gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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とらドラ!第21話『どうしたって』の感想レビュー

2009å¹´02月26æ—¥ 04時19分43秒 | ã¨ã‚‰ãƒ‰ãƒ©ï¼
崖下に落ちた大河を助けに行こうとしたみのりん。
それを遮って自分が行こうとした竜児の表情に、彼の本心が表れている気がするお話です。
更にはその表情から、竜児の決意と本心を一瞬で読み取ってしまうみのりん…というところまで細かく描写されていて鳥肌でした。

もう2度と大河を1人にしないと誓いながら先に進む竜児。
彼自身はそれを恋愛感情だと認識してはいませんが、そこまで強く相手の事を想う気持ちを表すのに、他のどの言葉を当てはめれば良いのでしょう?
ここは、自分の心を客観的に自覚するより先に、本能的に行動で体現していると見ても良いのではないかと思います。

崖下にいた大河ですが、頭を打って出血までしていました。いつものように暴れても無傷なコメディパートではなく、竜児達が来なければ危うく…という状況。
竜児の背で揺られ、朦朧とする意識の中、竜児のゴーグルに手が触れた大河は、それを北村のメガネと誤解してしまいます。

『…竜児かと思った…こんなとき、助けに来るのは…絶対、竜児だって…ごめん…ごめんね。…北村くん、あのさ、…ご利益ないねえ…失恋大明神。…お願いしたこと、全然叶わないんだもん。…この気持ち、全部消して…私を、強くして、って…だめだよ、全然。』

先週のアバンで映っていた、初詣の2人。
その真実がコレだった訳ですね。
大河と北村が内緒にしていたのも当然。
自分の気持ちを竜児に気取られないようにしつつ、竜児がみのりんとうまくいくようにすることこそが大河の望みだったのですから。
竜児のみのりんへの想いを一番側で見続けてきた大河。
親友であるみのりんの中に、少なからず竜児への好意を感じ取っていた大河。
そんな大河だからこそ、自分の気持ちにフタをして、ここまで頑張って来たわけですが、消そうとしても消せないほどに、竜児への想いは強く降り積もっていました。

『…どうしたって、竜児のことが…好きなんだもん…!』

この世で唯一、聞かせてはならない相手に、本当の気持ちをさらけ出してしまった大河。
彼女の意識は完全には覚醒していない状態ですから、自分が何を、誰に話したかは不明瞭なままです。
しかし、竜児はその全てを聞いてしまいました。
はからずも不意打ちの告白をされた竜児。
コレはいよいよ正念場ですね!

また、修学旅行という、いつもと違う環境の中で、他のメンバー達にもいざこざが。

北村を好きな木原が、能登と口論になってしまったのは、彼女が本気で北村のことが好きだから。
しかし、当の北村は完全にその気持ちには気付かず、かえって木原を傷つけることに。
好きの反対は嫌いじゃなくて無関心、というやつですね。
木原の『恋に前向きな姿勢』は、ここまでもちょこちょこ描かれていてかわいらしかったんですが、好きな男から完全にアウトオブ眼中だったと言外に告げられてしまったら、泣いてしまうのも仕方ないところかと。
普段気配り出来る北村だけに、本当に気付いてなかったことがわかる分、余計に辛いですね。

で、木原は大河が北村に気があると思い込んでいるわけですが、それを『誤解』だと理解していたのがみのりん。
みのりんは、『大河が竜児の事を好き』だと理解していたので、木原が誤解していることを理解できた、というのが興味深いですね。

みのりんは『何事も無かったように』竜児に相談を持ち掛け、しかも、それとは知らずに大河から渡されたヘアピンを装着。
それは竜児がクリスマスにみのりんに贈るつもりだった物。
一切合切を無かったようにみのりんが振る舞うこと、また、竜児からのアプローチにはまったく乗ら無いことは、竜児にもそうすることを強要しているも同然です。
ヘアピンの真実を告げるということは、それに逆らうこと。
みのりんに合わせて関係を続けるには、自分の気持ちも無かったことにしてしまわないといけないという事に気付く竜児が見ていて辛すぎです。

(この辺りは原作ライトノベルの地の文を読むと更に詳しく伝わってくるので、機会があれば是非お読み下さいませ。)

ともかくも、木原の誤解を解き、修学旅行を仲良く過ごそう!と、ある意味生ぬるい提案を掲げていたみのりんでしたが、それに待ったをかけたのが亜美でした。

竜児からの告白を拒絶し、その後も関係を壊さないようにと目を背け続けたみのりん。
それを見ていた亜美の堪忍袋の緒が遂に切れてしまいました。

単にみのりんをイジメたい訳ではなく、竜児への気持ちがあり、また竜児から想いを寄せられているのにも関わらず、大河に譲ろうとするみのりんという構図を見極めた上での挑発。
亜美の竜児に対する気持ちが真剣なものであるからこそ、口に出すのを止められなかったというのがリアルで切ないですね。

しかも、それを後悔していて、翌日竜児に懺悔するのが更に切なさ倍増です。
自分の言葉がみのりんを傷付けることもわかっていながら、それ以外にみのりんに本心を語らせる方法もなく、言わずにいられなかった亜美の複雑な心境が伝わってきました。
そんな彼女の機微に気付いてあげて竜児!と思わざるを得ません。

そこに間が悪くソリで突っ込んでしまうみのりんと大河。
昨日は手打ちにしたみのりんでしたが、もちろん彼女も全てを流せた訳でなく、掴み合いに発展。
竜児を巡っての修羅場なんですが、それを目の前でやられていても気付けない竜児。
さすがに亜美が竜児にバカと言ってしまうのも無理ないかもと、少し同情してしまいます。
(^_^;)

しかし、大河が居なくなっていたことには気付いた竜児。
この辺りにも、心のウェイトにしめる割合が見えるような気がしますね。

飛んだヘアピンを追い掛けたのが大河の消えた理由でした。
結果的にはそれが大河発見の手掛かりとしても機能したわけですが、大河の行方だけでなく、彼女の本心を見つけるキッカケになったのが、みのりんへのプレゼントだというのはある意味皮肉だったような気がします。

次回、第22話、『君のいる景色』

大河の気持ちを竜児はどう受け止めるのか?
その時、みのりんは、亜美はどう動くのか?
最後まで追い続けないと!
(*^-^)b



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