはやっぱり京アニ。クオリティがすごかったです。ようやく京アニらしくなってきたような気がしました。ひとりのんきなスズメがよかったです。
 落下してきた島を見てユメミは改めて世界の危機を実感。そして川を渡りきった2人を見てユメミは、みんなの未来を守るために世界を救うことを決意し、迷いつつも、これが現実であることを受け入れ、ムントの元へ向かうことにします――。そしてユメミは走り、いつかムントと接触した場所に。そこからユメミはムントのいる時空へ向かいます!
 が、向かった時空の先で見たのは、刺客に襲われ傷つき、今にも消滅しそうなムントの姿でした…。これを見たユメミは必死にムントの名を叫び、そして、

「信じるわ、ムント。
 私はムントを…私達の力を!!」

 と、ムントの手を取ろうと時空の壁を越えようとします――。2話と比べてユメミが随分成長したように見えました。これを見て驚いたのは刺客を差し向けたグンタール達。これまで誰一人越えられなかった時空の壁を越えていくユメミを見てグンタール達老人はただ動揺…。このグンタール達の驚きようも何だかおかしいなと思ったり。この作品は色々不思議です…。
 そして時空を越え、手を差し伸べてくるユメミにムントも気を持ち直し、

「ムント手を…消えちゃダメ、ムント――!」
「ムント様だと…何度言えば分かる!」
「ムント…!」

 と、ムントもまた必死に手を伸ばし、ユメミと手を重ねます――。今回ばかりはムントの憎まれ口もほっとしました。そうして2人が時空の壁を越えた瞬間、世界に変化が――。なんと崩壊した柱が元通りになっていき、アクトが復活していきます!どういう原理でそうなったのかはよく分かりませんですが、こうして2つの世界は救われました…!リュエリの目も元通りになったようで良かったです。
 でも時空の壁を越えた瞬間、ユメミとムントはまた離れ離れに…。まだ2人の話は始まったばかりなのかもしれません。元の世界に戻ってきたユメミはそれから日常に戻っていきます――。
 今回はそんな救われたアクトの様子が映っていき、EDへ。EDテーマの入り方が良かったです~。と、なんかここで話的に終わりっぽい雰囲気ですが、話はまだまだ続きそうです。第一部完みたいな感じでしょうか。


 次回は「求めること」絵がOP・EDよりになってきて良い感じ。OVA2巻の内容に沿っていくんでしょうか。この流れだとまたアクトがピンチになる予感が。あのEDのムント・ユメミの絵にどう繋いでくるのか気になります。あとはカズヤ達の出番とか…。とりあえず今後のユメミの成長を期待しつつ見ていきたいと思います。あとこれ以降は今の京アニみたいにクオリティもよくなってくると…信じたいです。

 ではまた次回に!