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君は転んで血を流す

もう僕は夢のあとが見たいから

(アニメ)未来日記 第12話「受信圏外」 感想

2011-12-26 00:46:47 | 2011年 秋アニメ






最後は親父と一緒の道を歩んだのか・・・。




いやはや、なんとも切ないですね。この切なさは椿以来の切なさですかね。
逆に言うと、子供や爺さんではここまでの切なさは演出出来なかった、使命を背負ってるものならではの切なさっていうのか。
正義を追い求めて、正義の名の下に戦おうとしていた男が、結果的には罪人になって終わっていった。それも親父と同じ末路で。
そう考えると今回のおまけコーナーは笑えないかも。
最後の消えていく姿、
もっと言うと西島に告発された時の表情が忘れられません。
その言葉は最も言われたくなかった言葉だろうに、気が付けば息子の為に罪人になっていたという事実。
考えただけで余計に儚い気分になるけれど、よしんばあの場で勝利していたとしてもみねね様の暴露からは逃れられなかったと思う訳で
今ではなくもっともっと前から彼の人生は泥沼に浸かっていたのかもしれません。それももう、過ぎた話ではあるんですけどね。
でも実直に悪人とか卑怯って言葉で片付けられないのも事実だよなあ。現に、自分の家族があんな状態で日記渡されたらやらないとは限らないわけだし。
ずっと感想では書いてますけど、やっぱりこの作品は人間らしい作品でもあるんですよねえ。いやはや考えさせられましたわ。

一方で、雪輝も覚悟を決める、ようやく二人で一つになる事を決めました。
それは今回の引きから察するに、酷く軽率でもあった行為かもしれませんが、
個人的にはこれもある種の成長だと思うし、恩人という面を考慮して本格的に恋人になる事を決めたのでしょう。
そのツケがどう返って来るのか・・・?はこれから次第、そもそもこのまま良い感じになるかもしれないですし
その辺は明言こそしないですが、
結局は相手のダークな部分すら受け入れる覚悟=共犯、雪輝もまた一つの業を背負ってこれからは生きていくんだろうな。
なんにせよ、諦めてる最中はBAD ENDって設定が中々秀逸ですね。確かに惨めな気分の時は確実にマイナスに動く事の方が多いので
少年誌っぽいけどある種リアルとも言えますよね。仕事とかでもダウナーより頑張ろうって気分の方が成果でるしね。
由乃の「嘘でも嬉しかった」って言葉がまた健気で泣けるわあ。なんか益々先を観るのが楽しみですね。





椿ほどではないですが、相応に切ない気分に陥って、でもこの切なさは嫌いじゃない。
元々初期からだった故にそのカタルシスも大きかったですね。傑作回でした。

◆追記
あくまでwikiの知識でしかありませんが、防弾チョッキは同じ箇所に当たると破裂して貫通する事もあるらしいですよ。




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