コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

CLANNAD~AFTER STORY~ 第16話 「白い闇」 感想 その1

2009-01-31 18:17:47 | CLANNAD 1&2期AFTER STORY(2007-2009)

 クラナドアフター16話。今回はいよいよ渚出産の時。果たして渚は無事出産することができるのでしょうか…?その瞬間に要注目です。ラストは涙なしに見られません…。
 また今回は前半に渚の様子を見に元演劇部のメンバーが2人の家に訪問する話に和みました。ことみの着物姿が特に良い感じ。あと突然ラブ・アンド・スパナが出てきてびっくりしました!まさかここでくるとは~!前半の和やかな空気にはとても癒されました。

 で、力を入れすぎたせいか、今回は文字数だけで文字数オーバーになってしまったので2つに分けます。前半語りすぎました…。よろしければ最後までお付き合い下さい。TBはできればこちらにくださると嬉しいです。


 今回はじめは久しぶりに幻想世界が。しばらく出てこなかった反動からなのか今回はちょくちょく出てきます。今回幻想世界では少女を救うために行動する僕の姿が描かれていきます。仕事を続ける僕は今の朋也の状況そのものですね。2つの世界はどこかリンクしています。
 でも僕の言うセリフの一つ一つがこの後の展開に不安を感じさせました。先は決して明るくはないようです…。

 あれから朋也は渚を心配しつつ、仕事へ向かう日々が続きます。朋也を見守る芳野が良い感じ。色々な人の協力に2人は支えられていました。夜、朋也が早苗を見送る時のあの犬の鳴き声がリアルすぎて驚きました。ここまでこだわりが。あの空気感が見事です。
 そんな中、朋也は早苗に渚が出産により命がおびかされることに関して、自分に恨みを持つのではないかと早苗に訊ねます。朋也は分からなくなってしまったと、迷いを感じ始めていました。今回1回見た後このシーンを見返すと色々考えさせられますね。ここを見ると渚と朋也がお互い出会ったことで強くなれたということが分かります。これは決して間違いではないはず。
 それに対し早苗は渚が強くなったことに対し、朋也に感謝していると言いますが、それを朋也は信じきることはできず…。渚の出産には常に不安が付きまといます…。

 冬。渚のお腹も膨らんできました。どうやら経過は順調に進んでいるようです。このまま進めばいいのですが…。病院前のバス停で朋也は渚に誕生日プレゼントは何がいいかと訊ねますが、今年も渚はだんご大家族が欲しいと朋也にお願いします。今の2個でも存在感があるのに3個になったらどれだけ…。
 この時点ではもう見つからないと朋也は言い却下しますが、クリスマスの渚の誕生日の時、朋也がプレゼントしたのはピンク色のだんご大家族。朋也の努力あって見つけることができました。これでTVにはだんごが3個のっかることに…かな~り存在感がありますね…。大きさも原作以上かも。TVに乗っかっているだんごを見るたび笑いが~。だんご大家族計画は是非実現してほしいところ。その中でだんごを抱かせられる朋也も良い感じでした。

 正月。朋也・渚の家に春原がきりたんぽを持って渚の見舞いに来てくれます!笑う春原は相変わらずなんかかわいいですね~。3人のやり取りはやっぱり和みます。今回終わったらもう見れなくなると思うと…。
 大きくなった渚のお腹に触れようとする春原でしたが、ここで杏がそれを阻止!杏もまた相変わらずでした。また椋、ことみも渚の見舞いに来てくれました。ことみの着物姿が可愛すぎます~。わざわざアメリカから帰ってきてくれたようで。これは嬉しいサプライズ。久々に元演劇部メンバーが揃いました!皆渚の妊娠を喜んでくれていました。皆のおみやげも個性豊かですね。
 その後メンバーは居間に案内されくつろぎます。そんな中、今回出番のないキャラ達からの年賀状が出てきます。智代は家族と上手くやっているようで、有紀寧も不良の皆さんと上手くやっている様子。不良の両グループのメンバーも手を取り合い仲良くしているようで安心。仁科・杉坂も2人の妊娠を祝ってくれているようです。年賀状が妙にリアルで驚き。でも今思うとこの年賀状の皆はもうアニメの方で何もない限り出番ないんですよね…。ちょっと寂しくなりました。
 そして、今回の個人的な山場だと思っているところ!ここで朋也が何か思い出して春原に芽衣に渡してくれとCDを手渡します。それは…

「これ、芽衣ちゃんに渡してくれ」
「何これ?」
「芳野さんの新曲だよ。インディーズで活動再開したんだ」
「ロブ&スパニュー?」
「それ、ラブ&スパナなの」
「あんた、本当に高校出たの?」
「変わった曲名ですね」
「芳野さんと俺とで考えたんだ。
 これでもだいぶまともになったんだけどなー」
「ふ~ん」

 芳野が出したCD!どうやらあの過去話をした後に色々あったようです。CDのタイトルには「Love&Spanner」の文字が!!CDの裏面にもスパナがあるのが面白いです~。ジャケットもあの過去の歌う芳野みたいでカッコ良いです。ここはもう、ラブ・アンド・スパナきた~!!と一人大盛り上がりでした!もうアニメでは完全にはしょられるとばかり思っていたのでかなり嬉しかったです~!これで歌とかあったら最高でしたが、まあ芳野の過去話をやってくれただけでも良しとします。何にしろ、スパナがこうしてアニメでも出てきてくれて満足です。
 あとちゃんと朋也と芳野の2人でタイトルを考えたということになっていて良かったです。このタイトルにたどり着くまでの2人のやり取りも面白いですけどねー。ちなみにこのタイトルは朋也のことをさしていたりします。
 やっぱりアニメのアフターで残念だったのはやっぱり芳野・早苗のエピソードが削られたことですね…。どちらも結構いい話なんですが。もう少し尺があったら…と思えてなりません。ここはもう是非原作を!というしかないです。アニメを見た後プレイすると朋也の思っていることとか色々分かって面白いと思います。

 その後春原は朋也にある質問をします。それは視聴者も多分思っていたこと。

「父親になるって、どんな気分だ?」
「妙なこと、聞くんだな」
「私も興味ある」
「親になるって、どんな感じなんでしょうか」

 親になるということ。アニメでの最近の朋也・渚を見ていて気になっていたことの一つでした。ここの杏のアングルが何か気になってしまったり。何か不思議。
 その後春原は自分が今感じていることについて朋也にこう話します。

「僕はさ、親になるなんてまだ先の話だと思っていたんだ。
 でもお前らがそうなるって聞いて、
 いきなり身近なことに思えてきたんだよ。

 お前らの前でこんなこと言うのも何なんだけどさ、
 父親なんて、好きでなるもんじゃないと思うんだ。
 地震とか、雷とか、そういう天災みたいなもんだと思っている。
 だから、どんな気分でそんなもんになろうとしているのか、
 知りたいんだよ」

 いつになく真面目な春原にちょっとドキドキしました。でも春原の言っていることはとても分かる気がしました。やっぱり自分が親になるという想像はできないんですよね…。そしてその自信も持てる気はしません。ここの皆の興味深げな表情も良い感じでした。
 皆は答えを求めるように、朋也を見つめます。朋也もまた春原の真面目な気持ちに応えようと考え込みますが、結論はこの一言。でもその後ちゃんと朋也はどういうことなのか話します。

「さあな、分っかんね!」
「そんなんでいいの?」
「正直実感だってまだあるんだかないんだか分からない。
 ただ好きな人がいて、生きて生きたらこうなった。
 それだけだよ」

 朋也はそうさっぱりとした感じで、好きな人のために生きてきた結果がそうだったと語ります。きっと親はなるんだと思ってなるものではなく、自然にそうなっていくものなんでしょうね。この気分は自分がその時になるまでは分からないのかもしれません。朋也の話を聞いてモヤモヤが晴れた気がしました。
 それを聞いた春原もその朋也の言葉を聞いて納得した様子。笑いながらこう言います。

「あっはは!結局岡崎、お前な~んも変わっちゃいないな!」
「そうか?」

 そう言う春原の表情がなんだかとてもかわいかったです。作画が~。この春原の一言にも気持ちよいものがありました。その後春原も今の自分が思っていたことについてこう話します。

「ああ。なんだかさ、
 渚ちゃんとお前が遠くに行っちゃったって思ってたけど、
 でも案外、近くにいた。それが分かったよ」
「そうよね~本当は私もちょっと会うまで緊張していたのよ。
 2人が人生ず~っと先に行っちゃった気がしてさ」

 春原、杏のこの言葉は清々しいものがあって良かったです~。アニメでは更にそこを上手く補完してくれた気がします。確かになんか同級生がそうなったとか聞くと遠くへいっちゃったみたいな感じがしますけど、でもやっぱり変わらないものもあるんですね。なんだか納得です。
 また椋の問いにはことみが答えます。それは幻想世界に繋がること。

「命って、不思議ですよね。
 どこから行って、どこへ行くんでしょうか?」
「私ね、今、お父さんとお母さんと同じことを研究しているの」
「隠された世界のこと、でしたっけ?」
「うん、この世界のすぐ隣にあって、
 だれど、見ることも感じることもできない、もう一つの世界。
 でも意外とそうじゃないってことが分かってきたの!」
「そうなんですか?」
「うん、多分それは…」

 幻想世界もまったく干渉できない世界ではないということが分かってきたようです。ここの語ることみの表情も着物効果があって更によかったです~。で、ここからことみの詳しい解説が始まるのですがよく分からないです…。でも重力エネルギーが時空を超えて~というとすごいスケールですね…。
 でもことみの話はさすがにメンバーにも分からず、杏が分かりやすい説明を求めます。で、朋也がそれをまとめます。

「つまりこの世界と隠された世界は、
 深く結びついているんじゃないかってことか」

「そう!時間や空間や人の意識が不思議な形で響きあって、
 両方の世界を造り替えたり、新しい世界を生み出したり、
 そんなふうに影響し合っているのかもしれない。
 そういうことなの」

 これでこの世界と幻想世界が繋がっているということが明かされ始めてきましたね…。で、気になるのが光の玉との関係ですが、それはまだ先の話になりそうです。この時渚のお腹に触り考える朋也達の様子が妙に気になったり。このことを話すことみは本当楽しそうですね。ことみもまた自分の道を見つけたんだなと思ったり。ことみに関してはアニメでいい感じにまとめてくれている気がします。
 この後も皆で隠された世界について話を進めるのですが、

「私達の世界と私達の世界も何か関係があるんでしょうか?」
「そうかもしれないけど、違うかもしれないの。
 本当に世界は分からないことだらけ」
「どんなところなんでしょうね。隠された世界って」

 そんな話す中で、突然朋也の脳裏に渚の劇の時、幻想世界の風景が浮かんできます――。ここは突然で驚きました。アニメでははっきりと描いていますねー。朋也はそれに驚き、疑問に感じます。

『何だ…
 どうして急にあの時のことを思い出したんだ…?
 終わった世界の女の子。
 何故俺はあの物語を知っていたんだろう…?』

 これでなんだかこの先の展開にフラグが立ったような気が。朋也自身もまた自分がその世界に関わりがあることに気づき始めます。これはこの先が更に楽しみになってきました。
 朋也はそれを思い出した後、ことみにその世界でもこの世界のように皆でこうしていたりするのかと訊ねますが、それにことみは、世界は一つじゃないかもしれないと言い、そして椋も未来が一つではないと話します。

「隠された世界はひとつじゃないかもしれないの。
 いろんな世界がたくさんあるという説もあるの」
「藤林、お前いつだったか、占いの話をしている時、
 そんなことを言っていたな」

「はい、決まった未来が一つだけあるんじゃなくて、
 色々な可能性がある。今でも、そう思っています」

 これもまた光の玉の伝承と合わせて考えると様々な可能性が浮かんできて面白いです。でもことみと椋が話すことは深いことばかりですね…。この話は上手く今後の展開に絡んでくる気がします。アニメには本当感心です。
 その後は春原の横やりにより、いつもの賑やかな空気に。春原に相手が見つかる日はくるんでしょうか。それもまた謎です。いい気になっている春原へツッコミを入れる杏も良かったです~。演劇部メンバーが皆でいる時は本当見ているとこっちも楽しくなってきます!

 ある冬の日。朋也は前回秋生に連れられて来た場所へまた足を運びます。建設は着々と進んでいました。このシーンの前早苗パンが映ったのは何故?で、そう立ってみていると秋生もまたそこへ。この秋生の冬服結構好きだったり。OPのシーンを思い出します。秋生は朋也の肩に手を置き、こう話します。

「街は変わり続けていく。
 何もかも変わらずにはいられないんだ。
 人が生きていくってのは、そういうことなんだよ」

 ここでは移り変わる街の様子が映っていきます。スーパーと対比してみると商店街のおじさんが何だか切ない…。話を聞いていると秋生は平静そうに思えますが、ここの秋生の口を見ていると、それを秋生がどんなに悔しく思っているのか分かります…。朋也はそんな秋生を見てこう呟きます。
 
「でも、ここはあんたにとって大事な場所なんだろう?
 もし、この工事を妨害したら、渚は元気でいられるのかな?」

 朋也は次第にここと渚が繋がっているのではないかと思うようになっている様子。ここが渚と繋がっているとしたら…嫌な予感ばかり頭によぎります。でもそんな朋也の言葉に秋生は街が変わることは街の皆にとってはいいことだと言い、それは個人でどうこうできる問題ではないと言います。でも朋也はこの街が嫌いになりそうだと思いつめていきます…。
 そんな中、秋生は朋也に木は何本か残してもらうことにしたと話します。

「実はな、関係者に頼み込んで、
 木は何本か残してもらうことになっているんだ」

 ここもさらっと流されていますが、これもまた後の展開に関わってくることになるので忘れずに。秋生のともぴょんには笑いが。この木を巡っても原作では色々あってドキドキしましたが、アニメでは流されてしまうんでしょうか。あれはやってほしかったのですが…。
 その後渚は病院で出産するということが明らかに。渚を生かすために朋也もまた色々考えてきたようです。そんな中、外には雪が…。雲行きといい結構降ってきそうです。何だか不穏な予感しかしません…。

 ここから話は渚出産の話に。文字数オーバーのためその2に続きます。毎度すいません。TBは2に送っても大丈夫ですが、できればこの「その1」の方にお願いします。

 その2にはこちらからどうぞ~。



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Unknown (Unknown)
2010-01-30 17:31:24
何も変わらずにはいられないんだ
人が生きていくってのは
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コメントありがとうございます! (ソウキ)
2010-02-06 02:38:14
コメントありがとうございます。
それもとても力強さを感じるセリフでしたよね…。
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