藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)
はなバルーンblog
【要注意】「ドラえもん最強考察」について
6月25日に、晋遊舎より「ドラえもん最強考察」と言う本が発売される。
これは、「ドラえもん」の原作を元に読み解いたいわゆる「謎本」の類なのだが、この本が出来上がるにあたって私も意図せざる形で関わりを持ってしまった。その「意図せざる」部分について、放置しておくと誤解を招きかねないので、ここで説明をさせていただく。
この本の奥付には、著者「ドラドラ漫研団」の一員として私の名前が書かれており、また本文103ページからの「増刷ごとに変容する「セリフ」の謎」の章は「ドラちゃんのおへや」の「復元光線」コーナー、ほぼそのまんまだ。
だから、この本を読んだ方は、私自身が「復元光線」に多少手を入れて書籍用に再構成したのだと思われるだろう。しかし、事実はそうではない。私はこの本に対して「著者」と言える形では関わっておらず、「復元光線」からの「引用」をしていいかと頼まれたので、「私のサイトからの引用とわかる形でなら」という条件付きで許諾を出したに過ぎない。
実際に出来上がった本を見ると、「引用」と言うよりも「転載」としか思えない内容となっており、これは想定外だった。「引用」だと言うから、てっきり「復元光線」で紹介したセリフの変更例を元にして、独自の考察を試みるのだと思っていたのだし、だからこそ許可を出したのだ。
今の気持ちを正直に言うと、「騙された」としか思えない。この本には他のドラえもんサイトからも「転載」が行われているので、おそらく管理人の方々と晋遊舎との間には私と同様の経緯があったのだと思われる。各章の文体がバラバラなあたりは、編集者(実質的な著者か?)のやる気の無さが伝わってくる。
コンテンツを「転載」するだけではなく、勝手に「著者」の一員に加えられた件については、開いた口が塞がらない。このような低い志で作られた本の著者だと思われるのは、迷惑以外の何物でもない。各章の内容は、各サイトの管理人の方がしっかりと作った物であるだけに、このような形で出版物になってしまうのはもったいない事だと言わざるを得ないし、残念だ。
重ねて申し上げておくが、私はこの本にはあくまで「引用」を許可しただけで、「著者」としては全く関わりを持っていない。この点について、誤解なきようお願いしたい。
と、言うわけで、見事に騙された失敗談をあえて晒しておく。この記事を読んだ方が、このような詐欺的行為に引っかからないことを祈るばかりだ。ちなみに、見本が送られてきた時点で晋遊舎にはメールで抗議したが、本日までに返事は来ていない。もう明日は発売日前日であり、これ以上返事は待てないのでこの記事を公開した。おそらく、このまま黙殺するつもりなのだろう。本当に、やっかいなことに関わってしまったものだ。
これは、「ドラえもん」の原作を元に読み解いたいわゆる「謎本」の類なのだが、この本が出来上がるにあたって私も意図せざる形で関わりを持ってしまった。その「意図せざる」部分について、放置しておくと誤解を招きかねないので、ここで説明をさせていただく。
この本の奥付には、著者「ドラドラ漫研団」の一員として私の名前が書かれており、また本文103ページからの「増刷ごとに変容する「セリフ」の謎」の章は「ドラちゃんのおへや」の「復元光線」コーナー、ほぼそのまんまだ。
だから、この本を読んだ方は、私自身が「復元光線」に多少手を入れて書籍用に再構成したのだと思われるだろう。しかし、事実はそうではない。私はこの本に対して「著者」と言える形では関わっておらず、「復元光線」からの「引用」をしていいかと頼まれたので、「私のサイトからの引用とわかる形でなら」という条件付きで許諾を出したに過ぎない。
実際に出来上がった本を見ると、「引用」と言うよりも「転載」としか思えない内容となっており、これは想定外だった。「引用」だと言うから、てっきり「復元光線」で紹介したセリフの変更例を元にして、独自の考察を試みるのだと思っていたのだし、だからこそ許可を出したのだ。
今の気持ちを正直に言うと、「騙された」としか思えない。この本には他のドラえもんサイトからも「転載」が行われているので、おそらく管理人の方々と晋遊舎との間には私と同様の経緯があったのだと思われる。各章の文体がバラバラなあたりは、編集者(実質的な著者か?)のやる気の無さが伝わってくる。
コンテンツを「転載」するだけではなく、勝手に「著者」の一員に加えられた件については、開いた口が塞がらない。このような低い志で作られた本の著者だと思われるのは、迷惑以外の何物でもない。各章の内容は、各サイトの管理人の方がしっかりと作った物であるだけに、このような形で出版物になってしまうのはもったいない事だと言わざるを得ないし、残念だ。
重ねて申し上げておくが、私はこの本にはあくまで「引用」を許可しただけで、「著者」としては全く関わりを持っていない。この点について、誤解なきようお願いしたい。
と、言うわけで、見事に騙された失敗談をあえて晒しておく。この記事を読んだ方が、このような詐欺的行為に引っかからないことを祈るばかりだ。ちなみに、見本が送られてきた時点で晋遊舎にはメールで抗議したが、本日までに返事は来ていない。もう明日は発売日前日であり、これ以上返事は待てないのでこの記事を公開した。おそらく、このまま黙殺するつもりなのだろう。本当に、やっかいなことに関わってしまったものだ。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
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許諾をとらないで著作物の一部を転載するのを「引用」といいます。
なぜ許諾をとらないのかというと、その必要がないから。
以下は著作権法の規定。
32条(引用)
1.公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
48条(出所の明示)
1.次の各号に掲げる場合には、当該各号に規定する著作物の出所を、その複製又は利用の態様に応じ合理的と認められる方法及び程度により、明示しなければならない。
一 第32条〔・・・〕の規定により著作物を複製する場合
二 〔略〕
三 第32条の規定により著作物を複製以外の方法により利用する場合〔・・・〕において、その出所を明示する慣行があるとき。
2.前項の出所の明示に当たつては、これに伴い著作者名が明らかになる場合及び当該著作物が無名のものである場合を除き、当該著作物につき表示されている著作者名を示さなければならない。
晋遊舎側がどんな風に「使わせてほしい」と連絡してきたのか分かりませんが、先方はおそらく貴ブログ主が「好きに使っていいよ。名前はいれてね」と返事してくれたのだと解釈したんですよきっと。
つまりブログ主さんにも行き違いの一因があるように思います。原因とはいいませんが。
私も著者の一員になっててびっくりしました……
「引用ではなく、参考にする」という形で了承していたつもりですが、画像まで転載されている上にあのような記載になっていて驚いています。
動揺してしまってまだ抗議とかをきちんとできておらず、ほかの著者扱いの皆さん(お名前は以前より拝見しております)はどう思っていらっしゃるのか気になっていました。
(サイトのほうには、見本誌が届いてすぐに著者ではない旨を掲載しました)
来週になってしまいそうですが、私のほうからもメールを送ってみようと思います。
引用の定義については、存じておりました。
ですから、「許諾はいらないのに、わざわざ連絡してくるなんて、律儀な出版社だなあ」と思ってしまったわけです。
しかし、今回の本が「引用」の範囲を超えて「転載」していることは、明日出る本をご覧いただければ明らかですので、ぜひ書店ででもご確認下さい。
◆藤村阿智さん:
コメント、ありがとうございます。やはり、そうでしたか。
他のサイトの方がどうだったか、こちらから連絡を取ろうかと思っていたところです。
こうなると、やはりどのサイトの管理人の方にも同様の「引用」許可を求めていたのでしょうね。
私も、今後、何かあればブログ等で事態の推移をお知らせしますので、お互い、黙殺で誤魔化されないように頑張りましょう。
過去に『一億人の手塚治虫』なる本が全編「引用」でできていました。「引用」の定義を拡大解釈したのですね。その後廃版になりましたが。
正しい引用の方法がsistに定められていたような(論文だけかな??)。
基本守らなければならなかったはずなので、引用が分かるように括弧書きとか斜体で表現かつ直後もしくは注に記載がないのはよろしくないかと。
通りすがりでした。
他にもいくつか要件がありますが、今回の本がそれを満たしているとは思えません。詳しくは、Wikipediaなどに載っております。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%95%E7%94%A8
今回の文章の使い方が「引用」ではないと言うのは譲れない部分ですので、ここははっきりさせたいと思っています。