コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

刀語 第6話 「双刀・鎚」 感想

2010-06-05 03:08:34 | åˆ€èªžï¼ˆ2010冬)

 月1放送の刀語。今回は雪山での戦い。しかも対戦相手は幼女のようで…。一体どういう話になるんでしょうか。に、してもこなゆきかわいすぎる~。真庭忍軍サイドの話も面白かったです。鳳凰、容赦ない…。


 前回校倉の企みで本来の目的地とは違う場所に来てしまった七花ととがめ。しかもそこは蝦夷の踊山という雪山で…。というわけで今回二人の衣装も雪山仕様です。でも七花ととがめは着て早々遭難しかけてしまいます…。七花、寒さも今まで知らなかったんですね。
 ですがそこにこなゆきが通りかかり、二人を家に運んでくれます。雪の中でもこなゆきは平気。どうやら凍空一族特有の怪力と丈夫さを持っているようです。なのにかわいいので困ります。

 自分の家に七花・とがめを招いたこなゆき。どうやらこなゆきは蝦夷の壱級災害指定地域、踊山に住む凍空一族の最後の生き残りだそうで、ずっとお墓を守りつつ一人でこの地で暮らしていたようです。そのことを寂しがるこなゆきの姿が見ていて切なかったです…。ちなみに11歳だそうです。
 で、刀に関する考え方も今までの対戦相手とは違っていて、なんと最初刀の詳細のことを何も知りませんでした…。結局村のどこかにあったはずと、持ってきた刀が双刀・鎚でしたが、これに七花・とがめも驚き…。今まで刀を渡したがらなかった相手が多いだけに意外な展開でしたでした。
 ですがこなゆきも簡単に刀を渡してはくれず。なんと一緒にあったお触書に所有者としての『資格』がなければ刀は渡せないと、勝負を挑んできます――。結局こういう流れになってしまうんですね…

 ということで今回の対戦相手は凍空こなゆき。幼女との戦いです…。ですが双刀・鎚はかなり重い刀なのに、それをこなゆきは軽々持ち上げていました…。七花はまったく持てず。どうやら手強い相手になりそうです――。
 凍空こなゆきと七花の戦い開始…。七花はいつものように戦おうとしますが、七花の技は戦いの素人であるこなゆきにまったく通用せず。なんと七花はこなゆきに初めて敗北してしまいます。とがめが止めなかったら、殺されていたようで…。時折見せるこなゆきの子供ゆえの無邪気さがまた怖かったです。やっぱりバトルもので何よりも怖いのは無邪気な素人ですね…。
 その戦いの結果、七花は腕を骨折してしまいしばらく療養することに。他に刀を持ち帰る方法はあるんでしょうか。


 あと今回も七花ととがめの会話タイムがこなゆきが刀を探しに行っている合間にありました。今回はハンモックでの会話で、前回とはまた違った色っぽさがありました。添い寝するとがめがかわいかったです。照れている時も。七花にも人間らしい気持ちが芽生えてきたようで、今後も楽しみです。でも戦いが終わった後のことを考えると不安が…。二人がどういう結論を出す事になるのか気になるところ。
 今回の会話ではさらっと七花が父親殺しをしたことが明かされました…。あととがめの事情を知っているということも。父親殺しに関してはあっさり明かされたのである意味驚き…。次回へ向けての伏線なんでしょうか。
 あと否定姫の出番もありましたが、今回も解説役で終わり。本格的な出番はいつになるんでしょうか。

 一方真庭忍軍もまた動き出します――。前回とがめと一時休戦をした鳳凰は仲間を集めて作戦会議をしていました。これから出てくる忍者の顔見せも。声が何気に豪華でした。鳳凰もとがめ達が自分たちに言った目的地とは違う場所に行ったことに気付いていましたが、自分達が避ければいいと考えていたようです。
 ですが七花達に仲間を殺されているのは確かな事実で…。そこで今回真庭狂犬が動き出します――。女で刺青が本体という変わった忍者です。で、刺青を介し体から体へ残留思念を移し、対象の体と記憶・経験・知識などを乗っ取る「忍法狂犬発動」という忍術を持っているとか…。見ている時はこなゆきに乗り移る展開になったら鬱展開になりそうだな…と心配しながら見ていました。
 で、自分に実体がない分、仲間思いなところもあるようで、今回こうして暴走してしまったようです。結構キャラデザが凝っていたり、根谷さん声だったりと1話で退場するには惜しいキャラでした。


 ゆったりとした時間が過ぎていく雪山でしたが、そこに真庭狂犬がやってきて…。また不穏な空気が流れ出しました…。後半は真庭狂犬との戦いがメインです。
 ですがこなゆきの強さは絶対で、またまたこなゆきは真庭狂犬も倒して家につれて帰って来てしまいます…。恐るべし幼女。でも狂犬の忍術は「忍法狂犬発動」。こなゆきの強さの理由を知った真庭狂犬はお約束のようにこなゆきに乗り移ってしまいます――!予想はできていたとはいえ、のっとられるシーンはヒヤヒヤしてしまいました。刺青がまた…。
 で、こなゆきに乗り移った狂犬は早速七花に戦いを挑んできます…。七花、またピンチです…。BGMがグレンラガン(の人とはいえ)っぽくてなんか違う作品に見えました…。BGMで結構印象変わるんですね。
 ですがこなゆきに戦いの達人である狂犬が乗り移ったことで、こなゆきは素人ではなくなっていて、七花の攻撃が効くようになっていました。こうして七花は真庭狂犬(こなゆき)を倒す事に成功。ある意味運がよかったのかもしれません。
 あと戦い中自分の体に乗り移ってもメリットがないと力説するとがめもある意味見事でした。さすがにとがめに狂犬が乗り移っても七花は殺さないと思いたいですが…。

 戦いが終わった後、真庭鳳凰と川獺の二人がやってきます。約束を違えたことに怒るとがめでしたが、鳳凰は意外な形でけじめをつけようとします。それはなんと今回出てきたばかりの真庭川獺の命を差し出すというもの…。鳳凰は川獺の忍法が「忍法記録辿り」という、石・机・刀などの無生物が持つ「記録」を読むことが出来る忍術で、刀収集をしているとがめにとっては厄介な忍術であると説明すると、あっさり川獺を殺してしまいます…。いくらその前のシーンで死ぬことに焦がれていたとはいえ、あまりにもあっさりすぎて呆然としてしまいました。鳳凰恐ろしい存在です。あと今回鳳凰は次狙っている刀の持ち主が変わったことを教えますが、一体…。
 これにとがめは納得するしかなく…。に、しても狂犬が気にしていた凍空一族のことが明かされなくてちょっと残念…。こうしてある意味刀語らしくあっさりと決着がついてしまいました。


 そうして真庭狂犬との戦いも終わり、後日談へ。とがめ・七花は元の目的地へ向かいます。で、こなゆきには刀を尾張まで届けるようにお願いをし、届けた後は3話の出雲の神社でお世話になることに。丸く収まってよかったです~。これでまたこなゆきがあの地に帰るという展開になっていたら、滅入っていたと思います。EDのアリプロ、なんかすごかったです…。
 こうして5.6話では対戦相手を殺さずにわりと平和的に刀を手に入れた七花ですが、ナレーションによれば次回七花は姉殺しをすることになるとか…。次は7話ということで、何か起きそうです…。
 

 次回は「悪刀・鐚」放送は7/9いつものペースに戻りました。7月ということで、いよいよ七花と七実の対決回に…。家の事情も明かされることに期待。七花・とがめにも何か変化が起きそうで、作品のターニングポイントになりそうです。
 今回の予告もなんだかラフな感じで、一体どこに使われるか気になります。というかとがめの髪型とかネタバレすぎる~。でも相変わらず七実がヤンデレで怖すぎでした…。黒い着物が妙に似合っています。

 ではまた次回に!