アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

目の前の北朝鮮をまず先に何とかしろよ

2010年12月02日 22時33分51秒 | 職場人権レポートVol.1
 当ブログの中の、当該「職場人権カテゴリー」の記事については、この記事を以って一旦小休止とさせてもらいます。というのも、当カテゴリーでは、自分のリアル職場における労働問題を主に取り上げてきた訳ですが、その内容のリアルさ故に、「ブログでの公開には馴染まないのではないか」「出来れば非公開にしたほうが良いのではないか」というアドバイスを、実は複数のブログ仲間から戴いていました。それに対しては、これまでも実名を伏せるなどの措置を施してきた訳ですが、今後の事も考えて、この際、仲間の忠告を受け入れる事にしました。

 しかし、そうなると今度は、従来の公開ブログの記事更新、職場新聞への再編集・発行・配布に加え、非公開の「職場人権レポート」記事更新まで、やらなければならなくなります。そこまで来たら、もう実生活にも差し障りが出かねませんので、当面「職場人権レポート」については、小休止させてもらう事にしました(ひょっとしたら、また何かの折に復活させるかも知れませんが・・・)。
 今回が、その最後の「職場人権レポート」記事です。言いたい事はまだ山ほどあれど、言いだせばキリが無いので、とりあえずこれだけは・・・。

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 作業中に流すBGMの中で、滝よう子の「黄色い風船」と、スターウォーズ・エピソード3の「ア・ロング・タイム・アゴー」を、同時に流すのだけは止めてくれ!「風船」を流し始めたと思ったら、今度はいきなり「スターウォーズ」を大音量で流し始めて、「風船」もお経みたいに流し続けるな!どちらかにしてくれないと、頭が変になる。
 しかも情けない事に、うちの会社の社員と来たら、この程度の事すら上(元請など)に言えないのだ!何故なら、「我々は下請けの作業会社だから」だそうだ。

 では言い換えよう。単なる「下請け」としてではなく「人間」として、こんなムチャクチャなBGMの流し方は止めさせろ。別に金や手が掛かる訳じゃなし、掛け合って流すのを止めさせるか、流すのはどちらか一方にすれば、それで済む話だろう。
 本来、作業効率を上げるために流すのがBGMだろう。それがこれでは逆ではないか。食事に例えるならば、ご飯の上にいきなりラーメンを汁ごとぶっ掛けられて、「さあ食え」と言われているようなものだ。これでは、まるで奴隷並みの扱いではないか。

 そんな事も言えない社員や幹部や会社なら、別に要らない。バイトだけで充分だ。そうすれば、バイトの時給も員数も契約時間も削られずに済む。
 それが、上には何も言えず、しかし自分の今の地位だけは守りたい。それで全部バイトにしわ寄せするのか。それで、よくも「雇用確保」だの「従業員の事も考えている」だのと、臆面も無く言えたものだ。自分の保身しか頭にないくせに。

 この間いろんなニュースがあった。北朝鮮による延坪島砲撃事件で韓国の民間人に死傷者が出た。北朝鮮の蛮行は許し難いものだ。しかし、大多数の人間にとっては、北朝鮮叩きも、ただの日頃の鬱憤晴らしのネタにしか過ぎない。主権在民や法の下の平等を定めた憲法がありながら、皇族やアメリカや大企業には何も言えず、何も言えない鬱憤を北朝鮮にぶつけているだけではないか。そんな暇があるなら、この目の前の奴隷状態を、まず先に何とかしろよ。

 みんな、これが当たり前だと思っていないか。ところが実際は、「ウチの会社の常識は世間の非常識」なのだ。
 世は正にネット時代。「ここの会社何か変だ」という噂も、既に大分以前から、「2ちゃんねる」や口コミなどを通して、物流業界の取引業者や派遣バイトの間に広まっていたのだ。だから、これが当たり前なんて思っていたら、転職した時に苦労するぞ。
 それを、今さら「臭い物に蓋」で写真撮影を禁じた所で、何の屁の突っ張りにもなるか。

 そんな現状に対して何も言えず、いつまでもグチグチと、奴隷同士で互いに傷口を舐めあうばっかりで。それも、もう止めにしないか。
 最初は愚痴でも良い。労働組合も、最初はイギリス産業革命時代のパブでの労働者の愚痴から始まったのだから。でも、いつまでも愚痴ばかりでは、全然進歩がないじゃないか。そんな無意味な愚痴なら、しないほうがマシ。愚痴るだけ損。
 そんな暇があるなら、他にもっとやるべき事が幾らでもある筈だ。いつまでも井の中の蛙であってはいけない。
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6 コメント

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女の腐ったという表現は…。 (ブログ支持者)
2010-12-02 23:00:04
はじめまして。このブログには教わることが多いのですが、「女の腐った」という表現はいかがなものでしょうか。進歩差的かつ柔軟な思考の持ち主と思われるブログ主さんも、ある一面では旧態依然とした男性なんでしょうか?
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ブログ支持者さんへ (プレカリアート)
2010-12-03 05:22:43
拙ブログへの応援有難うございます。ところで、この「女の腐った」云々のくだりに関しましては、実は書く際に私も迷ったのですよ。確かに男女差別的な表現ですからね。
ただ、この記事も職場新聞として出す以上は、読者に分かりやすく書かなければならないので、他に適切な表現が思い浮かばない中で、使ってしまったのです。何か他にぴったり来る表現ないですかね。職場新聞のほうはもう訂正は間に合いませんが、あればブログのほうだけでも訂正したいと思います。
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「女の腐った」云々の補足 (プレカリアート)
2010-12-03 18:14:18
ブログ支持者さんからのコメントもあったので、もう少し補足しておきます。実はこれには社畜批判の意味合いが含まれています。
かつての「総中流時代」に支配的だった、「会社に忠誠を尽くして、その見返りにマイホームと終身雇用を得る」という会社人間的な生き方から脱け出せない人が、新自由主義が猛威をふるう今になっても、まだまだいるでしょう。そういう人って、会社に不満を持っても愚痴どまりで、なかなか立ち上がろうとしない。そのくせ、その自分のだらしなさを棚に上げて、他人に根性論・精神論を押し付けたり、一端の愛国者気取りで、自分の生活保守主義を取り繕ったりするでしょう。
私は、そういう狡さが許せないのです。だから、そういう人にとって、一番こたえるであろう批判表現を、あそこで取ったのです。ああいう保守的・封建的な人にとっては、「女々しい」とか「女の腐ったような」と言われるのが、一番こたえると思ったので。
その事を通して、脱皮を促そうとしたのです。「もう今はそんな時代ではないだろう、それにいい加減気付けよ」という気持ちを込めて。
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Unknown (Bemsha)
2010-12-03 19:55:01
地道な職場活動をしておられるプレカリアートさんにこのようなことを書くのはとても心苦しいのですが・・・

私もやはり「女の腐った」と言う表現がとても残念に思いました。「読者に分かりやすく」するためにあえてこのような差別的表現をした,というのはある意味で読者のレベルを低く想定することであり,読者を愚弄することにもなってしまうのではないかと思います。
はたして生活保守主義者に響くかどうかも疑問です。
と言って私に良い表現がすぐ浮かばないので無責任なコメントになってしまいますが,やはりこの表現は避けて欲しかったです。

また,「社畜」や「奴隷根性」を云々するのに「北朝鮮」を持ち出すのもいかがかと思います。「北朝鮮」を引き合いに出さずともこの日本にすでに醜悪な天皇制という制度があるのですから,「目の前の天皇制をまず先に何とかしろよ」,あるいは「目の前の小天皇(=元請け,上司,管理職のこと)をまず先に何とかしろよ」と言った方が良いのではないでしょうか?

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少し冷静さを欠いていました (プレカリアート)
2010-12-03 22:58:41
 今、自宅に帰ってきて、改めてこの記事を読み返してみると、やはり少し冷静さを欠いていたように思います。
 問題箇所については削除します。別に削除した所で、「いつまでもグチグチと女の腐ったのみたいに」から「いつまでもグチグチと」に変わるだけで、何も別の表現に置き換えなくとも、文意はそのまま通じるのに、その事にすら気付かなかったのですから。

 「社畜」や「奴隷根性」を云々するのに「北朝鮮」を持ち出したのは、延坪島砲撃事件や尖閣諸島事件がらみで、最近何かと北朝鮮や中国が話題に出るからです。それも、本当に北朝鮮や中国の問題を憂えるのではなく、単なる鬱憤晴らしのネタとして、自身は安全圏に身を置きながら、誰でもお手軽にバッシング出来る対象として。

 実際に私の職場でも、BGMの見直し一つ言い出せないくせに、休憩室のテレビニュースで北朝鮮・中国の話題が出る度に、自分の「奴隷」度を差し置いて、これらの国の事ばかり悪し様に言う人が少なくありませんでした。それが脳裏の片隅にある中で、今回はついつい筆が滑ってしまいました。
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残業拒否闘争突入! (プレカリアート)
2010-12-04 22:48:08
 既に職場新聞は休刊中なので、こちらで近況報告をします。
 現在、残業拒否闘争に入っています。突入のきっかけは、さる11.24団交での総務部長の発言です。その場で私が、残業当番でのPC積み替え作業の危険性を指摘した際に、「君を残業メンバーから外せば良いのだろう」という「問題のすり替え」策に出てきたのです。危険作業自体を無くさない限り、何ら問題解決にはならないのに。
 この総務部長の対応は、正に「臭い物に蓋」以外の何物でもありません。しかし、会社側がそう出てくるのなら、寧ろそれを逆手にとって、この際、積極的に残業拒否闘争に打って出る事にしました。

 この部長に限らず、会社側の対応というのが、ひたすら自分たちの保身しか念頭にない事が、この間の経過の中で、既に白日の下に晒されています。
 これが普通の会社なら、如何に下請け企業と言えども、ある程度は元請企業や荷主にも要望や意見を出すものです。それが通るか否かはまた別としても。
 しかし、ウチの会社ときたら、ハナからそうする事を諦め、元請や荷主と一体となって、「合法であれば何をしても良い」という挙に出てくるのですから、お話になりません。これでは元請の只の傀儡・ロボットにしか過ぎません。下請企業としての存在価値は何もありません。

 会社がそう出てくるのなら、こちらも安全第一、保身第一で、自身の身を守る事を最優先せざるを得ません。そして、自分が残業拒否闘争(順法闘争、時限スト)を実践するだけでなく、周囲の同僚にもそれを呼びかけていくしかありません。「みんなも組合に入って残業を拒否すれば良いじゃないか」と。
 それを、大っぴらにやればまた会社から睨まれるので、こちらも様子を伺いながら、徐々に呼びかけて行こうと思っています。

 就業規則が手元に無いのではっきりした事は言えませんが、確か「正当な理由なく残業を拒否する事は出来ない」という項目があったように思います。しかし、これは逆に言えば「正当な理由さえあれば残業は拒否出来る」という事です。
 「今日はしんどいから、PC積み替え作業などで無理が続いているから、今後は定時で上がらせて貰う」と言えば良いのです。それで会社がゴチャゴチャ言ってきたら、こちらも関係法令とやらを持ち出してやれば良いのです。「人身の自由」「奴隷的苦役の禁止」が憲法18条でも保障されているのですから。
 確かに残業カットによる収入源は痛いですが、労災を蒙る事を思えば、まだそちらの方がよっぽどマシです。
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