経済を良くするって、どうすれば

経済政策と社会保障を考えるコラム


 *人は死せるがゆえに不合理、これを癒すは連帯の志

8/11の日経

2015年08月11日 | 今日の日経
 昨日公表の7月の消費動向指数は、季節調整値の前月差は-1.4と大きめの低下となった。景気ウォッチャーも、日経の見立てとは異なり、季節調整値では6月に続き低下している。7-9月期に入っても、アベノミクスが再失速の状態にあることが確認されたと言えよう。輸出の減退を停滞の理由とする見方もあるが、タイミングが早いし、製造業比率の低い北海道や沖縄でも停滞している。やはり、消費増税後のリバウンドが終わり、勢いがなくなったと見るべきだろう。

 昨日と今日の経済教室は、女性の活躍だった。日本は、「年功賃金」、「長期雇用」については他の先進国とあまり変わらず、「現業の熟練への処遇」、「管理職の遅い選抜」に特徴があるという、脇坂先生の指摘には耳を傾けたい。女性の登用には、出産時期の制約もあるから、早い選抜が必要だろう。一方で、そこで選に漏れた女性が非正規に押し込められるのでは困る。長時間労働の是正より、あまり指摘されない130万円の壁が問題だと思うが、いかがだろうか。


(昨日の日経)
 研究開発費3社に1社が最高額。ドイツにきしむ・トッド。経済教室・女性活躍・脇坂明。

(今日の日経)
 高級農産品をアジア直送。街角景気に猛暑効果。経済教室・両立支援策・大沢真知子。

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