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現実世界のパラレルワールド

2009-01-15 22:46:12 | Anime(アニメ・コミック)
■アニメ「とある魔術の禁書目録」---第15話「御使墜し(エンゼルフォール)」

提供バックのシーン選択に、スタッフのちょっとした悪意を感じたのは、私だけではないはずだ(ぇ

おそらくは今話あたりから、OP曲「masterpiece」<川田まみ>に変更されるのかな---と予想していましたが、残念ながら今回はまだ「PSI-missing」のまま。
ちょうどエピソードが切り替わるタイミングですし、此処で変更しないというのは展開を先読み(ネタバレ)させないためなのか、それとも安に新OPアニメの制作が遅れているからなのか。

ともあれそれはまた次回以降に期待するとして、今話からは原作4巻のエピソードへと突入。
アニメ第1~6話(原作1巻)、第7~9話(原作2巻)までの魔術サイド、そして第10話~前話(原作3巻)までの科学サイドの物語に続いては、再び魔術サイドへと方向を傾け、本編としては初となる“学園都市の外”を舞台として展開されるエピソードに。
それにしても“何故にいきなり海なのか、もしかしてサービス回なのか”と思われた方は…まぁ、あながちそれも間違ってはいない(w)と思いますけど、どうして当麻が“学園都市を追い出されるように”海へと赴かざるを得なかったのか、アニメではその理由がちょっと説明不足なので補足しておくと---前話において、学園都市最強の超能力者(レベル5)である一方通行(アクセラレータ)を、レベル0(無能力者)である当麻が倒してしまった“事実”により、実験は中止に追い込まれ万事解決…となれば良かったものの、今度はその“事実”が噂として広まってしまったがために、あの最強のレベル5を倒したレベル0=当麻を倒すことで、自分が学園都市最強の称号を得られると思い込んだ輩たちが騒ぎ出してしまったことから、それを情報統制で治えるまでのしばらくの間、その張本人を学園都市から外に厄介払いしてしまおうという“お偉い方”の決定によって、唐突に海、しかも巨大クラゲ大発生で客足ゼロに等しい海岸へと、あくまでも保護者同伴で(※そもそも学園都市から外社会に旅行に出ること自体、機密保持云々の観点から相当な手続きと、保証人=この場合は親が必要となる)追いやられた---というのが事の真相w
まぁ流石に、諸々の事情から“一方通行を倒した所為だ”なんてことを小萌先生から語らせる訳にもいかないので、本編では“上が五月蝿い”みたいな表現になっていましたが、それならそれで「やっぱ、あの所為だよなー」という感じの当麻のモノローグがあっても良かった気が。

そうして当麻は、“何故か「臨時発行(ゲスト)ID」が発行されていた(しかも本人画像の手にはネギがw)”インデックスと共に海へとやって来たものの、原作ではやはり現況説明の後、いきなりトンデモ展開になってしまったのと異なり、アニメ版では当麻の家族が遅れて到着するまでを、インデックスと2人だけの時間として消化、ある意味ではこれからの異常事態を前にしたワンクッションと言えないでもない内容が追加され。
果たして前話までが重い展開だった分、こうした日常(?)的なシーンは落ち着くものの、やけに艶かしいインデックスの水着の描写やら、ジャミングほぼゼロの入浴シーン、そして(事故で)エロチャンネルが映ってしまった時のリアクションなど、インデックスをクローズアップする描写の数々は、まるで此処数話で不足気味だった彼女の存在感を補充するかのようであり、それでいて(先述の)異常事態における、色々な意味での破壊力を増すためのお膳立てのようにも思えw

また保証人---当麻の父・刀夜と母・詩菜と、記憶喪失になって以降に初めて顔を合わせるという設定に変更されているあたりは、原作では“当麻がインデックスの一件で入院した(記憶喪失になった)際、実は病室に見舞いに来ていた”なんて割と重要な要素を、原作4巻の文中でサラッと流してしまっていた分、こうして“顔も分からない両親とどう接したら良いのか”と思い悩む当麻を描く=あくまでも当麻は記憶喪失であると再強調するためにも、巧いアレンジだったかなと。
もっとも、そうしてサラッと流している自体、原作における伏線のひとつでもあると考えられるのですけど、今回のエピソードの謎解きを考えれば、アレンジされた設定の方が(当麻の思考上の)矛盾も少なく、また分かり易いですからね。

そして幕を開けるパラレルワールドw
インデックスが詩菜に、美琴が従妹の竜神乙姫に、御坂妹が、ステイルが、小萌先生が、黒子が、カエル顔の医師が---そして青髪ピアスがインデックスに、まるで「中身」と「外見」が入れ替わったかのような、途轍もなくカオスな状況になってしまった世界で、ひとり困惑する当麻。
直前に“本当の”インデックスの水着姿を堪能した分、この青髪ピアス(中身:インデックス)の水着姿の破壊力と来たら…アニメ版でより一層に気持ち悪くなったこの有様を、いったいどう表現すれば良いのやら;
ちなみに御坂妹が旅館の女将、ステイルが同・番頭の外見になっていましたが、原作ではステイルが海の家の店主、御坂妹がその店主の娘の外見になっていて、御坂妹(の外見)に至っては、黒い海パンの上にエプロンという“擬似裸エプロン”状態だっただけに、これは原作そのまま行って欲しかったと(マテ
まぁ、その分の補填は、美琴(中身:乙姫ちゃん)のキャミソール姿からこぼれかけている生t(爆

事態が混乱を極める中、当麻は夕暮れの階段にて、ロシア成教の「殲滅白書」のメンバー・ミーシャ=クロイツェフに加え、イギリス清教の「必要悪の教会(ネセサリウス)」のメンバー・神裂火織、そして何故かこの場所にいるクラスメイトの土御門元春に出会い、いまこの世界で起こっている事象---「御使墜し(エンゼルフォール)」 によって、全世界の人々の外見と中身がごちゃ混ぜとなり、一部を除いて誰もこの異常事態に気が付いていないという事実を知ることに。
それでは神裂や土御門、ミーシャは何故無事なのか…という疑問は後回しに、そうしてこの「御使墜し」に直面しながら、当麻はふと浮かんだ疑問を口にし、やがて返って来た答えに驚愕する---友人・土御門元春もまた「必要悪の教会」のメンバーとあるということに。
という訳で、この「禁書目録」冒頭から話に絡んでいた土御門の正体が明らかになったのですけど、彼についてはこれからもっと様々な側面が現れ、今後は当麻と行動を共にする事もあれば、また…という感じで非常に重要な役割を秘めたキャラクターになっていくものの、それはまた次回以降にでも。
それにしても、よもやの「幻想殺し」グローブに吹きましたわw

ところで、原作ではミーシャの登場は(このエピソードの)もう少し後になるのですが、それが前倒しされて、既に神裂・土御門とも合流してしまっている点、それに加えて、本来ならば小萌先生(中身:レポーターの古森さん)が読み上げるニュースは、死刑囚・火野神作の脱獄を伝えるものだったはずだけに、それが別のものと摩り替わり、またミーシャが登場してしまっている点、更に次回予告では既に上条家へと踏み込んでいる点を鑑みれば、ひょっとして火野の出番完全削除ですか?
なにやら原作2巻をアニメ化した際における、アウレオルス・ダミーと同じ状況になっている気がしないでもないですが、勿論に表現上の問題で厳しい部分もあれど、これではミスリードを誘発させる要因が無くなってしまうのではないかと。
それでも逆に、火野の存在はそれだけでしかないと言えばそうなりますし、このエピソードの鍵になるのはまた別の部分なので、大して問題は無い…のかもしれませんけどね。

こうなると、今話と併せて3話分(第15~17話)程度で原作4巻を消化出来るペースになりますけど、残りは7話…それを原作5巻だけで使い切るには、やや尺が長いようにも思えるだけに、どうやら原作6巻も今回のシリーズに含まれているとみて良いのかな?
これは本当に、新OPアニメの内容が楽しみになって来ましたわw

次回---第16話「父親(かみじょうとうや)」

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