うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

撮ったのかよ!→エーアールアイ?

2006å¹´09月02æ—¥ 11時07分09秒 | ã†ã¡ãªãƒ¼æ—¥è¨˜ï¼ˆæ²–縄編)
昨日の未明、久々に朝日放送の「探偵ナイトスクープ」を見ていたのですが(関西で8月5日に放送された内容)、その中で実に興味深い話がありました。
FOMAのSH902iのカメラのシャッター音に、「撮ったのかよ!」という男性の声が設定されているのですが、この「撮ったのかよ!」が、子供や外国人には「エーアールアイ」、もしくは「エーアイアイ」と女性が言っているように聞こえるというものです。(番組の内容は動画サイトYouTubeでも公開されています)若干、ホラーチックなつくりでした。
最初は私にも「撮ったのかよ」としか聞こえず、なんでそんな風に聞こえるのか疑問でしたが、番組の中で、(お馴染みの)日本音響研究所の鈴木氏がその理由を科学的に説いていました。それによると、「とったのかよ」という言葉は、ローマ字で「TOTTANOKAYO」となりますが、「T」、「K」のどちらの子音も短い音であり、「O ANO AYO」の音が強調されます。で、ケータイのスピーカーを介すると、「ae a  ai」と聞こえ、「エーアイアイ」とか「エーアールアイ」となるのだそうです。子供や外国人は、日本語の先入観が少ないため、「エーアールアイ」と聞こえやすく、逆に、一般の人は、「写真を撮る」という先入観があり、「撮ったのかよ」と聞こえやすいのだそうです。
そう説明されれば、なるほどと思うのですが、番組中、なかなか私には「エーアールアイ」とは聞こえませんでした。説明の後で音をスロー再生から徐々に早めていくシーンがあり、そこではっきりと「エーアールアイ」と聞こえました。かなり甲高い声で「エーアールアイ」と聞こえました。でも、同じ音を聞いているのに、全く違う言葉に聞こえるとは、なんだか怖くなってしまいました。
「探偵ナイトスクープ」では、これまでにも『関西の「アホ」と関東の「バカ」という言葉が使われる地域の境はどこにあるのか』など、興味深い事柄が取り上げられていて、今回の内容も、人間の言語理解に関わる内容で、学術的にも面白いものだと思います。
ちなみに、私はこれまで二回依頼を投稿しましたが、いずれも採用されませんでした。・・・・orz

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