発リンクとPageRankの関係、外部への発リンクを減らそう

SEOについて書かれたブログは非常に多い。ほとんどは、相互リンクをしましょうだとか、ソーシャルブックマークへのリンクを貼ろうだとか、まあ、間違ってはいないのだが、被リンクを得る方法について書かれた記事が圧倒的に多い、ほとんどはPageRankを上げるための対策である。発リンクを減らそう、みたいな記事は少ない。私が思うに、一つの発リンクによってどれだけ記事が充実し、その結果どれだけの被リンクが得られるのか、ということの方が重要だと思うのだが、どうだろう?

無駄な発リンクを減らそう

ほとんどの無料ブログサービスやサーバに設置して使うタイプのCMSでは、ヘッダーやフッター、それからサイドメニューは、すべてのページで共通だったりする。例えばこのFC2ブログもそうだ。私のブログも、フッターに4つの広告の発リンクがある。私のブログのページ数は今のところ26ページあるので、26×4=104、広告だけで104個の発リンクがあって、そこからリンクジュースが逃げている、100記事書いたら400個の発リンクだ、もったいない話だ!もし有料でリンクを買おう、なんて考えている人がいたら先に、有料で消せる広告があれば、広告を消す方が、検索エンジンスパムにもならないのでお勧めです。

ちなみに、無料ブログサービスのデフォルトで貼ってある広告なんかは、nofollowを使ってないことが多く、その広告へのリンクがリダイレクトされていたりして、知らないうちにリンク売買に加担していたなんてこともあるそうな。まあFC2ブログはそんなことはないだろうけど…

それから、以前FC2ブログでも有料プランができたことを紹介したが、有料プランでもフッターのところにある4つの広告は削除できない(泣)

ソーシャルブックマークへの発リンクは消そう

SEO対策でよく推奨されているのが、ソーシャルブックマークへの発リンクを貼って、ソーシャルブックマークからの被リンクを促そうという手法である。よくヘッダーやサイドバー、あるいは、ブログの全記事の下の方に、ソーシャルブックマークへの発リンク一覧、みたいなのが貼られているのを目にする。これもお勧めできないなぁ。

有名なソーシャルブックマークとして、はてなブックマークや、Yahoo!ブックマーク、ライブドアクリップなどがあるが、中には10個くらいのソーシャルブックマークのログインページへの発リンクをまとめたブログパーツなどがあって、さらにそのブログパーツを使うとさらに広告への発リンクも表示されるというものもある。

ソーシャルブックマークを効果的に使うには、自作自演のブックマーク、もしくは、相互ブックマークなどが効果的な使い方である。それに、Windowsにはお気に入りというブックマーク機能があるので、ソーシャルブックマークでは、「気に入ったサイトだからソーシャルブックマークしよう!」とはならないだろう。わざわざリンクを貼ることはない。

ただしGoogle+1ボタンくらいは発リンクもないし、貼っておいてもいいかもしれない。ウェブマスターツールでも、Google+1を検索エンジンのアルゴリズムに利用するかもしれない、と書いてあった。

Twitterへの発リンクといいね!ボタンを消そう

これも発リンクにカウントされる可能性がある、SMO(ソーシャルメディア最適化)の効果を否定するわけではない。ただ、フェイスブックを使っていないのにいいね!ボタンを付けてもあまり意味はないということで、活発に使っているわけではないSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)への発リンクは消した方がよということだ。SMOに関しては後に記事にしようと思っている。

ブログランキングへの発リンクを消す

私はブログランキンングに10個ほど参加しているが、ブログの書き始めは、検索エンジンにIndexされていないので、ブログランキングや相互リンクから、またはコメントなどから、SNSでの宣伝からアクセスを稼ぐしかない。とにかくお客さんに来てもらって、記事を読んでもらわないことには、オーガニックな被リンクなどは起こりえないのである。

検索エンジンからのアクセスが増えてきたら、効果の薄いと思われるブログランキングへの発リンクは削除するなり、アクセスアップに貢献しているブログランキングなら、トップページだけに1個か2個表示させるくらいでいいと思う。サイドバーにブログランキングへの発リンクを設置したりすれば、記事が増えれば増えるほどPageRankに悪影響をあたえ、結果的に検索エンジンからのアクセスを減らすことにつながる。アクセス解析を行ってどこからお客さんが来ているか把握しておくことが重要だ。

FC2ブログ独自の発リンクを消す

FC2ブログ独自の発リンクというのもある。例えば「FC2拍手」「FC2拍手ランキング」これも発リンクになる。
FC2拍手ランキングなどは上位10サイトしか表示されないので、アクセスアップに効果があるのは、1部のスパマーだけだ(笑)。

「FC2ユーザータグ」、これは発リンクしなくてもユーザータグを設定しておけば、FC2ユーザータグで検索したタグから読者はやってくる。ユーザータグは表示してもいいが、発リンクする必要はない。

「ジャンル」と「テーマ」への発リンク、これも発リンクする必要はない。発リンクしなくても、「ジャンル」と「テーマ」を設定しておくだけでよい。発リンクは不要だ。

発リンクとPageRankの関係

PageRankのアルゴリズムは、現在のところどのようなものになっているか、詳細なところはGoogleは公表していない。しかし、被リンクがPageRankにプラスの影響を与え、発リンクがPageRankにマイナスの影響を与えてることは、確実だ。そして理論的には、外部への発リンクを1つ減らすことができれば、PageRank評価の元となるリンクジュースを発リンク1つ分、内部にリンクジュースを回すことができる。

PageRankは200個くらいあるGoogleの検索エンジンアルゴリズムの一つにすぎないが、検索結果の順位決めに、けっこう大きな割合でかかわってくる、それは検索で上位表示された、サイトのPageRankを見れば明らかだ。

発リンクとPageRankのまとめ

・アクセス解析をうまく使って、発リンクとトラフィックの関係を考えよう。
・被リンクを得ようとする前に、アクセスアップやSEOに関係ない発リンクを減らそう
・ヘッダーやフッター、サイドバーからの発リンクが多いと、サイトのページ数を増やすと爆発的に発リンクが増えてしまう。なるべく個別ページから発リンクするようにしよう。

おわり
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