今日は、愛知県高校PTA連盟の総会&講演会でした!
わたしはPTA副会長として参加♫
今回の基調講演は、志賀内泰弘さんの
「ギブアンドギブで上手くゆく 〜幸せな人生を送るために必要な3つのこと〜」
もともとわたしは「ギブ&テイク」って言葉は好きじゃなくて、「ギフト経済」だったり、自分の講演でも「優しさは連鎖する」って話しもしてるくらい。
なので、「新鮮」というよりも「そうだよね!」って感じで聴かせていただきました。
でもこれを、高校の先生方が聴いて下さってるのは嬉しかった。
私のざっくり書き出しをまとめます(覚え書き)。
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「客家(はっか)の法則」
この丸い建物には、200家族700人くらいが住んでいる少数民族。
ここに住んでいる人達には1つのルールがある。
それは「右隣の人に親切にされたら(右の人ではなく)左の人に親切返しをする」というもの。
まぁるい建物なので、そうするとまわりまわって自分に返って来る。
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「利他(りた)の心」 京セラをつくった稲盛和夫さんの言葉
「欲、すなわち私心を抑えることは、利他の心に近づくことです。この自分よりも他者の利を優先する心は、人間の備えたすべての徳のうちで特上、最善のものであると私は思っています」
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「情けは人のためならず」
人に情けをかけるのは、その人のためになるばかりでなく、やがてはめぐりめぐって自分に返ってくる。
人には親切にせよという教え。
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他の誰かに違う形で先贈りして善意を広げていくこと
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手の中にあるものを手放してしまえば心は満ちる
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道義を優先させ、利益を後回しにすること
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「用いることを先にし、利益は後から」とした富山売薬業の基本理念
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「恩送り」
「積善(せきぜん)の家には必ず余慶(よけい)あり」
「損と得とあらば損の道を行くこと」ダスキン経営理念
こうした商いの基本をないがしろにしては商いは成り立たない。
しかしこれは商いだけの話ではない。仕事のときだけものの考え方を変えるというのは難しいのであり、結局のところ人間そのもののあり方を変えなければならないのである。
「たらいの水」 二宮金次郎
相手にあげようと押すと、こちらに帰ってくる。
「地獄と極楽の話し」
右の方から泡が飛んできて、左の人の肘が当たる「地獄湯」。
一方、同じ風呂でも、右隣の人の背中を洗ってあげる。
その人が隣の人の背中を洗ってあげる。
円になって背中を洗っていくとぐるっと回って自分も背中を洗ってもらえる。
同じ風呂なのに「地獄湯」と「極楽湯」がある話し。
「無財の七施」
これは、金も物も名誉も地位もない人でも、布施しようという心さえあれば、七つの施しができるということです。
①眼施(がんせ)
やさしい眼ざしで、周囲の人々の心を和ませるように努めることです。
「目は、口ほどに物を言う」とか、「目は、心の鏡」ともいわれますように、人間の目ぐらい、複雑な色合いを映し出すものはありません。その目に湛えられた和やかな光は、どんなに、人々を慰め励ますことでしょう。特に、過失を犯して悲嘆にくれている時などは、更生への愛撫となりましょう。
②和顔悦色施(わがんえつじきせ)
といいますのは、やさしいほほえみを湛えた笑顔で、人に接することをいいます。
心からの美しい笑顔こそ、まさに人生の花でありましょう。
純粋無垢な笑顔に接する時、人は一瞬、人生の苦労を忘れ生き甲斐さえ感じます。
笑顔は周囲全体を和ませ、トゲトゲしい対人関係をスムーズにします。
③言辞施(ごんじせ)
やさしい言葉をかけるように努めることです。
ツルゲーネフが、ある時、玄関先に立った物乞いに、何一つ与えるものがなかったので、済まないなぁの念いから、相手の手を握りしめて、「兄弟!!」と涙ぐみました。
永年、多くの人から色々の物をもらったが、あの時ほど嬉しかったことはなかったと、彼は述懐したといいます。
心からの優しい言葉は、どんなに相手を喜ばせるか計り知れないものがあります。
④身施(しんせ)
自分の肉体を使って、他人のため社会のために奉仕することです。いわゆる無報酬の労働です。
⑤心施(しんせ)
心から、感謝の言葉を述べるようにすることです。
「ありがとう」「すみません」のたった5文字の音声ですが、世の中を、どんなにか住みよく明るくするか知れません。
⑥床座施(しょうざせ)
場所や席をゆずり合う心遣いをいいます。
乗り物の座席の取り合いから、権力の座の争奪にいたるまで、いつの世相を見ましても、いかに、床座施が必要かが知らされます。
少しでも床座施の心があれば、この世は気持ちよく住みやすく変わるでしょう。
⑦房舎施(ぼうじゃせ)
訪ねて来る人、求めて来る人があれば、一宿一飯の施しをして、その苦労をねぎらうことをいいます。
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レクサス星ヶ丘店の警備員さんのお話
「千人分の顔や車種を記憶 レクサスのスゴ腕販売員」
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO85435650Y5A400C1XV6000/
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「乞食と天使」
いつもよく働く靴屋のもとへ、あるとき、天使が現われました。
乞食の姿になって・・・。
靴屋は乞食の姿を見ると、うんざりしたように言いました。
「おまえが何をしにきたかわかるさ。しかしね、私は朝から晩まで働いているのに、
家族を養っていく金にも困っている身分だ。ワシは何も持ってないよ。ワシの持っているものは二束三文のガラクタばかりだ」
そして、嘆くように、こうつぶやくのでした。
「みんなそうだ、こんなワシに何かをくれ、くれと言う。そして、いままで、ワシに何かをくれた人など、いやしない・・」
乞食は、その言葉を聞くと答えました。
「じゃあ、わたしがあなたに何かをあげましょう。お金にこまっているのならお金をあげましょうか。いくらほしいのですか。言ってください」
靴屋は、面白いジョークだと思い、笑って答えました。
「ああ、そうだね。じゃ、100万円くれるかい」
「そうですか、では、100万円差し上げましょう。ただし、条件が1つあります。100万円の代わりにあなたの足をわたしにください」
「何!? 冗談じゃない! この足がなければ、立つことも歩くこともできやしないんだ。やなこった、たった100万円で足を売れるもんか」
「わかりました。では、1000万円あげます。ただし、条件が1つあります。1000万円の代わりに、あなたの腕をわたしにください」
「1000万円・・・!? この右腕がなければ、仕事もできなくなるし、可愛い子どもたちの頭もなでてやれなくなる。つまらんことを言うな。1000万円で、この腕売れるか!」
「そうですか、じゃあ、1億円あげましょう。その代わり、あなたの目をください」
「1億円・・・!? この目がなければ、この世界の素晴らしい景色も、女房や子どもたちの顔も見ることができなくなる。駄目だ、駄目だ、1億円でこの目が売れるか!」
すると、乞食は言いました。
「そうですか。あなたはさっき、何も持っていないと言ってましたけれど、本当は、お金には代えられない価値あるものをいくつも持っているんですね。しかも、それらは全部もらったものでしょう・・・」
靴屋は何も答えることができず、しばらく目を閉じ、考えこみました。
そして、深くうなずくと、心にあたたかな風が吹いたように感じました。乞食の姿は、どこにもありませんでした。
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「正直と誠実」
ギネスを撤回したお話 https://ameblo.jp/tmasa7726/entry-10651336212.html
……………けーちん感想……………
良いお話をたくさん聴かせてもらったよ!
学校の実績とか、事なかれ主義とか、保守とかじゃなく、生徒ひとりひとりの気持ちを尊重してくれる学校ばかりになるといいなぁ!って思った。
そして、3分間で「感謝している」ことを思いつくだけ書き出すワークで、私が書いたこと
◯私の子に生まれてくれたU子
◯私の子に生まれてくれたNちゃん
◯いつも優しいけーすけ
◯大事にしてくれるじーじ
◯愛情いっぱいのばーば
◯優しい義父ちゃん
◯優しい義母ちゃん
◯優しい高橋家のみんな
◯仲間たち
◯手伝ってくれるゆみっぺ
◯旭の自然
◯可愛いサバ
◯子どもたちに優しくしてくれたせーちん
◯(今日お昼を特別に用意してくれた)ぽろの稲垣くん
◯(名古屋まで連れてきてくれた)名鉄
◯(電車で優しかった)隣の人
◯(Nちゃんが大好きな吹奏楽の先生) さとさと
◯(U子を幸せにしてくれる)K
◯U子のバイト先の人たち
◯U子が大好きな音楽たち
◯今日総会の準備をしてくれた役員さんたち
◯場所取りしててくれた校長先生
◯(次女が通ってる素敵な)H高校
◯素敵な旭中学校
◯(Nの親友)あかねちゃん
◯ Kを育ててくれたお母さん
◯(ゆみっぺがバイトに来れるように協力してくれてる)りゅうちゃん
◯愛用してるアイミーブ
◯田んぼや畑たち
◯農作物を作ってくれるお日様
◯美味しい山の湧き水
◯薪ストーブの薪 ←ここまでで終了の合図
なんと、書き出せたの32個!!!!!
どんなにお金持ちでも、感謝の気持ちが乏しくて、人の欠点ばかりに目が行って、人を見下すことしかできなかったら、幸せとは言えないもんな。
日々の暮らしが感謝の気持ちいっぱいでいられることを幸せだなぁとしみじみ思いました!
あらためて、愛知県高P連のみなさま、ありがとうございました♡