gurimoeの内輪ネタ日記（準備中）

電撃文庫のラノベ、『アクセル・ワールド５―星影の浮き橋―』（川原礫先生原作、ＨＩＭＡ先生イラスト）が発売中です。
例によって表紙は黒雪姫先輩。
アバター姿も相変わらずお美しいですが、このドレス、胸部分の生地どうなってるのーーー！？（爆）
未来とは言え女子中学生なのに、非常にけしかりませんｗ

お話的には、前回までの追い詰められまくりな雰囲気から一転、新実装された宇宙ステージの頂上を目指す、熱いレーシングバトル展開になっています。
いつもの格闘ゲーム仕様のバトルも熱いですが、たまにはこんな目新しい余興があるのも面白いですね。
設定的にも、お祭りチックなボーナスステージのようなものとして盛り上がるわけですが、前巻で仲間になった“スカイ・レイカー”楓子さんの掘り下げだけでなく、クロム・ディザスター事件の新展開あり、敵対組織の暗躍ありと、盛りだくさんの内容にテンションが上ります。

もっと細々と引っ張るのかと思っていたので、スピーディーな展開には驚かされましたが、伏線というか、伏せられていた設定から状況が色々と進展を見せて行く流れには矛盾も無く、恋にバトルにシリアスにギャグにと、それぞれバランス良く楽しめる作りが好印象でした。

ハルユキと黒雪姫先輩のお互いを大切に想い合う心と心、魂と魂同士の繋がりについては今更言わずもがななので目を瞑るｗとして、楓子さんやパドさんとの仲が急接近していく描写には嫉妬せざるを得ない件ｗ
ここぞという時にそれだけの行動力を見せたハルユキを賞賛したい気持ちはあるのですが、チユリやニコだけでなく、出てくる女性全てと良い感じの関係を築いてしまうとは、テラウラヤマシスｗ
というか、戦友的関係からお互いを認め合うようになったパドさんはともかく、黒雪姫先輩の存在をしっかりと認識しているはずの楓子さんが、思ったより積極的にアプローチしてくるのがニヤニヤでした。
極冷気クロユキスマイルに真空波レイカースマイル…なんという恐ろしい必殺技でしょうｗ

さて、そんなリア充ハーレム王一直線のハルユキではありますが、独特の勝負勘というか天性の嗅覚で宇宙ステージの存在を嗅ぎつけたり、多くの人の力添えを受けつつも逃げずにアクシデントや己との戦いに打ち勝っていく姿など、物語の主人公として逞しく成長して行く様子が熱かったです。
ブレイン・バーストを単なる勝ち負けを決める道具としてではなく、最高のゲームとして心から楽しもうとするスタンスや、黒雪姫先輩の騎士として彼女を守り抜き、その悲願を達成する手助けをするという誓いなど、実力を伸ばしながらも初心を忘れず、更なる進化を求め続ける求道者＝理想的なプレイヤーとしてのスタイルを崩さなかったのが好印象でした。

逆に言えば、そんな信念すら闇で覆ってしまおうとするクロム・ディザスター恐るべし！というわけですが、エピローグ部分の引きを見る限りでは、希望もまた失われていないご様子。
今巻での事件を経てますます混迷の度合いを深めそうなバースト・リンカー同士の鬩ぎ合いですが、レギオン同士の領土争いを含め、新たなるステージ、新たなる力がどの様なパワーバランスをもたらすことになるのか、２０１０年秋頃発売予定の６巻を楽しみ待ちたいと思います。

８月にはソードアート・オンラインの５巻も発売されますし、このまま良好な刊行スペースが維持されていくことに期待したいですね。

気になった方は、是非チェックなさってみて下さいませ。


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